2009年04月28日 13:15
第318回USフォーラム
先日、社外の皆さんが集まる勉強会で講演をしてきました。
きっかけは、取引先の経営者から依頼を受けたものでしたが、官界・経済界の明日の指導者の育成、ヒューマンネットワーク、変革集団づくりが目的とのことで、それなら一肌脱ぎましょうということで引き受けることにしました。
この「USフォーラム」は、1984年に開始、今回で318回目、政官民の私もよく知った方々が講師をしており、当社OBの亀井が1回、川上が2回、話をさせていただいたことがあるようでした。
形式ばる必要なく自由に話して下さいということでしたので、「この大不況に思う-幾多の不況を乗り越えて」のテーマで約1時間話させてもらいました。
海外勤務の思い出に始まり、住友事業精神の真髄である「萬事入精」、当社グループの新中期経営計画「12VISION」、「事業は人なり」経営の基本である人材育成、これまでの不況時における構造改革の取り組み、そして、今回の大不況を乗り越えるためグループ内に号令をかけ取り組んでいる3つの全社方針「身の丈にあった組織・コスト構造の再構築」「内部固めの拡大と深耕」「教育再武装運動の強化」についてなど、社長として心がけてきたことも交えながらざっくばらんに話しをさせてもらいました。
皆さんから反響のあったことを一つ紹介しましょう。
企業経営には、バランスが難しいところですが、行き過ぎた「選択と集中」よりも組織のDNAをベースとした「多様化」が大切という話です。少し前「選択と集中」が流行りましたが、結局、推し進めた会社はうまくいっていないところが多いように思います。私の7代前の北川社長は、私が会社に入る前から「多様化」が大切と言って多角化を進めました。お陰で、当社は電力ケーブルに始まり、通信ケーブル、光ファイバー、そして自動車部品へとこれまで世の中の流れにうまく乗ってこられました。いかに保険をかけるか、未来を見通し自らの組織に合った「多様化」を図るかが経営にとって大切なことです。
とはいえ、今回は出口が見えない状態、「超電導」も時期尚早。こんな時は、人材が競争力の源泉、人材の育成こそ、大切だと思っています・・・といった話をしました。
集まった皆さんは官庁や企業から推薦を受け又は自主的に参加されている役員や管理職の方々で、約1時間にわたり多くの質問をいただき楽しく質疑応答をさせていただきました。
さて、最後に、フォーラムの後日談をほんの少しだけ披露します。
集まってもらった130名ほどの皆さんに有意義に感じてもらえたかどうか気になっていましたが、この週末、受講アンケートがUSフォーラムから届きました。更に、多数の方々から自筆の礼状をいただきました。内容を拝見、ほんのちょっとお役に立てたようで、こちらもうれしくなりました。皆さんへは、今後のご活躍を祈念することで返礼とさせていただきます。
「お互いに頑張りましょう」
松本正義|
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