ホーム > 企業情報 > プレスリリース > 高密度地上デジタル自主放送用一体型センター装置の出荷を開始

プレスリリース

高密度地上デジタル自主放送用一体型センター装置の出荷を開始

製品・技術情報

2017年3月10日
住友電気工業株式会社

当社は、高密度実装により従来比約3分の1の省スペース化を実現する地上デジタル自主放送用一体型センター装置「DME-3703」を開発し、ケーブルテレビ事業者向けに出荷を開始しました。

地上デジタル放送ネットワークでケーブルテレビ自主放送を行っているケーブルテレビ局において、低価格、省スペース、低消費電力で専用制御装置を用いずに放送を運用可能である装置の要望が高まっています。

これまで地上デジタル自主放送には、エンコードおよび多重化処理を行う「HD/SDセンター装置」、自主放送を地上デジタル放送と同じ信号方式のOFDMで変調する「OFDM変調器」、電源ユニットを2つ以上搭載した「冗長電源装置」と、3台の装置が必要でしたが、このたび当社はこれらの機能を高密度実装により一体化した「DME-3703」を開発し、製品化いたしました。

本製品は地上デジタル自主放送に必要な機能を1H(高さ49mm)サイズ筐体に全て集約することで、従来の3分の1への省スペース化、及び低価格化を実現しました。
これにより、ケーブルテレビ事業者における地上デジタル自主放送のハイビジョン同時2番組放送及び第二ネットワーク(2つめのチャンネルサービス)構築、ならびに、2018年の高度BS本放送の開始に向けたヘッドエンドスペースと電源環境の確保を強力に後押しします。

高密度地上デジタル自主放送用一体型センター装置

製品の主な機能

高画質・高機能でご好評をいただき、全国90局(200台)以上の納入実績のある現行製品「DME-3701」の機能を維持しつつ、新たな機能を追加しました。

現行製品「DME-3701」の機能
  • 高画質HD同時2番組エンコード及び多重
  • まだら放送対応(ビットレート可変)
  • データ放送ラジオ対応
今回「DME-3703」に追加された新機能
  • OFDM変調機能内蔵(120dBuV高出力対応)
  • 簡易EPG(電子番組表)運用により専用制御装置なしのスタンドアロン運用が可能
  • TSoverIP出力(RFとIPのマルチ出力)
  • 拡張EPG送出対応(番組詳細情報)
  • 電源冗長対応による運用信頼性向上

以上

ページの先頭へ