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光リンクとは、光ファイバの端末に接続される、電気信号を光信号に変換する光送信機(トランスミッタ)、入力された光信号を電気信号に変換する光受信機(レシーバ)、光送信機と光受信機を一体化した光トランシーバの総称で、光通信網の発展に伴い、ますます重要度を増しています。当社は、1980年代前半にLAN(*1)規格の一つであるFDDI(*2)に準拠した光リンクの開発に着手し、1985年には発光素子である1.3μm帯内製LED(*3)と受光素子である内製PD(*4)を組み込んだ伝送速度125Mb/sのFDDI用光リンクの開発に成功し、量産を開始しました。
1980年代後半以降は、SDH(*5)に代表されるWAN(*6)用光リンクの開発を中心に展開し、1992年にFP-LD(*7)を使用した156Mb/s対応SDH用光リンク及びDFB-LD(*8)を使用した622Mb/s対応SDH用光リンクの量産を開始したのを皮切りに、1994年には2.5Gb/s対応、2000年には10Gb/s対応のSDH用高速光リンクの量産を開始しました。
現在では、LAN市場で培った価格競争力とWAN用製品の高信頼性技術を組み合わせて、Small Form Factor(SFF)やSmall Form Factor Pluggable(SFP)と呼ばれる超小型光リンクを主力製品として、世界中の大手通信機器メーカに納入しており、このほど光リンクの累積出荷数が1,000万個を突破しました。
当社の光リンク事業は、競合他社と比較してWAN用光リンクの出荷比率が高いという特徴があり、WAN用光リンクでは高い競争力を有しています。2008年末にはWAN用光リンク単独でも累積出荷数量が1,000万個を突破する見込みです。
当社は、一層の生産能力増強と製造リードタイムの短縮を実現すべく中国蘇州に住友電工(蘇州)光電子器件有限公司を2007年4月に設立し、光デバイス製造から光リンク組立までの一貫生産を本年4月より開始しました。これによって生産能力は2009年3月末までに2007年度対比50%増となる予定です。当社は、今後ともWAN用光リンクを中心に高品質の製品を全世界のお客様に安定供給してまいります。
以上
【語句説明】
(*1)LAN:Local Area Network、構内通信網
(*2)FDDI:Fiber-Distributed Data Interface、米国規格協会(ANSI)によって標準化されたマルチモード光ファイバを伝送媒体とした伝送速度125Mb/s、最大2kmの伝送を実現する高速光LANの規格。
(*3)LED:Light Emitting Diode
(*4)PD:Photo Diode
(*5)SDH:Synchronous Digital Hierarchy、国際電気通信連合(ITU)によって標準化されシングルモード光ファイバを適用した公衆通信網の世界統一規格。米国ではSONETの名称で用いられる。
(*6)WAN:Wide Area Network、広域通信網
(*7)FP-LD:Fabry-Perot Laser Diode、伝送距離数kmの比較的短距離で使用されるレーザーダイオード
(*8)DFB-LD:Distributed Feedback-Laser Diode、光ファイバの分散の影響を受けにくい、長距離伝送向けレーザダイオード
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