2007年11月21日 16:08
大阪市長選が終わって
11月18日(日)に大阪市長選挙が終わりました。
平松邦夫氏が、現職を破って、本当に久し振りに、助役からではなく、純粋に民間出身として市政のトップを預かることに決まりました。
心からおめでとうと申し上げるとともに、これからの大変に厳しい、おそらく茨の道となるであろう大阪市政改革に対して、地道にたゆまぬ努力を以て精励頂くことを期待します。
わたしは大阪市民ではありませんが、当社は大阪市内に本社そして主力工場を構えています。大阪は住友揺籃の地でもあり、今回の選挙に無関心でいられるわけもありません。
関西財界は、関経連を中心に関前市長の市政改革への取り組みを評価して、その応援にまわっておりました。任期中、本人は関与していないのに、不祥事的なことが噴出しましたが、それだけ真剣に問題点に取り組んだ結果でもあるわけで、過去の為政者によるヘドロのようにつもった負の遺産を処理しようとした功績には、多大なるものがあったのではないかと思っています。
しかしながら、民意はさらなる情報の開示、クリア化を望んだというのが今回の結果でありましょう。
投票率は44%弱。決して高いわけではなく半分以上が投票していないのですが、それでも最近まれに見る数字であったのも事実であり、特に無党派層からの平松氏への期待の高さが伺える結果でありました。
閉塞する大阪市の現況に対して、若くバイタリティーもある平松氏であれば、きっと打開策を見つけてくれるのではという期待に応えるために、準備するための余裕時間は決して多くはありません。
早急に、信頼できるブレーンとともに、大阪市のあるべき姿を明確なビジョンとして打ち出し、そのために行うべき一つ一つのプランを、あるべき姿(出口)とそのための道筋(時間軸)を明確にして、実行に移して頂きたいと思います。
もちろん、市の職員や市会議員の協力は得なければなりませんから、ビジョンの共有化に向けた働きかけ、コミュニケーション強化も当然必要であります。
キャスターとして名声を博した平松さんであれば、こういったことを市民が納得する形で情報開示しながら進めることができるであろうという暗黙の期待があるわけであり、そのハードルは非常に高いことは間違いありません。
わたしは、市長職は行政の素人には無理などと言うつもりは全くありません。むしろいかに清新な風を市庁舎に吹き入れてくれるか、本当に楽しみにしています。「大阪市は変わった、それも良い方向に舵をきった」と言われるような平松市政を見ることを、大阪に基盤を置く企業経営者の一人として心待ちにしています。
松本正義|
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