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住友電工ウインテック(株)はコンプレッサモータに使用される耐冷媒性自己融着巻線「SSB※-41」を開発、販売を開始しました。
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エアコン・冷蔵庫などに使用される冷媒コンプレッサモータでは、環境への配慮から含浸ワニス※工程の廃止が検討されており、コイルを捲いた後に加熱溶融することで含浸ワニス工程を代替できる自己融着巻線への期待が高まっています。しかしながら、これまで自己融着巻線の融着層に使用されていた熱可塑性樹脂※は、耐冷媒性・冷凍機油適合性が低く、また高温下での融着力が弱いため長期信頼性が得られない、加えて滑り性が悪く機械強度も弱いため高占積率※化に対応出来ないなどの問題点が数多くあり、冷媒コンプレッサモータへの適用は不可能とされていました。
これらの課題を解決するため住友電工ウインテック(株)は、巻線の融着層に新開発の融着材料を使用することで、全く新しい自己融着巻線「SSB-41」の開発に成功しました。
本製品の主な特長は以下の通りです。
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- 優れた耐冷媒性・冷凍機油適合性
1000時間の耐久試験の結果、冷媒/冷凍機油の全系統においても、スラッジ※生成、全酸価※上昇共に問題は見られず、高い信頼性を実現します。
- 高温下での高い融着力を発揮
雰囲気温度100℃における融着力が、従来品対比約2倍と、高温下で高い融着力を発揮します。
- 優れた滑り性・機械強度
静摩擦係数が従来品対比20%減と滑り性のよさを実現。また、一方向摩耗は従来品対比約1.2倍と機械強度も増加し、高占積率化を可能にします。
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この製品は、すでにマレーシアの巻線製造子会社であるSumitomo Electric Wintec (Malaysia) Sdn.Bhdにて製造・販売を開始しています。今後、あらゆるコンプレッサモータの製造工程簡略化、環境保全に貢献できることと期待しています。
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※SSB
住友電工ウインテック株式会社の登録商標で、Sumitomo Self Bonding Wire(住友自己融着巻線)の頭文字。
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※含浸ワニス
電気絶縁ワニスをコイルに塗布し、熱硬化させることにより巻線を固定するために用いられる工程。電気絶縁ワニスは、溶剤としてのトルエンやキシレンや硬化触媒として有機酸鉛などの環境負荷物質が使用されていることがあり、環境への配慮が求められている。
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※熱可塑性樹脂
ガラス転移温度、または融点まで加熱することで流動し、冷却により固化する樹脂。
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※占積率
空間面積に対して巻線の占める面積の比率。
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※スラッジ
油中に発生する濁り。スラッジはキャピラリーチューブ(空調機器、冷蔵庫の冷媒配管などに用いられる極細管)の閉塞を招きエアコン・冷蔵庫の故障の原因となる。
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※全酸価
油中酸成分の全量。過度な酸価の上昇は添加剤の分解、スラッジ生成を招く。
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| ・ | SSBは、住友電工ウインテック株式会社の登録商標です。 |
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住友電工ウインテック(株) |
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