2011年04月12日 09:05
阪神甲子園球場に社名看板
当社はBtoB企業ではありますが、知名度向上のための広報活動は大事です。
これまで、JRユニバーサルシティ駅に宣伝看板を出してはどうかというご意見を頂いたこともありいろいろ検討していました。
そこで、この3月から、阪神甲子園球場のレフト側外野フェンスに住友電工の社名看板を出しています。比較的小さめの看板ですが、春の選抜高校野球大会をご覧になっている時に、お気づきになった方もおられると思います。
野球観戦に行かれる際は、真後ろを除いて概ねどのサイドからでも見ることはできるようですが、一塁側スタンドからが一番良く見えると思います。
今日からようやくプロ野球が開幕しますが、早速、甲子園球場では阪神対広島のゲームが行われます。是非ご覧になってください。
松本正義|
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2011年03月01日 08:50
第7回一橋大学関西アカデミア
2月19日(土)に第7回一橋大学関西アカデミアが開催、途中からとなりましたが参加しましたので、ご紹介します。
今回のテーマは、「東アジアの成長と地域金融・通貨協力」で、議論では、アセアン諸国も加えたエリアを対象となっていました。中国、韓国、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどに110社超の拠点を展開する当社グループにとっても、今後の成長発展を図る上で、最重要の地域であり、興味深く聞かせてもらいました。
現在、中国・アジアの世界経済への貢献度合いは、世界の主要企業によるサプライチェーンの展開、中間消費層の拡大とも相俟って、2009年度では約8割、2010年-11年では6割を占めると言われており、これら地域経済の安定化は世界経済の成長発展にとって必要不可欠な絶対条件となりつつあります。
シンポジウムは、問題提起と基調講演・講演の後、パネルディスカッションと質疑応答という恒例のプログラムで行われました。講師の方々は、一橋大学からは小川英治副学長、奥田英信教授、佐藤宏教授、神戸大学からは三重野文晴教授、そして、国際協力銀行の渡辺博史経営責任者がそれぞれ意見を述べられました。たくさんあった議論の中から、以下にいくつか紹介します。
東アジア地域は、実物経済の成長の反面、依然として金融システムが未成熟な国が多い。投機目的の短期資金が大量流入すれば、97年アジア通貨危機の二の舞が懸念され、各国政府、金融当局には、安定化のルールづくりが求められる。
また、日本の金融機関は、リスクに躊躇していては巨大市場から取り残される恐れがある。信用保証、金融サービスの提供など、新たな需要開拓に取り組まねばならない。
プレイヤーである企業側にも、企業情報の透明化を進める一方、投資決定等におけるガバナンスの強化に努める必要がある。
中長期的な世界経済の成長にとって、FTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)の推進が有用なことは間違いがなく、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)も、国としての方針を明かにし、早急に問題点・対策をとりまとめる必要がある。
いずれも、尤もな意見です。GDPで中国に追い抜かれ、政治外交面でとかく地盤沈下が激しい状況下にありますが、東アジアにおいて日本は、まだまだフロントランナーです。講師の方も言われていましたが、リーダーシップを発揮していかないと、どんどん存在が小さくなってしまいます。それぞれの立場で、最も進んでいる自らが周囲を引っ張っていく気概で、課題に取り組まねばならないと思いました。
松本正義|
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2011年02月15日 13:05
9人制男子バレーボール、1、2、3位、やったぞ、住友電工!(第二報)
先日、伊丹製作所の元気倶楽部(社員クラブ)で3位入賞の祝勝会を開いた伊丹チームの皆さんの写真をご披露します。
直接お祝いを言えませんでしたが、今後も練習を積んで更に上を目指して頑張って欲しいと思います。
松本正義|
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2011年02月10日 13:24
就職活動生へのメッセージ
先日、本ブログに就職活動生の方からアドバイスをと、頂きましたので、僭越ですが、人生の先輩として感じていることを紹介させて頂きます。
まず、私は、いつも会社では社員に対して、自然体、平常心、正々堂々、誠心誠意が大切ですよ、と話をしています。何か事が起きて、慌てふためいたり、相手によって言が左右するようではだめですよと。
では、どうすれば、身につくのか、それは、普段の過ごし方にありそうです。住友400年の事業精神には、「萬事入精」という教えがあります。これは、商売はもとより、まず一人の人間として、何事にも誠心誠意を尽くす人であれと説いたもので、住友事業精神の基本とも言うべき言葉です。萬事に亘ってそういう生き方を実践するのは、なかなか難しいのですが、学生の皆さんには、是非、こうした考え方をベースに、学業やクラブ活動などで色々な刺激を受けて、視野を拡げ、将来へのきっかけを見つけて欲しいと思います。
また、就職活動という限られた時間、出会いだけでは、なかなか自分に最適な仕事を見つけるのは難しいです。振り返ってみると、私も、自分の決めた会社に飛び込んで、そこで一生懸命取り組み、だんだんと仕事が好きになっていきました。隣の芝は青いといいますが、他者をあまり気にせず、自分の人生を懸命に生きるという強い気持ちを持つことも大切ではないでしょうか。
就職という人生の岐路において、悩んでおられる方も多いと思います。短絡的、近視眼的にならずに、自然体、平常心、正々堂々、誠心誠意の精神で、目標に向けて一歩ずつ毎日をしっかりと過ごせば、必ず夢はかなえられると思いますので、自信を持って頑張ってください。
<ご参考:2月10日発売の「Aera mook」にも、新社会人に対する私のメッセージが掲載されています。>
松本正義|
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2011年02月07日 09:39
9人制男子バレーボール、1、2、3位、やったぞ、住友電工!
先月末、大阪市で開催された第80回全日本9人制バレーボール総合男子選手権大会において、当社関係では、大阪製作所2チーム、伊丹製作所、横浜製作所、OB(BAMBINO)の5チームが出場し、優勝、準優勝、3位となり全国レベルの大会では本当に珍しい大記録が誕生しました。
当社の大阪製作所バレー部は、全国大会でこれまで30回の優勝経験を持つ強豪ですが、本大会には、実業団、国体で優勝し推薦枠を勝ち取ったことと地元開催もあり、主力中心のAチームと若手中心のBチームが出場。この2チームによる決勝戦で、Aチームが優勝、Bチームが準優勝となったのですが、若手を中心に急成長中の伊丹製作所チームも、大健闘の3位入賞を果たしました。
その勝利報告に、大阪製作所から両チームの監督、コーチ、マネージャー、キャプテン達が、勝利報告に来てくれました。
皆さんコートとは勝手が違い、緊張しているようでしたが、それぞれ誇らしげで満足感に満ちたいい笑顔をしていました。若手が順調に成長していることに加え、先輩チームが順当に優勝したことは、厳しい上下関係を知る体育会系の私としては、本当によかったと感じた次第です。
また、今大会は、当社関係で5チームが出場し、伊丹製作所チームも3位と大健闘をしましたが、こうして切磋琢磨しそれぞれのチームが強くなれば、廃止し20年が経過した、かつて華やかだった製作所対抗の社長杯復活もあり得ない話ではないなと、冗談交じりで話をしました。
今年度シーズンは本大会で終了、次の全国大会は7月の実業団ですが、しっかりと体を休め鋭気養って、来年度も大いに活躍して欲しいと思います。
松本正義|
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2010年12月22日 10:02
市民・学生のための公開セミナー「科学技術の将来と関西経済」
(社)蔵前工業会(東京工業大学同窓会)と(社)如水会(一橋大学同窓会)主催による合同移動講座「テーマ:科学技術の将来と関西経済」が神戸ポートピアホテルで開催されました。
庄山悦彦・蔵前工業会理事長の開会挨拶に次いで、2001年ノーベル化学賞受賞者である野依良治・理化学研究所理事長、下村節宏・三菱電機会長による基調講演、そして伊賀健一・東京工業大学学長と山内進・一橋大学学長の講演と続き、私は5氏をパネリストとする質疑応答&クロージングリマークスの司会進行役を仰せつかりました。
詳細は割愛しますが、野依先生の「科学と人類社会-科学者よ、誇りを持とう-」と題した、科学は経済の僕ではない、真理を追究し人類を幸福にすることが科学者の使命である、国是を持たない日本の現状に対する強い危機感、そして日本の国是は「人類の生存に貢献する国」たるべしとの、熱意の籠ったお話には、元気を頂きました。
質疑応答では、会場の皆さんから多くのご質問を頂きましたが、時間の都合もあり、「初等、中等教育やシニアの再教育の在り方は?」「関西経済活性化の方策は?」等の限られたものとさせていただきました。
「20、30歳台だったら科学の発展のために何をしますか」との質問に対しては、メンバーで最年配の庄山先輩が「今日、野依先生に叱咤激励を受けた。もう一度、若い頃に戻れるのであれば、やっぱり世の中にないものを生み出したい。人の嫌がることを引き受け解決しものにしていきたい。」と答えていましたが、万年青年の我々にとっては、これは当然のこと。若い人たちには負けてはいられません。これからも、先頭に立って張り切って、社会の発展のため貢献していきたいと思います。
お忙しい中、ご参加いただきました皆さんには、有意義に過ごしていただけたでしょうか。若干、我田引水的なところはトップの役目とお許しいただき、今後も、この移動講座にご理解、ご支援を頂きますようお願いします。
詳しい講演録は、しばらくして如水会ホームページでも紹介しますので、関心のある方はご覧になってください。
■ご参考
社団法人如水会ホームページ https://www.josuikai.net/
松本正義|
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2010年12月06日 13:09
一橋大学創立135周年・国立移転80周年記念講演会
先月末、一橋大学主催による「一橋大学創立135周年、国立移転80周年記念講演会」に、OB会の如水会理事長ということもあり、演者として出席しました。「変動する世界経済と日本企業の革新」がテーマで、当日は200名を超す聴衆にお集まり頂き、この場を借りて御礼申し上げます。
伊藤邦雄商学研究科教授の「日本企業、再飛躍の条件-グローバル競争に打ち勝つ知恵と戦略-」と題し、日本企業をアカデミックかつ俯瞰したお話の後を受け、私から、企業人としてこれまで経験してきたこと、今取り組んでいることを「パラダイムシフトとグローバル化する企業経営-変化への対応と事業精神-」と題し、約1時間お話させていただきました。
伊藤先生から、成果主義、個人主義、小さな本社、分社化等を通じて、視野が狭まり部分最適に陥ったことが、近年の日本企業の競争力低下の一因であり、本来高い日本人の全体を見る能力を取り戻し、自律的全体最適経営に戻す必要があるとのご指摘がありました。
私からは、当たり前の話ですが企業は社会の公器であり、様々なStake Holdersへのバランスある利益配分を基礎におく公益資本主義の考え方が大切なこと、時勢の変遷に応じて事業は変えていかねばなりませんが、根底となる事業精神、住友の場合は、「萬事入精」、「信用確実」、「不趨浮利」、「人材の尊重」、「自利利他、公私一如」等は不変であることをお話させていただきました。
講演の後、山下裕子商学研究科准教授の司会により3人でディスカッションを行いました。
私からは、全体最適経営の実践には、自由闊達な雰囲気、問題意識の共有化は欠かせず、双方向コミュニケーションを厭う人は経営者にはなれないこと。広い視野をもった人材の育成には、様々な経験を積むよう人事異動を徹底的に行う必要がある。また、新たなグローバリゼーションが進展する中、企業が成長発展していくためには、国内外の社員に処遇やキャリアパスを明確化し、これまで以上にダイバーシティを進めないといけないこと。そして、勇気と迫力を持って困難をブレークスルーする能力と、常に物事を人とは違った角度から見ることができる能力を持った「気骨ある異端児」を育てる環境整備が必要なことお話させていただきました。
時間の都合もあり、質問を受ける時間はありませんでしたが、皆さんのお役に立つことがあれば幸いです。後日、講演会の骨子をとりまとめたものが、主催事務局から発行される予定ですので、皆さんお楽しみになさってください。
松本正義|
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2010年11月29日 10:47
地域交流について
前回は、スポーツを通じての地域交流でしたが、大阪製作所や伊丹製作所では「緑」を通じた交流にも力を入れています。
伊丹製作所では、6月に兵庫県から「環境にやさしい事業者賞」を受賞するなど、地域と連携した環境保全活動を推進してきましたが、今年も4年目となる「緑花祭※」を10月に開催しました。
当日は1300人を超える多くの方々にお越しいただきました。芋掘り大会や、移動動物園などでは賑やかな歓声があがり、また、近隣中学校の吹奏楽部の皆さんによる楽曲演奏や、託児所「SEI伊丹キッズ」の園児による運動会など様々なイベント通じて、地域の皆さんと交流を深めました。
(※緑と花の祭典という意味で「緑花祭」と称しています。)

また、11月には大阪製作所が、当社110周年を記念し建設した新研究本館「WinD-Lab」の隣接緑地のバラ園のお披露目を、自治会や地域関係の皆様約100名をお招きして行いました。まだ1年目で育苗中ということもあり、限定しての見学会となりましたが、来年以降は広く一般の方々にも公開していく予定にしています。
私も、草花は大好きで、機会があれば、買って帰って自宅に飾っています。身近な所に緑があることで、癒される方も多いのではないでしょうか。
今後も、緑化活動や地域コミュニティ誌の発行、事業所周辺の清掃活動など地域社会との共生を目指し、地域に密着した社会貢献活動に力を入れて取り組んでいまいりたいと思います。

松本正義|
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2010年11月26日 09:22
伊丹市中学生陸上教室
今年も、当社と伊丹市陸上競技協会の共催による「伊丹市中学生陸上教室」を来年2月迄の間に4回の予定で開催します。その第1回目が先週末にありました。残念ながら、私は参加できませんでしたが、85名もの中学生の皆さんに参加頂きました。当日は、幸い、秋晴れの好天に恵まれ、講師には甲南大学准教授の伊東先生にお忙しい中お越し頂き、当社の陸上競技部の諸君もお手伝いさせていただいたようです。
ふり返ると、私も学生時代陸上部でやり投げや短距離を得意としていましたが、産業界で活躍されていた大先輩の計らいで、一流のコーチから教わる機会があり、やる気も上がり記録も向上した覚えがありました。この陸上教室は、そうした経験をふまえた、私なりの恩返しの一つとして、地元と協力し2008年から始めました。
この陸上教室も早いもので、3シーズン目です。過去の参加者のなかには、大きな大会で優秀な成績を修められた方もいらっしゃるとのこと。競技成績の向上に加えて、スポーツを通じて、社会人としての礼儀や、一つの目標に向かい自分なりに努力を繰り返す、そうした生き方を身につけてもらえたら、と思います。また、当社の選手も、中学生の皆さんと接することにより、人に教える喜びを通じて、競技の幅を広げることにつながればいいなと思います。この中学生陸上教室の中から、日本を代表するような選手が出ることを楽しみにしています。
次回以降、私も、都合がつく限り参加しようと思います。

松本正義|
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2010年10月15日 08:57
一橋大学 関西アカデミア~都市の創造性~
3連休初日の10月9日に、これまで何度か本ブログで紹介しました「一橋大学関西アカデミア 第6回シンポジウム」に出席してきました。今回は、旧三商大で交流のある大阪市立大学との共催で、「都市の創造性」をテーマに、詩人・作家の辻井喬氏の基調講演の後、大阪市立大学都市研究プラザ所長の佐々木雅幸教授、同副所長の水内俊雄教授、一橋大学名誉教授で大学院社会学研究科の田崎宣義特任教授、同研究科の町村敬志教授によるパネル・ディスカッションが行われました。
現代都市の抱える問題や創造的な都市について様々な視点で問題提起、議論がありました。また、パネル・ディスカッションでは、司会者が「住みたい町」、「理想の町」などのお題を出し、パネリストが即興でそれに答える、という大喜利風の進行もあり、普段なかなか馴染みの無い話題ですが、大変興味深く聞かせていただきました。アカデミックな内容もあり、うまく整理するのは難しいのですが、簡単にご紹介してみます。
市場原理に基づいて開発、発展し巨大化してきた現代都市においては、産業の衰退や人口の減少、高齢化なども背景に、共同体としての機能が衰弱、消滅してきている。本来、都市は、そこに住み、生活している住民が主役であり、安心して暮らせる生活空間やインフラを形成・維持する一方で、豊かな文化を育み、人々の欲求の多様化や高度化に対応し、自己実現の場や機会を潤沢に提供する能力を求められている。
そうした観点から、優れた「創造都市」とは、一つには文化芸術活動を担う人たちが活躍できる環境が整備された都市とし、職人と音楽の町であるイタリアのボローニャ、先端アートを生み出すスペインのバルセロナ、日本では伝統文化と現代文化の融合が実践されている金沢、アーティストやクリエーターの活動拠点を提供する横浜、勿論、80年前、母校・一橋大学の神田一ツ橋からの移転を契機に大学町「文教地区」として発展してきた国立市も、代表例の一つ。また一方、全ての住民、特に社会的弱者である高齢者やホームレスの人たちも「包摂」して発展、活性化を実現していくのも「創造都市」のあるべき姿であり、ホームレス支援の取り組みも紹介されていました。
今回のテーマは、考えてみると企業経営にも置き換えられる面もあるように思いました。企業は、経済・市場原理に基づき活動していますが、企業が活力を持ち価値を創造し発展していくためには、社員一人一人が能力を発揮できる環境を提供していくことや、多様な人材を「包摂」し総力を結集していくことが求められてくる、ということではないかと。
また、パネリストの「都市は常に変化しているが、よりよい方向へ変化することに、自ら積極的に協力することで、市民権を得ていきたい」という発言には共感できました。個人も勿論、企業も一企業市民として、地域の活動に参加・協力し、都市の創造性に貢献していくことが大切だと改めて感じさせてくれるセミナーでした。
松本正義|
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2010年10月12日 09:35
千葉国体優勝!
