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超電導とは、一般に特定の物質が超低温に冷やされた際に、電気抵抗がほぼゼロになる現象のことを言います。電気抵抗がほぼゼロであるため、エネルギー損失が小さく、かつ電流密度が高いという特長も持っており、省エネルギー技術として期待されています。
当社は、世界最高レベルとなる臨界電流値※を有するビスマス系高温超電導線を開発するとともに、米国での高温超電導ケーブル実証実験への参画、産学グループ共同による船舶用超電導モータなど超電導応用製品の開発を進めており、様々な産業分野における高温超電導技術の実用化に向けた研究開発に取り組んでいます。
こうした取り組みの一環として、高温超電導技術の新たな応用分野として考えられる電気自動車用モータへの適用検証を行うために、また実用化に一歩近づいた高温超電導技術を広く社会にアピールするために、世界初となる超電導モータで駆動する電気自動車を試作しました。通常の電気自動車用モータには銅線が使用されていますが、銅線は電気抵抗で発熱するため電流値を制限しており、この結果大きなトルク(回転力)が得にくくなります。一方、超電導線は電気抵抗がなく、大きな電流を損失無く流すことできます。そのため大きなトルクを連続して得ることができるとともに、バッテリーのエネルギーを効率よく使用できるため省エネルギーに寄与します。
当社は、高温超電導線の更なる性能向上を図るとともに、今回の試作車は乗用車をベースとしていますが、バス・トラック等大型車への超電導モータ応用についても検討を進めていきます。
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