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「光陰矢の如し」はオーバーですが、激動の2009年も残すところ三ヶ月になりました。瞬く間に世界中へと波及した経済危機の真っ只中に新年を迎え、米国オバマ大統領の就任、新型インフルエンザの感染拡大、そして日本では政権政党の交代と、歴史の転換点を想起させる大きな出来事が起こりました。
足下の経済情勢は、各国政府や金融当局による経済対策によって、一部には明るい兆候もみられますが、欧米での金融システム不安は未だ払拭されず、経済の自律回復にはまだまだ時間を要するものと思われます。一方、新興国が世界で存在感を増すなか、資源・食料問題の顕在化が懸念され、これにも関連して各国政府による環境・エネルギー・農業施策も活発化するなど、新たなビジネスチャンスも生まれつつあります。
私たち住友電工グループは、今回の経済危機にあたり、急激に縮小する市場への対応と将来の成長に向けた布石の両面から、数々の対策を矢継ぎ早に実行してきました。前者については、身の丈にあった組織・コスト構造の再構築に、後者については、事業興廃のキーとなる人材教育、そしてS(安全)E(環境)Q(品質)C(コスト)D(物流・納期)D(研究開発)の強化に取り組んできました。特に、研究開発については、持続的成長のエンジンと位置付け、厳しい経営環境にある今年度も730億円の投資を予定し、社会動向に対応、先取りした、みなさまのお役に立つ新技術・新製品の開発に注力しています。本誌では、モーターショーへの出展に合わせ、当社グループ技術の粋を集めた自動車関連技術・製品を特集していますので、ご一読いただければ幸甚でございます。
大事な後半戦がスタートしました。秋の実りではありませんが、これまでの成果をみなさまにお届けできるようグループ一丸となって、明るく元気良く全力で取り組んでまいりますので、ご支援ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。 |