2010年07月30日 13:52
2010年度、第1コーナーを回って
7月29日に2010年度第一四半期決算を発表しました。
売上高は4,878億円(前年同期比+1,157億円)と31%の増収、営業利益は198億円(同+345億円)、経常利益は261億円(同+401億円)、純利益も192億円(同+295億円)と、スタートとしては、まずまずの滑り出しとなりました。
中国、アジア等の新興国経済の成長にけん引されて、世界的に自動車関連を中心に需要が回復し、リーマンショック前の2008年度第一四半期に比較して、売上高も約8割程度まで戻ってきました。
1年前は、世界同時不況の影響を強く受け需要が激減し一時期は水面下にありましたが、「身の丈にあった組織・コスト構造への再構築」「内部固めの深耕」に全員で取り組み、筋肉質な体質、利益が出る体制へと転換が進みました。
市場予測では、このまま、ゆるやかに景気が回復していくとの楽観的な見方も一部にはあるようですが、経営者としては、気を緩めるわけにはいきません。内需の低迷と足元の円の高止まり、世間でも夏場以降の景気減速懸念がささやかれる等、先行きは予断を許さない状況もでています。
グローバルワンマーケットの進展は、地球規模での競争激化を引き起こします。当社グループは、これまでトップメーカーとして技術開発、グローバル対応、M&Aにとアグレッシブな取り組みを進めてきましたが、油断は禁物です。
決して慢心せず、どんな状況でも、は少し言いすぎですが、想定の範囲内であれば、乗り越えることができる体制づくりへと、SEQCDDの各課題に対して気を抜かずに、スピードをあげて、より筋肉質な企業体質の強化に努めるよう社内に檄を飛ばしています。
米連邦準備制度理事会(FRB)バーナンキ議長が「異例なほど不確か」と発言し先行きの不透明さを強調した経済情勢ではありますが、先に公表しました通期業績見通し(売上高2兆円、営業利益1000億円、経常利益1200億円、当期純利益600億円)の達成に向けて、グループ一丸となって取り組んでまいりますので、今後ともご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
松本正義|
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2010年07月23日 09:06
IFRSについて
皆さんもご存じの通り、日本の上場会社にも、IFRS(国際会計基準)が2015年~2016年頃に、強制適用となる見込みです。
先日、会計学の大家であり、当社の社外取締役でもある関西学院大学商学部平松教授より、経営幹部向けに「IFRS導入をめぐる経緯と課題」と題する講義をしていただきました。IFRSについて、これまで紆余曲折を経てきた経緯などをわかりやすく説明して頂きました。
経済のグローバル化が進む中、一国だけが独自の基準を用いることのデメリットは大きく、統一基準を受け入れることになったこともよく理解できました。
さて、IFRS適用により、貸借対照表が財政状態計算書に、損益計算書が包括利益計算書に変わりますし、売上計上、有形固定資産の減価償却、退職給付債務、のれん、有給休暇引当金などが従来の日本基準と異なり、これらを把握する仕組みなどが必要になります。
また連結範囲も、原則、全部連結となり、連結子会社数が大幅に増加しますので、決算業務は膨大になります。
一方で、IFRSというグローバル・スタンダードの導入により、Stake Holdersの皆さんから国際的な信用を高めることが可能になる、グローバルなレベルでの他社との財務諸表の比較が可能になる、海外株式市場での上場がしやすくなる、といったメリットもあります。
いずれにせよ、賽は投げられましたので、しっかりと準備をしていかねばなりません。
冒頭の講義の中で、長年ブラッシュアップされてきた現在の日本基準のよいところが採用されるよう、国際会計基準審議会などへ人材を送り込むなど、積極的な働きかけをもっと行うべきだとのお話があり、私も同感です。最近よく言われる内向き志向を打ち破って、積極的に外に出て行くことの大切さ、グローバル・プレゼンス向上の必要性を痛感しました。
松本正義|
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2010年07月15日 09:15
TV収録「戦士の逸品」
先週、TV撮影がありました。番組は、TV東京(毎週木曜日)、BSジャパン(毎週火曜日)の夜10時54分からの数分間、放送の「戦士の逸品」、関東地区の方は、ご存知の方もおられると思いますが、俳優の北村一輝さんがナレーターをしています。
私が思い入れのあるものとして指定した逸品は、大阪本社の私の部屋にあるモノでしたので、取材は私の部屋で行いました。さすがに、ナレーターの北村さんは来ませんでしたが、TV局からは3名、お越しになりました。TV出演は、これまで何度も受けてきましたので、事前準備もそこそこに、いつも通りの自然体でお話できたのではないでしょうか。
放映時間は、数分程度のものですが、実際の取材は、打ち合わせを入れて約2時間近くかかりました。静止したモノであっても、何度もアングルを変え、最高の映像を求めるTV局の方の真剣な姿には、改めて感心させられました。
また、途中、事務所フロアでの撮影シーンもあり、私やカメラを携えた取材の方々が突然現れ、社員の皆さんには、驚いた方もいたようですが、実際に放映されるのは、ほんの一部、映った方は宝くじにあたったようなものと考えてください。
