有害化学物質の排出の削減、全廃を目指して
当社グループは、揮発性有機化合物(VOC)排出量の削減やトリクロロエチレンなどの有害な塩素系VOCの使用全廃など、環境汚染の原因となる有害化学物質の削減に取り組んでいます。PRTR法に基づく届け出については、当社で開発したPRTRシステムで取扱量を把握、排出・移動量を算出し、
毎年度の届出を行っています。
なお、代替フロンの使用については2004年度に全廃しています。
VOC排出量の削減
当社は、2006年から当社と国内関係会社において1事業所からの1物質当たりの年間排出量が5トン以上の揮発性有機化合物(VOC)を対象に大気への排出量を削減する活動を進めてきましたが、なお一層のVOC排出量の削減を図るために「アクションECO-21(Phase Ⅳ)」では年間排出量が2t以上の部門および関係会社に活動対象を拡大するとともに、海外でも削減活動を開始しました。
当社および国内関係会社につきましては2010年度に排出量を2009年度比3%削減する目標を設定し活動を進めましたが、製造工程でVOCを使用する製品の生産増加のため2010年度の排出量は2009年度比3.5%の増加となりました。
海外関係会社につきましては年間排出量が5トン以上の会社を対象に2012年(暦年)に排出量を2009年(暦年)比2%削減する目標を設定し活動を開始しました。
トリクロロエチレン等の全廃
当社グループは、トリクロロエチレンなどの大気汚染防止法で有害大気汚染物質に指定された塩素系VOCの使用全廃に海外を含めグループ全体で取り組んできました。その結果、現在ではこれらの使用を残す関係会社は洗浄剤としてトリクロロエチレンを使用する国内1社のみとなり、この1社についても2011年度内の使用全廃の目途付けができました。
PRTR法指定化学物質の排出・移動量
当社及び国内関係会社では、PRTR法[※]に該当する化学物質について、当社で開発したPRTRシステムで取扱量を月次把握するとともに、排出・移動量を算出し、法に基づき年度毎の届出を行っています。届出にもれや誤りのないよう届出部門責任者がチェックし、さらに安全環境部が確認しています。
※PRTR法 特定化学物質の環境への排出量の把握および管理の改善の促進に関する法律
PRTR法指定化学物質の排出・移動量
ダイオキシン類への対応
当社グループでは、富山住友電工株式会社のアルミニウム合金製造施設と排ガス洗浄処理施設がダイオキシン類特定施設となっていますが、排出基準値以内で問題がないことを確認しています。
アスベストへの対応
労働安全衛生法の改正により、アスベストの製品への使用が禁止されていますが、当社ではアスベストを他の材料へ代替する作業を完了しており、現在アスベストを使用している製品はありません。
過去にアスベストを使用した製品は、耐火耐熱を要する電線・ケーブル及び付属品の一部、耐摩耗性を要するディスクブレーキ用パッド等がありました。いずれの製品も通常使用時は、アスベストが飛散する恐れはありませんが、解体時の切断や破砕作業では粉塵が発生する可能性があります。破棄に関しては「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に則り、製品を納入したお客さまに情報の提供を行い、適正な処理をして頂いています。
また、2005年7月に施行された「石綿障害予防規則」に従って建物等におけるアスベスト使用部位の状況調査を当社グループ全体に渡って実施し、全て問題のないことを確認しています。該当箇所については、石綿等の除去、封じ込め、囲い込み等の措置を完了しています。
土壌・地下水に関する取り組み
2001年8月に汚染状況を公表した主要3製作所(大阪、伊丹、横浜)をはじめ、これまでの調査で汚染が確認された国内事業所では土壌の入れ替え、地下水の揚水浄化、土壌ガス吸引の方法を用い、浄化対策を継続して実施しています。また定期的に地下水モニタリングを実施し、敷地外に汚染が漏洩していないことも確認しています。