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伝搬するモードが一つしかないSMファイバに対し、複数のモードが伝搬するファイバをマルチモードファイバと言います。
マルチモードファイバでは伝搬するモード間の時間差による信号歪が発生しやすくなりますが、ファイバの屈折率分布を制御する事により(図1参照)、モード間の時間差を低く押さえることができます。図1に示すようにコアの中心部から半径方向に向かって屈折率が低くなるように分布を持たせています。伝搬するモードの内、低次のモードは高い屈折率の部分を通るため、伝搬距離は短いのですが光の伝搬速度は相対的に遅くなります。一方、高次のモードはコアの周辺部を伝搬するため伝搬距離は長いのですが、屈折率が低いため伝搬速度は相対的に速くなります。このように屈折率に変化をもたせ、モード間の伝搬時間差を低減するように設計された光ファイバがグレーデッドインデックス(GI)ファイバです。SMファイバに比べ比較的損失が高いため、長距離の伝送には適しませんが、中、短距離では充分帯域も広く、接続も容易という特徴があります。 |