光・電子デバイス事業部

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世界で初めて、40km伝送可能なCFP MSA仕様準拠40ギガビット光トランシーバを開発

2010年9月16日
住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社は、40km伝送が可能であり、活線挿抜可能な光トランシーバの新しい共通仕様(CFP MSA(※1)仕様)に準拠した40ギガビット光トランシーバの開発に世界で初めて成功しました。

40ギガビットイーサネット40km伝送対応CFP光トランシーバインターネット映像配信サービス等の急速な普及に伴い、伝送容量の更なる大容量化が求められています。IEEE802委員会(※2)では、現在の主流である10ギガビットイーサネットの次世代伝送速度である40ギガビット及び100ギガビットイーサネットの標準化を本年6月に完了しました。当社は、このIEEE802委員会の標準化作業と並行して、40ギガビット及び100ギガビットインターフェースを有し、活線挿抜可能な光トランシーバ(CFP)の共通仕様(CFP MSA仕様)の策定を主要メーカ3社(Avago社、Finisar社、Opnext社)と共に進め、本年6月には、その最新仕様を公開しました。

当社は、昨年9月に10km伝送用40ギガビットCFP光トランシーバを世界で初めて開発し、販売を開始していますが、新たに、40km伝送対応品の開発にも世界で初めて成功しました。今回、当社が開発した光トランシーバの主な特長は次の通りです。

(1)10km伝送用と同じ1300nm帯4波長CWDM(※3)用レーザダイオードを光送信部に採用

10km伝送用と40km伝送用の光波長を1300nm帯4波長(1271、1291、1311、1331nm)に共通化することで、伝送装置の距離変更を容易に行うことが可能となります。

(2)光受信部にアバランシェ型フォトダイオードを採用

光受信部にアバランシェ型フォト・ダイオード(※4)を採用することにより、光受信感度を10km品仕様対比で約10倍に高め、10km伝送用の光送信部を用いながらも40km伝送を可能としました。

(3)低消費電力を実現

無温調CWDM用レーザダイオードとアバランシェ型フォトダイオードの採用により、40km伝送用でありながら、10km伝送用と同じ8W以下の低消費電力を実現しました。

本製品のサンプル出荷は2010年度第4四半期を予定しており、2011年度の第3四半期には、当社100%子会社の住友電工デバイス・イノベーション(株)にて量産を開始する予定です。

以上

  1. ※1 MSA
    Multi Source Agreementの略。製品のパッケージサイズ、ピン配置を初めとするスペックを複数のベンダ/ユーザ間で共通化することで、製品の安定した供給体制を確立する手法
  2. ※2 IEEE802委員会
    米電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)においてLAN(Local Area Network)の標準化を進める組織
  3. ※3 CWDM
    Coarse Wavelength Division Multiplexing 低密度波長多重(波長間隔は約20nm)
  4. ※4 アバランシェ型フォトダイオード
    高電圧を印加することで生じるアバランシェ(電子なだれ)増倍という現象を利用して受光感度を向上させたフォトダイオード

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