2009年02月25日 16:32

沖縄での新年交流会


緋寒桜 少し前の話になりますが、沖縄の緋寒桜が満開となる1月末、住友電工グループ主催(協賛10社※)の新年懇談会を那覇で開催しました。これは、30年以上も継続している行事であり、毎年100名ほどの沖縄地区の主要なお客様にご参加いただいているものです。私が初めて参加したのは九州・沖縄サミットが開催された2000年なので、今年で10回目、以来、この時期に沖縄を訪問することを楽しみにしています。


嶺井様のご挨拶 振り返りますと、ご承知のように沖縄が日本に復帰したのは1972年、住友電工が沖縄に営業所を開設したのはその直後です。当時の沖縄はまだ十分なインフラが整備されておらず、社会・経済とも混沌としていたと聞いています。以来、電力・通信をはじめとする社会インフラ整備のお手伝いなどをさせていただく中で、お客様からのご要望もあり、当時の亀井社長がこの新年懇談会を発足させたということであります。
 今年、乾杯のご発声をいただきました嶺井様(元沖縄県副知事、元沖縄電力会長)は、御年86歳でおられますが、「県の発展に貢献した住友電工の新年懇談会には、何よりも優先して出席したいし、毎年参加するのが楽しみである」との過分なお言葉を頂戴しました。


 このようなお言葉をいただけるのも、「信用確実」、「自利利他、公私一如」といった住友事業精神をもって、当社の諸先輩が事業に取り組んできたからではないかと考えています。沖縄の地域経済は、さまざまな問題をかかえてはいるようですが、年間の観光客が600万人を越え、情報通信などの新産業も育ちつつあるといったニュースも目にします。これからも、社会インフラの整備を中心に、沖縄の発展に貢献できれば、と考えているところです。


主催者を代表してご挨拶 さて、沖縄といいますと、毎回感じるのが、沖縄という共同体ならではのホスピタリティーといいますか、人の温かさであります。家族制度の変化や地域社会における連帯感の喪失、そしてコンピュータ・ネットワークの発達により、リアルなコミュニケーションが希薄になっているように見受けられる現在の世の中だからこそ、このホスピタリティーの精神に学ぶところが多いように思うのです。
 今年、私が社員の皆さんに向けて掲げた年頭の3つの要望事項のひとつに、「思いやりの精神と明るい職場づくり」があります。現在のような厳しい状況であるからこそ、互いの立場を理解、尊重する、思いやりの精神をもって業務に取り組んでもらうことが必要である、という強い思いからです。厳しい時代の中を生き抜いてこられた沖縄の方々が、明るさを失わずにお互いを思いやる精神を育んでこられたように、当社社員の皆さんが、互いに思いやりの精神を発揮することで、この難局を乗り越えていくことができればと思っています。


 沖縄には、冬から春に移行する旧暦の2月頃、「ニンガチ・カジマーイ」(二月・風廻り)と呼ばれる大荒れの天気となる日があるそうです。現在の経済環境は、天気にたとえるとまさに大荒れでありますが、思いやりの精神をもつことでこの強風を耐え抜き、不況の冬のトンネルを抜けた向こうに、沖縄で「うりずん」と呼ばれるような、春の爽やかな豊穣の季節を迎えたいものです。


※:住友電気工業(株)、日新電機(株)、住友電設(株)、(株)コミューチュア、(株)ブロードネットマックス、住友電工システムソリューション(株)、住友電工スチールワイヤー(株)、住電トミタ商事(株)、(株)ジェイ・パワーシステムズ、大電(株)

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松本正義Profile

住友電気工業(株)
社長 松本正義


1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。

趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もあるスポーツマン。

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