当社バレーボール部が、千葉国体9人制の部に大阪府の代表として出場、1998年以来12年振り、国体3度目の優勝を果たしました。先週、増田監督、後藤コーチ、池ノ上キャプテンが勝利報告に来てくれました。
試合は、10月1日(金)~10月4日(月)、千葉県茂原市市民体育館で開催、さすが国体だけあって、たくさんの観客が集まり、スティックバルーンや太鼓が打ち鳴らされ応援合戦には相当に熱が入ったようです。当社も、大阪製作所から、選手の上司の皆さんも応援にかけつけ、また、茂原市の小学生の生徒の皆さんからも熱心な応援を受け、選手も大いに勇気づけられたとのこと。
監督曰く、今大会は、逆転で破った準決勝の東京都(横河電機)戦、昨年の覇者・宮城県(東北リコー)との決勝戦など、厳しい試合だったと。日頃の練習の成果と、全員の勝利への執念によって掴んだ会心の勝利と労いました。
チームとしては、これまで全国大会で29回の優勝経験がありますが、国体の優勝からはしばらく遠ざかり、現役の全選手にとって、今回の優勝は初めての経験ということで、念願のタイトルを手にして、本当に喜んでいました。家庭や職場の応援がなければたどり着けなかったことでしょうが、仕事とスポーツの「文武両道」を目指す皆さんに、心より祝福したいと思います。
現在のチームは、昨年12月の桜田杯以降、主要大会を連覇中。今後、12月の櫻田杯(群馬県前橋市)、来年1月下旬の全日本総合選手権大会(大阪市)を連覇し、当社チームとしては初の年間グランドスラムの達成を目指し、「萬事入精」の住友精神で、精進を続けて欲しいと思います。
松本正義|
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2010年09月08日 09:03
如水会大阪支部納涼会兼理事長就任激励会
卒業後はや43年が過ぎ、まさに光陰矢の如し。母校一橋大学の同窓会、如水会が発足して96年となります。海外勤務が長かったこともあり、OBとして如水会の活動から疎遠となっておりました。
たまたま同期から推薦され、ここ2年間は罪滅ぼしといいましょうか、恩返しのつもりで副理事長としてなんとかお役に立ったつもりでおりました。そろそろ退散しようと思っていた矢先、前理事長高萩先輩(元硬式野球部)につかまり、「次は君の番、しっかり如水会の面倒をみなさい」と、高萩先輩も私も曲がりなりにも体育会出身で共通点は厳しい上下関係に鍛えられ、1年違えば命令は絶対との考え方、言葉には強制力があります。思い悩んだ末に引き受けたのが本年6月。大阪淀屋橋に本社を置く弊社故、東京-大阪のとんぼ返りも予想され、えらいことを引き受けてしまったと後悔することしきりでした。
大阪支部長の遠藤先輩が大変親切な方で、このあたりを察してか、それでは納涼会兼理事長就任激励会を開催すると御触れを出して、国内84支部、海外44支部の大勢力組織の如水会の中でも、最大支部のひとつ、大阪支部の会員有志を招集され、猛暑の中、それも真昼に開催されたのがこの写真。
学生さんも3名参加されましたが、御拝察通り高齢化の例にもれず先輩多数の中で、温かい叱咤激励の言葉を頂き、大変光栄でした。本部如水会事務局から酒井女史も駆けつけて頂き、有難う御座いました。
皆様に杯を頂戴し、37℃の炎天下、熱中症を心配し家路を急ぎましたが、気持ちは爽やかで満足感に溢れていました。
松本正義|
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2010年09月02日 09:39
京都経営者協会での講演(2)
1時間半の話を簡単に要約するのは無理がありますが、誤解を招かないよう言いたかった要点をまとめてみました。
1.最初に『住友事業精神』を取り上げたのは、400年にわたり住友グループの精神的な基盤として脈々と受け継がれた正に不易の教えであり、「萬事入精」「信用確実」「不趨浮利」の他、「自利利他、公私一如」や「君子財愛す。これをとるに道あり。」などの精神、現在さらには21世紀型ビジネスモデルの原理に相応しいものだからです。
2.『Captains of Industry(経営騎士道の精神)』は、約150年前、英国ビクトリア朝時代、思想家トマス・カーライルが唱えた概念。今よりも大きな格差社会だった当時、営利至上主義の弊害を排し、人間愛をベースにした「経営騎士道」を産業界のリーダーは持つべきだと主張。一橋大学の校是とも言えるもので、今にも通じる教えです。
3.米国ではオバマ政権が誕生、日米欧においても『株主資本主義に対する公益資本主義の動き』があり、今再び、様々なStake Holdersの利益に配慮したバランスある経営が求められています。
4.『エリート(リーダー)の養成』。エリートについては丹羽宇一郎氏の「人は仕事で磨かれる」を、教養については猪木武徳氏の「大学の反省」を参照願いますが、無私の心を持った気骨ある異端児(気骨とは己を信じ気迫を持って問題を突破する能力、異端児とは解決への道筋を人と違った角度から発想できる人材)であるエリートが、今まさに求められています。
5.『組織の基本形と活性化』では、理想的な会社組織は、クリスタルなピラミッド組織、極めて透明性の高い階層組織。そのためには、双方向コミュニケーションを通じインフォーマルからフォーマルへのプロセスが生まれる自由闊達な雰囲気づくりが大切。活性化には、安心して働ける組織作りと同時に、時間軸と出口を明確化してぬるま湯にならない、達成オリエンテッドな組織づくりが必要です。
6.『私見としての21世紀型ビジネスモデルに向けた道標』では、私が交誼を受けた人から感銘を受けた、人材、ビジネスの基盤となるキーワードについて紹介しました。その中からエピソードを一つ。
1960年代、米国の未来学者ハーマン・カーンは、日本の若きアントレプレナーと会い、進取の気性、旺盛なる冒険心、革新的指向、目標達成意欲、国際性(視点・順応性)、社会性尊重、文化教育の高さに触れ、日本の成長を予言。果たして、今はどうか。日本の成長戦略が問われる今日、そうした人材の育成、登場が期待されています。
松本正義|
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2010年09月01日 11:07
京都経営者協会での講演(1)
京都経営者協会の位高会長(日新電機特別顧問)から、会員定例会での講演依頼を頂き、会社の先輩からの話でもあり、住友発祥の地・京都に何かのお役に立つことができればと思い、引き受けました。
演題は、『21世紀型ビジネスモデルの道しるべ』(副題:原理主義的視点より)。お盆明け当日は、うだるような暑さにも拘らず100名超の皆さんにお聞き頂き、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
今後100年、社会変化や環境・食糧問題などに対応し、社会から求められる具体的なビジネスモデルについては、大学やマスコミの著名な先生方に論を譲るとして、私は、ビジネスモデルの底流にある原理原則的なこと、簡単に言えば、会社経営には何が大切かについてお話したいと思い、副題を付けました。
1.住友事業精神、2.Captains of Industry(経営騎士道の精神)、3.株主資本主義に対する公益資本主義の動き、4.エリート(リーダー)の養成、5.組織の基本形と活性化、6.私見としての21世紀型ビジネスモデルに向けた道しるべ、の6項について、これまで自分が会社経営を通じ経験し深く考え大事にしてきたことを、ざっくばらんに話させて頂きました。
皆さんに伝えたい一心で、自分ではあっと言う間でしたが、終わってみると、1時間半近くかかり、少し長かったかなと思いましたが、如何でしたでしょうか。
最後に、島津製作所の服部会長から、私の意見に同感するところが多いとしたうえで、「こうした考えに至った経緯、きっかけは、何でしょうか?」とのご質問を頂きました。先輩から賛辞を頂き大変光栄です。私からは、たまたまこれまでお付き合いさせて頂いた方々から学んだことが役立っていること、また、社長就任時、会社の求心力を取り戻すために悩み、そして取り組んできた結果、こうした考えに至ったことをご返事いたしました。
安心して働ける組織づくりなしには、住友事業精神にある「企画の遠大性」を実現することはできません。また、短期的な利益だけで判断することなく、長期的なビジョンを持ってバランスの良い経営を行うためには、双方向コミュニケーションや次代を担う人材の育成、雇用を守る等、我慢が大切だなと、改めて感じました。
長くなりましたので6項についての紹介は、次回にいたします。
松本正義|
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2010年08月31日 11:21
陸上競技部、女性陣が大活躍!
近畿陸上競技選手権大会が、8月28、29日に奈良市鴻池陸上競技場で開かれ、当社から7人の選手が出場しました。結果は、女子200m(高木志帆選手)、女子400mハードル(若林愛選手)、女子走幅跳(田村初花選手)の3競技で優勝するなど、女性陣が大活躍しました。
中でも、今年入社のニューフェースの高木志帆選手は、200m決勝で24秒20の大会新記録で優勝を果たしました。神戸新聞に載っていた本人のコメントによれば、2年振りに自己ベストを更新し、本人もびっくりとのこと。どんなスポーツも日々の鍛錬が必要ですが、100分の1秒を競う短距離走では、体調管理が即結果に結び付きます。猛暑が続く中、大変だったと思います。本当におめでとうございます。
また、陸上関係のうれしいニュースがもう一つ。8月23日に鳥取県で開催された第37回全日本中学校陸上競技選手権大会で、兵庫県伊丹市立荒牧中学の中島さんが、女子100mハードルにおいて13秒98の好タイムで優勝されたとのこと。中島さんは、当社と伊丹市陸上競技協会と共催で開催している中学生陸上教室の受講生で、当日、NHKの解説者をしておられた甲南大学准教授の伊東浩司さんも、「陸上教室の成果が出ましたね」と大変喜んでおられたそうです。
伊東浩司さんには、ご都合がつきましたら今年もまた講師としてお越し頂き、私も時間の許す限り、現役アスリートとして参加したいと思いますので、その際に、改めて、お祝いをしましょう。
スポーツの秋がもうすぐ到来。当社の陸上競技部の皆さんも、競技会が続きますが、ベストの体調で、まずは9月24~26日に新潟県で開催される第58回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会での活躍に期待しています。頑張って下さい。
松本正義|
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2010年08月30日 13:43
第3回パートナーズミーティング
事業がグローバルに、そして、国際競争が激しくなるにつれ、サプライチェーンの大切さは言うまでもありません。
当社も、お取引先様との相互信頼と連携を深める場として、一昨年来、毎年、SEIグループ・パートナーズ・ミーティングを開催し、情報の共有化に努めています。
今年は、8月初旬に開催、多くの関係者にご参加いただき、冒頭、私から当社の業績と12 VISIONの達成に向けて、各事業分野の成長戦略について半時間程度お話をさせていただきました。
次に、資材担当の稲山常務取締役から、当社の調達基本方針、2010年度の重点取り組みについて、皆様にお願いいたしました。厳しい競争を勝ち抜いていくためには、品質、価格に直結する「VA提案の推進」やグローバル連携の拡大には、お取引先様のご協力は欠かせません。
また、当社グループでは、2007年からグリーン調達、昨年はECOファクタリングを導入し、環境保護に配慮した調達活動にも取り組んできましたが、今年は、『住友電工グループCSR調達ガイドライン』を紹介いたしました。
■プレスリリース:住友電工グループ「CSR調達ガイドライン」制定について
また、「R&Dの新しい展開と価値の創造」と題して、今年1月に新設したNEXTセンターとパワーシステム研究所の狙いについて、吉海常務執行役員からご説明いたしました。
そして最後になりましたが、VA優秀パートナーとして、住友金属鉱山株式会社様と鹿島建設株式会社様に感謝状を贈呈させていただきました。
懇親会では、皆さんと忌憚のない意見交換をすることができました。お取引先様の協力なしには、これからの国際競争に勝ち残れません。今後とも、ご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。

松本正義|
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2010年08月23日 10:19
国体2年連続出場決定
朝、出勤するとうれしいニュースがありました。
当社の9人制バレーボールチームが、8月21(土)、22日(日)に京都で開催された第65回国民体育大会近畿ブロック大会に大阪府の代表として出場し、見事に優勝、昨年に続き2年連続で国体への切符を手にしました。
昨年12月の櫻田杯、今年7月の全日本実業団選手権大会と、全国大会2連覇中で、4月に韓国で開催された韓国国務総理盃でも優勝しましたので、主要大会では、このところ負けなしです。大きな期待を背負い選手の皆さんもその重圧に苦しんだのではないでしょうか。本当におめでとうございます。
国体競技として9人制バレーボールは、今秋の「ゆめ半島千葉国体」が最後です。兜の緒を締めて、1998年以来の国体優勝という夢の実現に向けて、頑張ってもらいたいと思います。
千葉国体での9人制バレーボールの試合は、10月1日(金)~10月4日(月)、茂原市市民体育館にて開催される予定です。私もできれば応援に行きたいと思いますが、関東方面の方でご都合のつく方は、是非とも応援よろしくお願いいたします。
ご参考:ゆめ半島千葉国体ホームページ
http://www.kokutai-2010chiba.jp/kokutai/
松本正義|
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2010年07月12日 15:42
参議院選挙に思う
昨日行われた参議院選挙は、与党が過半数割れとなり、現政権にとっては厳しい結果に終わりました。国会運営は、衆院も3分の2を割り込み、これまで以上に難しい衆参ねじれ状態となる見込みですが、景気、財政、安全保障等、待ったなしの課題が目白押し、今の日本には停滞が許されません。
政治と経済は強くリンクしており、政治の混迷は、経済の不安定につながりかねません。世界における日本の存在感が高まるよう、場当たり的な対応ではなく、将来の成長戦略などについてしっかりと議論し、スピード感を持って取り組み、長期的なビジョンにたった政治を期待します。
私達企業も、グローバルワンマーケット化が進み厳しさが増す国際競争を勝ち抜いていくために、自らの道は自力で切り開いていく強い覚悟で取り組んでいきたいと思います。
松本正義|
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2010年07月01日 15:22
全国安全週間、職場も気合いを入れていこう
今日から、全国安全週間が始まりました。
今年の全国スローガンは、「みんなで進めようリスクアセスメント めざそう職場の安全・安心」です。当社グループでも、「『安全は全てに優先する!』の風土をつくろう」を掲げていますが、各職場で日常のあり方を再点検し、再徹底をしてもらいたいと思います。
さて、ワールドカップでの日本チームの健闘のニュースが連日流れています。その活躍の原動力は、心を一つに戦ったチームワークにあり、それが4試合で失点2点の固い守りにつながったように感じます。勿論、選手をはじめチームの皆さんの勝利に対するファイティングスピリットもすごかったのでしょう。
早速、南アのグループ会社SEWS-SA社から、続報がありました。日本人駐在員は、「現地で日本チームの活躍を見ることができ、本当に感激をもらいました。脱帽です。」と。また、日本チームの活躍した翌日は、朝礼時に現地社員の皆さんから日本チームの活躍に対して拍手を頂いたそうです。チームの活躍が感動を生み、それを応援する心が一つになって、職場の求心力につながったのでしょう。
こうしたことは、会社の仕事や私達の日常でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。代表チームにもらった元気を是非、活かしたいものです。
(追記)
大会期間中、山脇氏の自宅は、日本人サポーターのための居酒屋、民宿として大活躍しているそうです。

松本正義|
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2010年06月22日 16:05
南アフリカからのお便り
前々回、南アにあるグループ会社SEWS-SA社を紹介しましたが、このブログを見て、社長の山脇氏からワールドカップに関するエピソードが届きました。
山脇氏とは、1989年から92年の約3年間、ロンドンで駐在員として一緒に仕事をした間柄で、ご本人は20年近く南アで駐在員として過ごし、定年を過ぎた現在も、ダーバンに在住しています。
「土曜のオランダ戦は、残念でしたが善戦でしたね。こうなるとデンマーク戦に頑張ってもらいたいですね。デンマークがカメルーンに勝ったので日本は勝つか引き分けが必要ですが、期待しましょう。」と。氏は、自宅観戦とのことですが、他の日本人駐在員は全員スタジアムに応援に行ったそうです。
現地では、世界各地から人が集まり、ホテルが満員で取れない状況で、自宅には、連日、日本の有名なサッカー解説者をはじめ、報道関係者等が宿泊、日本食を提供する等、色々と影のボランティア活動をやっているとのこと。そう言えば、ロンドン時代から、飲み会の後は、いつも甘党の山脇氏が車で自宅まで送ってくれるなど、面倒見はよかったですね。まだまだ、ワールドカップは続きますので、頑張ってください。
また、SEWS-SA社は、毎週金曜日をカジュアルフライデーと称し、ワールドカップを盛り上げるため会社支給の2010ワールドカップカラー=南アチームカラーのTシャツを全員が着用し、南アフリカと日本を応援しているそうです。
南アの対日貿易は、輸出先としては米国に次いで2位、輸入先としては5位と意外と深い関係にあります。また、山脇氏のように長年、現地に居住し、南アと日本との友好関係に貢献している人もいます。
私も遠く離れた日本から、SEWS-SA社の発展と、南ア&日本の両チームの活躍、そして、山脇氏、ご家族、南アフリカの皆さんのご健勝を祈念しています。
松本正義|
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2010年06月17日 08:40
サッカーワールドカップ、日本初戦勝利!
