2009年09月25日 15:08
IWCC総会に出席して(1)
去る9月16日、17日の二日間に亘り、イタリアのフローレンス(フィレンツェ)で開催されたIWCC(国際銅加工業者協議会)の2009年度総会に出席し、旧知のメンバーと世界経済の今後と銅加工業界のあるべき姿を中心に忌憚のない意見交換をして参りました。各国の代表が興味あるプレゼンテーションを行い質疑応答もそれなりに時勢を反映した内容でとても勉強になりました。
各国・地域の経済、需要動向については、「昨年後半からの経済危機による最悪期は脱し回復しつつあるものの、その足取りは確かなものではない」という見方が、欧米をはじめほとんどの国・地域に共通しているように感じました。
また、いつものことながら、銅価の急激な変動が加工業者に与える影響の大きさにメンバーから異口同音に根本解決がないものかと苦悩の表現が多くありました。投機対象となったコモディティへの対応には代替品の開発が有効な対策のひとつであると。世界の銅消費量の60%を占める電線業界に限ってみれば光ファイバーが通信ケーブルの材料として銅を代替しているように、電力ケーブル分野では高温超電導材料、カーボンナノチューブ等の材料開発を鋭意進め最終ユーザーに安定した価格で、より性能の良い製品を供給できる体制を確立する必要があるとの意見もあり、意を強くした次第です。
来年の総会は、中国、上海で開催される予定です。次回は、今年よりも明るい話が聞けることを楽しみにしています。
松本正義|
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1松本社長のIWCCでの銅原料への投機行動に対する警鐘は、2008年5月のブログでも拝見いたしました。
LME側は「どうにもならない。」との対応だったようですが、行き過ぎた投機行動は、オバマ米大統領による金融規制の対象にも加えられようとしていますし、ゴールドマン・サックス社が訴追されることなども同根のように考えます。
銅加工業の一端に関わる者といたしましては、単純に代替材料開発で済まされない事情もあります。
松本社長のご主張はまさに「正義」と思います。
2008年、2009年がだめでも2010年にはさらに論陣を強化して臨んでいただきたく希望いたします。
投稿者:2525copper | 2010年05月15日 16:25