2009年02月13日 09:43
MKP、GKP、KKP
先週のブログ「3つの経営方針」で、「内部固めの拡大と深耕」と「教育再武装運動の強化」を加速化するため、MKP、GKP、KKPを立ち上げたという話をしました。ブログ読者の皆さんには聞きなれない言葉だと思いますので、改めて、その内容を紹介しようと思います。
以前ブログでもお知らせしましたが、昨年10月に住友電工グループのモノづくり人材育成の中心施設として、伊丹製作所にテクニカル・トレーニング・センター(以下TTC)を開設し、階層別、機能別、ニーズ別研修などの100を超える講座をスタートさせています。
今回新たにスタートしたMKP、GKP、KKPは、このTTCが中心となって進め、当社グループのS(安全)E(環境)Q(品質)C(コスト)D(納期)D(開発)における体質強化を目的とした実践型の研修プログラムです。
MKPとGKPは、現実にあるSEQCDD課題の解決をとおして、モノづくりの革新・改善を担うプロフェッショナルな人材を育成するためのプログラムで、それぞれ、モノづくり革新プロ実践道場(MKP)、現場改善プロ実践道場(GKP)が正式な名称です。
MKPでは、各事業部門の将来の工場長や製造部長候補生である入社15年前後(主査~主席クラス)のエンジニアを年間30名程度選抜し、3週間の集合研修のあと2人一組となり6ヶ月~最長2年間の全社的なテーマに取り組みます。実践道場の名に相応しく、原理原則の習得に加え、現実の課題解決に取り組むことで、集中してその実行力を養うものです。これにより、各部門の総合革新を担うプロジェクトリーダーとなる人材を育成し、これまで手が回っていなかったSEQCDDの本質的な課題も解決するという二兎を追う計画です。
すでに1月中旬から、「電子機器用電線の工程内不良ゼロへの取り組み」、「自動車用部品の生産プロセス再点検による総原価低減活動」等、当社グループの長年の重要課題である8つのテーマに取り組んでもらっています。
GKPは、その生産現場社員版にあたり、入社15年程度のラインリーダークラス(班長候補生)を年間60名程度選抜し、2人一組となり、3ヶ月の間、実践的な複数テーマに取り組み、国内外製造拠点の改善活動推進を担うリーダーの育成とSEQCDD課題の解決を目指しています。
こちらでは、「検査工程のセル生産化」「工具製品の生産リードタイム短縮」「産業素材製品の不良ゼロ化」など、各工場の重点課題をテーマとして、2月中旬からスタートする予定です。
次に、KKPは、製造現場の全員が参加し、工場全体のモノづくり力を底上げしていくための研修で、工場基盤強化プログラムの略です。
SEQCDD活動における安全、品質をはじめ、あるべき姿を現場社員全員で、再確認し(気付き)、必要によって標準を決め(改め)、決めたことを守る(維持していく)ことでメーカーの原点である工場の基盤固めを行うというものです。
今回、研修を進めるにあたり「工場のあるべき姿」に相応しいモノづくり基準を定め、グループグローバルへの横展開も狙っています。最初の1週間は座学で知識教育を行い、1か月間の実践を加え、自らの職場を自らの手で整備していくというもので、製造現場の社員全員が受講することを目標としています。こちらも、1月中旬の伊丹を皮切りに、熊取、佐賀、宇都宮、室蘭、岡山など、グループ会社を含めた国内の工場で順次実施し、毎月500人、年間で6000人規模の現場社員が研修、テーマ実践に参画する予定です。
私は常々、社員の皆さんに、たゆまぬ自己研鑽に努め、業務遂行能力を高めるようお願いしてきました。また、「SEIユニバーシティ」もソフト・ハード両面から充実させてきました。前回も言いましたように、現在の厳しい状況を抜け出し、再び成長軌道に乗っていけるかは、社員一人ひとりの能力向上にかかっており、この研修プログラムはスタートしたばかりですが、その成果に大いに期待しています。
松本正義|
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