2008年09月26日 09:30
ダイヤ新幹線時刻表
住友電工は、オリジナリティのある事業や製品、サービスを通じて、お客様にひいては世界に貢献することを、経営理念の中核に据えています。
その創業から現在に至るまで、世界に誇る新技術を数々生み出していますが、その中でも見た目にわかりやすいと言えば、人工ダイヤモンドにとどめを刺すかも知れませんね。
このブログでも、以前にテレビ番組との兼ね合いでダイヤの話をしたことがありますが、地球で産出される物質で最も硬く、最も熱伝導率が良く、最も熱膨張率が小さく、最も音を早く伝える物質『ダイヤモンド』。
そのダイヤを人工的に安定して造り出すことができるのが、我々住友電工です。
どうしてもダイヤと聞くと、宝飾用のダイヤを考えがちですが、われわれの主要製品は工具類が中心で些か美しさには欠けるかも知れません。
折角の人工ダイヤモンド、今回イメージ写真を撮影して、当社の高い技術のPR戦略の一環として東海道新幹線のポケット時刻表に載せてみました。
事務局によれば、『ダイヤ(モンド)のダイヤ(グラム)』と洒落たそうです。あまり上等の洒落とは言えませんし、本来ダイヤグラムは時刻表とは少々意味が異なりますが、時刻表だけに、ダイヤのように手堅く、早くということでお許しを頂き、ご愛用願えれば幸甚です。
ちなみに、10月以降のダイヤ編成に合わせたこのポケット時刻表ですが、主要新幹線各駅に配布されるとのことであります。他の会社のものも含めてランダムに提供されるとのことですので、是非、黄色いダイヤがお目にとまったときにはお手にとって頂きたいと思います。
松本正義|
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2008年09月24日 09:10
「テクノピア」を見学
当社グループの東海ゴム工業株式会社は、自動車用防振ゴムを中心に様々な事業に進出し、ユニークな製品と高い品質により発展している会社です。
その東海ゴムが7月末に竣工した技術研究所「テクノピア」を見学する機会がありました。
場所は、同社の本社である小牧市になりますが、約5800㎡の敷地に10700㎡の延べ面積のスペースを6階建てで確保し、これからの先端技術の開発、すなわち新事業創出・新価値創造拠点として、まことにふさわしい施設であり、経営陣の高い志を感じることが出来ました。
実際に研究者に聞いたところ、新しい建屋ということで種々の工夫もあって働きやすく、研究活動へのさらなる意欲が湧き、職場全体が活性化してきたとの頼もしいコメントも拝聴しました。
テクノピア・・・新技術開発のユートピア、というネーミングに負けないように、これからの研究の成果に大いに期待したいと思います。
中に入って、ショールームを覗きますと些か風変わりな(独創的なというべきかも知れませんが)2階への螺旋階段が目につきます。ピンと来た方も多いでしょうが、ワトソン・クリック両博士のDNA二重螺旋を模したものだそうで、この建物の建築にあたって、研究者にもチームの一員として加わってもらいアイデアとして出してもらったとのこと。
その意気や良しであり、高名な分子生物学者でノーベル賞受賞者の先輩二人に負けないような研究開発が行われることを期待したいですね。
この研究所は本社と主要道路をはさんでいるために、歩道橋も併せて設置したのですが、地域住民の皆さんも使用できるように設計し、「うたづみらい橋」と名付けて小牧市に寄贈しています。
地域に愛され、そして誇りと思ってもらえるような拠点になるように、関係者一人一人が矜持を高くして業務に取り組んで欲しいと思います。
松本正義|
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2008年09月17日 14:04
リーマン・ブラザーズ証券破綻の衝撃
突然に衝撃的なニュースが飛び込んできました。米国の第4位の証券会社「リーマン・ブラザーズ証券」が経営破綻、米破産法第11条を申請との情報は、米国の金融界の大ニュースというだけではなく、世界経済にとってもインパクトのあるものでした。
1850年にリーマン3兄弟が設立した老舗の証券会社で、南北戦争後の復興を支えたことで知られ、世界に従業員2万5000人、総資産額は68兆円にも及ぶ巨大証券会社であっただけに、正直なところあっけないほどに経営が傾いたと言わざるを得ません。
米国のサブプライムローン問題に始まる金融不安については、実体経済に大きな影響を及ぼす可能性があるということは、わたしも再々指摘してきました。