試合時間が深夜だったため、翌朝ニュースで知りました。大会前の強化試合の成績が芳しくなかっただけに、これまでの鬱憤を晴らすような活躍ぶりでした。選手の皆さんよく頑張ってくれました。おめでとうございます。
さて、アフリカに注目が集まっている折角の機会ですので、当社グループのアフリカとの係わりについてご紹介します。
その歴史は意外に古く1960年台後半から電力・通信インフラ構築を目的に進出、特に、1976年にナイジェリアで受注した市内通信網建設工事は、一企業が受注した通信網建設工事では、当時、世界に例を見ない大型プロジェクトでした。延べ300人の日本人と約2000人の現地スタッフが携わり、受注から11年半を費やし1988年に完工。こうした経験を通じて海外ビジネスを担う人材が育ち、その後のグローバル化推進に大いに活躍していただきました。
こうした大型工事プロジェクトから、自動車用ワイヤーハーネスの製造へと、事業内容は変化しましたが、特に近年再び、積極的にアフリカで事業展開しています。
現在、南アフリカは自動車産業が盛んです。日本車はアフリカでも人気が高く、また欧州車も、右ハンドル国の南アフリカを日本等アジア向けの製造拠点としています。
当社グループも、6月19日(土)のオランダ戦が行われるダーバンに、SEWS South Africa Pty Ltdというグループ会社があります。2004年の設立で、売上高は約12億円、社員数100名超と、ワイヤーハーネスの製造販売会社では小ぶりですが、日本からの駐在員4名をはじめ、皆頑張ってくれています。
因みに同社は今週休みとのこと、次のオランダ戦は、応援に行かれることでしょう。私も海外駐在時、日本人の活躍に感動した思い出があります。
現地で頑張っている日本人にとっても励みになりますよう、オランダ、デンマーク戦についても、日本代表の皆さんのご活躍を祈っています。
松本正義|
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2010年06月15日 08:48
人とくるまのテクノロジー展2010
5月19日から21日に横浜のパシフィコ横浜において開催された、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2010」に、今年も住友電工グループとして出展しました。
私自身は現地に足を運ぶことはできませんでしたが、昨年は、自動車市場の世界的な需要減退に加え、新型インフルエンザの影響など、大変厳しい状況下での開催でしたが、今年は、出展社も増え、来場者も約4割増の7万人超とのことで、昨今の回復基調ぶりが反映された格好のようです。

当社グループは、「環境に優しい技術製品」をテーマに、ハイブリッド車用の床下ケーブルやモータ用巻線、夜間歩行者などをセンシングする遠赤外線カメラに用いられる焼結ZnS(硫化亜鉛)レンズ、自動車の冷房負荷の低減を可能とする熱線反射フィルムなど、ユニークな自動車関連技術を紹介し、住友電工グループの総合力をPRさせて頂きました。
また、これら製品・技術に加え、超電導技術もデモと寸劇による紹介を実施。寸劇は、「ドクトル」と「三蔵法師」が超電導の仕組みや応用例を解説、そこに超電導コイルの力で浮上する筋斗雲に乗った「孫悟空」が登場と、凝った仕掛けのデモを実施、多くのお客様に集まって頂き熱心にご覧いただけたようです。
この超電導技術のPRは、今週6月16日~18日、東京ビッグサイトで開催予定の日刊工業新聞社主催「スマートグリッド展2010」でも簡単なデモを実施する予定です。
今後とも、環境に優しく、安全・快適な車社会の実現に貢献する新製品・新技術の開発に注力してまいりますので、ご声援のほど宜しくお願いいたします。
松本正義|
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2010年05月24日 09:18
関西実業団陸上、お疲れ様、今後の活躍に期待します
5月14日~16日、第54回関西実業団陸上競技選手権大会が、香川県丸亀市にて開催され、当社陸上競技部のメンバー20名が出場しました。
当日は、所用もあり、応援に行けませんでしたが、9種目で優勝の報告を聞き、この場で、選手の皆さんにおめでとうと伝えさせていただきます。
本大会では、新人選手に期待していましたが、土手啓史君は100m、200mで優勝。高木志帆さんも200mでは残念ながら2位となりましたが、100mで優勝し、期待通りの活躍をしてくれました。
また、若林愛さんは、400m、400mハードルで優勝、田村初花さんも走り幅跳びで優勝と素晴らしい成績を収めてくれました。
リレー競技でも、4×100m男子と4×400mで男女とも優勝しました。ここでは、マイルリレー選手を紹介させていただきます。

注目選手としては、1500m、5000mの両種目で自己ベストを更新した、成長著しい澤圭洋君。今後の活躍に期待します。
毎日、日夜練習に励む皆さん、自己ベスト更新を目指して、今後も鍛練を続けてもらいたいと思います。
私も、次回、機会があれば、応援に行かせてもらいます。
松本正義|
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2010年04月30日 14:21
Golden Week
黄金週間と言えば、先日、政府から全国を5つの地域に分け、春と秋にそれぞれ5連休をずらして取得させる「連休分散化案」が出ていましたが、地域経済の活性化と満足度向上の実現が思惑通りとなるかどうか、突然の話で、まだ、ぴんときません。既に休みに入っている方もおられるかもしれませんが、明日からの5月連休、この機会に、分散化された場合のことを考えてみるのもいいかもしれません。
今年は、全国平均は5.4日と昨年より若干短いようですが、普段はまとまった休みがとりにくい方も多いでしょうし、この機会に、旅行や家族サービス、中には車で遠出をされる方もおられるでしょう、そうした方は安全運転で楽しいお休みとなりますようお祈りいたします。
私は、じっくりと英気を養いたいところですが、半分は自宅で過ごし、半分は外出と、ちょっと忙しい連休になりそうです。それでは、皆さん有意義なGolden Weekを過ごして、連休明けに元気にお会いしましょう。
松本正義|
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2010年04月23日 09:29
当社バレーボール部、日・韓交流戦にて優勝
4月9日~11日に韓国・堤川(チェチョン)市で開催された第33回国務総理盃全国9人制バレーボール大会「日・韓 親善交流試合」に、当社バレーボール部が日本代表として出場、見事に優勝を果たし、その勝利報告に来てくれました。
監督・選手によりますと、現地では、堤川市長をはじめ韓国9人制バレーボール連盟会長、関係者の皆さんから連日大歓迎を受け、その心温まるもてなしに感激したとのことです。この場を借りまして、私からも御礼申し上げます。
また、お陰さまで、不慣れな環境の中でも、実力を発揮し4試合ともストレートで勝利することができました。
日・韓の9人制バレーボールの交流は2006年に始まり、当社チームは2006年以来2度目の招待で、チーム間の親睦を更に深めることができ、民間外交ができたようです。
また、韓国では、現地資本とのJ/Vである超硬工具の韓国冶金(株)、焼結部品の大韓焼結金属(株)、自動車用ワイヤーハーネスの京信工業(株)という、3社の製造販売会社に加え、電子ワイヤー等の販売会社である韓国住友電工エレクトロニクス(株)の合計4社のグループ会社があります。
大会中、4社の駐在員やご家族の皆さんも応援に集まり、また、バレー部関係者2名が仁川(インチョン)市の京信工業(株)を訪問するなど、グループの結束を強めるよい機会になったようです。
当社と韓国の関係は、1970年の韓国冶金(株)へ資本参加がはじまり、今年で40年が経過します。これまでのつながりを大切にして、今後、事業のほうでも日韓の信頼関係を深めていきたいと考えています。
松本正義|
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2010年04月12日 09:10
住友電工グループ社会貢献基金
ちょっと前になりますが、2月下旬に「住友電工グループ社会貢献基金」が、公益財団法人の認可を受けました。
当社では2007年の創業110年にあたり、「人材の尊重」「技術の重視」「よりよい社会・環境づくり」をテーマとして、「Glorious Excellent Company」にふさわしい自律的、継続的な社会貢献活動を推進するべく「住友電工グループ社会貢献基本理念」を制定しました。この基本理念のもと、本ブログでも紹介させて頂いた「伊丹市中学生陸上教室」「保育所」「すみでんフレンド㈱」「地域との防災協力」など、青少年の育成、障がい者雇用の促進、地域社会との共生、連携等を進めてきました。
世界的な経済危機により経営環境が激変、今後の先行きも予断を許さない状況ですが、社会貢献活動を継続的に実施できる財政基盤を確保するという念願がようやくかなったという感があります。といっても、枠組みができたということであって、まさに、これから魂を入れる作業が始まります。
理事、評議員には当社グループ会社の経営トップに加え、社外の有識者として、理事には科学技術振興機構・研究開発戦略センターの吉川弘之センター長と住友病院の松澤佑次院長のお二人に、評議員には大阪大学国際公共政策研究科の山内直人教授と甲南大学の伊東浩司准教授のお二人に就任いただきました。勿論、私も理事長として精一杯やらせてもらいます。
本基金は、人材の育成や学術・研究活動への助成等を主な目的としていますが、当面の活動としては、これまで行ってきた国内各大学への大学講座の寄付や中国・蘇州大学への奨学金の支給を継続します。2009年度は基本財産1億円、運営寄付金91百万円で運営しますが、今後は、総額20億円を目標に適宜、基本財産を拡充し、公募のうえで支援先を広げていく計画です。ひとつひとつ一隅を照らす活動を着実に積み重ねていきたいと考えています。
早速、基金のホームページも開設しました。当面は日本語でのご紹介となりますが、ゆくゆくは英語、中国語でも紹介するなど内容を充実させ、皆さんからのご意見も頂戴したいと思いますのでよろしくお願いします。
(ご参考)
■財団法人住友電工グループ社会貢献基金ホームページ
http://www.sei-group-csr.or.jp/
■住友電工グループ社会貢献基本理念
http://www.sei.co.jp/news/press/07/prs512_s.html
http://www.sei.co.jp/csr/contribution/index.html
松本正義|
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2010年03月30日 08:50
卒業シーズン(2)
学位記授与式において社会に巣立つ皆さんへのご祝辞としてお話した内容を、簡単にご紹介したいと思います。
充実した一回切りの人生を過ごすためには、志を高く持ち、誠心誠意、正々堂々とその実現に向けて努力することが自身に対する責務ではないかと思います。たとえ、なんらかの理由で志が達成できなかったとしても限りなく努力していく過程がとても貴重であり、納得性のある生き方であると思います。
そのためには、出口と時間軸を明確にし、陰日向なく忠実に真面目に目標(出口)に向かって努力すること、この積み重ねが当初胸に秘めた志を実現させる近道であると思います。
次に、今後、皆さんが出会う尊敬できる人物、信頼できる有能なリーダーには教養を十分に積んだ人が多いことを発見するでしょう。皆さんも多忙な毎日に埋没することなく、切磋琢磨し教養を高めて幅の広い人格と力量を身につけるよう自己啓発に励んで頂きたいと思います。
三つ目は私が好ましく思っている人間像、「気骨ある異端児」についてです。いつの時代もパラダイムシフトが急速に進行する時は、不透明感、不確実性が将来のあるべき姿を見えなくしてしまいます。こうした変革時には、不思議なことに「気骨ある異端児」が歴史に出現しています。彼等は混沌とした中で、来る次の時代を確固たる信念をもって形成するべく歴史を力強く動かしてきました。皆さんも複数の歴史上の人物を思い浮かべるでしょう。
では「気骨ある異端児」の共通特性は何なのでしょう。私はこう考えます。気骨とは大困難に向かい、勇気と迫力を持って恐れずにそれをブレークスルーする能力といえます、異端児とは解決への道筋を人と違った角度から発想できる人材を意味します。まさに混迷を極める現在に求められる人間像は「気骨ある異端児」と言えます。
皆さんも新しい世界で様々な問題・困難に遭遇していきます。教養の深耕と気合いをいれて問題解決を積み重ね、人格形成に努め、「気骨ある異端児」を目指して頂くよう祈念します。
尚、最後に、時には母校のことを思い出し、成功した暁には後輩達のため、日本の将来のため、後援会や大学基金への浄財も忘れないでくださいねとお願いさせていただきました。
松本正義|
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2010年03月29日 14:59
卒業シーズン(1)
先週、母校の一橋大学と故郷の淡路島にある関西看護医療大学の学位記授与式に出席してきました。
最初に、関西看護医療大学について簡単にご紹介させていただきます。同大学は、淡路島で唯一の大学として2006年に設立、2008年に順心会看護医療大学から現校名に変更、看護師と保健師の養成を目的とした看護大学です。高齢化社会、看護人材不足が大きな社会的な課題となっている折、また、地域活性化の側面からも、その役割が大きく期待されている大学であります。
今年は初めて卒業生を出す記念の年です。80数名に学位が授与され、社会に飛び立つことになりました。国家試験での皆さんの幸運をお祈りします。
母校の一橋大学の卒業式は昨年に続いての出席です。43年前、将来への希望と不安を感じながら兼松講堂で卒業式迎えたことを思い出しました。まさに光陰矢のごとしで感慨深いものがありました。
先行きに悲観的な見方をする人が多いこの頃です。私は決して楽観主義者ではありませんが、若々しい両大学の卒業生を見るにつけ、日本の将来に大きな期待を寄せています。
教育は国家百年の計と言いますが、資源の乏しい日本にとり成長発展の鍵は人材にあります。自らを振り返りこれまで育ててもらった社会への報恩の念から、未熟な身ではありますが、今後もお役に立てるよう頑張りたいと思います。
尚、今年は、両大学から祝辞を述べるお役を頂戴し、恥ずかしながら人生の先輩として一言、ご挨拶をしてきました。
次回のブログにて、皆さんにも、そのお話の一端をご披露したいと思います。
松本正義|
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2010年03月16日 16:51
ホスピタリティ
今年も3月初めに沖縄を訪問してきました。以前ブログでもご紹介しましたが、この時期は、ダイキン工業(株)と琉球放送(株)が主催されるダイキンオーキッドに合せて多くの財界関係者が集まります。今年で23回目、まさに継続は力なりですね。トップセールスは社長の重要な務め、地元沖縄の政財関係者をはじめとするたくさんのお客様にお会いしてきました。
ここではいつも感心することがあります。それは、大会主催者のhospitality溢れる対応です。空港でのお迎え、荷物の受け取り、ホテルの案内、ホテルのチェックインなど、主催社の方々から心温まる接遇を頂きます。スタッフの皆さん一人ひとりが、100名を超える方々の顔と名前をしっかりと覚えるのは勿論、参加者にお配りする記念品も、社員の方々がひとつひとつ心をこめて選ばれるなど、準備が徹底されています。分厚いマニュアルが整備されていると伺いましたが、これに加えて、一人ひとりが気合いを入れて取り組まないと、ここまではできないと思います。
営業マンとして社会人生活をスタートした私としては、礼儀や接客の大切さが本当に身にしみています。安直に流されず、誠実にそして趣向を凝らしてお客様をもてなす、そういうことの積み重ねが、相手からの信頼につながります。
また、ノウハウをしっかりとドキュメント化し全員で共有することは、ものづくりにおいても最も大切なことです。会社では、新年社員への要望事項でも「定量化の習慣を身に付けよう」、標準化、マニュアル化を進めようとお願いしましたが、当社は大丈夫だろうか、しっかりと進めているかな、今度一度チェックしてみようという気になりました。
松本正義|
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2010年03月11日 09:47
YouTube内に「住友電工チャンネル」を開設
話題の動画共有サイトYouTube内に「住友電工チャンネル」を開設しました。昨年来、広報部をはじめ社内関係者が撮影してきた動画をまとめて掲載しています。
製品技術では、マグネシウム合金、グリーンレーザー、超電導をはじめ防振ゴム、高圧ワイヤーハーネス、トヨモジュールブランチ等を紹介しています。中でも、「超電導とは」では、ドクトル役の当社社員が女性ガイドとのやりとりを通じて、住友電工の超電導技術をわかりやすく解説しています。
また、スポーツ活動では、9人制バレーボールや陸上部の躍動感のある競技シーン、そして、製作所における真剣な消防訓練の様子も見ることができます。
写真や文章だけでは伝わりにくいことも、動画によって伝わることもあります。これまで、皆さんからの視聴回数が多いのは、グリーンレーザー、バレーボールですが、これからも、もっとたくさんの情報を提供していきますので、皆さんお楽しみに。
松本正義|
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2010年03月03日 09:14
一橋大学関西アカデミア~地球環境保護問題
かねてより本ブログにてご紹介している「一橋大学関西アカデミア」第5回シンポジウムに、去る2月27日、出席してきました。今回は「地球環境保護問題について-気候変動問題とCOP15の成果-」をテーマに、一橋大学大学院の寺西俊一教授の基調講演に続き、元地球環境問題等担当特命全権大使の朝海和夫氏、京都大学大学院の植田和弘教授、龍谷大学法学部の高村ゆかり教授、島根県立大学総合政策学部の沖村理史准教授によるパネル・ディスカッションが行われました。
地球環境保護問題について、社会科学の総合大学である一橋大学ならではの切り口で、環境経済、国際法、国際政治といった多面的な論点からの議論が展開され、非常に興味深く聞かせて頂きました。
昨年12月のCOP15では、「コペンハーゲン合意」は発表されましたが、全会一致による採択に至らず「合意に留意する」というあいまいな表現にとどまりました。各国の様々な思惑をどう調整するのか、非常に難しい問題であります。
一方、化石燃料依存からの脱却、すなわち低炭素社会の実現が必要という認識は各国とも合意しており、この流れを押しとどめることは出来ないということについてはパネラーの意見も一致していました。
また、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告によれば、先進国は2050年には1990年比80%以上のCO2排出量削減を実現しなければならないとのこと。そして、そのためには、技術革新やライフスタイル、ビジネスモデルのパラダイムシフトが必要になり、まさに第2の産業革命とも言うべき変化が近い将来起こる、という話がありました。
多国間調整が果たしてどのように進むのか、CO2の25%削減目標を掲げた日本が国際的なリーダーシップを発揮できるのか、注目するところでありますが、一方、国よりもビジネスの世界がはるかに早く動いていく可能性があるとの指摘もあり、その通りだろうと思いました。太陽光や風力など再生可能エネルギーの活用や、スマートグリッド(次世代送電網)の整備の動きなどが、ますます加速していくことは間違いないと考えます。
スマートグリッドでは、当社の超電導ケーブル、グループ会社である日新電機の太陽光発電用パワーコンディショナも期待しています。パラダイムシフトの波に遅れることなく、経営の舵取りをしていくことが、グローバル競争を勝ち抜き、永続的発展をとげるための必須の課題であることを改めて再確認する機会となりました。
※COP15:国連気候変動枠組条約第15回締約国会議
松本正義|
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2010年02月19日 08:32
伊丹市中学生陸上教室~いい汗かきました
先週2月13日(土)に、今シーズン最後の伊丹市中学生陸上教室に参加してきました。本教室は、これまでも何回か本ブログで紹介していますが、当社と伊丹市陸上競技協会が協力し、2008年度より開催しています。今回は、約100名の参加があり、甲南大学准教授の伊東浩司さんに講師にお越しいただき、当社の陸上部のメンバーも一緒に指導に当たってもらいました。
私は、昨年の11月以来3カ月ぶりでしたが、今回は少し風邪気味だったこともあり、見学にとどめようと思っていましたが、皆さんの元気あふれる姿をみていると、自然と体が動いてしまいます。準備体操やインターバルに参加している内に、体が温まり、気力・体力が湧いてきます。終わってみると、心配していた体調は嘘のように回復し、気持ちのよい汗を流すことができました。
