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プレスリリース

ベトナムで建設中のラックフェン橋へPC鋼材を納入

製品・技術情報

2017年1月30日
住友電気工業株式会社

当社子会社の住友電工スチールワイヤー(株)は、ベトナム・ハイフォン市に建設中のラックフェン国際港へのアクセス道路・橋梁工事に、ポリエチレン被覆内部充てん型エポキシ樹脂被覆PC鋼より線(以下、PE被覆ECFストランド)を納入しました。

現在ベトナム政府は、ラックフェン国際港建設プロジェクトに取り組んでおり、その一部である港に至るアクセス道路・橋梁を、三井住友建設(株)と現地建設会社による共同企業体が建設しています。その橋梁に、住友電工スチールワイヤー(株)が開発、製造しているPE被覆ECFストランドが採用され、2016年12月までに約1,200tの納入を完了しました。本アクセス道路内のラックフェン橋は橋梁区間5.4kmを超え、ベトナムで最長の海上橋梁となります。本製品が海外で大規模に適用されるのは初めてです。

PE被覆ECFストランドは、ポリエチレン(PE)樹脂とエポキシ樹脂の二重被覆による高い耐食性と堅牢性を特徴としています。また架設現場でのポリエチレン管接続やグラウト*注入作業が不要となるため、工期短縮と省力化にも大きく寄与しました。

橋梁は2017年5月に完成予定で、ベトナムでの物流の大動脈として経済発展に大きく貢献することが期待されています。

建設中のラックフェン橋(写真提供:三井住友建設(株))

建設中のラックフェン橋(写真提供:三井住友建設(株))

  • 橋桁内部に配置されたPE被覆ECFストランド

    橋桁内部に配置されたPE被覆ECFストランド

  • PE被覆ECFストランド

    PE被覆ECFストランド

工事概要

工事名 ラックフェン国際港建設事業(道路・橋梁)
発注者 ベトナム国運輸省
設計 オリエンタルコンサルタンツ、パデコ、日本工営、日本構造橋梁研究所 の4社でのJV
施工 三井住友建設、チュオンソン、シエンコ4の3社でのJV
施工場所 ベトナム・ハイフォン市 ハイアン~カットハイ地区
工期 2014年5月~2017年5月
橋長 計5,443m

* グラウト:セメントミルクや樹脂などの防錆剤。

以上

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