2007年12月20日 08:59
コンプライアンスの徹底(2)
コンプライアンスの徹底(1)で長々と他社の話を致しましたが、ひるがえって当社グループに関して言えばどうでしょうか。
前回のブログにて冒頭述べたように、わたしは、従来から様々な機会に、当社グループは住友の事業精神を具現する企業であり、そのためには高い企業倫理の保持が必要であると訴えて来ました。
それを常に聞いてきたグループ幹部も、当然のことながら自部門ではコンプライアンスの堅持を訴えるとともに、様々なかたちで社員にその実践を依頼していることと思います。
残念ながら、わたしが社長であったこの3年に限っても、広い意味でのコンプライアンス違反が、既に社内外で公になっています。勿論、本質的な意味で悪質なものは殆どありませんし、多くは過去には許されていた行為や、その結果に伴うものであります。
しかし、従来は容認され、ある意味で賞賛されていた企業行動が、一転社会的に許されない行為となることが当然である時代に、経営者として会社を切り回していくためには、コンプライアンスの徹底を常に心掛けなければならないということは是非とも念頭に置く必要があると考えています。
経営者の思いと裏腹に、実際の職場では、過去の慣習からこの位なら許されるだろうと、時勢の変遷を的確にとらえきれず、コンプライアンス問題を引き起こす可能性が常に存在すること、そして、組織のトップにとっては、自らの判断とは関係なく、コンプライアンス問題が起こった場合には、その責めを負わねばならないということ、その二点を銘記するようにグループ幹部に対しても伝えました。
よく言われることですが、コンプライアンス=遵法という考え方では不十分であり、もっと広い概念で自らを律することが大切であります。
そして、住友の事業精神には400年の昔からこの正しいコンプライアンスの精神が書き記されており、それに即して行動し判断すればよいと思っています。
改めて、コンプライアンス違反が行われていないか、自社での不正行為排除の徹底を呼びかけて、高い企業倫理の保持を、幹部を始め社員全員に再確認させました。
松本正義|
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