皆さんには、是非、スポーツを通じて社会生活がしっかりとおくれる人間になってほしいものですが、練習の姿を見ていますと、少しはお役に立てたかと、うれしく思いました。
教室が終わった後、伊丹製作所の社員倶楽部(GENKI倶楽部)にて、指導にあたって下さった伊東さんや陸上部メンバー、そして運営を支えてくれた関係者への慰労会を開きました。
その際、伊東さんに対して、これまでの本教室へのご協力とご指導への御礼に、練習時にお使いいただけるよう当社タグラインの「Ingenious Dynamics」、社名ロゴとネーム入りのポロシャツをお贈りしました。
今回の指導の中で伊東さんが「スポーツでよい成績を出すことだけが目的ではない。礼儀正しさを身につけることも大切なことだよ。」と言っておられましたが、まさに我が意を得たりです。
また、今回もサプライズがありました。陸上部員から、一日早い、大きなバレンタインケーキを頂きました。左党の私も、味は格別でした。
今年度の教室はこれで終了ですが、伊丹市陸上競技協会の方々や、大会運営にあたってくださった関係者皆さん、どうもありがとうございました。地域貢献、スポーツ振興、そして、未来を支える青少年の育成のため、2010年度も継続して開催してまいりますので、皆さんご期待願います。
松本正義|
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2010年02月09日 08:52
バンクーバー五輪
いよいよ、バンクーバー冬季オリンピック・パラリンピックの開幕が迫ってきました。温暖な淡路島で育ったこともあり、ウインタースポーツの経験は、ほとんどありませんが、スポーツをこよなく愛する私としては、大変楽しみであり、記録もさることながら、記憶に残るプレーを期待してやみません。選手の皆さんにとっては、4年に一度の大舞台で、そのプレッシャーは計り知れませんが、これまでの鍛錬の成果を遺憾なく発揮して欲しいものです。
日本選手団においては、2大会連続の金メダルの期待がかかる女子フィギュアをはじめ、男子フィギュア、スピードスケート、モーグル、ジャンプ等、注目選手がたくさん出場します。
さて、わたしたち住友電工グループにも、世界一を目指す「技」のアスリート達が集結する「五輪」があります。当社グループは、世界30数カ国で事業を展開し、約13万人の従業員を擁するワイヤーハーネスのグローバルサプライヤーです。グループ会社の住友電装(株)は、全世界で同じ最高品質の製品をお客様に納入するために「ピカピカ運動」を推進しています。その一環として、2003年から「ワイヤーハーネス技能五輪」を毎年開催、世界中の工場から選抜された選手が技能のスピードと品質を競います。昨年は世界的な新型インフルエンザ流行により開催を見送りましたが、2008年は15カ国から31社、93名が参加し、スポーツ競技さながらの緊張感と興奮のなか、熱戦が繰り広げられました。
技能五輪への出場という目標が、各工場、各人のスキルや向上心を飛躍させるとともに、世界各国から多様な人々が集まり、同じグループの仲間としてコミュニケーションを深め、お互いの文化を理解し、協力関係を築く良い機会になっています。
バンクーバーにおいても、選手皆さんのご活躍とともに、平和の祭典に相応しい、人と人、国と国との相互理解が深まることを祈念します。
今大会のテーマは、"With Glowing Hearts." (燃える心と共に)。世界的経済危機が収束しない中、皆さんの燃える心で、精神的にも景気面でも世界中に大きな刺激を与えてくれることを期待します。12日以降の睡眠不足が心配ですが、私も熱い心で応援したいと思います。
松本正義|
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2010年01月20日 13:09
世界初マグネシウム合金「AZ91」板材の量産化に成功
「H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S・・・」この元素周期表、皆さんも学生時代「水兵リーベ僕の船・・・」と暗記したことがありませんか。
この12番目のマグネシウム(Mg)の比重は、13番目のアルミニウム(Al)の3分の2、鉄の4分の1と、実用金属としては最も軽い金属です。また、マグネシウムは広く存在するため、資源が枯渇することはないとのこと。豆腐を固める「にがり」もMg化合物ですね。また、低エネルギーでリサイクルが可能で、環境にやさしい軽量化素材として注目されていました。
Mg合金「AZ91」は、Alを9%、亜鉛(Zn)を1%程度添加し、耐食性を向上させた合金です。これまでは、加工が難しく板材はありませんでしたが、電線製造で培った技術を元に、独自の鋳造・圧延加工方法を開発し、Mg合金「AZ91」板材の量産化に世界で初めて成功しました。
今回開発した「AZ91」板材は、既に実用化が進んでいるAZ31(MgにAl3%、Zn1%添加)よりも強度、耐食性に優れています。また、結晶が細かいため表面もなめらかで、鋳造材よりも伸びやすさや強度が大幅に向上しました。プレス加工もOKで、デザイン性の高い塗装や金属調などの美観をアピールした表面処理が可能。落としたり、ぶつけたりした場合も、振動・衝撃吸収性、耐くぼみ性に優れており、携帯用機器や車載部品など幅広い分野での活躍を期待しています。
ちなみに、PR用に社内で作成した名刺やメディアを入れるケースなどの試作品を紹介します。
ブログでは、重量感や実際の輝く色をお伝えしにくいですが、お手に取ると驚くほど軽く、また、金偏に美、「鎂」の字で表される通り、美しい金属であるMgの輝くような美しさが引き出されています。ちなみに、私は、この中では、1番手前の渋いべっ甲柄のものが一番気に入っています。
成功の陰には、長年にわたる研究者の努力の積み重ねがありましたが、その苦労も実用化されなければ報われません。14日の日経産業新聞の1面でも取り上げていただきましたが、皆様のお手元でご覧頂ける日が早く来るよう、営業活動に力を入れたいと思いますので、ご声援よろしくお願いします。
松本正義|
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2009年12月28日 15:01
年末のご挨拶
激動の2009年もあと残すところわずかになりました。
今年を振り返りますと、世界同時不況の荒波の中、当社グループは、急激に縮小する市場対応と、このパラダイムシフト後の成長に向けた布石の両面対応に、あらゆる手だてを打った1年でありました。SEQCDD活動や新製品の開発・拡販等の取り組みにも一定の成果も出つつあり、皆さまのご支援、ご協力には本当に感謝しております。
来年も、円高の恒常化に加え、原油、銅などの資源価格の高騰など懸念材料もあり、経済の自律回復にはまだ時間が必要と思われ、不透明な経営環境が続きそうですが、グループ一同、誠心誠意取り組むことでStake Holdersの皆さまのご期待に応えていきたいと考えています。
さて、その激動の年もようやく今日で仕事納め、私も明日29日から1月3日までお休みをいただきます。今年はこれまで忙しかった分、ゆっくりしたお正月を迎えたいものです。
と言っても、当社グループは、日本を含めアジア、アメリカ、ヨーロッパを中心に世界30数カ国に500社近いグループ会社を抱えグローバルに事業展開しており、日本はお正月でも、重要な情報は時々刻々と入ってきますので、なかなか気が休まる日はありません。また、新年、会社が始まりますと、挨拶回りなどで忙しくなりますので、この休みは、遠出はしないで自宅で過ごし、新年の事業戦略などをじっくりと練りたいと思います。
皆さまにおかれましても、よいお年を迎えられますことを、お祈り申し上げます。
松本正義|
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2009年12月28日 10:00
モノづくり特別講演会を開催
先週、横浜製作所にてモノづくり特別講演会を開催しました。講師には、東北大学未来科学技術共同研究センターの大見忠弘教授にお越しいただきました。すでにご存じの通り、大見先生は半導体電子工学の第一人者で、2003年には紫綬褒章を受章されています。米インテル社も教授が開発された「ウルトラクリーン化技術」を採用し今の成功があるといわれています。
講演会でお話しいただいた具体的な内容は控えさせていただきますが、当社グループのSEQCDD活動の強化に向けて、研究開発、製造・生産技術を中心に参考になる考え方、アプローチ等、を貴重なご経験をもとに事例を交えてご紹介いただきました。あくなき探求者の自信に満ちたお話ぶりに強い印象を受けました。従来の価値基準を覆すほどの革新的なラディカルイノベーションのためには、理論的なことは勿論ですが、プロセスを追求する場合もそれに用いる材料まで、多面的に徹底的に突き詰める必要があるとの言には改めて感銘を受けました。
お陰様で、当社の技術者は大いに啓発されました。年末のお忙しい中、ご講演いただきました大見先生には改めて感謝申し上げます。今後ともご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。
松本正義|
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2009年12月14日 14:40
2010年カレンダー
2010年の当社カレンダーができあがりました。来る2010年を新たな飛躍のスタート元年とすべく、『みちはつづく~共に生き、共に歩む』のテーマで、久木朋子氏の多色木版画を採用しました。
季節ごとに移り変わる花鳥風月を新しい感性と力強いタッチ、大胆な色遣いで、独自の世界が表現されており、400年にわたり受け継がれてきた住友事業精神をベースに、これからも積極進取の精神による変革、革新に努めていくという当社グループの目指すべき姿と重ねています。
1897年に創業、来年114年目を迎える当社にとっても、将来にわたり発展成長を続けること(going concern)は何よりも大切なことです。私も入社以来、第一次オイルショック、第二次オイルショック、プラザ合意、アジア通貨危機、ITバブルに続き、大きなリセッションは今回で6回目の経験です。この1年間は、「身の丈にあった組織とコスト構造の再構築」、「内部固めの拡大と深耕」、「教育再武装運動の強化」にグループを挙げ徹底して取り組み、筋肉質な組織への転換を図ってきました。
来る2010年は、今起こりうるパラダイムシフトに果敢に挑戦し、体質改善を進めた成果を思う存分発揮してまいりたいと考えています。日英中の3版でグローバルに世界のお客様にお届けする新しいカレンダーともども、乞うご期待。
松本正義|
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2009年12月07日 14:25
バレーボール部、櫻田杯2連覇!おめでとう
うれしいニュースが入ってきました。当社バレーボール部が、12月5(土)6日(日)に札幌で開催された櫻田記念実業団選抜大会(櫻田杯)で優勝、昨年に続き大会二連覇を達成しました。
また、最優秀選手には194cmの長身アタッカー岸本選手が選ばれたとのこと、本当におめでとうございます。準々決勝で富士通(兵庫)、準決勝で中部徳洲会病院(沖縄)そして決勝で横河電機(東京)と強豪を連破しての優勝で、選手諸君も全力を出し切った、満足のいく試合振りだったことでしょう。
今年は、7月の実業団選手権大会で準優勝と今シーズンはやってくれそうな予感を感じさせるスタートでしたが、10月の国民体育大会では惜しくも3位、11月の全日本総合選手権大会では故障者が続出し決勝トーナメント初戦で敗れる残念な結果でした。本大会前も、怪我の影響等で十分な練習ができていないと聞いていましたので、少し心配していましたが、最後の大会で、勝利への執念と日頃の鍛錬の成果を発揮してくれました。
終わりよければ全てよしではありませんが、選手の皆さん、シーズンを通して、仕事に練習にとお疲れ様でした。シーズンオフはゆっくりと休養をとり英気を養い、また、来年も活躍されんことを期待しています。
そういえば、2ヶ月前、「優勝したらいいものをプレゼントするよ」と言った約束を思い出しました。年末に祝勝会を兼ねた納会があると聞いていますが、さて、何がいいかな?
松本正義|
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2009年12月03日 08:56
一橋大学第4回関西アカデミア~「世代間対立から世代間協調へ」
今年の3月にもご紹介しましたが、去る11月28日に、一橋大学が昨年から社会貢献活動の一環として開催している「一橋大学関西アカデミア」を聴講してきました。4回目となる今回は、「世代間格差~世代間対立から世代間協調へ~」と題する講演会について紹介させて頂きます。
講演は一橋大学経済学研究所の高山憲之教授、小塩隆士教授、青木玲子教授と東京大学社会科学研究所の玄田有史教授が世代間格差に関する問題を様々な角度から論じたもので大変興味深く拝聴しました。
簡単に紹介しますと、世代間の年金保険料負担及び給付格差や無年金者、低額年金受給者などが問題となっている年金問題、市場・労働環境の変化に伴う雇用における世代間格差問題、そして少子化が進む中で各家庭の経済格差が子どものその後の人生に大きな影響を与えるといった研究報告、最後に次世代を担う子どもたちの将来のために投資を政策として進めるための選挙制度改革(デーメニ投票)の提案、といった盛りだくさんの内容で、定員200名の会場が満員となる中、熱心な質疑応答も行われ、良い講演会だったと思います。
講演の中で、雇用問題は構造的な問題もあり難しい課題で即効性のある処方箋はないが、個人の意欲や努力が全く実を結ばないわけではないこと、また、社会の持続的な成長発展のためには各世代がお互いの声に耳を澄ませ世代間対立から世代間協調の視点で合意形成をはかることが大切なこと、そして何より人を大切にし、人を育てることから手を抜かないことが重要であるとの話があり、こうした視点には大いに共感するところがありました。
各世代の置かれた環境の違いや格差、またそれによる価値観の違いは、多様な世代の運命共同体である企業においても同じ問題をはらんでいます。企業が将来にわたって発展をしていくためには各世代がそれぞれ夢を持って仕事に取り組んでいく必要があり、夢なくしては会社も個人も成長できないと思っています。依然として厳しく不透明な事業環境のなか、ともすれば世代間のコミュニケーションギャップにより、ぎすぎすした関係が生じかねません。円滑なコミュニケーションを図り、思いやりの精神をもって明るい職場をつくっていく、そして、SEIユニバーシティを通した「教育は国家百年の計」を実践するといった、これまでの取り組みが基本となるのだということを改めて思い返すこととなりました。
(※)「一橋大学関西アカデミア」については、
一橋大学の下記ホームページをご参照願います。
http://www.hit-u.ac.jp/extramural/kansai-a/index.html
松本正義|
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2009年11月30日 09:47
伊丹市中学生陸上教室(2)
前回に続き、陸上競技部のメンバーとの交流について紹介させていただきます。
陸上教室終了後、伊丹製作所の社員倶楽部にて、昼食を兼ね指導にあたってくれた陸上競技部のメンバーの慰労会を開きました。若かりし頃は陸上にも自信が多少ありましたが、最近はこちらの方が、得意中の得意、大いに語らいました。一人ひとり選手が挨拶に来てくれ、今年の実績報告や今後の抱負を聞かせてもらいました。次第に盛り上がりを増すにつれて、話題は陸上から仕事の話に移ってしまいます。選手の中には、2次電池の開発関連部門に所属しているメンバーもいました。研究の進展具合に、ついつい、突っ込んだ質問をしてしまい、陸上だけでなくこちらの方でも、叱咤激励してしまいました。
陸上部のメンバーから、感謝を込めた寄せ書きをいただきました。思いがけない贈り物に大感激です。大切に会社の机の上に飾ろうと思います。陸上をこよなく愛するメンバーと飲むお酒は最高です。
長距離の選手たちは、これからのマラソンシーズンを控え、今回は一緒に飲むことができませんでした。11月の関西実業団対抗駅伝大会では残念ながら8位に終わりましたが、12月の防府読売マラソン(藤田選手、西選手、近藤選手が出場予定)、3月のびわこ毎日マラソン大会での活躍を期待しています。
短距離の選手たちは、これからは、来シーズンに向けての基礎体力づくりの時期になります。それぞれ、自己ベストの更新、そして、優勝を目指して頑張って欲しいと思います。

松本正義|
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2009年11月26日 13:35
伊丹市中学生陸上教室(1)
今年も、当社と伊丹市陸上競技協会の共催による「伊丹市中学生陸上教室」に「生徒」として参加しました。当日は、めっきり冷えこみ風も強かったですが、幸い晴天に恵まれ、伊丹の住友総合グランドに100名程の中学生と一緒に約2時間、久方ぶりに体を動かし充実した日となりました。
9月の全日本実業団女子400mハードルで優勝した若林愛選手や、100m10秒56の進藤祐介選手、走幅跳 7m76の道下久選手など、多士済々の当社陸上競技部部員が指導してくれました。
グランド2周ほどのジョギングでアップをした後、ストレッチ体操の後、短距離と跳躍の2グループに分かれ、ラダー、インターバル、ミニハードル、ボールを使った練習等、工夫を凝らしたメニューで、みっちりと汗を流しました。片足連続での跳躍練習では、さすがに足を痛めるかと思いましたが、怪我をしては元も子もありません、細心の注意を払って練習しました。
当社は創業110年を機に「住友電工グループ社会貢献基本理念」を制定、工場見学や地域コミュニティ誌の発行、事業所周辺の清掃活動など地域社会との共生を目指し、地域に密着した社会貢献活動に力を入れて取り組んでいます。
今年の教室は4回シリーズで、あと3回あります。選手諸君は、毎日の自己練習の合間に指導にあたってくれています。私も都合のつく限り参加する予定ですが、明日以降の体の痛みとも相談しながら決めようかなと思っています。
次回、甲南大学准教授の伊東浩司さんから指導を受けられることを楽しみにしています。
松本正義|
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2009年11月20日 13:23
社会実践論講義
まさか自分が教壇に立つなどと考えたことはありませんでしたが、先日、母校から「社会実践論」の講義依頼があり、これまでの体験談を交え、拙いながら『グローバリゼーションとキャプテンズ・オブ・インダストリー』と題し100名程の学生の皆さんを前に80分間の講義を行う機会がありました。
教室に入ると、なぜか前の方の席を空け、教壇から遠巻きに陣取り、また、女性が増えていることに隔世の感がありました。講義が始まると、しっかり聞きメモをとる人、残念ながら船を漕ぐ人、色々です。会社では叱り飛ばすところですが、恩師の苦労に思いを馳せて、真剣に聞いてくれる方の反応をみながら話をさせていただきました。
経歴を簡単に披露し、在学時代の教訓、社長就任時に会社をどう経営していくかをまとめた「ビジネスモデルの基本精神」、新入社員に贈る言葉、Captains of Industryの意義、期待される人材像等々、精一杯お話しいたしました。
在学時代の教訓として、①団体生活の経験から得られる規律、自制心、協調性が社会人には必須となるので、体育会やクラブなど何らかの会に入ることは大事、②大きな建物にはしっかりした土台が必要なように、古典を通じLiberal Arts(教養)を広く身につけておくことが豊かな人格形成に役立つこと、③長い人生には方程式では解決できないこともたくさん出会う、頭でっかちだけではだめで、スポーツを通じて体力・胆力の鍛錬を怠らないように。
建学の精神であるCaptains of Industryは、Globalizationが進展する昨今でも不易の精神であると。
(以前ブログでも紹介していますので、「今、日本に問われていること」をご参照ください。)
あっという間の80分でしたが、私の思いが学生の皆さんに伝わったでしょうか。講義が終了し、熱心な方が何人か、質問に来ました。あれこれ悩むよりもまずは行動、困難から逃げ安易な方向に流れてはいけない。といったアドバイスをしました。
今、夢を持たない人が増えているといわれますが、社会や組織の発展には若人の力が欠かせません。皆さんには、閉塞感を打ち破る「気骨ある異端児」目指し、学問にスポーツにそして人生に大いに挑戦して欲しいと願います。
最後に、中西輝政著PHP文庫「大英帝国衰亡史」を課題図書に推薦しました。皆さんの感想レポートを楽しみにしています。
松本正義|
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2009年10月20日 11:05
国体3位入賞おめでとう、次は優勝だ!
