2007年07月10日 13:13

12 Visionについて<2> -その数値目標-


 12 Visionについて<1> -その基本精神-に続いて、12 Visionの数値目標ですが、2012年度に連結売上高3兆円、営業利益7%(2100億円)、ROE10%を掲げることとしました。
 その中の一つ、営業利益については、金額もさることながら、経営上の重要課題である利益率の向上に向けて、他社にない技術・製品を武器に、2012年度に7%の営業利益水準の達成を目標のひとつとして掲げています。
 またROEは、8%台まで引き上げることが出来ましたが、こちらもまだまだ改善の余地があるものと認識しており、ステイクホルダーの期待に応えるべく、2012年度には、10%を目標に向上させていきたいと考えています。
 なお、2012年までは未だ6年と長期間であり不確定な要素も多いことから、その中間地点として2009年度目標、すなわち、連結売上高2兆5200億円、営業利益6%(1500億円)、ROE8%という目標を設定しました。グループ総力を挙げて、先ずはこの2009年目標の達成を目指して参ります。
 さて、その1で申し上げた通り、今回は新たな三つの方針を掲げているので、詳しく説明しますと、


1.「収益性を意識した成長型ポートフォリオの構築」
これは5つの事業全てをコア事業と考え、それぞれの業績を伸ばすことを基本的なスタンスとしていくということです。
 現状、自動車セグメントが営業利益総額の約半分を占めており、突出していますが、2012年度には情報通信セグメントやエレクトロニクスセグメントなどの貢献度を高めることによって、事業リスクは分散され、より安定した成長を実現できるようになるものと考えています。


2.「資本・財務戦略の徹底による企業体質の強化」
今後ますます拡大する海外市場でのプレゼンスを強化する上で、ビジネス・リスクに応じた財務体質の強化が必要になります。
 今後、事業から生み出されたキャッシュ・フローは、今まで以上に先行投資に向ける方針ですが、同時に、余剰キャッシュの一部は有利子負債の削減に充て、“Glorious Excellent Company”にふさわしい財務体質を実現したいと思っています。
 また、株主の皆様にも、今般の12 Visionの策定を機に、必要な先行投資や財務体質改善努力を見込んだ上で、余剰となるキャッシュについては積極的に還元していきたいと考えています。


3.「グローバル・グループ経営の最適化」
通常の事業運営の意思決定や運営は、自動車やエレクトロニクスといった事業本部単位で行っているケースが多いですが、12 Visionにおいては、SEIグループ全体での経営の最適化を視野に入れ、グループ全体での管理・運営を強化し、より強固な収益構造を築くことが経営課題と考えています。
 当面は、住友電工グループとして各事業を見直し、「人」、「物」、「金」、「知恵」、「ブランド」の観点から様々な施策を検討していきます。
 短期的な施策としては、子会社や拠点の再編、技術のグローバルでの共有化等を、また長期的な施策としては、グローバル経営を担う人材育成や企業CIの確立に力を入れ、ソフト面、ハード面の双方から企業体質の一層の強化を実現したいと思っています。


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松本正義Profile

住友電気工業(株)
社長 松本正義


1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。

趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もあるスポーツマン。

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