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広報誌 SEI WORLD 2009年

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SEI WORLD 2009年06月号(vol. 381)

サウジアラビアと住友電工

当時のようす

先日、当社の関連会社がサウジアラビアに電力海底ケーブルの製造販売会社を設立することを発表しました。

住友電工グループは、世界三十ヵ国以上に拠点を展開し、また、海外売上高が全体の約四割を占めるなど、いわゆる“グローバル企業”として成長してまいりました。サウジアラビアと当社の関係も古く、その端緒は1977年、同国の発電所関連の大型プロジェクトに始まります。これは、首都リヤドの近代化の進展に伴い、リヤド市内や近郊に発・変電所を建設し配電網を整備する計画が持ち上がり、発・変電所間を結ぶための送電路を建設するというプロジェクトで、当社は、132kVのOFケーブル、送電線等の製造とあわせて、送電路建設工事を受注しました。

ケーブルの布設工事では、現地の地層は岩盤層が多く、線路建設のための掘削作業に苦労した話が伝わっていますが、工法を創意工夫し、受注から三年後の1980年に本プロジェクトは無事完工しました。

当社は1970年代から80年代初頭にかけて、サウジアラビアなどの中東諸国をはじめ、アフリカや東南アジアなど、まさしく世界をまたに、電力や通信インフラ構築プロジェクトをフルターンキーで受注、さまざまな困難を乗り越えて工事を完工、各国・地域の発展に貢献できたものと自負しています。また、当社においてはこうした貴重な経験を通して、海外ビジネスを担う人材が育ち、事業のグローバル化推進に大いに活躍して頂きました。

 

社長 松本正義

その後暫く、大型の海外工事プロジェクトは減少傾向にありましたが、世界的に原油に注目が集まるなか、近年サウジアラビアでは、沖合い油田・ガス田の開発が本格化しているとのこと。今回設立する新会社は、2011年1月から操業を開始し、主に中圧(5kV~35kV)のCV海底ケーブルをサウジアラビアはもとより中東・アフリカ地域の沖合い油田・ガス田開発会社に供給することを計画しています。

新会社が、当社グループとサウジアラビアとの関係を一層深めるとともに、少し大げさではありますが、日本とサウジアラビアのさらなる橋渡しとなってくれることを期待したいと思います。

 

社長 松本正義

 
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