2011年11月30日 09:13
すみでんフレンド(株)新事務所の完成記念式(1)
先日、当社グループの特例子会社「すみでんフレンド(株)」の新事務所・作業所の完成記念式典に参加しました。
同社は、3年前、一般職として採用した障がい者5名と支援スタッフ7名の12名が、伊丹製作所内に新設の温室一棟と工場の片隅に事務所を間借りしてスタートしました。以降、関係者皆さんの努力で、当初の観葉植物のレンタル及びメンテナンスや梱包用緩衝材の製作から、パソコンを使用した図面等の電子データ化、古紙の裁断・リサイクル等へと業容が拡大し、人員についても、現在では一般職12名、支援スタッフ10名の合計22名と増員しました。
今般、こうした業容拡大に対応して、総額1.3億円を投じ、作業所を含む新事務所棟と新温室一棟を建設し、その完成を祝して、社員の皆さんと一緒に、東天神社から宮司様にお越し頂き、完成記念式典を開催しました。

感謝と今後の期待を込めて祝辞を述べました。概略は、次の通りです。
毎週、「トントン」とドアをノックする音と、「こんにちは」と元気な大きな声の挨拶とともに、淀屋橋の社長室に飾っている観葉植物のお世話に来て頂きます。植物には水を遣り、私には元気を頂き、いつも感謝しています。
この3年間は、戸惑うことや苦労することが多々あったと思いますが、今後も熱意をもって、温かみのある会社に育てて欲しいこと。当社グループでは、全ての人が明るく元気に楽しく働ける職場づくりを目指していますが、すみでんフレンド(株)が、その中心的な役割を果たして欲しいこと。伝教大師様の「一隅を照らす、これ則ち国宝なり」の言葉通り、組織の歯車に埋没することなく、元気で仕事をして欲しいとお願いしました。
同社の大樂社長によれば、「すみでんフレンドの一番の自慢は、朝8時20分からのラジオ体操に遅刻した人はいないことで、仕事をする慶びで毎日を過ごしてくれていることがうれしい。」とのことでしたが、これは、私にとってもうれしい話でした。
式典の最後に、一般職12名一同による決意表明、「私達は、これからも大きな声で元気よく挨拶を行い、すみでんフレンドの社員として、安全で確実な仕事をするよう頑張ります」には本当に感動しました。
松本正義|
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2011年11月28日 11:49
第4回パートナーズ・ミーティング
今年も、お取引先様との相互信頼と連携を深めるため、住友電工グループ・パートナーズ・ミーティングを開催しました。震災の影響もあり、本年は11月中旬の実施となりましたが、原材料・設備等で日頃お世話になっている皆様に大勢お集まり頂きました。
今年は、東日本大震災やタイの大洪水により、設備、サプライチェーンに甚大な被害を受け、その重要性が大きくクローズアップされました。
また、戦後最高値となる超円高の常態化は、海外品の購入ではメリットがある反面、製品輸出を中心として、大きな逆風となっています。また、銅、塩ビ、レアメタル等、新興国市場の成長と共に、調達価格は中長期的には右肩上がりのトレンドが予想されます。
私たち住友電工グループも、今後益々、グローバルな競争が激しくなるなか、海外現地での調達や競争力のある資材調達が必要となり、お取引先様との協力関係の構築は、最重要の経営課題であります。
さて、式次第は二部構成となっており、まず第一部では、冒頭、私が「2011年上期業績と12VISIONに向けた取り組みについて」、次いで稲山常務取締役が「グループ・グローバル調達方針」、最後に、伊藤執行役員・パワーシステム研究所長が「マイクロスマートグリッド実証システムの開発について」を説明致しました。
そして第一部のトリとなるセレモニー、VA優秀パートナー表彰では、JSR株式会社様に感謝状と記念品を贈呈致しました。
また、今年は、震災により大混乱した状況の中、迅速な復旧や生産の安定確保へ多大な貢献をいただいた26社のお取引先様に、特別賞をお贈りすることに致しました。当日は、お時間がなく直接お渡しできませんでしたが、本当に感謝しております。改めて、厚く御礼を申し上げます。
その後の第二部では、日頃の感謝を込めて心ばかりの懇親会です。こちらの方でも、皆様との相互信頼を深めることができたのではないでしょうか。
今後も、皆様との信頼関係をベースに住友電工グループの事業拡大・成長発展を通じて、皆様のご期待にお応えしたいと思います。
松本正義|
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2011年11月21日 09:00
第8回一橋大学関西アカデミア「BRICs」
先日、本ブログで何度か紹介している一橋大学関西アカデミアが神戸大学との共催で開催されました。所用のためシンポジウムを欠席しましたが、講師の方々の慰労を兼ねた交流会には、大学理事、OB会の如水会理事長として参加しました。
シンポジウムは、「BRICs経済と日本企業の戦略-企業家の視点・研究者の視点」をテーマに、コマツ元社長の安崎暁顧問から「コマツのBRICs戦略」と題して基調講演にはじまり、Brazil、Russia、India、Chinaについて、それぞれ神戸大・西島章次教授、一橋大・岩崎一郎教授、一橋大・黒崎卓教授、神戸大・梶谷懐准教授より、研究者の視点から報告頂いたとのこと。