「トキめき新潟国体」成年男子9人制バレーボール競技の部で大阪府代表として出場した当社チームが、3位入賞を果たしました。先日、大阪の社員倶楽部で慰労会を開き私もお祝いと激励にかけつけました。
会場に入ると、緊張のためか、それとも優勝を逃したためか、シーンとした雰囲気でしたが、「国体3位は立派、胸を張ってよい。しかし、次は必ず優勝を」と私の乾杯の挨拶で会がはじまり、徐々に賑やかになりました。パーティは立食、190センチ前後の選手達に囲まれるといつもと違った感じで、正直、首が疲れました。
監督、キャプテンによる、応援へのお礼、国体の振り返り、次大会に向けての抱負の言葉、選手、スタッフにも一言ずつ喋ってもらいましたが、選手皆さんのバレーボールに対する向上心、優勝への熱意がひしひしと伝わってきます。若い頃、現役のアスリートとして、日々、鍛錬を積んでいた頃のことを思い出し、選手からの一献も相まって、気分はハイテンションになってきました。
また、うれしいことに選手たちと一緒のポロシャツをプレゼントしてもらいました。いつの日か陸上マスターズ大会出場時、着させてもらおうと思います。
最後の挨拶では、「残る今年の2大会(全日本総合、櫻田杯)では必ず優勝を勝ち取れ、優勝したらメンバー28人全員に私からプレゼントをあげよう」と思わぬ約束をしてしまいました。
勝負の世界に絶対はないが、「萬事入精」、選手全員が心を一つにして誠心誠意取り組めば、きっと達成できると信じています。その暁には、さて、何をあげようかな。
松本正義|
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2009年10月16日 10:49
秋晴れの京都観光
私共が株式の25%を所有しています住友3M(株)の社長に、Mr.シンが赴任され、早や二年弱になります。
新進気鋭の米国ミネソタ・セントポールの本社より派遣され御家族も日本の生活に慣れてこられたこともあり、この連休に住友ゆかりの京都に御招待申し上げました。
初秋の爽やかな風が渡る京都、鹿ヶ谷の旧住友本家、その庭園・有芳園、住友家15代家長友純が蒐集された中国王朝歴代の青銅器コレクションを展示している泉屋博古館を御案内しました。
下鴨神社ではお祓いも経験して頂きました。晩餐は日新電機(株)の御計らいで、迎賓館として保有している、文豪・谷崎潤一郎がかつて京都の住居としてこよなく愛した石村亭にて、たん熊の純日本料理でおもてなしを致しました。丹精込めて創り上げた庭には燈籠がともり、鹿威しの空を切る冴えた音が開け放った部屋に響き入る、京都らしい夕べでありました。
Mr.&Mrs.シンは外国駐在が初めてとのこと、東洋社会に触れる機会が余りなかったこともあるのでしょう。盛りだくさんの日本文化ぜめに若干当惑したかもしれません。
国は違いますが、家内も私も30数年前、米国に初めて駐在した時のカルチャーショックを憶い出していました。いい京都の旅であったと思って頂ければ幸甚。帰途家内と昔話に花を咲かせました。
松本正義|
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2009年09月24日 15:17
リーマンショックから1年
あのリーマンショックから1年が経ちました。日本経済は10%以上のマイナスに落ち込んだGDP成長率も4~6月期は2.3%に回復、また、日経平均株価も最安値の7054円から1万円台に回復しています。しかし、実態はまだまだ安心できる状況にはなく二番底が心配されています。
内閣府発表の7月度民間設備投資は、前月比9.3%減、1987年統計開始以来の最低水準、減少傾向に歯止めが掛かりません。失業率も、米9.7%、ユーロ9.5%、日5.7%と歴史的な高水準、潜在失業者を含めると更に悪いとみられています。政府の月例経済報告でも、景気基調判断を2カ月連続で据え置き、「失業率が過去最高水準になる」の表現を加え発表されました。雇用情勢の厳しさを背景に個人消費は低迷し、生産水準も極めて低いままで、日本経済の先行きは不透明感が強まっているとの認識です。
現状の景気の一服感は、落ち込んだ消費を政府による積極的な財政出動が補う状況。今後の焦点は、これがいつ自律的な回復につながるかどうか、それはみんなが先行きに明るい見通しを持てるかどうかにかかっています。鳩山内閣に期待が集まります。
少し古い話になりますが、藤沢周平の遺作に米沢藩主・上杉治憲(後の鷹山)の藩政改革を描いた「漆の実のみのる国」という小説があります。鷹山は、相次ぐ減封により15万石に減少するも120万石の家臣6千人を維持、財政破たん寸前に藩主就任。直ちに倹約令を発布し財政支出を半減する一方、新田開発や三木(桑・漆・楮)等の商品作物の植樹、米沢織をはじめとする殖産興業を推進、藩校・興譲館を再興し人材育成と民意復興にも注力し瀕死の米沢藩の改革に着手します。「民の父母」たることを信条に改革を推進し、未来を失いつつあった組織に希望を与え、組織の自律的な成長サイクルを導きだすことに取り組みます。一連の改革は簡単には成功せず、何とか体制を立て直そうという奮闘ぶりが描かれています。
一国の再生にはさすがに時間を要しますが、私心のない姿に次第に藩の人心も変化し、藩財政は立ち直り、次々代には借債を完済、江戸時代屈指の名君と言われる所以かと思います。ご当地米沢では藩中興の祖と親しまれ、また第26代大統領セオドア・ルーズベルトをはじめ海外からも尊敬を集めます。
時代も変わり、政治経済も大きく変化していますが、ただ今の日本も、本格的な少子高齢化を迎え、財政赤字比率も先進国で最高、先行きに閉塞感を感じる人が多いと思います。
そういう時こそ、強いリーダーシップの出現が期待されますが、同時に、一人一人が変化を恐れず自らの力で改革を推進する勇気と覚悟を持ち、知恵を出し合えば必ず明るい未来が築けるものと信じています。
そのためには、国家百年の計たる遠大な視点と目先の利益に流されない不趨浮利の精神とで、根本から取り組む努力が求められていると感じます。
松本正義|
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2009年09月10日 11:07
中国からのうれしい贈り物
先日、ある役員が私の部屋を訪ねてきました。中国出張から帰国、その報告が目的です。見ると、小脇に大きな巻物のようなものを携えています。それは何かと聞いてみると、中国の富通集団有限公司(以下富通)の王建沂董事長からの贈り物、飛行機の中でも手荷物として大事に持って帰ってきたようです。
その巻物は、広げると、なんと縦2メートル、横80センチもある立派な掛け軸でした。そこには、力強い見事な達筆で見覚えのある七言絶句が書かれています。昨年10月、富通との合弁契約調印式で披露した自作の漢詩でした。富通の王董事長が、記念にと中国の書家にわざわざ揮毫させたものでした。BIG SURPRISEです。
早速、家に持ち帰り、妻に見せました。七言絶句の内容はともかくも、掛け軸の出来栄えのすばらしさには妻もよろこんでくれました。残念ながら、我が家には、飾れるような十分なスペースがありません。会社に持ってきて、大切に保管しておこうと思っています。
光ファイバ関連市場は、リーマンショック後も中国を中心に需要が拡大を続け、昨年、富通との合弁で設立した3つの光ファイバ・ケーブル製造関連会社は順調な滑り出しで、王董事長は、それを祝って掛け軸にしてくれたようです。漢詩の内容は決して良い出来ばえではないと思いますが、事業成功への私の思いを込めて作りました。その気持ちが、うまく伝わったと思うと感激です。人と人とのつながり、友情を大切にする、パートナーの心遣いに心から感謝します。
早速、お礼状をお送りしました。近い将来、再会し、祝杯を重ねられるよう、気を引き締めて、中国市場でのトップシェアを目指したいと思います。
【関連エントリー】
■中国の古都・杭州と西湖
■富通集団有限公司と光ファイバ、光ケーブル分野での合作事業調印を終えて
松本正義|
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2009年09月07日 09:08
防災の基本は「予防」
この夏は、台風9号による水害・土砂災害や東名高速道路が寸断された静岡地震など、大規模な自然災害が相次いで発生しました。
先日、兵庫県佐用町の復興ボランティアに参加した社員から話を聞きました。記録的な豪雨により流木が橋に堆積し川が氾濫、山と緑に囲まれた自然豊かな地に甚大な被害をもたらしました。暑い中の汚泥のかき出し作業は、大変辛かったそうですが、終わった後は、充実感があり参加してよかったとのこと。また、食料や一輪車、スコップ等の救援物資が各地から届き、老若男女を問わず大勢のボランティアが集まり、支え合う姿勢には心強く感じたようです。
さて、防災の日を記念し全国各地で防災訓練が実施されています。
当社では、全国8拠点をTV会議で結び、大規模地震を想定したグループ防災訓練を行いました。社員の安全確保、二次被害の防止、事業の継続、地域貢献・地域との共生の4つの観点から、各職場での避難訓練、公共機関への通報、社員・家族の安否確認、負傷者の救助、そして、ガス漏れ、火災発生への対応訓練と盛りだくさんでした。こういう機会を通じて、BCPもブラッシュアップさせています。今年も、拠点間の情報共有化に課題がみつかり、早速、改善を進めることにしました。
また、地域協力、地域との共生の一環で、横浜製作所では、消防、警察、自衛隊のほか、ボランティア団体、地元消防団、当社自衛消防隊など総勢200名、車輌36台、ヘリコプター2機が参加し横浜市総合防災訓練が実施されました。

災害発生時の対応や復興支援体制は、阪神大震災の教訓から各地域にしっかり根付いていますし、各企業でも準備が進んでいます。しかしながら、防災の基本は、予防にあります。最近の自然災害は、従来の想定を超えた現象によるものが多く、今一度、想定基準を再確認する必要があると感じています。
内閣府の中央防災会議の報告によれば、M7.6を想定した大阪の上町断層地震は、被害が最も大きい場合、死者4万2千人、全壊棟数97万棟、経済被害74兆円と想定されています。今後30年以内の発生率2~3%とはいえ、万が一に備えグループ内の建物の耐震対策は、優先度を定めて計画的に進めています。
また、今年は新型インフルエンザの大流行が懸念されています。かからない、うつさないことが肝要で、これは一人一人の心がけによるところが大きいです。佐用町のボランティアも、暑い中、マスクの着用を心がけている人がたくさんいたようです。ちょっとした心遣いで、被害の拡大が防げます。
病気予防と言えば、やはり、日頃の健康管理が大事。お酒は健康のバロメータと言いますが、健康に気をつけてほどほどにと思いますが、こちらは、言うは易し行うは難しです。
松本正義|
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2009年09月03日 09:10
「ものづくり日本大賞・優秀賞」を受賞
このたび、山陽特殊製鋼㈱(※)と共同で開発した「超高圧架空送電線用高強度インバー合金線」について、第3回「ものづくり日本大賞」の優秀賞を受賞しました。当社としては初めての受賞です。(※:以下山特さんと呼ばせていただきます)
本賞は、平成17年にはじまり2年に1回、日本の産業・文化を支えてきた「ものづくり」に携わる優秀な人材を表彰する制度で、山特さんの5名の方々と当社の5名が表彰を受けました。今回は、経済産業省関係では、申請総数679件の中から、内閣総理大臣賞5件、経済産業大臣賞21件、特別賞11件、優秀賞72件が選ばれました。
インバーとは鉄とニッケルを主成分とした合金ですが、熱膨張係数が低く、時計等精密部品に幅広く使われてきました。当社はこのインバーを高強度化し、超高圧架空送電線の強度を保つ中心部の芯線に使用できるよう開発を進め実用化してきました。超高圧架空送電線の芯線には一般には鋼線が使われていますが、鋼線の代わりにインバー合金線を用いること及び特殊な耐熱アルミ線を導体に用いる事で、送電時の発熱による電線のたるみを抑制でき、アルミの軟化も防止できるため、電線として同じ太さで従来の2倍の電力を送電することが可能になります。当社はインバー線を使った電線の発明会社であり、1980年に世界で初めて実用化(日立電線と共同で)しています。既設の送電線の張り替えの際に、鉄塔の更新なしに安価で送電容量を増やすこともでき、また、鉄塔を新設する際も電線のたるみが小さいため、鉄塔を低く設計することが可能で、電力インフラ整備費用の節約はもちろん、自然環境への影響度が小さくなるなど、環境に優しい製品です。
2000年代に入り中国,台湾など東南アジアで需要が伸びはじめ、最近は中近東,欧州からの引き合いも増えてきています。
今回の受賞の内容は従来のインバー合金線を靱性を確保しつつ更に高強度化し、電線として使用しやすい新たな合金を開発して実用化、事業化したことにあります。本製品の事業化には、電線メーカーとして当社のノウハウが役立っていますが、山特さんが持つ特殊合金の製造技術がなくてはならないものでした。品質の安定、量産化における関係者の皆さんのご努力には大変感謝しております。お互いの得意技術を出し合い、補い合っての受賞という点でも好事例です。
さて、電線と言えば、皆さんは銅を思い浮かべると思いますが、架空線には軽さの点からアルミが利用され、当社は古くからアルミ合金技術を蓄積してきました。今回の受賞者の中には、大阪製作所の研究、電線部門の技術者に加え、グループ会社の富山住友電工㈱の技術者も含まれています。富山では、自転車用や自動車用などのアルミ合金事業を展開していますが、環境・エネルギーをテーマに車輌の軽量化が求められており、アルミ技術が鍵になります。今後の事業拡大に向けての活躍を期待しています。
松本正義|
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2009年08月31日 13:14
総選挙結果に思う
昨日の総選挙の結果は、多くの世論調査の予測通り、民主党が圧勝、絶対安定多数の308議席を獲得、自民党は歴史的な敗北を喫することになりました。政権交代が現実のものとなったのです。
今回は解散から投票日まで異例に長く40日間ありました。しかしながら、各政党のマニュフェストは、いまひとつ財源が曖昧で聞こえのよい話が多く、政策の争点もはっきりしないまま、消去法的に政権交代の流れができてしまった感がありました。そうした中でも、投票率は69%とこれまで以上に関心の高い選挙になったのは、現状に対して変化を求める声が根強かったということでしょうか。
足元の経済情勢は、4-6月期のGDP速報値が年率換算3.7%増となり、FRB議長による景気底入れ発言が出るなど明るい兆しもみられますが、多くの有識者の話では、政府景気対策の効果は一時的であり、雇用情勢は依然として厳しさを増すなど、まさに「ジョブレスリカバリー」の状況で、本格的な回復にはまだまだ時間がかかるとの見方が大勢を占めています。
また、急激な少子高齢化を迎え、近い将来GDPでは中国に抜かれることが確実と言われるなど、世界における日本のポジショニングが大きく変わろうとしています。国内外でダイナミックな変化が起きている中、外交・安全保障、財政規律問題をはじめ、年金、医療の社会保障問題、格差、労働問題と課題は目白押しです。
55年体制に終止符を打った93年の細川政権発足時は、選挙から組閣まで22日間かかりました。今回は、第一党が入れ替わる本格的な政権交代になりますが、参院情勢からすれば連立は避けられないような情勢です。政権を担う民主党には、政治の空白を作らないよう早急に体制を確立し、大局的な見地から諸課題へ対処してほしいと思いますし、各党とも党利党略に走るのではなく、長期的な国益に沿った視点での対応を期待したいと思います。
そして、次期政権には、小康状態を保っているとは言え深刻な失業問題を抱え消費も今一つ盛り上がりに欠ける日本経済の現状をどうみるか、プライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化への消費税を中心とした中長期的な取り組みなど、マニフェスト以上のものを真剣に考えてほしいと思います。また、何よりも、世界の中で日本は如何にあるべきか、日本の将来を担う人材の育成、自国産業の国際的な競争力を高めるための明確なビジョンづくりに強いリーダーシップを期待したいと思います。
松本正義|
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2009年08月24日 17:00
グリーンレーザー、世界で初めて開発に成功
「住友電工、純緑色半導体レーザーの開発に世界で初めて成功」との記事が先月、日経新聞など各紙で紹介されましたが、皆さん、ご覧になっていただけたでしょうか。
光の3原色は、赤(Red)、青(Blue)、緑(Green)、この3色の混合によりあらゆる色が作られます。1985年に赤色レーザー、1996年に青色レーザーと10年おきに開発が進み、最後に残された「緑色レーザー」の実現が待たれていました。GaN(窒化ガリウム)系材料を用いた開発競争が激化していましたが、波長が500~600nm領域で発振効率の低下現象が発生、これを「グリーンギャップ」と呼び開発の大きな壁になっていました。
当社は、この問題を克服するGaN結晶を新たに開発、これを用いて半導体レーザーでは世界初となる波長531nmの純緑色レーザーのパルス発振に成功したものです。さらに、波長520nmでの連続発振も確認しています。
今回の開発をわかりやすく表現すれば、映像の通り、右側の従来結晶では電流を流すと緑色から青色へ大きく変化していますが、左側の新しく開発した結晶ではずっと緑色のままで色の変化はおきません、おわかりいただけたでしょうか。
これまでの緑色レーザーは、赤外レーザーを特殊な光学材料で緑色に変換する手法が一般的でしたが、半導体から直接発振できる緑色レーザーを使えば部品点数も減り、小型化やコスト低減が可能で、高性能なディスプレーなどへの応用に期待が膨らみます。
研究部門には、これまで何度も「研究、営業、事業部門が連係強化してニーズの把握を行おう」「社会の変化・技術の動向を先取りし出口と時間軸を明確にして取り組もう」とお願いしてきましたが、ようやく成果が出てきました。
中期経営計画「12VISION」では、2008年~2012年の研究開発費として4000億円を、厳しい経営環境にある今年度も730億円の研究投資を実行しております。新規製品比率30%を目指し今後もよい成果を期待しています。
松本正義|
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2009年08月24日 16:07
村上選手、銅メダルおめでとう
今日の朝、TVを見ていると、男子やり投げで22年ぶりに決勝に進出した村上幸史選手が、銅メダルを獲得したとのニュースが飛び込んできました。
五輪、世界選手権を通じて、この種目で日本人初のメダル獲得の快挙です。
記録の82メートル97は立派。また、予選でも83メートル10の自己ベストを出すなど、勝負強さと安定感を大舞台でも発揮されました。
村上選手は、中学時代は野球部で活躍され、高校から陸上部に代わり、やり投げで日本一を目指し始められたそうですが、かくいう私も、プロフィールに書いておりますように中学時代は野球部で鳴らし、高校は柔道部でしたが、大学では陸上部に入り、やり投げでインカレにも出場しました。自分の青春時代がダブって思い起こされます。
やり投げは、比較的小柄な日本人には不利なスポーツ、私は、陸上では飯を食べていけるだけの自信がありませんでしたので、大学卒業後は実業界に入りましたが、村上選手は1メートル85センチ、90キロ、外国の一流選手にも負けない体格を鍛えあげ、技術も必要なスポーツで日本選手権10連覇中、これまで休まず精進を続けてこられた賜物でしょう。今回のメダル受賞は、自分のことのように感動しました。本当におめでとうございます。これからのご活躍に期待します。
さて、話は変わりますが、もう一つ、うれしいニュースがありました。当社ホームページでも紹介しておりますが、当社の9人制バレーボールチームが、10月に開催予定の「トキめき新潟国体」に大阪府の代表として出場することが決まりました。日曜日に近畿ブロック大会があり、ライバルの兵庫県(富士通)との決勝戦、セットカウント2-0(21-15、21-16)のストレートで勝利を収め、2006年以来3年ぶりの念願がかないました。昨年の近畿ブロック大会での逆転負け(セットカウント1-2)の雪辱を期しました。
国体での優勝は過去2回ありますが、1998年以来遠ざかっています。今の現役選手には未踏の栄冠になりますが、優勝を目指して、残る約1か月、さらに練習を積んで、是非とも頑張ってもらいたいと思います。
一つの目標に向かって、努力を積み重ね壁を克服する姿は、スポーツも実業の世界も同じ。今日の2つのニュースに、新たな力と勇気が湧いてきました。
松本正義|
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2009年08月20日 13:23
住友電工、グリーンでGO!
先日、信号機が数秒間同時に青表示になり、3件の接触事故が起きていたというニュースがありました。色表示を切り替えるタイミングの設定ミスが原因とのこと。
信号機を制御する「交通管制システム」、実は当社はこの分野の老舗企業。昭和30年代後半、当時、北川社長が「今後の社会ではコンピュータが重要な役割を果たすことになるから、新技術のなかにコンピュータを大いに取り入れていかなければいけない」という方針のもと、モータリゼーションの進展とともにニーズが高まっていた交通をコンピュータで制御するシステムの開発を進めてきました。今では、世界最大規模の警視庁交通管制センターをはじめ、福岡、兵庫、岡山、徳島、香川、鳥取、島根、沖縄など、数多くのシステムを納入しています。
交通管制センターは、車両の交通量等の交通情報を各種センサーで収集し、信号機の制御や、光ビーコンや情報板等を通じた交通情報の提供などの機能を有し、交通流の円滑化を図りその結果として交通事故の減少、環境負荷の低減に寄与しています。さらに、本ブログでも紹介しましたDSSS(安全運転支援システム)の導入が補正予算で決定し、新たなフェーズの安心安全社会の実現にも貢献していきたいと考えています。
信号機の3色は、日本では緑信号ではなく青信号と言いますが、国際的にはRED(赤)、YELLOW(黄)、GREEN(緑)に取り決められています。冒頭の複数方向の信号機が同時に青―青表示となることを「G・G(グリーン・グリーン)異常」と呼んでおり、そのような表示とならないようフェールセーフ機能が組み入れられています。
私たちの暮らしや社会を支える縁の下の力持ち、あまり目立ちませんが頼もしい存在であり続けたいと思います。
さて、グリーンで今ホットな話題といえば、「グリーンレーザー」、当社が、世界初で開発に成功しました。次回は、その話をしてみたいと思います。
松本正義|
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2009年08月17日 14:19
夏休み終了、残る上半期へスパートだ
長かった休みも終わり今日から出社です。皆さんはいかがお過ごしされましたでしょうか。私の場合、休みといっても、拠点によっては通常通り操業しているところもありますし、重要な情報は自宅にその都度連絡が来ますので、そういう意味では、社業から全く離れるわけではありませんが、やはり家にいると落ち着くものです。ゆっくりと静養しましたので、今日から仕事に全開と張り切っているところです。
それにしても、この間、世の中では豪雨被害、地震発生、新型インフルエンザと、暗いニュースが続きました。特に、台風9号による豪雨は、兵庫県佐用町をはじめ各地を襲い悲惨な被害をもたらしました。被災された方のことを思うと本当にやりきれない気持ちになります。お亡くなりになった方のご冥福をお祈りしますとともに、被災地が早く復興されますことをお祈りします。
こういったニュースに接するにつき、会社においても災いへの備えは十分か、今一度、考えさせられます。当社も、9月1日にグループ防災訓練を予定していますが、それぞれの持ち場において防災対策が万全かどうか再確認をお願いしているところです。
また、一方、甲子園では夏の高校野球が、独ベルリンでは世界陸上が開幕、早速100mでボルト選手が驚異的な世界記録を樹立するなど、連日熱戦が続いています。リアルタイムに放送を見ることはできませんが、ニュースで選手の精一杯のプレーを見るのは楽しみです。優勝や新記録を目指し、日頃の鍛錬の成果を発揮されんことを期待しています。
私たちビジネスの世界でも掲げた目標の達成に向け一日一日を如何に取り組むかが重要です。先日、役員合宿なるものを実施、今後の方向性も再確認しました。上半期も残り少なくなりましたが、皆様の期待に応えられるよう全力で取り組んでまいりますのでよろしくお願いします。
松本正義|
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2009年08月07日 16:18
夏季休暇
ようやく近畿でも8月3日に梅雨明け宣言、平年より15日遅れ、観測史上最も遅い梅雨明けとなったようです。暦によれば今日は「立秋」涼風が吹き始め秋の気配が立つ頃、と言われますが例年ならまだまだ厳しい残暑が続きます。今年は長梅雨に加えエルニョーニョ現象の兆候も現れ、農作物の出来を不安視する声が出ており、本格的な夏の到来が期待されますがどうなるでしょうか。
さて、今年の夏休みは8月8日~16日に集中すると聞きますが、皆さんはいかが過ごされるでしょうか。不景気のため家で過ごす方が多いという話もききますが、帰省や旅行に出かけられる方も多いのではないでしょうか。高速道路料金の一律1000円効果もあり、例年以上の交通渋滞が予想されています。遠距離へドライブをする予定の方は、途中の休憩をしっかりとって、余裕のあるスケジュールで安全運転を心掛け、心身共にリフレッシュして欲しいと思います。
休みが明けると、企業は上半期のラストスパート、世の中は、衆議院選挙に突入、慌ただしくなるでしょう。そこで、私は、お休み中は、夏にも三余と読書三昧に浸り、自宅で英気を養う計画です。それでは、連休明けにまた、元気にお会いしましょう。
松本正義|
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2009年07月28日 09:01
新寮完成に思う
教育は国家百年の計、人材は企業競争力の源泉であり、当社も将来を担う若手社員の育成には最大限の力を注いでいます。若手社員の教育の、また彼らが安心して業務に専念できる環境整備の一環として、今年は大阪、伊丹、宝塚、宇都宮の4つの社員寮が竣工しました。
その背景は、今後増加が見込まれる女性社員と、モノづくり力、技能伝承を支える技術職社員、そしてグローバル化とともに増加する海外研修生の受け入れ等、に対応するためでありますが、高度成長期に建設した寮の老朽化、更新の時期に重なったこともあり、次代の成長発展のためと思い切りました。
先日、竣工したばかりの大阪、伊丹、宝塚の3寮を訪問してきましたので、紹介したいと思います。
新寮のコンセプトは「Refresh & Communication」「Green & Clean」「Open & Security」「Foreigners & Women」、関係者が知恵を絞った出来栄えは上々で、ベテラン社員のひがみの声が少し気になるほどでした。プライベートとコミュニケーションの両立、緑化やセキュリティ機能の充実、女性専用ゾーンの確保や生活習慣の異なる海外研修生に配慮した仕様など、満足いくものでした。
特に、伊丹の寮は、住友総合グラウンドに隣接、窓を開けると昆陽池を眼下に臨み、池の周回路は製作所勤務時代に毎日走った思い出も懐かしく、私にとっては絶好の環境、自分が住んでも良いかなと思えるほどです。(社員は嫌がるでしょうが・・・)
私が独身寮で過ごした月日はかなり昔のことですが、酒を酌み交わし、同じ釜の飯を食った仲間とは今でも交流がありますし、寮で培われた人間関係が仕事を進める上でも大変役に立ったということもあります。
女性寮を整備したことで、これからは女性社員も入社後1年間は寮で集団生活をしてもらいます。同期は勿論、様々な事業分野、また忘年之交は大袈裟ですが、入社年次の異なる先輩・後輩とも積極的に交流し、人間関係の幅を広げ、コミュニケーション能力を磨いていって欲しいと思います。
大阪の寮の名前は「浩気寮」。「孟子」の「公孫丑」上篇に記されている「浩然の気」が出典です。かつて当社の人事部長を務められ、取締役在任中に亡くなった四方源一郎さんが命名され、寮の減少とともにしばらく使用していなかったものを復活させました。因みに写真の額は、私が揮毫したものです。
若い皆さんには、その名の通り、物事にとらわれない、おおらかな心持ちを養ってほしいと思います。
松本正義|
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2009年07月16日 17:10
BSジャパン「直撃!トップの決断」
BSジャパン「直撃!トップの決断」に出演することになりました。
写真はリハーサルシーンです。中央が司会の長谷川洋三さん、左がアシスタントの相川梨絵さん、そして右が私。リハーサルと言っても、ちょっとした打ち合わせがあり、ほとんどぶっつけ本番。幸い、一度も撮り直しはなく、無事撮影終了となりました。
詳しい話はできませんが、ストーリーのキーワードは、「選択と集中よりも多様化」、「今よりも先を見る経営」です。私の思いがうまく伝わっていますでしょうか。途中で、恥ずかしながら私の子供の頃の写真が出てきます。また、私が書いた「直撃!トップの決断」の色紙が出てきますが、さてうまく書けていますでしょうか。どうかお楽しみに。
放映は、BSジャパンで明後日7月18日(土)17時30分~18時です。
では、土曜日の夕方で皆さんお忙しい時間帯だと思いますが、ご関心のある方は、是非、ご覧になってください。(7月25日(土)17時30分~18時にも再放映します。)
(ご参考)番組ホームページ:http://www.bs-j.co.jp/chokugeki/
松本正義|
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2009年07月13日 08:54
スポーツチームサイト開設しました!
