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皆様、明けましておめでとうございます。平素は格別のご高配を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は、瞬く間に全世界を覆った景気後退の最中に新年を迎え、年央からは各国の経済対策により一部には明るい兆しが見られましたが、日米欧経済は自律回復には至らず、不安定な情勢で推移しました。一方、米国ではオバマ大統領が就任、日本においても政権交代が実現するなど、変化を予感させる歴史的な出来事もありました。
こうした状況のなか、当社グループは、急激に縮小する市場への対応と、将来の成長に向けた布石の両面から、「身の丈にあった組織・コスト構造の再構築」、「内部固めの拡大と深耕」、「教育再武装運動の強化」の方針のもと、グループ一丸でSEQCDD(S:安全、E:環境、Q:品質、C:コスト、D:物流・納期、D:研究開発)活動の強化に取り組むとともに、新製品の開発・拡販、事業構造改革に取り組んでまいりました。
昨年4月に、グループとしてのシナジーを追求し、グローバルな事業競争力を高めるべく、巻線・ハイブリッド製品・粉末合金事業の組織再編を実施し、8月には光・電子デバイス事業の中核を担う住友電工デバイス・イノベーション(株)を発足させました。また、ハイパワー白色LED用窒化ガリウム基板の販売や、世界初となる純緑色半導体レーザの発振に成功するなど、独自の新製品・新技術の開発に注力いたしました。一方、新興国市場への対応として、中国に鉄道車両用空気ばね・防振ゴムを製造・販売する合弁会社を設立するとともに、光ファイバ・ケーブルについては、現地資本との合弁会社を通じ、旺盛な中国市場の需要の捕捉等を進めてまいりました。
今後の世界経済は、欧米では金融システム不安が払拭されず、日本においてもデフレの継続、円高の進行など、景気の二番底が憂慮される予断を許さない状況にあります。一方、中国をはじめ新興国の存在感が増し、世界経済の多極化が加速するなか、地球温暖化や水・食糧問題の顕在化、資源価格の高騰も懸念されるなど、大きな構造変化が胎動しております。
本年は、時代の趨勢にも揺るぎない不易の理念である「萬事入精」、「信用確実」、「不趨浮利」の住友事業精神を基盤として、「たゆまぬ改善活動と結果へのこだわり」、「定量化の習慣を身に付ける」、「気合いを入れていこう!」の三点を従業員への要望事項に掲げ、事業の果敢な変革と変化に柔軟に対応できる強靭な企業体質の構築に努めてまいります。引き続き、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様のご健康と一層のご発展を祈念いたしまして、新春のご挨拶とさせていただきます。
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