現在、高成長を遂げてきたBRICs諸国は、欧州信用危機から世界経済の減速懸念が広まる中、インフレ抑制と経済成長という難しい舵取りに加え、深刻な格差問題を抱えていますが、中長期的には成長が見込まれ、当社も積極的に取り組んでいる市場です。以下、各国での当社の事業展開についてご紹介します。
中国には、1990年代前半という早い時期から現地生産を開始し、今では90社を超えるグループ企業を展開し、米国、欧州に並ぶ売上規模に成長しています。世界市場への生産基地から内需拡大と共に地産地消型へと戦略を変えつつ、現在も積極的に投資をしています。
インドでは、1980年代より現地パートナーとの合弁等で自動車用ワイヤーハーネス、切削工具、防振ゴムの事業を展開してきましたが、情報通信・鉄道等の社会インフラや、環境・再生可能エネルギー関連ビジネスの拡販を目指し、SEI Trading India Private Limitedを新設、本年11月より営業を開始しました。
2014年のサッカーワールドカップ、2016年のオリンピックを控えるブラジルでは、1978年より進出し、自動車用ワイヤーハーネスをはじめ、情報通信、産業素材を中心に積極的に展開しています。
ロシアでは、一昨年12月にモスクワ市で行われた超電導電力ケーブルの実証試験に当社のビスマス系高温超電導線「DI-BSCCO®」が採用され、送電に成功しました。生産拠点はまだありませんが、将来有望な市場の一つです。
また、新興国と言えば、昨今VIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)が注目をされていますが、こちらについても既に20社を超えるグループ会社を展開しており、今後も積極的に投資していきたいと思います。
関西アカデミアは、一橋大学と関西との絆づくり、PR活動を目的に、年数回開催しています。次回3月には、喫緊の最重要テーマ「エネルギー問題」を取り上げる予定です。一橋大学理事として、多くの皆様にご参加頂きますよう、宜敷お願いいたします。
松本正義|
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2011年11月16日 15:03
IR説明会
先週、第2四半期決算後のIR説明会を東京本社で開催しました。多数の機関投資家の皆様にご参集頂きました。この場をお借りして、お礼申し上げますとともに、内容について簡単にご紹介いたします。
最初に私から、上期業績と下期以降の施策等についてご説明しました。
既にブログでも紹介しましたが、当第2四半期は、前期比で減収減益となりましたが、震災からの早期復旧、グローバル拠点の活用、体質強化の成果により、年初公表計画を達成することができました。また、急速な円高の中にあっても、海外売上高比率は46.8%と着実に向上し、間接輸出を含めると6割以上が海外市場向けの売上になります。
欧州財政不安、世界経済の減速懸念等、先行きへの不確実性、不安が高まっていますが、下期以降は、グローバル最適地生産シフトを更に加速すると共に、国内生産製品のコスト競争力強化と高付加価値化による国際競争力の維持・強化に努め、通期業績予想の達成と今後の成長発展にグループを挙げて邁進します。そのため、今年度の設備投資1300億円は、海外拠点の拡充もありますが、国内には6割超を投資する計画です。
また、吉海常務執行役員から、成長の鍵となる研究開発についてプレゼンテーションを実施しました。
まずは、最近の研究開発の体制整備です。昨年1月に、社外有識者や研究機関とも連携し20~30年先というスパンで社会動向や技術革新による変化を考察し将来の成長領域を捉えて、大型新事業の創出を目指して「NEXTセンター」を、本年10月には、材料技術と情報通信技術の融合、新領域の研究企画機能の強化、開発スピードの加速を目的に「研究統轄本部」を、11月には、新技術・新製品の事業化を加速するため、ビジネスモデル策定やマーケティング機能を担う「新規事業開発部」を設置しました。
また研究開発費は、今年度も高水準の850億円を計画。マイクロスマートグリッドシステムをはじめ、アルミセルメット、溶融塩電解液電池、純緑色半導体レーザ、10G-EPON光アクセスシステム、近赤外光イメージングシステム「Compovision®」、マグネシウム合金、超電導線材等、新技術の製品化を更に強力に進めて行きます。
現在、安心・安全、環境・エネルギー、ライフサイエンス等、様々な分野で大きなパラダイムシフトが起きていますが、ビジネスモデルを含めた新技術、新製品の開発、イノベーションを生み出すことによって社会のニーズに応えていけるようグループ一丸となって取り組んでいくことを精一杯PRしました。
皆様もご期待をお願いします。
当日の模様は当社Webサイトにも公開しておりますので、是非ご覧ください。
■2011年度 中間決算説明会の模様
松本正義|