中学は野球、高校は柔道、大学では陸上(やりなげ)、そして会社でも陸上部と、長年スポーツに親しんできました。走った後の爽快感は最高です。仕事で行き詰った時でもリフレッシュして、新たなファイトが出てきます。最近は専ら、毎日頂いた百薬の長を流し出すためのジョギングですが、マスターズ陸上で優勝という夢もあります。
最近、深刻な不況の影響もあり、企業スポーツ廃部の報が多くなりました。スポーツは、多様な人材が集まり一つの目標に向け、心を合わせ切磋琢磨しながらよいチームを作り上げ競争に勝つ、これは会社の目指す方向と一致し、よき社会人、よき企業風土の育成につながり、また、組織にとって肝心なリーダーシップの育成にも役立つものと信じています。
当社は仕事とスポーツの両立を基本に、業務もしっかり身に着けながら、早朝や定時後、或いは休日等限られた時間に練習を行うこととしています。こうした練習環境のなか、選手やスタッフはひたむきに努力し、着実に成果を挙げてきましたが、これまでは社内も含め、あまり積極的にPRしてきませんでした。
そこで、当社ホームページに新たにスポーツチームのサイトを開設し、全国大会レベルの実力を基準に伊丹製作所で活動する陸上競技部と大阪製作所で活動する9人制バレーボール部の紹介を始めることにしました。チーム・選手・スタッフのプロフィールをはじめ、試合結果や今後のスケジュール、また中学生陸上教室やママさんバレー教室といった地域の皆様との交流の様子も紹介しているとのこと。ちなみに陸上競技部の第53回関西実業団陸上競技選手権大会男子4×400mリレーでの優勝レースの動画を掲載していますのでご覧になってください。
ご家族をはじめ職場や地域の皆様の支えなくして、彼らの活躍も成り立ちません。
本サイトの開設が、選手のみならず社員の士気向上につながると同時に、地域社会をはじめStake Holdersの皆様とのコミュニケーションを深めるものとなりますことを期待していますので、温かいご支援と、選手への激励がありましたら応援メッセージをお待ちしております。
最後に、バレーボール部は全国大会優勝を、また陸上競技部はニューイヤー駅伝への出場、全国大会での入賞を目指し頑張ってほしいと思います。
■陸上競技部Webサイト: http://www.sei.co.jp/trackfield/
■バレーボール部Webサイト: http://www.sei.co.jp/osaka_vb/
松本正義|
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2009年07月08日 11:10
七夕に想う
光陰矢の如し、今年も半分が過ぎました。梅雨も本格的になり蒸し暑い毎日、眠れぬ夜をお過ごしの方も多いのではないでしょうか。そういうときは、夜空を眺めて、宇宙の真理に心馳せるのも乙なものですが、7月といえば、七夕、年に1度、彦星と織姫が天の川で出会う、あのロマンティックな話は、日本人なら誰でもがご存じでしょう。元来は中国の漢時代の牽牛・織姫伝説が元になっているとか、同じようなお話や行事はベトナム、台湾、韓国、日本の東アジアに広まっています。
この七夕、明治6年の新暦への改暦後は、7月7日に行う地域、お盆の8月7日に行われる地域、そして旧暦の7月7日に行う地方に分かれたそうです。
今年の7月7日、8月7日は満月のため、晴れても天の川はほとんど見えません。旧暦では必ず上弦の月となり、深夜には月が地平線に沈み天の川をはじめ夜空の星もよく見え七夕を身近に感じることができました。今年の旧暦7月7日は8月26日、興味のある方は一度、ぜひ、ご覧になってください。
さて今年は、ガリレオの天体観測から400年を記念した「世界天文年」。それを記念するかのように7月22日に46年振りに日本で皆既日食をみることができます。大阪では、9時46分から12時25分の約2時間半、最大は11時頃の82%、太陽が月の影に隠れます。次は26年後の2035年9月2日、非常に珍しい現象、何とか晴れてほしいものです。そういえば、現在、若田光一さんが3月から宇宙ステーション「きぼう」で7月末まで長期滞在実験に取り組み中。当社もかつて92年毛利さんが日本人初の有人宇宙実験に飛び立った時、「無重力環境下における化合物半導体結晶の作成(InGaAs の研究)」の共同実験を実施、その後、対流制御技術の向上につなげました。今回もたくさんの研究成果をもって無事に帰還されることを祈念します。
当社は、光通信、原子力、超電導と科学技術や社会の発展に貢献してきましたが、新しい理論、技術、製品の開発は、未知のものを解明しよう、誰もなし得なかったことをやり遂げようとする研究者の飽くなき情熱や探求心なしにはあり得ません。先日、新しくできた当社の研究新本館「WinD Lab」を視察する機会を得ました。研究者の皆さんが夢とロマンをもって仕事に取り組める環境整備がこれでできただろうか、ハードだけでなく、豊かな発想と自己実現を生み出す組織、風土づくりにも力を入れていかねばと考えさせられました。
七夕といえば、短冊に願い事を書き葉竹に飾った思い出があります。空を飛びたいとか、宇宙に行ってみたいとか、海の底をみたいとか、かつてはできなかったことも可能になりつつある世の中ですが、今なら皆さんどんな願い事をされるでしょうか?いつまでも「これが夢!」と言える若い気持ちを持ち続けたいものですね。
松本正義|
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2009年07月06日 09:01
防火活動に感謝
「地震、雷、火事、親父」といえば、世の中の怖いものの代表として昔から一般的ですが、親父は、もとは台風を意味する「大山風(おおやまじ)」が変化したもので、いずれも天災。天災といえば、夏目漱石の弟子として知られる科学者、寺田寅彦(1878~1935)の有名な警句「天災は忘れた頃にやって来る」、皆さんもよくご存じの通り、そのため災害対策の基本は「備えあれば憂いなし」と言われます。備えのないところに天災が起きれば人災となり被害を大きくします。中でも、火災は地域に大変な迷惑、心配をお掛けしますので、防火活動は日頃から最優先課題として各職場で取り組んでもらっています。
先週、大阪製作所で防火訓練の一環として、2日間にわたり操法競技会を開催したそうです。所内の各職場から代表チームが出場し、消火器は3人一組の11チーム、消火栓は4人一組の9チームが出場し、応援にかけつけた工場長をはじめ掛の主任などが見守る中、ポイントは隊長の指示のもと基本動作の的確さと消火時間を競いました。職場の代表として負けられない気持ちと、大会までに製作所の防災指導員の指導の下、何度も練習し大会に臨んだ結果、勝負は僅差だったようです。出場者皆さん、そして、安全環境グループや防災指導員の皆さん本当にご苦労さまでした。消防訓練の様子を動画で掲載しておりますのでご覧になってください。
因みに、消火器は大阪研究業務グループ、消火栓は超電導製造グループが優勝。優勝チームと準優勝チームの4チームは9月に開催される此花区消防競技会に出場する予定とのこと、是非、住友電工の代表として優勝目指して頑張ってもらいたいと思います。
こうした活動を日頃から行うことで、防火意識や防火力の向上に努めていますが、先日、「当社社員が火災発生に際し的確に人命救助活動を行った功績顕著として大阪市消防局長から感謝状を受賞」という報告を受けました。
大げさには扱わないで欲しいというご本人のご意向もありますが、早速社内でも大阪製作所長から表彰状を渡してもらいました。私からも勇敢かつ的確な行動に「よくやった。ありがとう」感謝の言葉を贈りたいと思います。
一人一人が絶対に火事を起こさない、そして万が一の場合も被害を最小限に止める気持ちで、こらからも防火活動に取り組んでもらいたいと思います。
松本正義|
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2009年07月01日 11:49
アグリビジネス
日本の食糧自給率、いくらかご存じでしょうか?カロリーベースでは、直近で約40%。日頃は食糧不足を意識することは少ないと思いますが、この数字を聞いて不安に感じる人は多いのではないでしょうか。
遡って、1970年当時の自給率は60%、当社の北川会長は、その頃から講演会で問題提起し、工業生産分野で培ったQC、IEなどの品質管理技術を活用したアグリビジネスへ参入し、九州大学の福島名誉教授が提唱した砂栽培の事業化に約30年間取り組んだことがありました。
1974年には、旧関東製作所(栃木県鹿沼市)にて1万㎡の実験施設を建設、サンド(砂)とハイドロポニックス(水耕栽培)を組み合わせ「サンドポニックス」と命名し、野菜や果物の栽培に進出、その後、1977年に拠点を横浜製作所に移転、一時は全国の農家150戸と契約し、延べ面積10haに及ぶ規模にまで拡大、その間、世界的な食料不足問題も視野に入れ1982~84年にかけては、アラブ首長国連邦のアブダビに技術者を派遣し、砂漠での農業定着を目指し栽培実験、栽培指導を行った実績もありましたが、残念ながら2003年に価格競争力や生産量・需要先の安定確保の問題もあり事業撤退に至りました。
先日、この「サンドポニックス」を用いた野菜、果物作りを続けている農家が今もあり、そこで作られたトマトの味は格別だったとの話を伺いました。曰く、水くさく無く、味が濃いとのことで、当社は事業を撤退しましたが、その技術が未だ活躍していることに感動を覚えました。
近年、人口増加と途上国の経済発展、地球規模の気候変動などを背景に、食糧問題は、地球上のすべての生命にとり大問題になりつつあります。我が国においても、経済産業省と農林水産省が農商工連携を進め、日本経団連も「我が国の総合的な食料供給力強化に向けた提言」を今年3月にまとめるなど、農業問題への関心は高まっており、農地の有効利用の促進、農地法の改正、WTO・EPA(経済連携協定)による国際連携の推進、食の安全安心など、国民的な課題になっています。
そういえば、ハイブリッドの次は電気か?と言われている自動車も、世界的な環境・資源問題を背景として100年前の技術テーマが再び脚光を浴び開発競争が始まっています。先ほどの農家の方から、当社も再び農業に挑戦してはというリップサービスもあったそうです。実際、企業のアグリビジネス参入との報道も多く見かけます。グローバル化の波は工業にとどまらず農業にも及び、また様々な技術の進歩が農業を大きく変えようとしています。40年前には先取りしすぎていた(?)感のある当社のアグリビジネスですが、花鳥風月を愛する一人として草花も含め、当社グループの技術がどういう分野で活かせるのかじっくりと考える価値がありそうですね。
松本正義|
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2009年06月25日 13:11
DSSS試乗体験
交通事故でどれくらいの方が亡くなっておられるかご存知でしょうか。自動車の安全性向上や医療の進歩、信号機等の交通安全施設や道路環境の充実、シートベルト着用、飲酒運転取締強化など行政面の取り組みにより、ピークの昭和45年の16,765人から平成20年は5,155人と38年間で3分の1以下に減少しましたが、政府は今後10年でさらに半減を目標としており、新たな取り組みが必要とされています。その一つに、警察庁、UTMS協会が推進する安全運転支援システム(DSSS:Driving Safety Support System)があり、先日、愛知県豊田市でこのDSSSの試乗体験の機会に恵まれました。
DSSSは、交通事故の低減を目指すシステムで、道路上の交通インフラから「赤信号に関する情報」や「わき道から来る自動車や横断歩行者の情報」等を自動車が受け取って、ドライバーに注意喚起してくれるシステムです。本システムは、渋滞情報をカーナビに表示してくれるVICSや高速道路のETC等の従来のサービスと違い、路上設備である交通インフラと自動車が“協調”して安全安心な交通社会を作るさらに一歩進んだITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の新ステージと位置づけられています。
これまで産官学による研究開発が活発に行われ、現在、警察庁、自動車メーカー、電機メーカーが協力してシステム開発に取り組んでおり、当社も交通インフラメーカーとして主導的な役割を果たしています。
今回の試乗は、システムの標準化を推進するUTMS協会の企画で、愛知県でDSSSを推進されているトヨタ自動車さんを中心に多くの方々のお世話になりました。開発中のDSSS搭載車に乗り、実験用の交通インフラが設置されている公道のコースを走行、DSSSの利便性・有効性を実感することができました。具体的には、運転走行中にカーナビの表示や音声により、前方交差点の赤信号や一時停止の見落とし防止を支援したり、左折や右折に際して横断中の歩行者の存在を教えてくれるシステムがありました。また、信号待ちの状態でまもなく青信号に変わることを教えてくれるものもあり、トラックの後ろで信号が見えない時などのドライバーのイライラ防止にも配慮されていて、早期の実現が期待されます。今回体験したシステムの一部は、2010年度の実用化を計画中とのことで、近い将来みなさんも体験頂けるのではないかと思います。
試乗後、システム開発担当の当社社員から、他社と協業しながらこれら安全サービスを実現するシステム開発の難しさ等の体験談を聞くことができました。これからも一層の奮起を期待しています。1時間程度の時間ではありましたが、有意義な試乗体験だったと思います。DSSSの実用化とさらなる発展を楽しみにするとともに、今後もITSの発展を通じて社会に貢献できる企業でありたいと感じています。
松本正義|
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2009年06月22日 15:53
本社(東京)移転
5月18日のニュースリリースの通り、当社の本社(東京)をこれまでの港区元赤坂から同じ港区内の芝浦に移転し、6月17日から新事務所で業務を開始しました。
歴史を紐解くと、当社の東京の拠点は、戦後すぐの丸の内からはじまり、その後、銀座、虎ノ門を経て1973年に豊川稲荷の隣、元赤坂へ、そして今回は36年ぶりの移転となります。私が学生時代はじめて会社訪問し、20代にはじめての営業で勤務したのは、虎ノ門時代でした。当時は全てが新鮮で毎日遅くまでがむしゃらに働いたことを記憶しています。
移転先の芝浦ルネサイトタワーは、芝浦工業大学の江東区豊洲キャンパス移転跡地の再開発で建築された19階建のオフィスビルです。当社グループは8階~19階の12フロアをお借りしています。この再開発プロジェクトは、「大学」「オフィス」「ホテル」が連携した複合再開発プロジェクトで、芝浦工業大学芝浦キャンパスのA街区、芝浦ルネサイトタワーのB街区、ホテルのC街区からなり、敷地内には3000本以上の樹木が植えられ緑豊かな環境になっています。
交通も便利で、JR山手線・京浜東北線の「田町駅」から徒歩4分、都営地下鉄「三田駅」からも徒歩6~7分、また、関西方面との行き来が多い当社グループにとって、新幹線・羽田空港へのアクセスも良好です。
ちなみに、私の新しい部屋はビルの角にあり、窓からの眺望は、特に東京湾にかかるレインボーブリッジはすばらしく、反対側の東京タワーもほんのちょっぴり見ることができます。事業の見通しもこの眺望にならいたいところですが、まだまだ視界不良が続きます。国内外の営業部門の中心拠点としての本社(東京)のメンバーには、新しいオフィスでより一層の奮起を期待します。
最後に、お取引先様からたくさんのお祝いのお花などを頂戴しましたので、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

松本正義|
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2009年06月15日 08:53
頑張れ横浜製作所「ハマロード・サポーター」
皆さんご存じの通り当社は関西に基盤をおく会社ですが、一番広い事業所は、横浜市栄区にある横浜製作所。JR東海道線の大船駅を東京方面にしばらくいくと左側車窓から「SEI」「住友電工」「Ingenious Dynamics」の看板がよく見えます。
横浜製作所は、1961年に開所、2011年に50周年の大きな節目を迎えることから、昨年「G-UP50横浜」活動を開始し、「環境にやさしく地域から愛される製作所」を目指し様々な取り組みを行っています。
中でも、製作所周辺道路の清掃美化活動は、横浜市から「ハマロード・サポーター」の認定を受けています。活動の開始は2000年頃、少数の社員がボランティアで敷地外側道路のゴミ拾いをはじめたのがきっかけですが、今ではJR大船駅までの通勤路も含め、約5㎞にわたり、年間15回ほど活動を行っています。また、2か月に1度は多くの社員に参加してもらえるよう昼休みに実施し、毎回100名ほどが参加しています。貴重な昼休みに協力してもらった社員の皆さんには近くの障害者地域活動ホームから障害者の方の手作りクッキーを購入して配っています。
このハマロード・サポーター、横浜市は1万人突破を目指しているそうですが、登録200団体中、企業は10%程度、当社も現状に満足せず活動の活性化に知恵を絞って、活動の輪を広げる努力をしていきたいと思います。
横浜製作所では、リサイクル活動も積極的に推進し、2005年から4年連続でゼロエミッション(※)を達成、また、社員一人一人のもったいない意識の向上を目指しECOライフ活動やマイボトル運動も積極的に展開していますが、地元の皆さんの理解があってこそ企業の発展はあるもの、緑豊かで風光明媚な周辺環境にふさわしい製作所を目指してこれからも弛まぬ努力が必要です。
ちなみに、「G-UP50横浜」のGには、Glorious Growing Green Genki(元気) Genbaryoku(現場力)の意味が込められています。一つ一つは小さな活動ですが、積み重ねが大切、横浜製作所で勤務する従業員の皆さんにはこれからも環境整備、地域交流に努め、近隣の皆さんから愛される緑・活力あふれる事業所を目指して頑張ってもらいたいと思います。
(ご参考:※)
ゼロエミッション率=単純焼却・埋立量/総廃棄物排出量×100で算出
当社グループでは1%未満を目標として設定しています。
松本正義|
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2009年05月28日 15:43
人とくるまのテクノロジー展2009
5月20日から22日の3日間、横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜において、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2009」が開催されました。
国内の自動車関係の展示会といえば、東京モーターショーが最大規模かつ最も有名だろうと思いますが、東京モーターショーの主役が自動車そのものであるのに対し、この展示会は自動車関連の様々な技術がテーマであり、出展した320社のうち、部品、材料、評価技術などの部材メーカーが大きな割合を占めています。昨秋以降の自動車市場の世界的な需要減退により、当社の自動車関連事業も大変厳しい状況にありますが、今年も住友電工グループとして、出展しました。
残念ながら、今回、私は現地に足を運ぶことができませんでしたが、当社ブースでは、自動車にとって大きなテーマである安全環境面での課題解決への貢献が期待される製品や技術を中心に紹介しました。
環境にやさしいハロゲンフリー電線を用いたワイヤーハーネス、ハイブリッド車用のモータ巻線、夜間の歩行者のセンシングを実現する遠赤外線カメラ用焼結ZnSレンズ(カメラ映像実演もあり)などとともに、以前、このブログでご紹介しました、昨年当社が世界で初めて試作した電気自動車用の超電導モータも展示しました。
