2009年01月05日 15:43

新春をむかえて


 みなさん 新年あけましておめでとうございます。
本年の正月休みは例年になく長く、私も9日間休ませてもらいました。
みなさんはいかがでしたでしょうか。


 休みというのはいつものことですが、またたく間に終わってしまい、休み最後の日が近づいてくるとなんとなく憂鬱な気分になってしまいます。ところが本年はこの悲観的な社会経済状態を考えますと、早く職場に戻り会社の業績を落とさないよう、しかるべき手を打ちSTAKE HOLDERの方々にご迷惑をかけてはいけないとの気持ちが先に勝ってしまい憂鬱どころではありませんでした。世界同時不況、しかも私ども現役経営陣が経験した不況の中では、その影響は最大規模でかつ最速で進行し、どこを向いても出口が見当たりません。
 近年の不況を時間的に追ってみますと、1973~75年の第一次オイルショックによる不況、1990年初めの日本の土地バブル崩壊後の不況、そして、規模においては前2者に及ばないと思いますが2002年前後のITバブル不況と私たちは度々大きな景気の谷間を経験しこれらを乗り切ってきました。
 今回の世界同時不況に対しては、各国政府がことの深刻さに共通の問題意識を持ち協調スタンスをとり、このような事態における最悪のシナリオである保護主義政策を避けるべく協力していることは従来の不況と大いに違う点であります。
 現時点では、実体経済への影響は、おそらく2009年中に及び、アメリカの住宅市場の健全化をベースに金融経済への信頼感が市場に戻るには未だ1年はかかるでしょうし、そこから、実体経済の担い手の一般消費者の財布のひもが緩むには更に1年掛かるとすれば早くても2010年の後半まで『忍』の一字、会社の内部体制をきっちりと固め、来る回復期に全力でスタートダッシュできるように経営の舵取りをすることが肝要と思っています。


 安岡陽明学によりますと、本年、己丑(つちのと・うし)は「正々堂々と迷乱を治める年」とのことですが、我が住友電工グループは、住友400年の事業精神(萬事入精、信用確実、不趨浮利)を念頭におき、身の丈に合った組織、コスト体系を再構築し、今までグループが十分な解決をなし得なかった経営課題に人材再教育と併せ徹底的に手を入れ解決していくこととし、本年1月よりプログラムに従い実行に移し筋肉質の組織の構築を目指しています。


 本年も、みなさま方のご支援、ご指導をよろしくお願いします。

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松本正義Profile

住友電気工業(株)
社長 松本正義


1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。

趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もあるスポーツマン。

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