以降幾つかの金融会社が破産、個人消費に関しても、不動産はもとより自動車などにも買い控えが始まり大きな影響が出ていただけに、舵取りを誤ると大不況に突入する可能性が囁かれていた中でのこの決断には驚かされます。
折しも大統領選の最中で、ブッシュ大統領及び政権中枢の官僚らはレイムダック状態であり、救済に向けて大きく踏み出すという賭に出るわけにもいかず、個別金融機関救済に本腰を入れなかったとするうがった考え方もあります。
しかし、救済協議が本格的に始まった12日から、結果的にタイムリミットとなった、米国市場が開く15日朝までに日曜日も含めて、関係する官僚や金融関係者のトップが集まって協議を重ねて即座に結論を出す、というダイナミックでスピーディーな動きには、さすがに世界の経済を司るメンバーと感じました。
民間金融機関側は、救済するのであれば公的資金投入を軸とする政府の関与無くしては受け入れられないと主張したのに対して、財務省や連銀は最後まで認めなかったと報道されています。
その結論及びその後の進展が正しかったかどうかは、これからの米国経済が証明することになりますが、バブルに踊った日本が、その後の不況期の対策に失敗して『失われた10年』と言われる期間を過ごしたことを思うと、良きにつけ悪しきにつけ米国の金融政策には、より一層のスピードと厳しさが必要となることは間違いのないところでしょう。
しかしながら、企業経営者としてただ漫然と見ているわけには行きません。既にこの対策に対し、全世界的に株式市場や為替、原油価格等での反応が浴びせられています。
その動向をつかみ、出来うる限りの対策を打つのが我々の責務であり、素早い情報分析のもとで経営戦略を立案・実行していきたいと思います。
松本正義|
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2008年09月17日 10:16
A SMALL LUXURY HOTEL (英国IRにて(2))
英国IRに行ったときの話ですが、かねてから泊まってみたかったホテル「Dorset Square HOTEL」に宿泊しました。
わたしが以前にヨーロッパ地域の責任者であったことはこのブログでもご紹介しましたが、そのときの事務所が、まさしくBaker Streetにほど近いこのDorset Squareでありまして、このホテルももちろんその時代から居を構えていました。
当時はホテルに泊まる必要性はありませんし、その後も気にしつつも宿泊する機会には恵まれませんでしたが、意を決して今年は宿泊して参りました。
写真をご覧頂くとわかりますが、中は清潔ではありますが見事なまでの英国カントリーハウススタイルの調度で統一されており、過不足無いサービスと相まって一種独特の心地よさを醸し出しています。
バスルームはモダンな設備ですが、大理石とマホガニーがふんだんに使われていて高級感が感じられました。
このベッドで寝たのかと笑われそうですが、なかなか落ち着いて良いものです。自分では似合っていると思うのですが如何でしょうか(笑)
宿泊費はリーズナブルであるために、ビジネスパーソンで定宿にしている人も多いようです。わずか1.5ポンドでContinental breakfast それもかなり上等なものが提供されますし、夕食もmodern English cuisine が定評のようです。
DORSET SQUARE はもともとクリケットグラウンドがあった場所であり、軽気球が初めて飛んだ場所でもありますが、その名残で木々が美しく、落ち着く場所にあります。
このホテルは、『CITY SANCTUARIES BY SMALL LUXURY HOTELS OF THE WORLD』という冊子でも紹介されていますが、それだけの値打ちのあるホテルでありました。
わたしが以前から宿泊したいと思っていたホテルはまだまだ他にもあります。チャンスがあれば是非利用してみたいものですね。
松本正義|
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2008年09月12日 14:52
英国IRにて
9月の上旬に恒例のIRに英国に行きました。
IR(Investors Relations)を大切にするという考え方は、以前からもこのブログでいろいろ伝えていますので繰り返しませんが、当社への株式投資を考えて下さる方々への説明は、我々のような上場企業にとっては、何よりも優先すべき課題の一つであり、会社経営の責任を持つ社長として、今までもそしてこれからも、機会を捉えて種々の活動を行っていきたいと考えています。
