2010年08月25日 09:04
関西経済同友会未来産業委員会
本年5月から、関西経済同友会の常任幹事に就任すると共に、未来産業委員会の委員長をつとめることとなりました。未来産業委員会は、先進国の成長が鈍化しアジアを中心とした新興国が急成長する中で、関西地域の産業が持続的に成長していくために必要な未来産業とその発展モデル等について研究し提言することを目的としています。
委員会活動のスタートに当たり、日本政策投資銀行の坂田枝実子氏を講師にお招きし、『関西における産業集積の事例としてのバッテリー・クラスター』と題した講演会を開催、お話を伺いました。
氏によれば、オバマ大統領がグリーンニューディール政策を提唱して以来、世界で再生可能エネルギーやエコカー関連を中心に環境関連産業の機運が盛り上がっていますが、太陽光や風力などの自然エネルギーの利用やEVやPHEVの普及には、蓄電池開発が欠かせません。
蓄電池は、「粉を混ぜる」「焼く」「塗工する」「乾燥させる」「プレスする」「カットする」「巻き取る」という技術の集合産業ですが、関西には、繊維、製薬等の伝統産業によって培われた技術があり、それら要素技術がこれまで関西での電池産業に展開されてきました。
実際、リチウムイオン電池や太陽電池産業の集積拠点として、関西は「バッテリーベイ」と呼ばれていますが、認知度が今ひとつ足りず、また、韓国、中国をはじめとする新興国との競争も激しくなる中、新たな関連産業を呼び込みエリア一体での需要の創出を目指すためには、「バッテリーベイ」ブランドをこれまで以上に国内外に浸透させる必要があり、国・自治体・企業の連携が大切であろうとのこと。
坂田氏は、一橋大学経済学部を2006年に卒業した大学の後輩になりますが、才媛と呼ぶにぴったりの方で、自分の若かりし頃に比べ、本当にしっかりしているなと感心させられました。具体的な事実を調べ上げ、説明も説得力があり、お陰さまで、委員会活動のスタートを飾るにふさわしいお話を伺うことができました。これを契機として、委員会メンバーの方々と共に、議論を深めていきたいと思います。
委員会の活動期間は2年、私も微力ではありますが、精一杯、務めさせていただきたいと思いますので、皆さまのご指導ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。
松本正義|
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