2010年09月29日 10:05
富通集団との合弁会社「富通住電光繊(杭州)有限公司」の始業式 (浙江省富陽市にて)
9月21日に挙行。翌22日は中秋節。満月を賞で月餅をいただき、家族の一体感を確認し、将来がお互いに幸せであることを祈る大切な休日。残念ながら9月22日は曇りがちで満月は望めず。
富陽市にて、富通集団有限公司(以下富通集団)との合弁会社「富通住電光繊(杭州)有限公司」が、プリフォーム(光ファイバ母材)から線引きまでの光ファイバ一貫製造体制を完成させ稼働に入ったのを記念し、全国人民代表大会、浙江省、杭州市、富陽市、中国通信協議会、銀行各行の多数の幹部をはじめ、関係者の皆様にご来駕頂き、工場見学、式典、招宴を執り行いました。
思い切って最新設備を導入した工場は、流石に目を見張るものがあります。日中合作の成功を祈念し、両国の若きエンジニアが協力し、必死の思いで短期間に創り上げたマスターピースと言っても過言ではありませんでした。
言うまでもありませんが、通信業界は、品質への要求は高く、また技術進歩が速く、市場価格の変動にはコストダウンが追随できない程、厳しい業界であり、巨大市場中国では尚更です。
多数の来賓からも、「これからが真のチャレンジ。全員一丸となって、富通住電光繊を中国一の光ファイバ・ケーブルメーカーに成長させて下さい」との激励の御言葉を頂きました。
日中相互の信頼関係と密接な双方向コミュニケーションを基に、今までの過酷な経験を、完全現地化した中国の地で如何に先手を打ってポジティブに生かしていくかが、ゴーイング・コンサーンとして肝要なことでありましょう。
平坦な道は期待してはいけません。切り拓く企業精神、初心不可忘、萬事入精、頑張っていきましょう。
■プレスリリース
「日本企業初! 中国において光ファイバ母材の量産を開始」
松本正義|
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2010年09月27日 09:04
パリ訪問
5月はトランジットで通り過ぎましたが、先々週、久方ぶりにパリを訪問しました。猛暑が続いていた日本とは違い、9月中旬ともなると、さすがにさわやかな天気でした。写真は、当社グループ会社Sumitomo Electric Wiring Systems(Europe)Limited(略称SEWS-E社)のパリ事務所を訪問した際のものです。
SEWS-E社は、英国資本のルーカス社との合弁会社として1990年1月に設立、当時、ロンドンに駐在し住友電工の代表として交渉にあたりました。
その後、1999年7月に100%子会社化し現社名に変更しましたが、私は、1990年の設立以来2004年迄、Directorをしておりましたので、欧州グループ会社の中でも最愛の息子の1人といったところでしょうか。
現在は、欧州を中心に、カサブランカで有名なモロッコやエジプトを含め14カ国において、ワイヤーハーネス及び関連製品の製造・販売事業を展開、従業員1万人超の規模に達しています。
欧州は、経済金融危機により、大きな変革の時にあります。こういう時こそ、当社グループの幅広い研究開発力や組織力を結集し、お客様第一の姿勢で、新技術、コストなど様々なニーズへの対応力を強化することで、グローバルサプライヤーとしての信頼を高めるチャンスです。グループが掲げる2012年度のグローバルシェア25%達成に向け、気を抜かず邁進するよう叱咤激励してきました。
ローソン社長をはじめSEWS-E社の幹部の皆さんとは、常日頃から意思疎通ができていると思ってはいますが、Face To Faceのコミュニケーションも大切です。お互いに共通認識を深め、目標に向かって頑張ろうと誓いあいました。
(ご参考)
SEWS-E社のWebサイト http://www.sews-e.com/
松本正義|
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2010年09月24日 14:08
中国(上海・蘇州)訪問(4)~関係会社訪問
蘇州・上海出張時に最後に訪問した、蘇州住電装有限公司(略称SDM-S)からも写真が届きましたので、遅ればせながらご紹介します。
同じ敷地内にある蘇州住電汽車電子線業有限公司(略称SZAW)の皆さんも一緒に記念撮影しました。
両社は、当社の主力事業であるワイヤーハーネス関連の製造会社で、SDM-S社は、6000名の従業員が働く世界トップクラス規模の自動車用・複写機用ワイヤーハーネスの生産会社です。SZAW社は、SDM-S社他のハーネス会社向け自動車用電線を製造する会社です。
私が行くということもあり、工場内は、本当にきれいに整理整頓が行き届いていました。今回は、駆け足のような形でしたが、皆さんの頑張りは、よくわかりました。これからも、一緒に頑張りましょう
松本正義|
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2010年09月21日 15:43
中国(上海・蘇州)訪問(3)~関係会社訪問
先週、蘇州訪問時の写真をご紹介しましたが、蘇州よりも先に訪問した上海の住電精密工具(上海)有限公司(略称SPT)を訪問した際の写真が届きましたので、皆さんにご披露します。
