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広報誌 SEI WORLD 2012年

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SEI WORLD 2012年 03月号(vol. 414)

TD-LTE基地局用Remote Radio Head「TRU2640」

無線ネットワークシステム全体での設備投資や運用コストを大幅に削減

TRU2640

  TD-LTE(※1)基地局用Remote Radio Head(RRH)「TRU2640」は、TD-LTEで最も一般的な2.6GHz帯で、当社独自の改良を施した送信用増幅器と、歪補償装置を組み合わせることで20%という業界最高クラスの電力利用効率を実現しました。

  今後も、長年培った無線通信技術を基に、携帯電話向けや新世代の通信サービス向けに高性能且つお客様のニーズにあったRRH製品を提供していきます。

※1TD-LTE:
周波数を時分割で使うTime Division Duplex(TDD)方式の次世代の移動体通信規格。

Point1:低消費電力により運用コストを削減

40Wの無線信号を200W以下の低消費電力で出力できます。使用電力の抑制に加え、非常用電源設備も小さくて済むため投資費用を抑えることができます。

Point2:マルチアンテナ対応

LTEが標準で採用するMIMO(※2)システムやAAS(※3)システムに対応し、端末から基地局への上り通信、基地局から端末への下り通信を2x2、2x4、4x4、4x2などの組み合わせで4つのアンテナに柔軟に割り当てることができます。

Point3:大幅なコストダウンを実現

デジタル信号処理方式の改良と能力の大幅な向上により、ハードウエアコストを大幅に低減することができました。

※2MIMO(Multi Input Multi Output):
複数の送信アンテナ、受信アンテナを用いて複数のデータストリームを送信する方法。
※3AAS(Adaptive array Antenna System):
複数のアンテナを使って総体としての電波の指向特性を操作することで電波干渉を低減し通信品質を高めること。

ネットワークシステム事業部

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