2010年05月27日 08:47

欧州、南米グループ会社訪問~SEBN社編


 前々紹介しましたIWCC合同会議(リオデジャネイロ)にあわせて、久方ぶりに欧州、南米の当社グループ会社を訪問しました。三現主義も“経営TOPよりはじめよ”です。


 関西空港を出発しパリ経由で独ハノーファーに丸1日かけて到着、最初の訪問会社は、独ウォルフスブルグ市にあるSUMITOMO ELECTRIC BORDNETZE GmbH.(SEBN社)です。


 SEBN社は、2006年3月に買収した自動車用ワイヤーハーネスの製造販売会社。フォルクスワーゲン社の主要サプライヤーで、GOLFやPOLOのワイヤーハーネスは100%SEBN社製です。売上高500百万ユーロ、人員13000人を擁し、ポーランド、スロバキア、ブルガリア、ウクライナ、トルコ、モロッコ、メキシコ、中国など15カ国で事業展開し、現在、チュニジアにも新工場を建設中です。


 社長就任後の最初の大型買収案件だったこともあり、SEBN社には特に思い入れがあります。一昨年のリーマンショック時は、欧州自動車市場も大きな影響を受け生産拠点の再構築に苦労しましたが、昨年は徐々に回復、今年は南欧諸国の財政問題など懸念材料もありますが、大きな成長を期待しています。


 販売、生産、開発の状況について、それぞれの担当から説明を聞き、現状と課題について理解を深めました。その後、研究開発担当役員のMr.Bogner、財務担当役員のMr.Kloepffer、製造担当役員のMr.Winnenをはじめ現地の幹部や日本からの駐在員の皆さんと一緒に、夕食に出かけ、ソーセージとビールの伝統的なドイツ料理を食べながら大いに盛り上がりました。


夕食後、皆さんと一緒に記念撮影


【もう一枚】


 言語、文化や価値観など、生まれ育ったバックボーンの異なる皆さんと、心を合わせ一つの目標に向かっていくためには、仕事を離れ食事をしながら膝をつきあわせ、意見を交えお互いを知り信頼関係を深めることは大切なことです。
 欧州自動車市場も、今回の経済危機で厳しい経営環境にありますが、日欧の技術と英知を統合し、更なる成長発展を目指すことを誓いました。

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2010年05月24日 09:18

関西実業団陸上、お疲れ様、今後の活躍に期待します


 5月14日~16日、第54回関西実業団陸上競技選手権大会が、香川県丸亀市にて開催され、当社陸上競技部のメンバー20名が出場しました。
 当日は、所用もあり、応援に行けませんでしたが、9種目で優勝の報告を聞き、この場で、選手の皆さんにおめでとうと伝えさせていただきます。


 本大会では、新人選手に期待していましたが、土手啓史君は100m、200mで優勝。高木志帆さんも200mでは残念ながら2位となりましたが、100mで優勝し、期待通りの活躍をしてくれました。
また、若林愛さんは、400m、400mハードルで優勝、田村初花さんも走り幅跳びで優勝と素晴らしい成績を収めてくれました。


リレー競技でも、4×100m男子と4×400mで男女とも優勝しました。ここでは、マイルリレー選手を紹介させていただきます。


マイルリレー優勝メンバー

 注目選手としては、1500m、5000mの両種目で自己ベストを更新した、成長著しい澤圭洋君。今後の活躍に期待します。

 毎日、日夜練習に励む皆さん、自己ベスト更新を目指して、今後も鍛練を続けてもらいたいと思います。
 私も、次回、機会があれば、応援に行かせてもらいます。



陸上競技部Webサイト:第54回関西実業団陸上競技選手権大会競技結果

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2010年05月19日 15:41

IWCC(国際銅加工業会協議会)合同会議に参加
(於ブラジル・リオデジャネイロ)


 一年に一度開催されるIWCC合同国際会議(産銅、製錬会社と銅加工業社との合同会議)が、今回リオデジャネイロで5月9日から5月13日に亘りシェラトン・リオ・ホテルにて開催され、今回もプレゼンターとして出席致しました。


IWCC会場のホテルにて 今回は、一昨年来の世界経済の動揺が納まらず、更にギリシャの経済悪化が追い打ちをかける社会経済環境のなかで開催されましたので、参加人数は若干減っておりましたが、ブラジル政府高官の参加も頂き62社(約200名)の経営者が一堂に会しました。ブラジル経済の状況が政府より報告された後、産銅加工業社が抱えている諸問題をはじめLME(London Metal Exchange)の運営内容、変動極まりない銅価への対応報告等があり、会場からの鋭い質問も飛び交い、有意義な国際会議でした。


