2010年07月23日 09:06
IFRSについて
皆さんもご存じの通り、日本の上場会社にも、IFRS(国際会計基準)が2015年~2016年頃に、強制適用となる見込みです。
先日、会計学の大家であり、当社の社外取締役でもある関西学院大学商学部平松教授より、経営幹部向けに「IFRS導入をめぐる経緯と課題」と題する講義をしていただきました。IFRSについて、これまで紆余曲折を経てきた経緯などをわかりやすく説明して頂きました。
経済のグローバル化が進む中、一国だけが独自の基準を用いることのデメリットは大きく、統一基準を受け入れることになったこともよく理解できました。
さて、IFRS適用により、貸借対照表が財政状態計算書に、損益計算書が包括利益計算書に変わりますし、売上計上、有形固定資産の減価償却、退職給付債務、のれん、有給休暇引当金などが従来の日本基準と異なり、これらを把握する仕組みなどが必要になります。
また連結範囲も、原則、全部連結となり、連結子会社数が大幅に増加しますので、決算業務は膨大になります。
一方で、IFRSというグローバル・スタンダードの導入により、Stake Holdersの皆さんから国際的な信用を高めることが可能になる、グローバルなレベルでの他社との財務諸表の比較が可能になる、海外株式市場での上場がしやすくなる、といったメリットもあります。
いずれにせよ、賽は投げられましたので、しっかりと準備をしていかねばなりません。
冒頭の講義の中で、長年ブラッシュアップされてきた現在の日本基準のよいところが採用されるよう、国際会計基準審議会などへ人材を送り込むなど、積極的な働きかけをもっと行うべきだとのお話があり、私も同感です。最近よく言われる内向き志向を打ち破って、積極的に外に出て行くことの大切さ、グローバル・プレゼンス向上の必要性を痛感しました。
松本正義|
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コメント一覧 (2)
1いつもブログ拝見しております
>貸借対照表が財政状態計算書に、損益計算書が包括利益計算書
言葉としては、理解しやすくなる気がします。
貸借って言葉だけで、私達のような町工場のおやじぃには、難しい~って感じてしまいます^^;;
財政状態を表してるんだよ、というストレートな表現の方がピンとくる様な気がします。
投稿者:加藤@工業用ブラシの共伸技研 | 2010年07月23日 10:00
>加藤@工業用ブラシの共伸技研様
いつも、本ブログをご覧頂き有難うございます。
世の中はどんどん変わっていきますね。
これからも積極的に発信してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
投稿者:事務局 | 2010年07月23日 10:44