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プレスリリース 2011年

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鋳鉄旋削用新材種「エースコートAC420K」を開発

2011年2月1日
住友電気工業株式会社

 当社は、超硬切削工具需要の中で大きな位置を占める鋳鉄加工の中でも、工具寿命が不安定となりがちな断続加工や鋳肌の粗取り加工において、従来材種の1.5倍以上の長寿命と抜群の信頼性を実現するCVDコーティング材種「エースコートAC420K」を開発し、本年2月1日より発売しました。

「エースコートAC420K」刃先交換チップ 鋳鉄は、日用品から原子力、自動車のエンジン、クランクシャフト、カムシャフト、ブレーキディスクなど様々な用途で使われる、硬さと粘り強さ、防振・防音、耐熱性を備えた、鉄と黒鉛の複合材料です。

 

 近年、自動車分野では、地球環境への配慮から各部品の薄肉・軽量化を目的として、ねずみ鋳鉄(普通鋳鉄)から、より強度が高く被削性の悪い、球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)が用いられるケースが増加しています。また、部品加工の現場では、加工コスト削減のため、複雑形状における断続加工や、鋳肌をそのまま加工する粗取り加工など、過酷な切削環境が増えており、長寿命を安定して発揮する工具へのニーズが高まっています。
  こうしたニーズに応えるべく、当社は、被削性の悪いタグタイル鋳鉄の断続加工はもちろん、鋳肌加工でも長寿命を発揮する工具新材種「エースコートAC420K」を開発しました。
  本製品の特長は以下の通りです。

(1)

粗加工における耐摩耗性を大幅に向上

 当社独自の微細・平滑CVDコーティング「スーパーFFコート」技術による、平滑で高強度なα-アルミナ膜を採用することにより、従来材種と比較して鋳肌の粗取り加工における耐摩耗性を1.5倍以上向上しました。

 

(2)

断続加工での信頼性を大幅に向上

 高強度の超硬合金母材、膜構造の採用、さらにコーティング膜表面への特殊な表面処理により工具強度を向上、信頼性を大幅に高めました。これにより、不安定な鋳肌の加工や断続加工における耐チッピング性を、従来製品比1.5倍以上向上しました。

 

 

 販売価格は当社従来品と同設定です。本製品の適用により、鋳肌の違いによる工具寿命のバラツキを抑制でき、安定した工具交換サイクルと、加工コストの大幅削減を実現します。

 また、鋳鉄旋削用途において、鋳肌・断続加工を得意とする今回の「エースコートAC420K」と、連続加工から弱断続加工まで汎用的に使える「エースコートAC410K」と合わせることで、鋳鉄旋削加工の大幅な効率向上、加工コストの削減が可能となります。

 

「エースコートAC420K」概要

 

【ラインアップ】

 ネガティブ型: 90アイテム

 ポジティブ型: 48アイテム

 合    計: 138アイテム

 

【販売計画】

 初年度: 2億円
 3年後: 6億円

 

【標準価格】

 標準品 CNMG120408N-GZ・・・770円(税込808円)

 

【リリース時期】

 上記「ラインナップ」に示す計138アイテムを、2011年2月1日より発売。

以上

 

・「エースコート」、「スーパーFFコート」は、住友電気工業株式会社の登録商標です。

 

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