プロジェクトid 社会課題への挑戦 世界の社会インフラを支えるPC鋼材の持つパワーとその可能性

持続可能な社会の実現に向けてインフラを整備せよ 〜新名神高速道路から東北復興支援、そして海外へ〜

建設が進む新名神高速道路(楊梅山高架橋)
移動作業車32基同時施工の様子は一刻を争う工事現場を物語る。

経済活動や社会生活の基盤となる道路網。日本は高度経済成長期に高速道路の整備を急速に進めた。

現在では、経年劣化に伴う改修の必要がある一方で、持続可能な社会インフラとしての新たな開発要請も高まっている。

日本の高速道路は山間部や河川などを通過することから、必然的に橋梁が必要とされるが、現在、橋梁建設には多岐にわたる社会的課題が存在する。安全性はもちろんのこと、省力化・省人化、工期短縮などによる生産性向上、さらには長寿命化や環境負荷低減など、かつてのインフラ整備とは異なる新たな課題が山積しているのだ。

住友電工は、橋梁建設に際してこれらの課題解決を支援する取り組みを推進。

それが、高強度・高耐久の特性を有する高機能「PC鋼材」の供給である。

長大橋梁建設に不可欠
知られざる「PC鋼材」のチカラ

PC鋼材とは、PC(プレストレストコンクリート)に使用される材料で、高い張力と優れた靱性(材質の粘り強さ)を兼ね備えた高強度鋼材である。通常のコンクリートでは、圧縮力に強い反面、引張力に弱いという弱点がある。

この課題解決に極めて有効なのが、鉄筋の5〜7倍の強度を持つPC鋼材であり、現在、コンクリートの長大橋梁建設においては、ほとんどPCが採用されている。PC構造では油圧ジャッキでPC鋼材に引張力が与えられる。そのPC鋼材が縮もうとする力をコンクリートに伝えることでひび割れの発生を抑制し、構造物の強度と健全性を確保するという原理だ。

PC鋼材

写真提供は上下共に三井住友建設(株)

新名神プロジェクトを支えたPC鋼材技術
〜武庫川・安威川・楊梅山高架

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