会場では、超電導技術を実際にご覧頂くために、液体窒素ボンベを用意し、超電導線を使ったコイルの誘導電流による物体浮上の様子を実演しました。この実演デモは、聞き手役のコンパニオンの方と、超電導を研究する博士(ドクトル)役の当社社員との対話形式により、超電導の原理をわかりやすく説明したものですが、超電導技術への関心の高さとともに、コンパニオンの方の巧みな話術、対するドクトルの朴訥とした説明という組み合わせの妙もあり、なかなか好評で、毎回、ブースの前の通路を塞ぐほどのお客様に集まって頂いたようです。
ところで、本展示会は1992年以来今年で18回目だそうですが、当社グループは3年目から16回連続で出展しており、主催者の社団法人自動車技術会殿から貢献出展社として感謝状を頂きました。今回ご紹介した出展品を含め、独創的な技術開発や製品づくりをさらに加速し、今後とも自動車技術の発展、ひいては社会の発展に貢献して行きたいと考えています。
松本正義|
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2009年05月22日 08:40
修祓式
5月の中旬、当社の大阪製作所において研究新本館「WinD Lab」の本館部分が完成、ご近所の産土神社より神主をお招きし、修祓式を執り行いました。
私は、所要があり出席できませんでしたが、大阪製作所や研究部門の幹部が集まり、当社発展のための新製品・新技術開発の加速と安全祈願への思いを込め玉串を捧げ、新館の完成を祝いました。
大阪製作所は1916年に開所、当社の最も古い事業所で、研究部門を中心とした建物施設の更新の必要性を感じ、3年前、創業110周年を記念して再開発にGOサインを出しました。以来、月1回のSteering Committeeは34回、建物のデザインや各フロアのつくりに研究、設備設計、コーポレートの関係者が工夫を凝らしてくれたようです。
新本館の玄関ホールは天井が吹き抜けとなっており、降神之儀の声もよく響き、とても厳粛な雰囲気だったようです。今後、分散していた研究所や研究設備が集約され、分野の異なる研究員の交流が進展し、研究所間の垣根を越えた新製品・新技術が創出されることを期待しています。
設備の移転や講堂棟の建設工事はまだこれからで、一連の再開発工事の完成まで後1年必要ですが、建設に携わったプロジェクトメンバーの皆さんにとっては、大きな山を越え感慨一入のことでしょう。残るプロジェクトの完成まで、安全に工事が進むことを祈念します。
さて、当社グループのこれからの発展、屋台骨を支える研究部門に対する期待を込めて「定礎」の字をしたためました。
ちなみに、「WinD Lab」のWinDは、Win Developmentの略、つまり、研究開発に勝利する研究新館。
「仏作って魂入らず」にならないよう、次世代の成長を担う「環境・資源」「ライフサイエンス」「安心安全・ユビキタス」分野における新規事業の早期創出に向けて、研究部門の皆さんの奮闘を期待します。
※ご参考
プレスリリース(2007年3月19日) 大阪製作所東地区の再開発について
松本正義|
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2009年05月18日 10:50
ホームカミングデー
あまり聞き慣れない言葉と思います。
卒業大学の主催で、OB・OGを卒業年度に分けて初夏吉日に母校へ招き、教授の記念講演、学部長による各学部の現状説明、現役生による音楽会やキャンパスツアー、福引き抽選会等、盛りだくさんのイベントを通じ、母校の現状と将来を認識し、また久し振りの旧友との再会を楽しむ催しであります。
本年で4回目の開催でしたが、700人超が集まる中、今回私は初めて参加しました。卒業後なかなか母校を訪問する機会に恵まれず、初夏薫風のなか、在学時と変わらぬ静かで落ち着いた美しいキャンパスで、陽光を受けきらきらと輝く新緑を賞しながら旧友と語らい、楽しい一日を過ごしました。
独立行政法人制度のもと、平成16年4月に国立大学法人となり、大学運営に自己責任が求められ、他大学との差別化に財政的側面からも苦労が多くなっている現状を学校側から再度拝聴しました。
収入のかなりの部分を占める国からの運営交付金も、厳しい財政を反映し年々削減されることが決まり、ある調査によると国立大学も私立大学も80%以上の大学が寄付募集に頼らざるを得ない状況にあり、ご多分に洩れず我が母校も大学基金を発足させています。
実は、今、私が募金委員長を仰せつかっており、OB・OG及び法人から寄付を募り、100億円を目標に向かって活動を繰り広げていますが、これも昨今の経済状況では法人からの寄付は思うように進んでおりません。
ちなみに、欧米に目を移すと基金額はケタ違いで目を見張るものがある一方、学費も高く、日本が全面的に見習おうとするものではありませんが・・・
![]()
将来有望な人材の育成は、産業界のみならず、広く社会のために取り組まなければならない国民的な課題!
基金は、奨学金や学生・教員の海外派遣、留学生招致などの学生支援や国際交流の推進、教育環境のIT化やキャンパスの整備などに利用されるとのこと。社会・経済の先端的研究拠点、地域・卒業生との交流の場の形成、と目指すは大きな夢。・・・・少なくともOB・OGの皆さんも楽しい学生生活を送ったはず、その御恩返しに・・・
こうした取り組みはおそらく各大学でも実施されているのではないでしょうか。皆さん、是非ともポジティブにご検討願います。
松本正義|
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2009年05月13日 09:16
バレーボール部の活動(2)
もう一つは、連休明けの土曜日に大阪製作所バレーボール部がボランティア活動の一環で開いた「第2回ママさんバレー教室」です。
今回は、2年ぶりの開催で当社チームの監督、コーチ、選手23名が指導員になり、大阪市此花区の小中学校PTAの方々約30名に参加頂きました。
午後からの3時間でしたが、準備体操、パスやスパイクなどの技術練習最後は4チームに分かれての練習試合と、練習カリキュラムは選手の皆さんが考えて作成したようです。男女の違いや、自分の教え方が伝わらないもどかしさや、説明が不得手な選手もいたようですが、ママさんも選手も一生懸命に取り組んで頂いたようです。
今回も、バレーボール部のメンバーが、此花区のPTAの皆さんと自主的に相談して、話を進めてくれました。こういった機会を通じて、地域に愛されるチームになって欲しいと思うと同時に、参加していただいたママさんの元気さを分けてもらって、チームを盛り上げ、リーダーシップを発揮するような選手に育ってもらいたいものです。
最近、企業スポーツの休廃部の話が相次ぎ、スポーツを愛するものとして寂しい限りですが、今回の強化練習試合やママさんバレーボール教室、そして以前に紹介した甲南大学准教授の伊東浩司氏を講師にお迎えし伊丹市と共催した中学生陸上教室など、社内のスポーツチームの活動が一企業内に留まらず、地域社会のスポーツ振興、コミュニケーション強化の一翼をなす活動に広がることを期待し、こういった活動を支援していきたいと考えています。
松本正義|
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2009年05月12日 09:02
バレーボール部の活動(1)
このブログに何度か登場したことがある9人制バレーボール部のちょっと変わった活動についてご紹介しようと思います。
一つ目は、5月連休の強化練習会です。例年、全国のトップクラスのチームに呼びかけて、合同で強化練習会を開催しています。当社のバレーボール部が三菱電機さんから主催を引き継いで12年になりますが、今年は5月3日、4日の2日間、関西圏から当社の大阪・伊丹製作所も含め10チーム、全国から8チームの合計18チームが集合し、切磋琢磨しました。
また、この強化練習会は、審判研修会も兼ねており、全国からA級審判員の方々約30名が参加され、練習試合を利用して判定レベルの向上に努めておられました。審判の皆さんの本業は市会議員、学校の先生、会社員など様々で参加費用も自己負担、こういった方々によって日本のバレーボールは支えられていると、改めて感動した次第です。
普段の大会とは少し違い、和気藹々とした雰囲気ではありますが、各チームとも新しい戦術や新人を起用し、本大会に向けその実力を試す良い機会のようです。当社の大阪のチームも、昨年のレギュラー3名が引退し、新しいフォーメーションを試していたそうです。聞くところによると、大丈夫かな?と心配をさせるところもあったようですが、これからの練習で全国大会に向けてチームを仕上げてくれることを期待しています。
この強化練習会は、練習場の内外での交流も参加者の皆さんにとっては楽しみのようです。今年は、住友金属さんの施設を利用し懇親会を開催、チームを超えてバレーボールの話題などで大いに盛り上がったとのこと。
貴重な連休を利用し、旅費などの費用負担もあって、参加の皆さんは大変なようですが、「ボールをつなぐ」ことが醍醐味の一つでもあるバレーボール、このよい伝統を皆さんでつないでいってもらいたいと思います。
ちなみに、当社の大阪製作所バレーボールチームは、「仕事とバレーの両立、併せて人間性の向上」を目標に『以球伝心』の旗印のもと練習に励んでいます。ボールを通じて心を伝える、チームとともに皆さんの成長を期待しています。
松本正義|
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2009年04月30日 13:54
ゴールデンウイークは骨休め
今年のゴールデンウィーク、私は5月1日から6日までの6連休です。
皆さんの中には10連休を超える人もおられると思いますが、中には連休を利用して高速道路で遠出される方も多いと思います。今年は、例年以上の交通渋滞が予想されています。特に長時間運転時は休養を十分にとり健康管理に注意して、マナーを守って、安全運転を心がけましょう。楽しい休みも台無しになってしまいます。
一方、私は、海外出張にも行かずじっくり骨休めに専念するつもりです。
ひとつ、楽しみは、久方ぶりに野球観戦に行くことです。私は、一応、地元でもあり阪神ファンです。選手の皆さんの活躍を期待しています。
それでは、読者の皆さん、連休明けも元気でお目にかかれますよう、ご安全に!
松本正義|
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2009年04月21日 09:35
将来の自動車は?100年の大転換期
将来の自動車はどうなるのか?市場としては中国やインドなど新興国をはじめ世界的には今後も拡大が見込まれるものと思われます。一方「自動車」そのものについては、現在のガソリン車に替わって、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、水素を使う燃料電池車など、二酸化炭素の排出が少なく、環境への負荷が小さい次世代自動車へと移行していくと言われています。
ふり返ると、自動車が誕生した黎明期には、蒸気自動車のほか、HVやEVも自動車の主役を競っていましたが、20世紀初頭、ガソリンエンジンの急速な発達、普及により表舞台から姿を消し100年が経過。地球環境保全に対する世論の高まり、そして金融危機と世界同時不況への処方箋として所謂「グリーン・ニューディール政策」を各国が打ち出すなか、その存在が再び脚光を浴び、自動車産業の行方は大きな転換期を迎えたようにも見えます。
EVが主役になるためには、コストの他、走行距離、電池の寿命、充電時間、充電インフラ整備など、まだまだ解決しなければならない課題が多く、直ぐにはガソリン自動車が主役の座を明け渡すことにならないと思いますが、HVやEVは徐々に増加し、また軽量化による低燃費の実現やリサイクルしやすい設計や材料の開発など、環境対応は今まで以上に加速していくことでしょう。
当社グループは、中期経営計画「12VISION」で、自動車、電線・機材・エネルギー、情報通信、エレクトロニクス、産業素材の5つの事業をバランスよく成長させることを目指していますが、自動車の将来に明確なビジョンを持つことは、今後の成長発展のための鍵になってきます。
先日特許庁発表の特許出願技術動向調査よればEVやHVなど次世代自動車技術である「電気推進車両技術」分野では7割が日本からの出願で他国より優位に立っているとのニュースがありました。
分類は異なりますが当社グループも年間3000件超の国内出願件数のうち約4割が自動車関連特許です。日頃からカーメーカーと情報交換、技術交流など動向把握に余念はないつもりですが、厳しい経営環境下でも新技術、新製品などの研究開発については継続が肝心、次世代自動車においても5つの事業のシナジーにより他社に負けない新製品開発に向け社内研究陣にはっぱをかけています。
ちなみに写真は、昨年試作した超電導モーター搭載車、その実用化にはまだまだ時間がかかりますが、自動車をはじめとする移動体への超電導技術の開発にも注力中です。
松本正義|
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2009年04月13日 09:15
ニュースレター「SEI WORLD」をリニューアルしました。
今回は事務局からの依頼で、ニュースレター「SEI WORLD」についてご紹介します。
「SEI WORLD」は、当社の事業活動をお客様やお取引先の皆様方にご紹介するPR誌として1977年10月に誕生しました。その創刊号には、当時の亀井社長の『当社の製品を販売していただいている代理店・特約店や問屋の方々あるいは広く当社の事業にご協力願っている関係会社の方々に、当社の事業全般に関する活動状況を随時お知らせすることにより、一層ご認識を深めていただくと共に、当社と皆様とが一体となって総合力を発揮し、相共に繁栄するための紐帯ともなればとの考えから発刊したもの』との巻頭言にスタートの心が印されています。
この32年の間に、当社の連結売上高は約5倍、連結子会社は7社から約300社へと、当社グループの事業領域や事業を展開する国・地域の拡大に伴い、Stake Holdersの方々も増え、CSR活動も進展しています。
そこで、製品・技術情報に加え、当社グループの事業活動全般、すなわち「Glorious Excellent Company」の実現に向けた取り組みを積極的に発信し、Stake Holdersの皆様とのコミュニケーションのさらなる深化の一助となるよう、2009年4月号より住友電工グループ ニュースレター「SEI WORLD」として一新しました。
妙齢の女性社員の声を採用し、デザインは雑誌風の視覚に訴える、ソフトなものになっています。また、表紙は、特集記事と連動して毎月新たなイメージにしていくようです。因みに4月号では、「住友電工グループ ビジネスフィールド」と題した特集記事で、当社グループの製品が社会の様々フィールドで活躍する様子を紹介しており、表紙にはジオラマ風に加工した本社周辺の街並みを使用しています。
今後とも「SEI WORLD」が、Stake Holdersの皆様との紐帯となるよう、充実を図っていきますので、ご愛顧のほど宜しくお願いします。
※「SEI WORLD」は当Webサイトにも掲載していますので、是非一度ご覧頂きますようお願いします。(事務局より)
■「SEI WORLD」 URL:http://www.sei.co.jp/newsletter
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2009年04月09日 13:19
伊丹の稲荷祭
先日の日曜日、創業祭である稲荷祭を各地区で開催、今年は社会人としての第一歩を踏みだし、かつ一番長く勤め、愛着のある伊丹製作所で参加しました。
早朝の9時から所内の稲荷神社に伊丹製作所の幹部約100名が集まり、安全祈願を行いました。近隣の東天神社から岸田宮司様にお越しいただき、笙(しょう)、龍笛(りゅうてき)、篳篥(ひちりき)の三管と楽太鼓が厳かな音色を奏でるなか新しい1年の安全と発展を祈念しました。
当日は、社員やそのご家族をはじめ、地域の方やOBなどもお招きし、ちょうど所内の桜も見頃を迎え、幸い天気にも恵まれたこともあり、約1,600名の方に参加いただき、大変賑やかな稲荷祭となりました。
安全祈願が終わると、所内でいろいろな行事が催されます。今年も伊丹市立西中学ブラスバンド部の生徒皆さんによる演奏会は、お祭りを大いに引き立ててくれました。また、大きな声援があがっていた職場対抗ソフトボール大会では、研究チームが優勝、仕事の面でも活躍してくれるものと期待します。
また、伊丹消防署のご協力により、消防車「119ちゃん」(愛称)、子供用防火衣、顔出しパネルなどを展示、また300名を超す方が参加した子供餅つき大会など、子どもたちも楽しんでくれたようです。
当日は、社員と会社の持ち寄りによるチャリティバザーも開催、約3万円の売り上げがあったとのことで、伊丹市社会福祉協議会へ寄付をさせていただく予定です。
私は、今年も安全祈願の後、模擬店をちょっと覘いたら懇親会場へ直行、懐かしいOBの方々と久方ぶりに交流、第二の人生でのご活躍等元気な姿に触れることができ大満足でした。残念ながら外での行事にはほとんど参加できませんでしたが、小豆ときな粉のお餅をお土産にいただき、家路につきました。
この1年のすこやかなることを祈念した稲荷祭、社員やご家族、地域の方々の明るい笑顔を拝見し、来年も是非元気で皆に会えるよう、張り切っていこうと気合いを入れた1日でした。
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2009年03月27日 09:37
ETCの普及と渋滞情報
政府の追加景気対策の一つとして、高速道路料金の値下げが28日から全国の高速道路で実施されることになりました。
この割引が適用されるためにはETC車載機が必要なことと、3月末までの限定措置として新規購入助成金制度が設けられたため、全国の販売店でETC車載機購入者が殺到し在庫がない状態が続出しているそうです。
ETCは、料金所の渋滞解消、キャッシュレス化による利便性の向上、管理費の節減等に効果があり導入が進んできました。現在では、ETC車載機搭載車は、自動車全体の約3割の2296万台に到達し、高速道路の延べ利用者の77%に達しているとのことで、今回の措置で、更に搭載率は高くなることが見込まれます。
さて、全国に先立ち20日から、東京湾アクアラインと本州四国連絡高速道路で値下げが始まりました。私の故郷の淡路島へ行く際によく利用する明石海峡大橋の通行料金も相当安くなりました。神戸西ICから洲本ICまで3650円、鳴門まで行くと5450円かかったものが、たったの1000円になります。早速、20日は、5月並みの好天に恵まれたこともあり、道路や駐車場に混雑がみられたようです。
これからも、土日祝日には、この値下げ効果で高速道路を利用する人が増えるのではないでしょうか。そうなると道路や駐車場の混雑状況がますます心配になります。
当社は、残念ながらETCシステムの製造はしておりませんが、短期間に何度も料金改定が行われたり、曜日や通行時間帯などで変化する複雑なETC料金を算出するためのETC料金算出ソフトウエアを開発・販売しており、ドライブプランニングなどのサービスの一機能として活躍しております。また、当社が得意とする道路の渋滞状況を検出するトラフィックカウンター(交通量計測設備)やサービスエリア及びパーキングエリアの満空情報提供システムでは、大いに貢献していきたいと考えています。
今回の高速道路料金の値下げでは、道路・駐車場が混雑すること、更には競合するフェリー会社の経営対策などを心配される向きもあります。5000億円の財政規模に見合った、地域振興、ひいては日本経済全体の活性化につながってくれることを期待します。