中国における切削工具の製造拠点は、上海のSPT社と天津の住電硬質合金(天津)有限公司(略称SCT)の2ヶ所があり、上海ではプリント基板用マイクロドリル及び鋼・鋳物加工用マルチドリルを、そして、天津では精密級刃先交換チップ(イゲタロイ)を、現地需要向けを中心に生産しています。

販売に関しては、当社の100%出資により、販売会社「住友電工硬質合金貿易(上海)有限公司」(略称SHMS)を設立し、広州、天津、長春に加え、大連にも支店を開設し、現地に進出している自動車メーカーなどの日系ユーザー及び、現地ローカルユーザーへのサポート体制を強化しています。
現地密着型の営業活動を展開することで、成長著しい中国における切削工具市場においても、信頼される会社を目指して頑張ってもらいたいと思います。
松本正義|
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2010年09月16日 08:42
中国(上海・蘇州)訪問(2)~関係会社訪問
9月8日の午前と9月10日の、1日半かけて、上海と蘇州の関係会社5社を訪問し、これに加えて2社から業務報告を受けました。時間が足りなくて現地会社の幹部には誠に申し訳ありませんでした。帰途機中で資料を読み返し、工場視察及び業績・問題点の内容は、頭に入った筈ですので安心して下さい。
写真は、住友電工(蘇州)電子線製品有限公司(略称SESZ)の玄関で、蘇州地区の皆さんに熱烈歓迎で出迎えてもらい、その後、住友電工(蘇州)超效能高分子有限公司(略称SFPZ)を訪問した際に撮影したものです。

言うまでもないですが、これからは中国を市場として位置づけ、中国民族会社とはイコールフッティングですので、負けない工夫をして市場拡大に努めて欲しいと。幸いにも、まだ日本企業には技術において一日の長があり、また、少なくとも弊社には海外関係会社280社の経営を世界で繰り広げてきた経営ノウハウもあります。現地調達をはじめ現地化を早急に拡大し、規模拡大、利益増を、時間軸と出口を定量的に明確にして経営を進めて頂きたいと伝えてきました。
最後に、蘇州地区のグループ会社幹部と日本からの駐在員の皆さんと一緒に撮りました。
まだまだ、暑い日が続きますが、健康に留意し、共に頑張りましょう(加油!)。
松本正義|
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2010年09月13日 13:42
中国(上海・蘇州)訪問(1) ~IWCC総会
以前に御紹介しましたIWCCの2010年総会が上海で開催(9月8日-9日)され、上海・蘇州の関係会社視察も兼ねて訪問致しました。
上海も36℃~37℃と、日本と変わらぬ程、猛暑日が続いていましたが、万博も開催されているとあって、相も変わらず活気のある大都会でした。空を見上げると、不思議なことに青空が拡がっており、いつもはどんよりと曇っている筈の上海に『大異変』が起きていました。かねて聞いておりました中国政府の上海万博効果です。国家権力は天地をも動かすのかと驚愕した次第。
IWCCの主議題は種々ありましたが、現会長が任期満了で韓国の伸銅会社の社長さんが引き継ぐことになりました。国際感覚もあり、米国留学も経験され、英語は達者で最適な方でした。世界の経済状況を反映し、中国、東南アジア、韓国、日本等、東洋の企業グループが勢いを増しており、今後のIWCC運営に人事を含め微妙な工夫が必要ではないかと愚考した次第。

松本正義|
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2010年09月08日 09:03
如水会大阪支部納涼会兼理事長就任激励会
卒業後はや43年が過ぎ、まさに光陰矢の如し。母校一橋大学の同窓会、如水会が発足して96年となります。海外勤務が長かったこともあり、OBとして如水会の活動から疎遠となっておりました。
たまたま同期から推薦され、ここ2年間は罪滅ぼしといいましょうか、恩返しのつもりで副理事長としてなんとかお役に立ったつもりでおりました。そろそろ退散しようと思っていた矢先、前理事長高萩先輩(元硬式野球部)につかまり、「次は君の番、しっかり如水会の面倒をみなさい」と、高萩先輩も私も曲がりなりにも体育会出身で共通点は厳しい上下関係に鍛えられ、1年違えば命令は絶対との考え方、言葉には強制力があります。思い悩んだ末に引き受けたのが本年6月。大阪淀屋橋に本社を置く弊社故、東京-大阪のとんぼ返りも予想され、えらいことを引き受けてしまったと後悔することしきりでした。
大阪支部長の遠藤先輩が大変親切な方で、このあたりを察してか、それでは納涼会兼理事長就任激励会を開催すると御触れを出して、国内84支部、海外44支部の大勢力組織の如水会の中でも、最大支部のひとつ、大阪支部の会員有志を招集され、猛暑の中、それも真昼に開催されたのがこの写真。
学生さんも3名参加されましたが、御拝察通り高齢化の例にもれず先輩多数の中で、温かい叱咤激励の言葉を頂き、大変光栄でした。本部如水会事務局から酒井女史も駆けつけて頂き、有難う御座いました。
皆様に杯を頂戴し、37℃の炎天下、熱中症を心配し家路を急ぎましたが、気持ちは爽やかで満足感に溢れていました。
松本正義|
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2010年09月02日 09:39
