2008年02月01日 10:34

大阪府知事選が終わって


 1月27日に即日開票された大阪府知事選ですが、全国の注目を集める中、橋下弁護士がその抜群の知名度を生かして、圧勝しました。
 全国の最年少知事の誕生ということになりますが、若さ、清新さとともに、やはり従来の大阪府政に対する不満を上手に汲み取ったということなのでありましょう。
 心からおめでとうと申し上げるとともに、おそらく考えておられる以上に辛苦の道であると思われる府政の長としての業務に、地道にたゆまぬ努力を以て精励頂くことを期待したいと思います。


 太田府知事の不出馬宣言以降、知事候補選びは迷走をしていたわけですが、今回の選挙の投票率は前回の40%台から48%台までに回復したようであり、府民の関心が高かったのは事実であります。
 橋下弁護士の圧勝について、様々な方が分析しているのを興味深く見ておりましたが、やはり大阪府民から見たときに政治の世界というものに対する抜きがたい不信感があり、情報の開示、行政のクリア化を望んだという前回の市長選と同じ構図があるのではないでしょうか。
 投票された結果を見ると、ばらつきこそありますが、男女を問わずあらゆる年代、あらゆる地域で橋下氏の支持が高い状況であり、大阪府政の閉塞感が見て取れるものでありました。


 平松市長誕生の際にも申し上げましたが、悠長に勉強というわけにもいかない緊急状態の府政です。 相当に辛口のコメントをされているようですが、府の職員や府議会議員の信頼を勝ち得て、大阪府のあるべき姿を明確なビジョンとして打ち出し、その共有化に向けた働きかけ・コミュニケーション強化を図ることで協力体制を作り上げることが必要であります。

 
 世評、大阪府と大阪市は二重行政、縄張り争い等も絡んで仲が悪いと揶揄されていますし、推薦政党が異なる首長になったことで、その傾向が強まらないかとの危惧も聞こえてきます。
大阪に本社を置く企業の社長として、そのようなことがこれ以上表面化することは好ましいことではありません。
 財政の悪化が続く中で、府も市も協力しながら、何が本当にするべきことであるのかを明確に打ち出し、大阪をonly oneの存在として輝くように支える努力をして頂きたいと思います。

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松本正義Profile

住友電気工業(株)
社長 松本正義


1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。

趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もあるスポーツマン。

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