OLCMの測定概要

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従来からの高圧CVケーブルの代表的な絶縁劣化診断法として、直流高圧漏れ電流法があります。

この診断法は感度が良く、局所劣化でも検出できる効果的な方法ですが、停電時でしか測定出来ないので診断周期が長くなり、停電時(1~2年ごと)には各点検作業が集中して診断時間が限定されるため全ケーブルの検査がなかなかできないことや、劣化の早いものは停電周期間に絶縁性能の低下が起こり突発事故を起こすなどの問題があります。

OLCMは、運転(活線)状態で感度良く常時監視でき、異常事態に対して迅速に計画的に対応できることから、多方面で活用され 300個所を超える事業場で7000回線あまりの絶縁監視に適用されています。

測定方式

OLCMは直流重畳法と呼ばれ、運転中の高圧幹線に直流電圧(50V)を重畳印加しこれによりケーブル遮へいに流れる直流漏れ電流を測定することにより、高圧ケーブルの劣化の度合を測定します。図3と図4の両者の測定回路の比較からわかるように、OLCMは従来の直流高圧漏れ電流法の活線版といえます。

図3: OLCMの測定回路図

図3: OLCMの測定回路図

図4: 直流漏れ電流法の測定回路図

図4: 直流漏れ電流法の測定回路図

測定範囲

OLCMの測定範囲を図5に示します。

測定項目

測定範囲例

系統絶縁抵抗

非接地系

2kΩ ~ 20MΩ

抵抗接地系

4kΩ ~ 5MΩ

絶縁層絶縁抵抗

10MΩ ~ 10000MΩ

シース絶縁抵抗

0Ω ~ 10MΩ

遮へい導通抵抗

0Ω ~ 1kΩ

図5: 測定範囲

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