京都経営者協会での講演(2)
1時間半の話を簡単に要約するのは無理がありますが、誤解を招かないよう言いたかった要点をまとめてみました。
1.最初に『住友事業精神』を取り上げたのは、400年にわたり住友グループの精神的な基盤として脈々と受け継がれた正に不易の教えであり、「萬事入精」「信用確実」「不趨浮利」の他、「自利利他、公私一如」や「君子財愛す。これをとるに道あり。」などの精神、現在さらには21世紀型ビジネスモデルの原理に相応しいものだからです。
2.『Captains of Industry(経営騎士道の精神)』は、約150年前、英国ビクトリア朝時代、思想家トマス・カーライルが唱えた概念。今よりも大きな格差社会だった当時、営利至上主義の弊害を排し、人間愛をベースにした「経営騎士道」を産業界のリーダーは持つべきだと主張。一橋大学の校是とも言えるもので、今にも通じる教えです。
3.米国ではオバマ政権が誕生、日米欧においても『株主資本主義に対する公益資本主義の動き』があり、今再び、様々なStake Holdersの利益に配慮したバランスある経営が求められています。
4.『エリート(リーダー)の養成』。エリートについては丹羽宇一郎氏の「人は仕事で磨かれる」を、教養については猪木武徳氏の「大学の反省」を参照願いますが、無私の心を持った気骨ある異端児(気骨とは己を信じ気迫を持って問題を突破する能力、異端児とは解決への道筋を人と違った角度から発想できる人材)であるエリートが、今まさに求められています。
5.『組織の基本形と活性化』では、理想的な会社組織は、クリスタルなピラミッド組織、極めて透明性の高い階層組織。そのためには、双方向コミュニケーションを通じインフォーマルからフォーマルへのプロセスが生まれる自由闊達な雰囲気づくりが大切。活性化には、安心して働ける組織作りと同時に、時間軸と出口を明確化してぬるま湯にならない、達成オリエンテッドな組織づくりが必要です。
6.『私見としての21世紀型ビジネスモデルに向けた道標』では、私が交誼を受けた人から感銘を受けた、人材、ビジネスの基盤となるキーワードについて紹介しました。その中からエピソードを一つ。
1960年代、米国の未来学者ハーマン・カーンは、日本の若きアントレプレナーと会い、進取の気性、旺盛なる冒険心、革新的指向、目標達成意欲、国際性(視点・順応性)、社会性尊重、文化教育の高さに触れ、日本の成長を予言。果たして、今はどうか。日本の成長戦略が問われる今日、そうした人材の育成、登場が期待されています。
松本正義|
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2010年09月01日 11:07
京都経営者協会での講演(1)
京都経営者協会の位高会長(日新電機特別顧問)から、会員定例会での講演依頼を頂き、会社の先輩からの話でもあり、住友発祥の地・京都に何かのお役に立つことができればと思い、引き受けました。
演題は、『21世紀型ビジネスモデルの道しるべ』(副題:原理主義的視点より)。お盆明け当日は、うだるような暑さにも拘らず100名超の皆さんにお聞き頂き、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
今後100年、社会変化や環境・食糧問題などに対応し、社会から求められる具体的なビジネスモデルについては、大学やマスコミの著名な先生方に論を譲るとして、私は、ビジネスモデルの底流にある原理原則的なこと、簡単に言えば、会社経営には何が大切かについてお話したいと思い、副題を付けました。
1.住友事業精神、2.Captains of Industry(経営騎士道の精神)、3.株主資本主義に対する公益資本主義の動き、4.エリート(リーダー)の養成、5.組織の基本形と活性化、6.私見としての21世紀型ビジネスモデルに向けた道しるべ、の6項について、これまで自分が会社経営を通じ経験し深く考え大事にしてきたことを、ざっくばらんに話させて頂きました。
皆さんに伝えたい一心で、自分ではあっと言う間でしたが、終わってみると、1時間半近くかかり、少し長かったかなと思いましたが、如何でしたでしょうか。
最後に、島津製作所の服部会長から、私の意見に同感するところが多いとしたうえで、「こうした考えに至った経緯、きっかけは、何でしょうか?」とのご質問を頂きました。先輩から賛辞を頂き大変光栄です。私からは、たまたまこれまでお付き合いさせて頂いた方々から学んだことが役立っていること、また、社長就任時、会社の求心力を取り戻すために悩み、そして取り組んできた結果、こうした考えに至ったことをご返事いたしました。
安心して働ける組織づくりなしには、住友事業精神にある「企画の遠大性」を実現することはできません。また、短期的な利益だけで判断することなく、長期的なビジョンを持ってバランスの良い経営を行うためには、双方向コミュニケーションや次代を担う人材の育成、雇用を守る等、我慢が大切だなと、改めて感じました。
長くなりましたので6項についての紹介は、次回にいたします。
松本正義|
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