2011年11月21日 09:00

第8回一橋大学関西アカデミア「BRICs」


 先日、本ブログで何度か紹介している一橋大学関西アカデミアが神戸大学との共催で開催されました。所用のためシンポジウムを欠席しましたが、講師の方々の慰労を兼ねた交流会には、大学理事、OB会の如水会理事長として参加しました。


 シンポジウムは、「BRICs経済と日本企業の戦略-企業家の視点・研究者の視点」をテーマに、コマツ元社長の安崎暁顧問から「コマツのBRICs戦略」と題して基調講演にはじまり、Brazil、Russia、India、Chinaについて、それぞれ神戸大・西島章次教授、一橋大・岩崎一郎教授、一橋大・黒崎卓教授、神戸大・梶谷懐准教授より、研究者の視点から報告頂いたとのこと。


 現在、高成長を遂げてきたBRICs諸国は、欧州信用危機から世界経済の減速懸念が広まる中、インフレ抑制と経済成長という難しい舵取りに加え、深刻な格差問題を抱えていますが、中長期的には成長が見込まれ、当社も積極的に取り組んでいる市場です。以下、各国での当社の事業展開についてご紹介します。


 中国には、1990年代前半という早い時期から現地生産を開始し、今では90社を超えるグループ企業を展開し、米国、欧州に並ぶ売上規模に成長しています。世界市場への生産基地から内需拡大と共に地産地消型へと戦略を変えつつ、現在も積極的に投資をしています。
 インドでは、1980年代より現地パートナーとの合弁等で自動車用ワイヤーハーネス、切削工具、防振ゴムの事業を展開してきましたが、情報通信・鉄道等の社会インフラや、環境・再生可能エネルギー関連ビジネスの拡販を目指し、SEI Trading India Private Limitedを新設、本年11月より営業を開始しました。


 2014年のサッカーワールドカップ、2016年のオリンピックを控えるブラジルでは、1978年より進出し、自動車用ワイヤーハーネスをはじめ、情報通信、産業素材を中心に積極的に展開しています。
 ロシアでは、一昨年12月にモスクワ市で行われた超電導電力ケーブルの実証試験に当社のビスマス系高温超電導線「DI-BSCCO®」が採用され、送電に成功しました。生産拠点はまだありませんが、将来有望な市場の一つです。
  

 また、新興国と言えば、昨今VIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)が注目をされていますが、こちらについても既に20社を超えるグループ会社を展開しており、今後も積極的に投資していきたいと思います。


 関西アカデミアは、一橋大学と関西との絆づくり、PR活動を目的に、年数回開催しています。次回3月には、喫緊の最重要テーマ「エネルギー問題」を取り上げる予定です。一橋大学理事として、多くの皆様にご参加頂きますよう、宜敷お願いいたします。

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コメント一覧 (1)

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全国的実績のわりに関西地区で知名度のあまりない一橋大学

迷走混沌している日本経済のためにも今後、一橋大学OBの方の活躍を期待しております

投稿者:一橋の光  2011年11月27日 11:28

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松本正義Profile

住友電気工業(株)
社長 松本正義


1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。

趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もあるスポーツマン。

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