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プレスリリース

鋼芯放電カットワイヤー『スミスパークガンマ』新ラインナップ(直径0.03mm、0.04mm)販売開始

製品・技術情報

2015年8月18日
住友電気工業株式会社

このたび、当社100%子会社の住友電工スチールワイヤー株式会社は、放電カットワイヤー*1『スミスパークガンマ』のラインナップを充実させました。

スミスパークガンマは、高強度ピアノ線を芯材として周りに黄銅(銅と亜鉛の合金)を被覆した放電カットワイヤーです。被覆材に黄銅の亜鉛比率が高いガンマブラス*2 を使用することで従来の放電カットワイヤーよりも高い放電加工速度を実現し、またその細さから高精度な加工に適しています。また、新しい製造プロセスを導入することで、優れた高強度性、真直性(まっすぐな状態)を実現しています。

放電カットワイヤーに求められる特性は、①加工速度が速い、②放電加工中の断線が少ない、③真直性が高い、の3点ですが、当社製品のスミスパークガンマは全てにおいて従来品より優れた特性を有しています。2014年4月から直径0.05mm、0.07mm、0.10mmを発売しております。

このたび新たに販売を開始した直径0.03mm、0.04mmは、精密機器部品の製造において、より微細な加工を実現したいとの要望に応え開発したものです。超精密金型、医療用等、よりいっそう高精度な加工が求められる用途への使用が見込まれています。

住友電工グループでは、汎用の黄銅線、微細加工用のタングステン線の製造販売を行っており、鋼芯放電カットワイヤーのサイズ構成を充実することで多様化する放電カットワイヤーのニーズに応えていく方針です。

  • スミスパークガンマ

    スミスパークガンマ

  • 放電カットワイヤー使用例

    放電カットワイヤー使用例


*1 放電カットワイヤー(Wire for Electrical Discharge Machining):放電加工に使用する電極ワイヤー。電圧をかけたワイヤーを加工対象物に近づけた際に発生する放電エネルギーを用いて金型などの加工を行う。一般的に高精度な加工には0.1mm以下の細いワイヤーが使用される。

*2 ガンマブラス:ブラス(黄銅)めっきの一種。

以上

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