2013年12月27日 15:10 今年も有り難うございました


 当社は明日から年末年始の休暇に入ります。

 今年は、アメリカ経済が緩やかに回復し、日本でもアベノミクス効果などにより景況感は改善してきました。それに歩調を合わせるように、当社グループの業績も、中間決算時には通期の予想を上方修正するところまで戻ってまいりました。これもひとえに、皆様から頂戴したご支援ご協力のおかげであり、改めて深く御礼申し上げます。

 レドックスフロー電池など、芽が出つつある新技術・新製品の事業化戦略や、少々の外部環境変化には動じない強靭な企業体質づくり等々、越年する課題も少なくありません。
 いつも基本をおろそかにせず、至らぬ点は真摯に反省し、社会に貢献する製品を生み出せる組織づくりをしていきたいと考えておりますので、来年もどうぞよろしくお願い致します。

 末筆ながら、皆様にとりましても、来年がより良い年となりますことをお祈り申し上げ、年末のご挨拶と致します。


2013年12月19日 17:55 経営幹部研修にて


 先週末は、生駒セミナーハウスに宿泊して、経営幹部研修の最終報告会に出席しました。この研修も今年9年目となり、さまざまな課題についての蓄積もできてきました。私も、折に触れて過去の提言を読み返し参考にしますし、提言に沿った形で具体化してきた施策もたくさんあります。今回は、海外関係会社からの参加も含め9件の提言がありました。

 7月に各チームに割り当てた課題は、かなりアバウトなものです。「このあたりに何かありそうだ」という経営陣の問題意識がベースになっています。(昨年の研修で、「中国での事業展開に関するリスク」を課題にしたところ、直後に反日運動が発生し、受講者はまさに同時進行で分析・検討していました。) 課題の選定および報告会での質疑応答は、私たちにとっても真剣勝負です。

説明

 受講者は、現状調査から始め、問題点を明確にした上で、対応策までを求められますので、日常業務をしながらの半年間はあっという間に過ぎてしまうようです。しかし、いかに休日もつぶした議論の結果であっても、新しい切り口がなかったり、掘り下げが不十分なプレゼンには、心を鬼にして厳しくコメントします。

 今回、厳しいコメントをした提言に共通したのは、「経営者としての哲学」をもう少し聞かせてほしかった、ということ。「決断」をするときには、それまでの経験や培ってきた考えに基づく確固たる「哲学」が必要です。机上では合理的な判断に見えても、現実問題としては抵抗や軋轢が生じることはよくあることです。そのときに、経営者としてぶれずに決断できるかどうかは、その人が「哲学」を持っているかどうかによるのではないでしょうか。

2013年12月16日 16:10 マップを示せ


 当社では、定期的に研究部門が社内発表会を開催しています。12月は伊丹製作所での発表会が恒例。伊丹は材料開発の拠点で、先日も材料開発のテーマを中心に6件の発表がありました。私は理系ではありませんが、入社後、長らく粉末合金関係の仕事をしておりましたので、材料関係のプレゼンには多少なりとも「土地勘」があり、伊丹での発表会はいつも興味深く聞いています。

 先日のプレゼンでは、私が若い頃お世話になった、ある先輩の名前がたまたま出てきて、とても懐かしく思いました。セラミックスの専門家でもあったその先輩は、会社の帰りにお酒を飲みながら、工業用素材としてのセラミックスやダイヤモンドの可能性について、まだ若造だった私に熱く語って下さいました。

 当時、日々の仕事に汲々としていた私でしたが、その先輩の話を聴いて、少し先の未来まで「展望」できたような気持ちになったことを覚えています。今にして思えば、その先輩の頭の中には「次はこの材料が出てきて、その次はこれが出てくる。そうなれば世界はこう変わる」というようなマップができていたようです。

 新製品開発は、海図のない航海のようなものかもしれませんが、だからこそ上司は、海鳥の飛び去る方向を追い、夜空に瞬く星の在り処を確認して、「自分たちの行く手には新天地がある」と部下に熱く語ることが大事でしょう。もちろん、物事がすべて上司の思い通りに進むわけではありませんが、自信を持って行く手を指し示し、自分の仕事に必死になっている若い部下の視線を上げてやれば、水平線の彼方の小さな島影をいの一番に見つけてくれるかもしれません。

プレゼンの前に、マグネシウム合金AZ91の板材加工ラインで、製造状況を確認

2013年12月06日 18:00 衆議院「科学技術・イノベーション推進特別委員会」のご視察


 さる12月2日に、衆議院の「科学技術・イノベーション推進特別委員会」から、8名の委員の皆さんが横浜製作所に来所され、現在、実証運転中の、レドックスフロー電池、集光型太陽光発電設備、およびそれらを組み合わせたエネルギーマネジメントシステムをご視察下さいました。この委員会は、科学技術、イノベーション推進の総合的な対策を策定することを目的とされています。

まず実証運転の現場にご案内。この日は暑いぐらいの晴天で「太陽光発電」日和でした。

ショールームで当社の取り組みについてご説明しました。

 ご視察後の質疑応答では、各委員から「レドックスフロー電池の事業戦略は? 小型化の可能性は? 特許戦略は?」などと矢継ぎ早にご質問があり、私どももたじたじとするほど。皆さんのご関心と期待の強さを感じました。

 最後に、委員長の竹本議員から、「何十年もかけて研究開発していることに敬意を表する。日本が世界に誇るべき技術であるが、民間企業が自力で磨いていくのは難しい面もあろう。国もサポートできるよう努力するので、大いに頑張ってほしい」という趣旨の激励をいただきました。

 ご期待に添えるよう、取り組みを加速していきたいと思います。

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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