海外でのIR活動は、大口の投資家が多く存在する米国と欧州を中心に、行っているのですが、今回は英国にじっくりと腰を据えて、じっくりと投資家の皆さんと懇談して来ました。会う機会はさほど多くは無いのですが、顔なじみのメンバーもいますし、年一回直接語りかけてPRする機会は大切にしたいと思っています。
その、英国IRでの話題ですが、米国のサブプライムローン崩壊以降の景気低迷が全世界に影響する中で、特にカーメーカー、big3の落ち込みが顕著であり、自動車関連に売り上げや利益の約5割を依存する当社グループの現状と今後の見通しについての質問がやはり多かったですし、これは予期されるところでした。
自動車生産台数も年初予想から大きく後退する中で、もちろん全く影響が無いと言うことはできないものの、幸いに当社グループには様々な新しい自動車関連の新製品、新技術が開発されており、また5つの事業ポートフォリオが、バランス良く中期的に成長することを見越しており、その順調な伸展を見て欲しいという説明に、皆さんから「安心した」とコメントをもらいました。
今年度スタートの中期経営計画「12 VISION」を中心に、当社業績の見通しについて述べていたところ、産業素材部門の堅調さを評価する声やエレクトロニクス関連特にFPCの当社実力発揮に向けての提言等もあり、過去から真摯に取り組んできた内容が評価されているように感じ、嬉しく思いました。
既に公表しているように、本年度の当社は売り上げこそ横ばいですが経常利益は微減の予想であります。しかしながら、その内容には今年度限りの特殊要因も含まれており、それを除けば増益基調であると繰り返し説明しています。
自動車関連を中心に非常に厳しい環境が続くことは間違いありませんが、グループが全力をあげてこれを乗り越えて、中長期的・持続的な成長が十分に見込める優良企業として、投資家が安心して推薦できる企業であり続けるようにしたいと思っています。
松本正義|
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社長の仕事|
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2008年09月02日 10:15
住友電工グループグローバル表彰世界大会(3)
表彰式典が終了したあとは、記念レセプションとなります。会場を大阪国際会議場に隣接したリーガロイヤルホテルに移して、関係者による立食パーティーです。こちらも、勿論式典参加者が殆ど参加しましたので、相当に大きな会場であるにも拘わらず、ほどよく混み合った状態で有意義な交流会になったようです。
簡単に挨拶をして、その後に威勢良く四斗樽で鏡開き、最近の経済情勢は国内外ともに今ひとつといった感があるだけに、これで当社グループの先行きも開けてくれば結構なことです。
その鏡割り、日本では見慣れた風景ですが、海外のグループ社員にはちょっと面白いイベントかも知れませんね。ちなみに海外からの皆さんには次の日以降、当社の製作所の見学や住友の歴史の一つ京都有芳園の訪問等のスケジュールをこなしてもらいました。住友電工という会社が積み重ねてきた歴史の重みを汲み取ってくれればと思います。
パーティーのあちこちで話に花が咲き、直接話しかけたり、通訳の人を介していろいろ話したりする中で、今回の大会で一つだけ残念に思ったことは、やはり言葉の問題です。
今回の大会では、式典開始前に流れているグループ紹介映像は英語のナレーションのものでしたし、式典の模様は(1)で述べたように、同時通訳で誰もが理解することが出来ました。発表者も安心して自国語で説明できたという点では、なんのぬかりもありませんでしたが、考えてみれば、社長であるわたしが、殆ど日本語を使用したのは、当然のように見えますが違う選択肢もあったかなと少しだけ反省しています。
真のグローバル企業が行うイベントは、基本的に英語を使用しています。わたしが行った挨拶や“12 VISION”の説明、そして司会などは「英語」で行うべきだったかも知れませんね。
次回以降の課題はできましたが、大変良い大会でありました。当社グループがますます隆盛になり、参加者が一層増えて行くことを大いに期待したいと思います。
松本正義|
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