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SRS(Supplemental Restraint System)は一般的には"エアバッグシステム"として知られている衝突時の乗員安全確保を目的としたシステムです。今回開発した「車載SRSユニット用コネクタ」は、その心臓部ともいうべき制御用機器に搭載されており、安全性を確保する上で重要な部品です。
SRSユニット用コネクタでは、システムの確実な動作保証(乗員の安全確保)の観点からコネクタ結合時のワイヤーハーネス側コネクタと機器側コネクタとの半嵌合状態(コネクタ同士が最終状態まで完全に結合されていない状態)を確実に避ける必要があります。このたび開発した「車載SRSユニット用コネクタ」では、これに対応すべく、通常のコネクタと異なり「嵌合検知システム」(Engagement Detection System)機構を採用し、接続信頼性の向上を図っています。
また、コネクタの要素技術として、機器側コネクタと基板接続部に「プレスフィット(Press-Fit)接続」と呼ばれる無はんだ接続技術を採用しています。プレスフィット接続技術とは、基板のスルーホール(Through Hole)にその径よりも若干幅広の端子を圧入し、端子及びスルーホールの変形による機械的接触荷重(Contact Force)を発生させることにより電気的接続を得る技術です。はんだを使用しない接続技術であることから「完全鉛フリー化」が達成できることや、プレス機を使った常温接続であることから、はんだ接続工程に比較して、実装時の熱エネルギーの低減を可能とするなど、環境に優しい接続技術となっています。
これらの様々な技術を融合した提案が認められ、本製品は本田技研工業(株)に採用され、同社の「フィット(Fit)」に搭載されています。
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