2009年09月07日 09:08
防災の基本は「予防」
この夏は、台風9号による水害・土砂災害や東名高速道路が寸断された静岡地震など、大規模な自然災害が相次いで発生しました。
先日、兵庫県佐用町の復興ボランティアに参加した社員から話を聞きました。記録的な豪雨により流木が橋に堆積し川が氾濫、山と緑に囲まれた自然豊かな地に甚大な被害をもたらしました。暑い中の汚泥のかき出し作業は、大変辛かったそうですが、終わった後は、充実感があり参加してよかったとのこと。また、食料や一輪車、スコップ等の救援物資が各地から届き、老若男女を問わず大勢のボランティアが集まり、支え合う姿勢には心強く感じたようです。
さて、防災の日を記念し全国各地で防災訓練が実施されています。
当社では、全国8拠点をTV会議で結び、大規模地震を想定したグループ防災訓練を行いました。社員の安全確保、二次被害の防止、事業の継続、地域貢献・地域との共生の4つの観点から、各職場での避難訓練、公共機関への通報、社員・家族の安否確認、負傷者の救助、そして、ガス漏れ、火災発生への対応訓練と盛りだくさんでした。こういう機会を通じて、BCPもブラッシュアップさせています。今年も、拠点間の情報共有化に課題がみつかり、早速、改善を進めることにしました。
また、地域協力、地域との共生の一環で、横浜製作所では、消防、警察、自衛隊のほか、ボランティア団体、地元消防団、当社自衛消防隊など総勢200名、車輌36台、ヘリコプター2機が参加し横浜市総合防災訓練が実施されました。

災害発生時の対応や復興支援体制は、阪神大震災の教訓から各地域にしっかり根付いていますし、各企業でも準備が進んでいます。しかしながら、防災の基本は、予防にあります。最近の自然災害は、従来の想定を超えた現象によるものが多く、今一度、想定基準を再確認する必要があると感じています。
内閣府の中央防災会議の報告によれば、M7.6を想定した大阪の上町断層地震は、被害が最も大きい場合、死者4万2千人、全壊棟数97万棟、経済被害74兆円と想定されています。今後30年以内の発生率2~3%とはいえ、万が一に備えグループ内の建物の耐震対策は、優先度を定めて計画的に進めています。
また、今年は新型インフルエンザの大流行が懸念されています。かからない、うつさないことが肝要で、これは一人一人の心がけによるところが大きいです。佐用町のボランティアも、暑い中、マスクの着用を心がけている人がたくさんいたようです。ちょっとした心遣いで、被害の拡大が防げます。
病気予防と言えば、やはり、日頃の健康管理が大事。お酒は健康のバロメータと言いますが、健康に気をつけてほどほどにと思いますが、こちらは、言うは易し行うは難しです。
松本正義|
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