研究発表会

当社では、社内の研究案件の進捗状況を報告する研究発表会を各製作所で定期的に開催しており、12月12日には伊丹製作所の研究発表会に出席してきました。

午前の部はポスターセッションです。テーマごとに、進捗や課題などをポスター1枚にまとめて、研究者が要点を説明してくれました。限られたスペースの会場に、60を超えるポスターが所狭しと貼り出されましたが、そこに研究部門、事業部門、営業部門などの社員が全国から情報共有のために集まりましたので、お祭りのような感じで、熱気に溢れていました。

午後は、特に最近ホットな研究テーマ数件についてのプレゼンテーションがありました。ここで具体的な研究の内容をご紹介するわけにはいかないのですが、産業素材関連と半導体デバイス関連が中心でした。新しい材料の研究あり、次世代向けの研究あり、航空機産業のような当社がこれまであまり納められていない業界向け製品の研究ありと、それぞれの報告は目的がはっきりしたものが多く心強いものでした。

また、報告の中では今後世の中の通信量は年23%の割合で増えていく見込みという話があり、情報通信の分野ではまだまだ当社が活躍できる余地があると感じる一方、世の中のニーズに見合った製品の開発を続け、社会の期待に応え続けていかなければならないという使命も感じた次第です。

いずれにしても、損益を見据えた商品化という視点で事業部門・営業部門とも連携を密にして進め、また「出口と時間軸」を明確にして、スピードを意識して取り組んでほしいと思います。将来の会社を支える大変重要な研究部門の活躍に期待しています!