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広報誌 SEI WORLD 2013年

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SEI WORLD 2013年 05月号(vol. 428)

光ファイバの低損失世界記録を更新、および極低損失光ファイバの出荷開始

  20年以上の実績を有する純石英コア光ファイバの量産技術と、新たに開発した低損失化技術を組み合わせることで、世界記録となる0.149dB/km(波長1550nm)の光ファイバの開発に成功しました。これは当社の持つ世界記録を11年ぶりに更新するものです。

  この技術により、現行の「Z-PLUS Fiber」の伝送損失典型値0.16dB/kmを0.154dB/kmまで改善した「Z-PLUS Fiber ULL」と、さらにその実効コア断面積を標準的な光ファイバ対比約1.6倍にまで拡大して高光入力に対応させた「Z-PLUS Fiber130 ULL」の新製品の出荷を開始しました。

  本新製品は、急速に普及が進む高速大容量デジタルコヒーレント通信技術に最適な光ファイバであり、特に海底光ケーブルシステムでは伝送容量の増大、伝送距離の延長だけではなく、高価な光増幅中継器の台数削減によるシステム総コスト削減にも貢献するものと期待されます。

「Z-PLUS Fiber130 ULL」及び標準的な光ファイバの伝送損失特性

デジタルコヒーレント通信技術:
従来技術のような光の明滅を光信号の送受信に用いるのではなく、光の波としての性質(位相)を活用して光信号の送受信に用いる技術。従来技術の10倍以上(一例として10Gbit/秒→100Gbit/秒)の伝送容量を実現できます。

・「Z-PLUS Fiber」は、住友電気工業(株)の登録商標です。

 

光通信研究所

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