 世界の銅消費量は年間約19百万トン。他のコモディティ同様、中国がその内4百万トンから5百万トンと急激に消費量を増やしております。更に、投機資金が銅市場へ流れ込み、銅価の高騰及び変動が経営に対する影響は、昨今加工業界にとって耐え難く、経営に不透明感と不安定さをもたらしています。


プレゼン中の私 私のプレゼンテーションの内容は電線メーカーの立場から、従来通り、人間の知恵を働かし、銅にかわる代替品の開発を進めることが長期的に正解であることを、具体例を挙げて説明しました。
 かつて、データ伝送の大容量化、高速化の要求に応えるため光ファイバを開発し、銅から光ファイバに置き換わりましたが、今、地球温暖化が深刻かつ喫緊の課題になり、エネルギー効率化、CO2排出削減、自動車の軽量化のため、高温超電導材料、アルミ電線の開発が進展中であります。(将来的にはナノカーボン材、カーボンフィルム等)


 産銅各社にとっては、若干耳の痛いことと思いますが、銅では解決できない社会状況(情報社会の進展、CO2の削減、資源の枯渇、etc)も迫っており、内容は理解頂いたのではないかと思っております。
 環境エネルギーの分野に、今後も注力していく方針を弊社は掲げておりますし、銅を中心に長年経営を続けてきた電線業界にとって、将来に向け社会のニーズに応え、事業の発展をいかに実現していくか、まさに正念場にさしかかってきた、と痛感した国際会議でした。

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2010年05月17日 16:47

2009年度決算発表、2010年度に向けて


 先週末、2009年度連結決算の発表を行いました。
 世界的な不況の影響により売上高は1兆8364億円と前期比14%減となりましたが、営業利益は前期比2.2倍の517億円、経常利益は81%増の682億円、当期純利益は67%増の287億円と、利益面は当初予想よりもそれぞれ大幅増益となりました。配当についても、業績の好転を反映し期末配当を年初予定の7円から2円増配し9円とし、年間では1株につき16円と致しました。


 昨年は、底の見えない市場縮小に大きな危機感を抱き、「身の丈にあった組織とコスト構造の再構築」、「内部固めの拡大と深耕」、「教育再武装運動の強化」の3つの方針を出し、この1年間、全員一丸となって非常事態対策と体質強化促進運動を推進しました。
 その後、需要は少しずつ回復してきましたが、グループを挙げて思い切った構造改善対策や徹底したコスト削減に取り組んだ結果、こうして決算発表を迎えることができました。感謝の気持ちとして社内の皆さんに「本当にご苦労さんでした」と声をかけさせてもらいました。


 2010年度は、中国、インドを中心として新興国経済がけん引役となり、緩やかに景気回復に向かうとの見方に大いに期待するところです。
 しかしながら、今月は、かねて不安視されていたギリシャ財政危機が一挙に顕在化し、世界的な金融システム不安が再燃、EUとIMFによる最大7500億ユーロの緊急支援策や日米欧当局の協調介入等でひとまず終息に向かいましたが、まだまだ危機は去ったと言えず、今後の予断を許しません。
 また、新興国でも景気過熱によるインフレと不動産バブル懸念など、先行き不透明な要因を抱えています。日本においても、ギリシャ問題は他人事ではなく、デフレギャップとGDPの2倍に膨れ上がった政府債務を抱え、有効求人倍率も0.5倍を切り、本格的な景気回復とはいえない状況にあります。
 加えて、国際的な価格競争の激化、資源・原材料価格の高騰も予想され、2010年度は、全体として景気は回復基調にあるとはいえ、厳しい経営環境が続く見込みです。


 2010年度の業績見通しは、売上高2兆円、営業利益1000億円、経常利益1200億円、当期純利益600億円として公表しました。 
 これは、Stake Holdersのご期待にこたえ、12VISION(売上高3兆円、営業利益2100億円、ROA10%)への一里塚となります。
 住友電工グループ全員が、総力を結集して強い達成意欲を持ち、気合いを入れて取り組んでまいりますので、皆さんもご応援よろしくお願いします。

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2010年05月12日 08:42

大阪産業創造館でのセミナー


 先月末、(財)大阪市都市型産業振興センター主催の「ものづくりトピックスセミナー」にて「躍進を続ける老舗企業、住友電工の次世代成長戦略」をテーマに約1時間半の講演をしてきました。


