2008年01月17日 09:23
年頭方針の要望事項
既に公表していますが、2008年度から、当社グループは「12 VISION」という新たな中期計画の実現に向けて、様々な施策を実行していくことになります。
そのために、本年、特に注力して頂きたいことをもう少し具体的に、3つの内容として要望を致しました。
既に、本年のプレスリリースの第一号として、その内容は簡略化してオープンにしていますし、社報等でも詳細に述べました。
初出の日には、録音したものとはいえ、多くの方がわたしの肉声で内容を聞いてもらったはずです。
しかしながら、この方針、特に3点の社員向けの要望事項は、あらゆる機会を使って、社員皆さんにそして、当社グループに関係する皆さまに見て頂きたいと思っており、この場でもしつこいようですが、もう一度確認の意味で掲載しておきます。
【1】SEQCDD活動の活性化
第一は、『SEQCDD活動の活性化を行う』ということです。
「SEQCDD」とは、安全(Safety)・環境(Environment)・品質(Quality)・コスト(Cost)・物流(Delivery)・研究開発(R&D)の頭文字をとったものですが、現在、それぞれについて、当社グループ横断的なものから職場毎など、様々なフェーズで活動に取り組んで頂いており、その成果も着実に現れています。
しかしながら、こうした活動は、しばしば時間の経過や状況の変化により、マンネリ化し、当初想定した成果・目的が曖昧になるなど形骸化しがちであり、本年は今一度その活動の原点に遡って活性化を心掛けるようお願いします。
また、活動を進めるにあたり、あらためて出口と時間軸の明確化を肝に銘じ、すなわち、目標・目的を明確にし、様々な障害や問題点に対する周到な準備を行い、達成までのスケジュールを念頭に置いて、取り組むようお願いします。
当初の危機意識や改善意欲を保持し、活動の実効があがるよう創意工夫を凝らし、各人においては目標達成への強い意欲をもって、それぞれの活動の活性化に取り組んで頂きたいと思います。
【2】緊張感の維持
次にお願いしたいことは、『緊張感を維持する』ということです。
住友事業精神の源流である、住友家初代 政友が残した「文殊院旨意書」の冒頭に由来する言葉で、「萬事入精」という言葉があります。これは、人生すべての事柄において緊張感をもって誠心誠意ベストを尽くす人であれと、理想の人間像について書き表した言葉です。
人生萬事に亘って緊張感とまでは、さすがに言えませんが、職場において適度な緊張感を維持することは、業務品質を高めることは勿論、業務に対する充実感や達成感を得られるものです。他社の世評の高い職場には、必ずピンと張りつめた空気が漂っており、是非、そういった凛とした緊張感のある職場環境づくりをお願いします。
特に、長年にわたり全員参加の安全・品質向上活動を継続していますが、最後のよりどころは、一人ひとりの業務に対する緊張感ある心構えであり、他のどんな対策よりも、効果的であることを全員が心に刻んで欲しいと思います。
安逸に妥協することなく常に問題意識を持ち、緊張感を意識して、基本の修得と愚直な実行により、日々の業務にあたるようお願いします。
【3】思いやりの精神を育む
3点目にお願いしたいことは、『思いやりの精神を育む』ということです。
「仁」、「愛」、「Compassion」といった言葉は、意味するところは同じであり、グローバルに事業を展開する企業にとっては、普遍的に育むべき思いやりの精神です。
「Glorious Excellent Company」の構築という大きな目標のもと、「12 VISION」の達成に向けて、現在それぞれの組織でベクトルの共有化を図り、戦略性の強化を含め種々具体策の実現に邁進頂いています。
当社グループは、従業員13万人超、400を超える関係会社から構成される巨大な企業体となりました。このような大集団が大いなる目標を掲げ、積極果敢な行動を起こすとき、往々にして組織内で過酷で厳しい遣り取りがなされ、ぎすぎすした、かつ、時には独善的な雰囲気が蔓延します。
こうした事態を避けるため、各人が思いやりの精神を常に念頭に置き、相手の立場や主張を十分に理解し、建設的な意見を交わし、全体最適の対応をすることが組織に潤いとやる気をもたらし、目標達成への近道となると信じています。
緊張感と思いやりは、決して相反するものではありません。敢えて言うならば、頭には「緊張感」、そして心には「思いやり」を持って業務に精励してください。
松本正義|
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