2009年01月28日 08:40
オバマ大統領就任演説に想う
先週1月20日、オバマ米国大統領の就任演説がありました。約200万人の大観衆が見守る中、米国のおかれる厳しい状況を率直に示し、国民とともに立ち向かう「責任の時代」を強調、米国の誇りを取り戻し、夢に向かっていこうと呼びかける内容で、人々の熱狂振りに圧倒されるものでした。
演説の中で、「我々が挑戦する課題は新しく、それに立ち向かう手段も新しいが、成功の礎となる価値観は古い。それは、『誠実honesty』と『勤勉hard work』、『勇気courage』と『公正fair play』、『寛容tolerance』と『好奇心curiosity』、『忠誠心loyalty』と『愛国心patriotism』などだ。これらは普遍の真理である。今求められているのはこうした真理に立ち戻ることだ。」と8つの価値観の必要性を述べています。
確かブッシュ前大統領は、就任時『礼節civility』、『勇気courage』、『思いやりcompassion』、『品格character』の4つの徳目を掲げていました。今振り返ると、実行されたかどうか判断に迷うところですね。
さて、足元の景気は、長い暗いトンネルに入ってしまった状況で、誰しも、明るい光を求める気持ちは同じです。現在の熱狂ぶりはオバマ・バブルだ、過剰な期待も失望に変わるかもしれないといった見方もあるそうですが、100年に一度の危機と言われるこの不景気を、オバマ効果で吹き飛ばして、金融市場に早く信頼が戻り、実体経済においても需要が再生することを期待せざるを得ません。
勿論、経営者として、現状を楽観視しているわけではありませんし、厳しい市場経済において誰かが助けてくれるという他人任せでは生き残れないことは当然のこと。当社も、危機を乗り越えるために、「身の丈にあった組織・コスト構造の再構築」、「内部固めの拡大と深耕」、「教育再武装運動の強化」をキーワードに、社員一人一人が健全な危機意識を共有し、より強靱な企業体質への転換と、次の成長局面を牽引する人材の育成に徹底的に取り組もうと決意を新たにしたところです。
松本正義|
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2009年01月27日 09:20
大相撲初場所、横綱朝青龍の復活に沸く
私は大相撲が好きです。名古屋勤務時代は、名古屋場所開催時は必ず見に行っていました。さすがに平日はTVの生中継は見ることができませんが、主な取り組みは、帰宅後、スポーツニュースでほとんど毎日見ています。今年の初場所は、左ひじ痛のため3場所連続休場し引退の危機を取りざたされていた横綱朝青龍に世間の注目が集まっていました。その横綱朝青龍は、周囲の予想を覆し初日から14連勝、25日の千秋楽は横綱白鵬との横綱対決となり、私は自宅でその様子をTV観戦しました。
私の場所前の予想では、さすがの朝青龍もここまで来るとは思っていませんでしたし、3場所連続で優勝している横綱白鵬の最近の充実ぶりから実力的には白鵬に分があるとみていましたが、横綱相手に2番続けて勝てるかどうか?と優勝は五分五分と予想していました。結果は、予想通り本割りは一方的な相撲で横綱白鵬が勝ちましたが、優勝決定戦では横綱朝青龍が寄り切りで5場所ぶり23度目の優勝を果たしました。横綱朝青龍のここ一番での精神力の強さが際立った場所でした。
完全復活をアピールした横綱朝青龍でしたが、その悪童ぶりも健在で、初日の小結稀勢の里戦での土俵を割ってから相手の顔面に左右の突きを入れての駄目押しや、11日目の大関琴欧州戦で左腕を振り回すなど、まだまだ、横綱としての「人格問題」は尾を引きそうです。それでも、新聞報道で観衆の大部分が朝青龍の負ける姿を見たくて集まっているというコメントがあるほどの逆境の中で、負けた直後の優勝決定戦に勝ち万雷の歓声を浴び観衆の心をつかんだ朝青龍の負けん気の強さ、勝利への執念には本当に感心させられます。不祥事続きで低下ぎみだった視聴率は、今場所は両横綱の充実ぶりのおかげで15日間とも15%を超え大相撲人気も持ちなおしたようです。
翻って、未曾有の経済危機に襲われている経済界は、まさに「需要の蒸発」、周囲を見渡すと惨憺たる状況になりつつあります。この厳しい経済環境が当分続くとの見通しが大勢を占めていますが、GLORIOUS EXCELLENT COMPANYを目指す住友電工としては、「君子財を愛すこれを取るに道あり」の住友事業精神を堅持しながら、横綱朝青龍の精神力、集中力を見習って、企業体質の強化に努め、いつの日にか、新技術、新製品で社会を明るくできる日が来ることを目指していこうと思っています。
