2009年11月20日 13:23
社会実践論講義
まさか自分が教壇に立つなどと考えたことはありませんでしたが、先日、母校から「社会実践論」の講義依頼があり、これまでの体験談を交え、拙いながら『グローバリゼーションとキャプテンズ・オブ・インダストリー』と題し100名程の学生の皆さんを前に80分間の講義を行う機会がありました。
教室に入ると、なぜか前の方の席を空け、教壇から遠巻きに陣取り、また、女性が増えていることに隔世の感がありました。講義が始まると、しっかり聞きメモをとる人、残念ながら船を漕ぐ人、色々です。会社では叱り飛ばすところですが、恩師の苦労に思いを馳せて、真剣に聞いてくれる方の反応をみながら話をさせていただきました。
経歴を簡単に披露し、在学時代の教訓、社長就任時に会社をどう経営していくかをまとめた「ビジネスモデルの基本精神」、新入社員に贈る言葉、Captains of Industryの意義、期待される人材像等々、精一杯お話しいたしました。
在学時代の教訓として、①団体生活の経験から得られる規律、自制心、協調性が社会人には必須となるので、体育会やクラブなど何らかの会に入ることは大事、②大きな建物にはしっかりした土台が必要なように、古典を通じLiberal Arts(教養)を広く身につけておくことが豊かな人格形成に役立つこと、③長い人生には方程式では解決できないこともたくさん出会う、頭でっかちだけではだめで、スポーツを通じて体力・胆力の鍛錬を怠らないように。
建学の精神であるCaptains of Industryは、Globalizationが進展する昨今でも不易の精神であると。
(以前ブログでも紹介していますので、「今、日本に問われていること」をご参照ください。)
あっという間の80分でしたが、私の思いが学生の皆さんに伝わったでしょうか。講義が終了し、熱心な方が何人か、質問に来ました。あれこれ悩むよりもまずは行動、困難から逃げ安易な方向に流れてはいけない。といったアドバイスをしました。
今、夢を持たない人が増えているといわれますが、社会や組織の発展には若人の力が欠かせません。皆さんには、閉塞感を打ち破る「気骨ある異端児」目指し、学問にスポーツにそして人生に大いに挑戦して欲しいと願います。
最後に、中西輝政著PHP文庫「大英帝国衰亡史」を課題図書に推薦しました。皆さんの感想レポートを楽しみにしています。
松本正義|
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