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プレスリリース

米国の大手通信機器メーカーADTRAN社とアクセスネットワーク機器事業分野で戦略的業務提携を開始

経営

2018年3月20日
住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区、社長:井上 治、以下 当社)は、米国の大手通信機器メーカーADTRAN, Inc. (本社:米国アラバマ州、会長兼CEO:Thomas Stanton、以下 ADTRAN社)とグローバル市場での戦略的業務提携に合意し、当社の北米CATV事業者向けアクセスネットワーク機器事業に係る営業・現地サポート業務の移管、技術ライセンスの供与、製品供給などを骨子とした契約を締結いたしました。

当社のアクセスネットワーク機器事業は、国内大手通信事業者やCATV事業者向けに多数の実績を有しています。また、他社に先駆けて提供を開始した10G-EPON製品は、国内はもとより北米でも実運用が進んでおり、大容量化する映像・インターネットサービスや企業向け広域ネットワークを支える機器として世界規模での需要拡大が見込まれています。

そのような背景の中、当社は、10G-EPON製品を中心としたアクセスネットワーク機器事業のグローバル展開を加速させるため、北米や欧州で通信事業者向けネットワーク機器の製造・販売を手掛けるADTRAN社との戦略的業務提携に合意しました。

本提携により、これまで当社単独で行っていた北米CATV事業者への営業・現地サポート業務をADTRAN社へ移管します。また、当社は、ADTRAN社へEPON製品を供給することに加えて、ADTRAN社の先進的なSDN*1技術やNG-PON2*2製品、G.fast*3を搭載した製品を活用することで、アクセスネットワーク機器事業の拡大を目指していきます。

お互いのノウハウやリソースを活かし、両社の製品や技術を補完し合うことで、それぞれの事業のさらなる発展強化が期待できます。当社は、引き続きEPON製品の拡販を推進すると共に、今後のアクセスネットワークにおける多様なニーズに応える製品を提供してまいります。

ADTRAN社の概要

社名 ADTRAN,INC.
設立 1985年
本社所在地 米国アラバマ州ハンツビル市
資本金 498百万米ドル
事業内容 北米・欧州の通信事業者向けネットワーク機器の製造・販売

*1 SDN:
Software Defined Networkの略。ソフトウェアによって仮想的なネットワーク環境を作ること。

*2 NG-PON2:
Next Generation Passive Optical Network 2の略。時分割多重方式に波長分割多重方式を組み合わせることにより、40Gbps級の通信速度を実現する光アクセスシステム。

*3 G.fast:
電話回線に使用されるメタルケーブルを用いて超高速アクセスを実現する技術。カバーエリアは200m程度まで。最大通信速度は2Gbps程度。

以上

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