松本正義|
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2009年01月09日 09:39
新年賀詞交歓会
新年を迎え年始のご挨拶の場として、当社グループでは、大阪をかわきりに、東京、名古屋の3か所で新年賀詞交歓会を開催しております。
今年は、前回のブログで書きましたように、お祝い気分ではいられないような経営環境でありまして、お会いする方のほとんどの皆さんも、今年は厳しい、今までの不況に比べものにならない、質も規模も全く違うといった強い危機意識を持っておられました。
とはいえ、悲観的な気分にひたっているわけにはいきません。ハードルが高ければ高いほど、アドレナリンが高まってくるわけで、恒例の鏡割りも行い、ご参会いただいた皆さんと気持ちをあらたに、気を引き締めて一年の健闘を誓い合いました。
その機会を利用して、グループの最近のトピックスを写真パネルにまとめて掲示しました。PRも兼ねて、読者の皆様にもご紹介させていただきます。
最新技術としては、世界で初めて試作に成功しました「超電導電気自動車」と今後の可能性が期待される「水処理膜」を取り上げました。
もう一つは、本年の大きな課題であるSEQCDD活動の強化や人材育成を実行に移していくための、モノづくり教育の拠点として伊丹製作所に設立した「テクニカル・トレーニング・センター」、そして、CSR活動の一環で、障がいのある方の雇用を促進するべく設立した「すみでんフレンド株式会社」です。
松本正義|
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2009年01月05日 15:43
新春をむかえて
みなさん 新年あけましておめでとうございます。
本年の正月休みは例年になく長く、私も9日間休ませてもらいました。
みなさんはいかがでしたでしょうか。
休みというのはいつものことですが、またたく間に終わってしまい、休み最後の日が近づいてくるとなんとなく憂鬱な気分になってしまいます。ところが本年はこの悲観的な社会経済状態を考えますと、早く職場に戻り会社の業績を落とさないよう、しかるべき手を打ちSTAKE HOLDERの方々にご迷惑をかけてはいけないとの気持ちが先に勝ってしまい憂鬱どころではありませんでした。世界同時不況、しかも私ども現役経営陣が経験した不況の中では、その影響は最大規模でかつ最速で進行し、どこを向いても出口が見当たりません。
近年の不況を時間的に追ってみますと、1973~75年の第一次オイルショックによる不況、1990年初めの日本の土地バブル崩壊後の不況、そして、規模においては前2者に及ばないと思いますが2002年前後のITバブル不況と私たちは度々大きな景気の谷間を経験しこれらを乗り切ってきました。
今回の世界同時不況に対しては、各国政府がことの深刻さに共通の問題意識を持ち協調スタンスをとり、このような事態における最悪のシナリオである保護主義政策を避けるべく協力していることは従来の不況と大いに違う点であります。
現時点では、実体経済への影響は、おそらく2009年中に及び、アメリカの住宅市場の健全化をベースに金融経済への信頼感が市場に戻るには未だ1年はかかるでしょうし、そこから、実体経済の担い手の一般消費者の財布のひもが緩むには更に1年掛かるとすれば早くても2010年の後半まで『忍』の一字、会社の内部体制をきっちりと固め、来る回復期に全力でスタートダッシュできるように経営の舵取りをすることが肝要と思っています。
安岡陽明学によりますと、本年、己丑(つちのと・うし)は「正々堂々と迷乱を治める年」とのことですが、我が住友電工グループは、住友400年の事業精神(萬事入精、信用確実、不趨浮利)を念頭におき、身の丈に合った組織、コスト体系を再構築し、今までグループが十分な解決をなし得なかった経営課題に人材再教育と併せ徹底的に手を入れ解決していくこととし、本年1月よりプログラムに従い実行に移し筋肉質の組織の構築を目指しています。
本年も、みなさま方のご支援、ご指導をよろしくお願いします。
松本正義|
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