2013年04月22日 13:15 中国・長沙への出張


 20年来の老友 李建新・長豊集団董事長を中国湖南省長沙市に訪ねました。元広州軍団の企業グループであり、中核製品は自動車(乗用車・SUV)、本社は長沙市にあり、今回、新社屋完成のお祝いと新たな事業の発展性に関して打ち合わせをいたしました。

 交友の基本は、お互いが信頼することが第一であることを今回再確認した次第です。中国語も日本語も「信頼」は同じく「しんらい」と発音します。
 全人代の代表も三回目とか、大変多忙な生活を過ごしているにも拘わらず、自ら筆をとり、見事に仕上げた李白の詩を頂きました。

書院の門にて 是非とのことで、中国四大書院(学校)のひとつ岳麓書院に出かけました。北宋の開宝9年(976年)に開校され、宋、元、明、清を経て、現在の湖南大学に受け継がれています。
 緑に包まれた広大な敷地に一千年を超えた建物(校舎)が数々保存されており、おごそかな気持ちになりました。

 書院の門に「惟楚有材」、「於斯為盛」と書かれた二枚の縦額が掲げられており、いかに、楚の国は人材が多かったか、また、岳麓書院が人材を輩出していったかを訪問者に告げているのが印象的でした。有意義な出張でした。


2013年04月16日 09:05 モノづくり技能の熟達人材を認定


 当社には、モノづくりで「匠の技」を持つ社員を認定し顕彰する「マイスター、エキスパート」という制度があります。マイスターに認定されるのは、エキスパートの中でもとりわけ傑出した技能を持つ社員です。今年度は、エキスパートとして39名、マイスター2名を認定、4月9日に、そのうち9名に大阪本社に来てもらい、認定式を行いました。

認定式

 マイスター、エキスパートの役割は、いわば「免許皆伝」です。それぞれが苦労して極めた仕事の「奥義」を、すべて後進に伝えてもらう、というのが、この制度の重要な目的です。

 昭和初期に当社の幹部として活躍された田中良雄さん(※)の著書「職業と人生」に、「応心」という言葉が出てきます。荘子の「之を手に得て心に応ず。口言う能わず」という一節からとられた、名人の境地を表す言葉です。つまり、企業の中で、高いモノづくり力を維持継承していこうとするとき、口では説明できない「応心」の境地をどうやって伝承するのか、という難問に必ず直面します。

 認定式の後の会食では、良い仕事をするには、「頑固さ」が必要、とのコメントが複数ありました。私が常々言っている「基本を、愚直に」とも通じるようにも思います。ここらあたりに「免許皆伝」へのヒントがありそうです。

「技能だけでなく、まずモノづくりの精神、気持ちを伝えたい」とも。


※田中良雄さんについては、こちらの記事もご覧ください。
一隅を照らし続ける。「人づくりに生涯を捧げた田中良雄」

2013年04月11日 17:25 花冷えの稲荷祭


 当社では、毎年4月初めの日曜日に、各製作所で「稲荷祭」を開いています。敷地の一角にある神祠に集まり、社員の安全、健康と事業の発展を祈願します。もちろん、安全活動には日頃から全員参加でしっかり取り組んでおりますが、新年度の開始にあたり、改めて謙虚な気持ちで神様にお祈りし、気を引き締めて業務に取り組もう、ということです。

玉串奉奠

 私は、今年は伊丹製作所で出席。式は、厳かな雅楽に始まり、神官による祝詞奏上の後、私や製作所長、事業の責任者などが玉串を捧げて終了しました。

 その後、構内では昼過ぎまで、模擬店やチャリティバザー、ソフトボール大会、地元中学校吹奏楽部によるミニコンサートなどが行われました。肌寒く、今にも泣き出しそうな空模様でしたが、桜も散らずに残っており、来場された近隣のみなさまにも楽しんでいただけたようです。私も、家へのおみやげに花を買いました。

2013年04月05日 17:20 「神様が作ったホール」が復活


 4月3日、大阪・中之島の「フェスティバルホール」のリニューアルオープンを祝う式典にお招きいただきました。ビルの建て替えに伴い、4年あまり休業していたそうです。

ホール入口にて エントランスから客席まで、赤がふんだんに使われており、それだけで華やかな気分になりますね。
 ホール自体も想像していたよりもずっと大きく、また、2張の巨大な緞帳も一見の価値がある素晴らしいもので、周囲のお客様からも賛嘆の声が上がっていました。

 式典には、旧ホールで202回もコンサートを開いたという さだまさしさんが来賓として駆けつけ、「旧ホールは、神様が作ったと思えるぐらい、素晴らしい響きがした。だから、閉館するときには、悲しくて自分も一緒に引退しようかと思ったぐらい。またここで歌えるのがとても楽しみ。」などと、ホールへの想いをスピーチされました。

 昭和33年の開業以来、ずっと日本の音楽・舞台芸術の西の中心であったこのホールですが、再び内外の一流アーチストの素晴らしい公演で私たちを楽しませてくれることでしょう。「こけら落とし」として行われるイタリア・フェニーチェ歌劇場の公演と、大阪フィルハーモニー交響楽団の4月26日の公演には、当社も協賛しております。

2013年04月03日 17:35 新たな年度を迎えて


 新しい年度が始まり、当社でも200名あまりの若者を新たに社員として迎えました。緊張の面持ちで入社式に出席しているのを見ると、私たちも身の引き締まる思いでした。
(⇒プレスリリース:2013年度入社式 社長挨拶(要旨)

新入社員へ辞令を交付

 式では、まず「仕事の基本を身につけ、それを愚直に実行してほしい」と要望しました。このことは、毎年の入社式で申し上げてきました。たぶん、先代の社長も、先々代の社長も、ずっと同じようなことを言い続けてきたと思います。いえ、入社式ばかりではありません。当社では、年始に、社長が社員に向けたメッセージを出しますが、私は毎年「製造業の基本であるSEQCDD(*)を強化せよ」という趣旨の要望を含めるようにしてきました。そのほかにも、ことあるごとに「基本を愚直に励行せよ」と社員に伝えてきました。

 言いかえれば、「基本を、愚直に」守り続けるのは、それぐらい難しいということです。「こんなこと、簡単だ」「何度も言われて、聞き飽きた」と思った瞬間に、油断が出てしまうということでしょう。ベテランほど「基本を、愚直に」という言葉を肝に銘じなければなりません。

 新入社員に2つ目にお願いしたのは「気合を入れていこう!」ということ。基本を、愚直に守るために高いテンションを維持せよ、ということでもあります。もちろん、新入社員だけに宛てた言葉ではありません。

(*) S (安全)、E (環境)、Q (品質)、C (コスト)、D (物流・納期)、D (研究開発)のこと。

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

最近のエントリー

最近のコメント

本ブログについて

RSSを登録する

本ブログでは更新情報をXMLを利用したコンテンツ配信フォーマット (RSS) でご提供しています。
RSSリーダーやRSS対応のブラウザにご登録ください。

会社案内動画版
住友電工チャンネル