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2011年11月07日 15:12
全社安全環境、品質、事務品質大会
今年度も半年が経過し、上期の安全環境、品質、事務品質活動の反省と下期の活動方針、重点課題等について報告会を開きました。いずれの活動もPDCAサイクルを繰り返し回し続けるエンドレスキャンペーン。次々に新たなテーマを掲げ、工夫を凝らした活動で改善を積み重ねていました。
環境では、台湾のグループ会社SEI Electronics Materials,Ltdの李品質保証課長が、同社のゼロエミッション達成について元気よく報告してくれました。
また、当社の環境配慮製品「エコ製品」を代表し、トヨタ自動車(株)の「ラクティス」「ヴィッツ」で採用されたアルミハーネスの紹介がありました。自動車の軽量化につながる期待の製品で、今後の採用拡大を期待しています。
今夏の大きな話題であった、電力使用量は、発電機の稼働や輪番休暇や時差勤務に加え、空調機をこまめに停止するなど、社員の皆さんにも大いに協力してもらい20~30%削減と大きく目標をクリアすることができました。今冬も、目標必達に向け、しっかりと取り組んで欲しいと思います。
また、全員参加がキーとなるこれら活動の成否は、各部門・各社、そして工場の責任者・監督者の気迫に掛っています。中でも「安全は全てに優先する」を掲げる安全活動については、質疑応答で、「管理監督者は、毎日、現場に出て注意を払っているか?」「担当者は、精一杯取り組んで頂いているようだが、工場長の活動や気迫が伝わってこない」「100年超の歴史がある当社は、過去に同じような課題に直面したことがあるはず。まるで初めてのことに聞こえるが、これまでの財産は活かされていないのか」等、身体や生命がかかっているという気持ちが、ついつい癇に障った厳しい口調になってしまいます。
安全は当然に守るべきことであり、一方、企業の本質は品質活動にあります。当社には、長モノと言われる電線から、部品や工具と、原材料、形状、大きさ、製造方法も異なる幅広い製品群があります。それぞれについて、品質への取り組み方が異なり、マネジメントが非常に難しいのですが、各部門では、日々愚直に取り組んで成果を出してくれていました。特に、自動車用ワイヤーハーネスの「ピカピカ運動の10周年の歩み」は、世界最高品質を全世界展開することに大きく貢献し、世界シェア25%を達成、継続は力なりのお手本のような活動で、内容、報告ともに見事な内容でした。
こうした活動が、更に進化することと、各部門の活動の中から良いとこ取りをして、活動のレベルアップが横展開されることを期待しています。
松本正義|
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2011年11月01日 14:11
2011年度第2四半期決算
先月末、2011年度の第2四半期決算を発表しました。
この上半期は、甚大な被害をもたらした大震災の影響を受け、第1Qの需要が大幅に減少しましたが、サプライチェーンの回復が当初予想よりも早く、夏場以降、自動車、産業素材を中心に急回復しました。
当社グループでは、全社を挙げた震災からの早期復旧、グローバル拠点を活かした生産・拡販、そしてこれまで取り組んできた体質強化の成果を発揮し、売上高9,568億円、営業利益238億円、経常利益356億円、純利益191億円と前年比では減収減益となりましたが、年初公表値を達成することができました。配当も、前年同額の中間配当金9円、年間19円で年初予想通り公表しました。
今期については、通期予想の売上高2兆円、営業利益1000億円、経常利益1150億円、純利益650億円は、Stake Holdersのご期待に応える必達目標として堅持することにしました。
現在の経営環境は、欧州債務問題の深刻化、世界経済の減速懸念、中国などの新興国でのインフレ問題、日本は大震災からの復興と言う大きな命題を抱えるとともに、デフレと超円高という、先行き不安と経済危機への緊迫度合いが高まる非常に厳しい局面を迎えています。更に、アセアンの産業集積地・タイを襲った洪水被害の長期化、深刻化も懸念されています。
グローバリゼーションの進展は、世界中の政治・経済・社会の緊密化を招きました。目の前出来事がどのように動き、収束するのか、どんな影響を及ぼすのか、先見性とネットワークの重要性が益々高くなっています。
11月早々、部門長に「複眼的思考による先手管理、リスク管理の実行」、「ダイバーシティの推進」、「SEQCDD・モノづくり力、研究開発の強化」、「コンプライアンスの徹底」を要望するメッセージを発信しました。
リーマンショック時も、あらゆる分野で需要が急減する本当に厳しい経験をしました。この苦境を乗り越えた経験を活かし、SEQCDDをはじめとする内部固めに注力し、筋肉質な事業体質の維持・強化を行い、挽回需要や新興国等の拡大・堅調分野における拡販活動に全社を挙げて取り組んでまいります。
引き続きご支援のほど、宜しくお願い致します。
松本正義|
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