2008年08月19日 15:25
大企業病をしりぞける
先日ある経営者の方と話しました折りに、企業経営の苦悩、特に大企業病と言われるような事例について、伺った内容について深く考えるところがありました。
ビジネスルールやマニュアルに沿うだけの教条主義がはびこり、新たな変化に対応出来なくなっており、小さな稟議にも1~2か月を要するものがあるといった大企業病の症状には、経営者は悩まされます。
当社グループではそのようなことは無いと信じていますが、新規分野への挑戦の進行具合や、安全、品質への取り組み状況などには、まだまだ満足とは言えない点も多く、全く危機感無しで大丈夫と断言するまでには参りません。
私自身は、基本に忠実に、そして愚直に守り続けることを社員の皆さんには何回もお願いしてきました。そして基本の明確化のために、様々な形で職場に存在する「暗黙知」を出来る限り標準化し、マニュアル化することにより「形式知」として表面化して、グループ全体の底上げを図るとともに次の世代への知の蓄積を行っていくことこそが、今後の当社グループ発展に繋がるということを再三申し上げてきました。
その方針は変わっていませんし、特に安全や品質については、これからも行うべきことが種々残っています。
しかし、次に一歩踏み出すとすれば、変化する現実に既存体制が対応できていかない事態が到来してきているにも拘わらず、綿々と既存のルールを守り続けることの弊害をいち早く察知し、対応することが重要なのであります。
但し、基本を変更するには関係者の納得性が無くてはなりません。手続きに則って早く変更をすることが肝要です。
自分の仕事に常にポジティブな問題意識を持つことが緊張感をもたらし、改善を継続することにより、確立された組織の壁を打ち破る感性が研ぎ澄まされていくと思っています。
発展して組織が大きくなればなるほど、事なかれ精神が蔓延し、「変化」を受け入れようとしない職場の雰囲気が、深刻な問題としてクローズアップされてくるわけですが、その萌芽が当社グループにも生まれていないかどうか、職場の隅々まで目を配り、問題が発見された場合は速やかに適切な対策をとって行きたいと思います。
大企業病対策に特効薬はありませんが、経営幹部が自ら三現主義を貫き、特に現場の隅々まで熟知すれば、そのような事態にはならないと考えます。
リーダー層は、健全な問題意識のもとに現状を把握する感性を養ってもらうとともに、決して大企業病に陥らないように、しっかりと各職場を熟知して、風通しが良く、チャレンジングな組織作りを行って下さい。
松本正義|
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