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プレスリリース 2010年

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社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)

2010年1月4日
住友電気工業株式会社
社長 松本 正義

 世界経済は、欧米では金融システム不安が払拭されず、日本もデフレの継続、円高の進行など、景気の二番底が憂慮される予断を許さない状況にあります。一方、中国をはじめ新興国の存在感が増し、世界経済の多極化が加速する中、地球温暖化や水・食糧問題の顕在化、資源価格の高騰も懸念されるなど、大きな構造変化、パラダイムシフトが胎動しています。ふり返ると住友電工グループは、数々の困難を乗り越え、次の成長へのバネとしてきました。本年は、揺るぎない不易の理念である「萬事入精」、「信用確実」、「不趨浮利」を基盤に、積極進取の精神を発揮し、各人の業務、事業の果敢な変革と、環境変化に柔軟に対応できる強靭な企業体質の構築が必須です。

 以上を踏まえ、本年は次の3つの事項を要望します。

 第一の要望事項は、『たゆまぬ改善活動と結果へのこだわり』です。
 グループ全員が、アンテナの感度を高め、SEQCDD(*)に対する顧客や社会の要求がスピーディに変化していることを認識し、常に自身の業務への問題意識に磨きをかけ、現場・現物・現実の三現主義の徹底により潜在的な問題点を発掘し、後戻りしない対策のたゆまぬ実行をお願いします。
  密接なコミュニケーションを基礎に、適度な緊張感と思いやりの精神を保持し、全体最適を考えた「自工程完結」の実現に向け、結果へのこだわりを持った、SEQCDDをはじめとする改善活動の展開を要望します。
(*)SEQCDD:「S:安全、E:環境、Q:品質、C:コスト、D:物流・納期、D:研究開発」
 二点目の要望事項は、『定量化の習慣を身に付ける』です。
 事業環境がダイナミックかつスピーディに変化し、住友電工グループも拡大、グローバル化が進展する中、目標達成のプロセスにおいて、数量や時間を明らかにし、具体的な対策を考える「定量化」が特に重要になります。関係者の間で、出口(具体的な目標や方法)と時間軸(達成までのスケジュール)を明確化し、共有化を進めることで、各人のベクトルを合わせ易くなりますので、「定量化」の習慣を身に付けるようお願いします。
  かつて暗黙知は、企業の強みとして、時間をかけて伝承していましたが、多様化、グローバル化が急速に進展する現在においては、今後の事業展開の大きなリスクにもなりかねません。従って暗黙知は、まずは標準化を検討するとともに、数値や文章でマニュアル化するなど、形式知化を図り、関係者による共有化を進めるようお願いします。そして、形式知化の推進により、真に重要な暗黙知を浮き彫りにし、その一層の研鑽と継承について粘り強く取り組むよう要望します。
 三点目の要望事項は、『気合いを入れていこう!』ということです。
 「萬事入精」は、商売事はもとより、まず一人の人間として、何事も誠心誠意を尽くすことを説いた、住友事業精神の基本とも言うべき言葉です。この激動期においてこそ、一人ひとりの心の持ち方で結果は大きく変わります。「進取の気性」、「旺盛なる冒険心」、「革新的指向」、「目的達成意欲」をもって、「人事を尽くして天命を待つ」の心境で誠心誠意、業務にあたるようお願いします。また、仕事をする時は徹底的に、休む時はきちっと休むというメリハリのある働き方で、ワークもライフも充実した人生が送れるよう、日常の健康管理に留意し、業務の見直しや効率化の推進をお願いします。

 住友電工グループのあるべき将来像、「Glorious Excellent Company」を実現するために、コンプライアンスと企業倫理の維持を肝に銘じ、健全な危機意識のもと、「たゆまぬ改善活動と結果へのこだわり」、「定量化の習慣を身につける」、「気合いを入れていこう」の三点を、明るく、元気よく前向きな姿勢で、日々の業務で実践することをお願いします。

以上

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