満員の会場 この財団は、大阪の経済を支える中小企業の経営者の方々向けにセミナーやビジネススクール、展示会等の機会を提供し、その活性化に寄与することで地域経済、産業の更なる発展を目指されているとのことです。
 今回は、大阪のものづくり企業を元気づけるような話をとの依頼でしたが、大阪産業創造館4階のイベントホールがほぼ満員の200名を超える方々にお越しいただき、皆さんのお役に立つお話ができたかどうか本当に汗顔の至りでした。


 最初に住友電工の会社概要を紹介するDVDをご覧頂いた後で、①これまでの会社生活を振り返って、②経営の基本理念、③「Glorious Excellent Company」構想について、④中長期的な成長に向けた経営戦略、の順に約1時間私なりに精一杯お話をさせていただきました。
 その後、ファシリテーターの北村氏を交え、質疑応答を通じて率直に意見交換をさせていただきました。


質問に答える私 12VISIONに向けての課題、新事業の創出、中国市場、今後のグローバル展開、人材育成等、多岐にわたる質問に対して、これまでの取り組みや日頃の考えをお話させていただきました。


 また、当社グループは海外比率が4割を超え、本社をどこにおいても支障がないが、住友という企業グループを育てていただいた大阪に本拠を置くことで恩返ししたいと申し上げたところ、皆さんからご賛同頂きました。


 皆さんに元気を与えるとの趣旨に対して、その目的にかなったものとなりましたでしょうか。熱心に話をしている内に予定時間を15分程度オーバーしてしまいましたが、最後まで、お付き合い頂いた皆さま、本当にありがとうございました。まだまだ、激動の経営環境が続きますが、世界のリーディングカンパニーを目指して頑張りますので、ご声援のほどよろしくお願いします。

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2010年05月06日 09:17

研究新本館「WinD Lab」開所式


Wind Lab全景 2007年の110周年を機に、研究新本館「WinD Lab」の建設と緑化事業の推進を目玉事業として、4年越しで進めてきました大阪製作所東地区の再開発プロジェクトが、昨年5月の「WinD Lab」の竣工に続き、隣接する講堂棟と庭園の完成を以て、ようやく一つの区切りを迎えました。


 4月28日に開所式を行い私も出席しました。幸い、当日は雲ひとつない晴天に恵まれました。近隣の産土神社の神主様による修祓式では、斎主として、工事が安全に終了したことへの感謝の気持ちと、今後の研究開発活動の活性化、ひいては会社・事業の発展を祈念し心をこめて玉串奉奠を行いました。参列した皆さんから、神主様の装束の素晴らしさと「当社研究開発の成功と事業の発展を祝う」祝詞に感激したとのお話を頂き、本当にありがとうございました。


 修祓式の後は、「WinD Lab」ロビーにて、建設に携わって頂いた関係者の皆さんと研究関連の幹部と一緒にテープカットをしました。


 今回完成した講堂棟は、2階建で、1階には約360㎡、最大400人を収容する大広間があります。早速、当日の午後、大阪地区の研究発表会に使用しました。大型のスクリーンが4つあり、発表会には打って付けの施設です。


テープカットの様子研究発表会の模様


 講堂棟の2階部分は、会議室、応接室を配置し、その上の屋上庭園は、先日、ご紹介しましたように、芝桜が植えられています。「WinD Lab」の3、4階の事務所ゾーンからの眺めもよく、また3階と屋上庭園はつながっており、仕事の合間にリフレッシュできる仕組みです。


 また、講堂棟の北側に隣接する庭園は、約800坪ほどの広さがあり、バラを中心に植栽し、よい憩いの場となることを期待しています。また、工場見学の際など、社外の方にもお越しの際は、楽しんでいただきたいと思います。


松杭を活用し製作したベンチ このベンチは、50年の長きにわたり旧研究本館を支えていた松杭を活用し製作したものです。時代の流れ、社会の要請という「風」を敏感に読み取り、独自技術という新しい「風」で社会に貢献していく、「風」をコンセプトにした「WinD Lab」では、研究者約500人が切磋琢磨して、研究開発活動に励みます。肝心の研究の成果がでずに画龍点睛を欠くことのないよう、ここから、次の50年を支える革新的な新技術、新製品が続々と生まれることを期待しています。

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松本正義Profile

住友電気工業(株)
社長 松本正義


1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。

趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もあるスポーツマン。

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