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2007年10月5日 住友電工ハードメタル株式会社
産業機械分野では鋳鉄、ダクタイル鋳鉄などが多く使用されていますが、近年の生産量の増加や、製造ラインのマシニングセンタ化などにより切削加工の高速、高能率化が強く要求されています。加えて、被削材の難削化などによる切削時の抵抗を低減するため、工具形状の複雑化も加速しています。
当社はこれらのニーズを受け、独自の高精度造形技術を駆使した無研磨縦型刃先交換式チップ「エースコートACKシリーズ」を搭載する「SEC-スミパワーミルPWC型」を開発しました。本製品は、2006年IMTS(全米国際工作機械見本市)で発表、米国にて先行販売を行い好評を得ておりますが、今般、さらに欧州、日本国内での販売を本年10月より開始します。
本製品の特長は以下の通りです。
(1)
送り速度2m~3m/minの高能率加工
刃先強度の高い縦型刃先交換式チップの採用により、送り、切り込みなどの厳しい切削条件にも耐えることができます。また、設計面の制約も少ないことから多刃設計が可能となり、チップの刃先強度と相まって送り速度2m~3m/minの高能率加工を実現します。
(2)
無研磨縦型刃先交換式チップの採用
これまで、縦型刃先交換式チップは研磨、成形加工によってしか製作できなかったため、形状の自由度が低く、価格も一般刃先交換式チップに比べ高いという問題がありました。これに対して、当社では独自の高精度造形技術を開発し、切れ刃の形状設計に自由度を付加するとともに無研磨仕様での製品化を可能にしました。
(3)
新コーティング材質「エースコートACKシリーズ」の採用
近年、カッタには使用条件の高速、高送り化に加え、加工のドライ化が進む中さらなる耐摩耗性、耐熱性が要求されています。また、鋳鉄加工では黒皮肌や組織のチル化、砂かみなどの不安定要因などもあり、強度面での信頼性が求められています。「エースコートACKシリーズ」はこれらの環境下でも優れた性能を発揮し、汎用用途から高速、湿式、ドライ加工までの幅広い領域をカバーします。
【ラインナップ】 ボディ)工具径:φ80-200、刃数:標準、多刃仕様・・・計10アイテム チップ)ブレーカ:汎用G型、刃先強化H型、材質:ACK200、ACK300・・・計4アイテム
【販売計画】 初年度:3億円、3年後:7億円
【価格】 ボディ)PWC4100R・・・113,000円(税抜) チップ)LNMX160808PNSN-G(ACK200)・・・1,420円(税抜)
以上