放送予定は8月中旬で、決定しましたら、皆さんにもご紹介したいと思います。私もどんなものができるのか楽しみにしておりますが、皆さんも都合のつく方はご覧になってください。
■TV東京「戦士の逸品」ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/senshi/
松本正義|
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2010年07月12日 15:42
参議院選挙に思う
昨日行われた参議院選挙は、与党が過半数割れとなり、現政権にとっては厳しい結果に終わりました。国会運営は、衆院も3分の2を割り込み、これまで以上に難しい衆参ねじれ状態となる見込みですが、景気、財政、安全保障等、待ったなしの課題が目白押し、今の日本には停滞が許されません。
政治と経済は強くリンクしており、政治の混迷は、経済の不安定につながりかねません。世界における日本の存在感が高まるよう、場当たり的な対応ではなく、将来の成長戦略などについてしっかりと議論し、スピード感を持って取り組み、長期的なビジョンにたった政治を期待します。
私達企業も、グローバルワンマーケット化が進み厳しさが増す国際競争を勝ち抜いていくために、自らの道は自力で切り開いていく強い覚悟で取り組んでいきたいと思います。
松本正義|
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2010年07月08日 10:33
G活報告会に参加して
カイゼンはメーカー競争力の源泉。今年も、G活(グループ活動)発表・改善活動表彰大会を開催し出席しました。
大会が事業本部対抗の形に変わって3年目、流石に700近い活動の中から事業本部大会を勝ち抜いてきただけあって、報告、テーマともに甲乙つけがたく審査も白熱しました。最優秀社長賞は、事実をシッカリ観察、治工具化でキッチリ対策、安全面でRA(リスクアセスメント)まで実施し、永年の課題に成果を出した、エレクトロニクス事業本部代表の住友電工ファインポリマー(株)ポアフロン掛「センサーグループ」に決まりました。
今年はベトナム、中国からの参加もあり本活動がグループ・グローバルに浸透しつつあり、本当に心強く感じました。ベトナムのSUMI-HANEL WIRING SYSTEMS CO.,LTD(SHWS社)からは、リーマンショック後、コスト削減をテーマに取り組み、G活を通じてチームワークの向上、目標達成の喜びを共有化できたこと等、自信に満ちた元気な報告がありました。
当社グループでは、安全、環境、品質をはじめ、多くの全員参加活動がありますが、報告会に参加する度、一人ひとりの問題意識に基づくこうした地道な活動が、住友電工グループの屋台骨を支えているのだと感じます。
先日の株主総会では、株主の皆さまから建設的なご意見をたくさん頂戴し、温かい目でご支援をいただいていることに感謝すると同時に、その期待に応えなければならないことを強く心に感じました。先行きが不透明で不確実な時代と言われますが、利益を出せない会社は魅力がありませんし、企業には継続し存在する責任(Going concern)があります。
継続は力なりとはよくいったもので、グループ活動や改善活動を愚直に続けSEQCDDの向上に努め、12 VISIONの達成目指してStake Holdersの皆さまのご期待に応えていきたいと思います。
報告会の後、報告者の労をねぎらうため、懇親会を開きました。明日も仕事がありましたので、ほどほどにしましたが、潤滑剤が入ることで、信頼関係も深まりました。今後も、最優秀賞を目指し、よい発表を期待します。

松本正義|
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2010年07月01日 15:22
全国安全週間、職場も気合いを入れていこう
今日から、全国安全週間が始まりました。
今年の全国スローガンは、「みんなで進めようリスクアセスメント めざそう職場の安全・安心」です。当社グループでも、「『安全は全てに優先する!』の風土をつくろう」を掲げていますが、各職場で日常のあり方を再点検し、再徹底をしてもらいたいと思います。
さて、ワールドカップでの日本チームの健闘のニュースが連日流れています。その活躍の原動力は、心を一つに戦ったチームワークにあり、それが4試合で失点2点の固い守りにつながったように感じます。勿論、選手をはじめチームの皆さんの勝利に対するファイティングスピリットもすごかったのでしょう。
早速、南アのグループ会社SEWS-SA社から、続報がありました。日本人駐在員は、「現地で日本チームの活躍を見ることができ、本当に感激をもらいました。脱帽です。」と。また、日本チームの活躍した翌日は、朝礼時に現地社員の皆さんから日本チームの活躍に対して拍手を頂いたそうです。チームの活躍が感動を生み、それを応援する心が一つになって、職場の求心力につながったのでしょう。
こうしたことは、会社の仕事や私達の日常でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。代表チームにもらった元気を是非、活かしたいものです。
(追記)
大会期間中、山脇氏の自宅は、日本人サポーターのための居酒屋、民宿として大活躍しているそうです。

松本正義|
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