松本正義|
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2009年03月26日 09:58
新線開通
阪神なんば線(尼崎~大阪難波)が3月20日(土)に開通しました。近鉄難波から阪神西九条の間、3.8㎞間に、桜川、ドーム前、九条の新しい3駅が完成し、阪神電車と近鉄電車が相互直通運転で結ばれることになりました。これで、神戸、大阪、奈良の3都市の行き来が更に便利になりそうです。
ちなみに、阪神なんば線には、当社のトロリ線をご利用いただいています。
トロリ線とは、移動体へパンタグラフを通して給電する接触電線で、新幹線や在来線、地下鉄、モノレール、新交通システムといった鉄道関連から、工場などのクレーン用途など幅広い分野で使用されている製品です。
特徴は、電気抵抗が小さいことはもちろん、パンタグラフと接触しますので強度や耐摩耗性、耐熱性、耐食性が大きいことです。材料としては、阪神なんば線では銅に錫を0.3%添加し硬度を高めた合金を使用していますが、純銅トロリも多くの鉄道で利用されています。また、地下鉄など、天井とのスペースが狭いところでは、剛体トロリという製品が利用されています。
当社のトロリ線は、1914年に開発、第一号は東京市(現在の東京都)に納入されました。以来、国内の様々な鉄道(最近では京阪・中之島新線、東京都交・日暮里舎人ライナー)はもとより、海外では台湾高速鉄道、いわゆる台湾新幹線でも利用されています。
さて、この阪神なんば線は、京セラドーム大阪、阪神甲子園球場へ行くには大変便利で、野球ファンの皆さんにとっては、ありがたい存在になりそうです。
3月21日(土)から、春の選抜高校野球大会が、リニューアルで生まれ変わった阪神甲子園球場において熱戦の火蓋が切られましたが、早速、野球観戦のために乗車された方も多いのではないでしょうか。
阪神甲子園球場のリニューアルは、昨年の内野に引き続き、今年はアルプス・外野、そして銀傘と照明塔が新しくなり、球場本体のリニューアルが完成し、選抜高校野球で始めてのお披露目となりました。初日の第3試合が、早速、ナイターとなり照明塔に灯りがともりましたが、ちなみに、ここでも、当社のグループ会社の6600v電力ケーブルを使っていただいています。
新しい甲子園が起爆剤となって関西経済が活性化することを期待しています。
松本正義|
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2009年03月25日 13:34
WBC2連覇
WBCで侍JAPANが2連覇の快挙を達成しました。決勝の相手、韓国とは2勝2敗の五分で迎えた試合だけに、国民の関心を集め視聴率も、平日の昼間の時間帯にも拘わらず平均36%を記録したとのことです。(もちろん、私自身はリアルタイムで見ることはできなかったわけですが。)
韓国、日本の選手の皆さんは、それぞれの国民の熱い期待を背負っての試合となり、本当にお疲れ様でした。注目の決勝戦は、延長戦までもつれ込み、双方が拮抗した実力を存分に発揮されたのではないでしょうか。
日本チームは、決勝に進むまでに、アマチュア世界一のキューバ、大リーガーを揃えた米国を次々に破った戦いぶりは、緻密でスピードのある日本の野球のすばらしさを世界に大いにPRする結果となりました。
かねてから本ブログでも披露していますように、私はスポーツをすることはもちろん、観ることも大好きです。特に、野球は小学生のころ、地元の洲本高校が選抜高校野球で優勝したこともあり、中学時代には野球部でピッチャーをやっていました。
原監督のリーダーシップのもと、決勝点をあげたイチロー選手や3勝をあげた松坂投手など大リーグで活躍している選手はもとより、登板のたびに好投した岩隈投手、そして当社伊丹製作所がある伊丹市出身の中島選手、田中投手、など、全員野球の勝利は、日本企業が目指す形であり、見ている私たちの心も熱くさせてくれました。本当にありがとうございました。
松本正義|
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2009年03月12日 10:53
一橋大学関西アカデミア
日に日に春の到来を感じるようになってきているのとは反対に、世界経済は一段と深刻さを増していますが、去る3月7日の土曜日に大阪の西天満にあるザ・フェニックスホールにて「金融危機から経済危機へー景気の行方と政策対応」と題して開催された公開討論会を傍聴してきました。この公開討論会は、一橋大学が社会貢献活動の一環として昨年からはじめた関西エリアを中心とするシンポジウムや講演活動「一橋大学関西アカデミア」(※)の第3回目の講座であります。今回は、大阪大学との共催で、両大学の経済研究所等の先生方と日本銀行金融研究所の高橋所長をコメンテーター、パネリストとして行われました。
テーマは100年に一度といわれる金融危機の本質、景気後退とマクロ経済政策、現下の雇用問題と政策課題、金融危機と国際政策協調ということで、まさに我々が直面している問題の核心に迫る内容であり、非常に興味深く聞かせてもらいました。
サブプライムローンに端を発した金融危機は起こるべくして起こったこと、外需依存が高まっていた日本への影響が非常に大きく、08年度、09年度のマイナス成長はやむをえない状況であること、また北米金融市場に大きな投機を行っていた欧州はもっとも痛手を被っており、欧州経済の落ち込みはまだ底を打っていないなど、先行きへの見通しは一様に厳しいものでありました。一方、こうした厳しいときこそ、円が強くなっている日本にとっては円を担保としたM&Aの展開などチャンスもあるのではないか、あるいは、不況期こそ回復期に備えた教育訓練投資の意味がある、などの話もありました。
こうした中で国際的な政策協調がさらに必要であり、各国のさまざまな金融・財政政策に期待が高まってきていますが、こうした政策の在り方についてはパネリストの専門家の間でも激論が交わされ、こういう時こそ財政支出が必要との意見や、財政支出の効果は期待できないなどの意見がでて白熱したものになりました。結論としてはばらまきではなく、いかにムダを排した社会にとって意味のある施策を行えるか、需要喚起につながるような財政政策が実行できるかが鍵、といったところだったようです。
また、景気悪化局面での雇用問題については規制強化で解決できる問題ではないことや、また厳しい雇用環境を乗り切るために各国で試みられてきたワークシェアリングの難しさなどについても議論がありました。
全般的にはマクロな視点での政策論を中心としたアカデミックな内容ではありましたが、この厳しい環境下においてやるべきことは、徹底的にムダをなくすこと、また来るべき景気回復時に備え教育訓練投資をすべしなどといった話はまさに、当社グループの当面の経営方針である「身の丈にあった組織・コスト構造の再構築」「内部固めの拡大と深耕」「教育再武装運動の強化」であり、この3つの経営方針の実行に一丸となって取り組んでいく必要があることを改めて確認することが出来、有意義な勉強会でした。
(※)「一橋大学関西アカデミア」については、
一橋大学の下記ホームページをご参照願います。
http://www.hit-u.ac.jp/extramural/kansai-a/index.html
松本正義|
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2009年02月18日 09:30
伊丹市陸上教室、伊東浩司先生ありがとう
先週の14日(土)、伊丹市中学生陸上教室に参加し、久方ぶりに、若い方々と一緒に陸上トレーニングで気持ちのよい汗を流しました。
この教室は、昨年秋のブログでもご紹介しましたが、伊丹市陸上競技協会と当社が共催で、100mの日本記録保持者、甲南大学准教授の伊東浩司氏を講師にお迎えし、昨年11月から月1回のペースで開催してきました。
私は、第1回と今回とで2度目の参加となりました。
当日は、10時からのスタートでしたが、張り切って30分早く住友伊丹総合グランドにかけつけました。前日からの雨の影響でグランドが使用できず、体育館内でのトレーニングとなりましたが、伊東さんから雨の日のトレーニング方法を教えてもらえるいい機会となり、将来のトップアスリートを目指す中学生の皆さんには大きな収穫となったのではないでしょうか。
今回も、100名近い中学生の皆さんに混じり一緒にトレーニングに参加しましたが、柔軟運動にはじまり、体幹を鍛えながらバランスをとり無駄のない動きを体得するコツなど、伊東さんが長年研究してこられたトレーニング方法を学ぶことができ有意義でした。
私は前回少し張り切りすぎたことを反省し、最初は押さえ気味にいきましたが、最後のインターバル走では力が入り、我ながらきれいなフォームで走れたと自画自賛しています。
伊東さんから中学生の皆さんに対して、「トップアスリートになれるかどうかの決め手は、体力・技術力は勿論必要ですが、それは15%ほどで、85%は精神面に負う所が多い。集中力を持続させるための訓練をつむことが大切、そのためには人の話を真正面から聴く姿勢を身につけるなど日頃からの取り組み姿勢が大切ですよ。また、上達するためには『勝ちたい』という強い意識がないとだめで、いかにその意識を持続させるかが大切です。」というような話がありました。
トップアスリートに求められるこのような視点は、企業経営・ビジネスにも通ずるものがあります。厳しい環境でも何とかして事業を軌道に乗せるため、相手から信頼を得るためには、戦略、技術も勿論必要ですが、最後は、何があっても成し遂げるという完遂意欲が決め手になります。伊東さんの話を聞いて、陸上トレーニングでつかの間忘れていた会社経営に新たなファイトが湧いてきました。
それにしても、中学生の皆さんの成長には目を見張るものがあります。
伊丹市陸上競技協会の方からご紹介がありましたが、この教室を受けたことが一つのきっかけで、2月に開催された2009日本ジュニア室内陸上競技・大阪大会の60mハードル競技で4位入賞という非常に優秀な成績を残した選手がいたとのことです。もちろん日頃の鍛錬の賜物だと思いますが、早速、本教室の成果が形になって現れ、関係者の皆さんとともに私にとってもうれしいニュースでした。
当社の伊丹製作所は、周囲は住宅街で、昆陽池公園が近くにあり、非常に環境のよいところにあり、長年地域の皆様からご理解とご支援をいただき発展してきました。そのご好意にお応えするために社会・地域貢献活動の一環として共催した陸上教室でしたが、このような交流を通じ、地域の方々とのつながりが深まり、当社をより身近なものに感じていただけたら幸いです。また、未来を担う子供達が、それぞれに大きな目標をつかみそれに向かって大きく飛躍してくれることを期待しています。
さて、2時間、みっちり体を動かした後は、大学でのご指導や講演会などでお忙しい中、こころよく講師を引き受けて下さった伊東さんにも出席いただき会食を行いました。
当日は、当社の陸上部OBも、数名がかけつけ参加してくれましたので、旧交を温めることができました。皆、お腹が出てきたり、足が上がりにくくなったりと、往年の頃とはそれぞれに変化が出てきていますが、皆、陸上への情熱は熱く心は現役のままです。OBの中には大阪府のマスターズ大会の100m・200m記録保持者の方もおられ、その方面でも、新たな闘志を高めるよい機会となりました。
汗を流した後の一杯は、いつものビジネスでの一杯とは趣も異なり、また格別でした。自分の限界へ挑戦し続けるアスリートの皆さんの熱い話に耳を傾けて、杯を重ねるうちに、あっという間に2時間超が経過、流した汗を軽く上回る量のおいしいお酒をいただいてしまいました。
4回にわたり実施してきました陸上教室は、今回でひとまず終了となります。開催にあたりご尽力いただいた全ての関係者皆様に、あらためて御礼申し上げます。
松本正義|
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2009年02月13日 09:43
MKP、GKP、KKP
先週のブログ「3つの経営方針」で、「内部固めの拡大と深耕」と「教育再武装運動の強化」を加速化するため、MKP、GKP、KKPを立ち上げたという話をしました。ブログ読者の皆さんには聞きなれない言葉だと思いますので、改めて、その内容を紹介しようと思います。
以前ブログでもお知らせしましたが、昨年10月に住友電工グループのモノづくり人材育成の中心施設として、伊丹製作所にテクニカル・トレーニング・センター(以下TTC)を開設し、階層別、機能別、ニーズ別研修などの100を超える講座をスタートさせています。
今回新たにスタートしたMKP、GKP、KKPは、このTTCが中心となって進め、当社グループのS(安全)E(環境)Q(品質)C(コスト)D(納期)D(開発)における体質強化を目的とした実践型の研修プログラムです。
MKPとGKPは、現実にあるSEQCDD課題の解決をとおして、モノづくりの革新・改善を担うプロフェッショナルな人材を育成するためのプログラムで、それぞれ、モノづくり革新プロ実践道場(MKP)、現場改善プロ実践道場(GKP)が正式な名称です。
MKPでは、各事業部門の将来の工場長や製造部長候補生である入社15年前後(主査~主席クラス)のエンジニアを年間30名程度選抜し、3週間の集合研修のあと2人一組となり6ヶ月~最長2年間の全社的なテーマに取り組みます。実践道場の名に相応しく、原理原則の習得に加え、現実の課題解決に取り組むことで、集中してその実行力を養うものです。これにより、各部門の総合革新を担うプロジェクトリーダーとなる人材を育成し、これまで手が回っていなかったSEQCDDの本質的な課題も解決するという二兎を追う計画です。
すでに1月中旬から、「電子機器用電線の工程内不良ゼロへの取り組み」、「自動車用部品の生産プロセス再点検による総原価低減活動」等、当社グループの長年の重要課題である8つのテーマに取り組んでもらっています。
GKPは、その生産現場社員版にあたり、入社15年程度のラインリーダークラス(班長候補生)を年間60名程度選抜し、2人一組となり、3ヶ月の間、実践的な複数テーマに取り組み、国内外製造拠点の改善活動推進を担うリーダーの育成とSEQCDD課題の解決を目指しています。
こちらでは、「検査工程のセル生産化」「工具製品の生産リードタイム短縮」「産業素材製品の不良ゼロ化」など、各工場の重点課題をテーマとして、2月中旬からスタートする予定です。
次に、KKPは、製造現場の全員が参加し、工場全体のモノづくり力を底上げしていくための研修で、工場基盤強化プログラムの略です。
SEQCDD活動における安全、品質をはじめ、あるべき姿を現場社員全員で、再確認し(気付き)、必要によって標準を決め(改め)、決めたことを守る(維持していく)ことでメーカーの原点である工場の基盤固めを行うというものです。
今回、研修を進めるにあたり「工場のあるべき姿」に相応しいモノづくり基準を定め、グループグローバルへの横展開も狙っています。最初の1週間は座学で知識教育を行い、1か月間の実践を加え、自らの職場を自らの手で整備していくというもので、製造現場の社員全員が受講することを目標としています。こちらも、1月中旬の伊丹を皮切りに、熊取、佐賀、宇都宮、室蘭、岡山など、グループ会社を含めた国内の工場で順次実施し、毎月500人、年間で6000人規模の現場社員が研修、テーマ実践に参画する予定です。
私は常々、社員の皆さんに、たゆまぬ自己研鑽に努め、業務遂行能力を高めるようお願いしてきました。また、「SEIユニバーシティ」もソフト・ハード両面から充実させてきました。前回も言いましたように、現在の厳しい状況を抜け出し、再び成長軌道に乗っていけるかは、社員一人ひとりの能力向上にかかっており、この研修プログラムはスタートしたばかりですが、その成果に大いに期待しています。
松本正義|
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2009年01月28日 08:40
オバマ大統領就任演説に想う
先週1月20日、オバマ米国大統領の就任演説がありました。約200万人の大観衆が見守る中、米国のおかれる厳しい状況を率直に示し、国民とともに立ち向かう「責任の時代」を強調、米国の誇りを取り戻し、夢に向かっていこうと呼びかける内容で、人々の熱狂振りに圧倒されるものでした。
演説の中で、「我々が挑戦する課題は新しく、それに立ち向かう手段も新しいが、成功の礎となる価値観は古い。それは、『誠実honesty』と『勤勉hard work』、『勇気courage』と『公正fair play』、『寛容tolerance』と『好奇心curiosity』、『忠誠心loyalty』と『愛国心patriotism』などだ。これらは普遍の真理である。今求められているのはこうした真理に立ち戻ることだ。」と8つの価値観の必要性を述べています。
確かブッシュ前大統領は、就任時『礼節civility』、『勇気courage』、『思いやりcompassion』、『品格character』の4つの徳目を掲げていました。今振り返ると、実行されたかどうか判断に迷うところですね。
さて、足元の景気は、長い暗いトンネルに入ってしまった状況で、誰しも、明るい光を求める気持ちは同じです。現在の熱狂ぶりはオバマ・バブルだ、過剰な期待も失望に変わるかもしれないといった見方もあるそうですが、100年に一度の危機と言われるこの不景気を、オバマ効果で吹き飛ばして、金融市場に早く信頼が戻り、実体経済においても需要が再生することを期待せざるを得ません。
勿論、経営者として、現状を楽観視しているわけではありませんし、厳しい市場経済において誰かが助けてくれるという他人任せでは生き残れないことは当然のこと。当社も、危機を乗り越えるために、「身の丈にあった組織・コスト構造の再構築」、「内部固めの拡大と深耕」、「教育再武装運動の強化」をキーワードに、社員一人一人が健全な危機意識を共有し、より強靱な企業体質への転換と、次の成長局面を牽引する人材の育成に徹底的に取り組もうと決意を新たにしたところです。
松本正義|
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2009年01月27日 09:20
大相撲初場所、横綱朝青龍の復活に沸く
私は大相撲が好きです。名古屋勤務時代は、名古屋場所開催時は必ず見に行っていました。さすがに平日はTVの生中継は見ることができませんが、主な取り組みは、帰宅後、スポーツニュースでほとんど毎日見ています。今年の初場所は、左ひじ痛のため3場所連続休場し引退の危機を取りざたされていた横綱朝青龍に世間の注目が集まっていました。その横綱朝青龍は、周囲の予想を覆し初日から14連勝、25日の千秋楽は横綱白鵬との横綱対決となり、私は自宅でその様子をTV観戦しました。
私の場所前の予想では、さすがの朝青龍もここまで来るとは思っていませんでしたし、3場所連続で優勝している横綱白鵬の最近の充実ぶりから実力的には白鵬に分があるとみていましたが、横綱相手に2番続けて勝てるかどうか?と優勝は五分五分と予想していました。結果は、予想通り本割りは一方的な相撲で横綱白鵬が勝ちましたが、優勝決定戦では横綱朝青龍が寄り切りで5場所ぶり23度目の優勝を果たしました。横綱朝青龍のここ一番での精神力の強さが際立った場所でした。
完全復活をアピールした横綱朝青龍でしたが、その悪童ぶりも健在で、初日の小結稀勢の里戦での土俵を割ってから相手の顔面に左右の突きを入れての駄目押しや、11日目の大関琴欧州戦で左腕を振り回すなど、まだまだ、横綱としての「人格問題」は尾を引きそうです。それでも、新聞報道で観衆の大部分が朝青龍の負ける姿を見たくて集まっているというコメントがあるほどの逆境の中で、負けた直後の優勝決定戦に勝ち万雷の歓声を浴び観衆の心をつかんだ朝青龍の負けん気の強さ、勝利への執念には本当に感心させられます。不祥事続きで低下ぎみだった視聴率は、今場所は両横綱の充実ぶりのおかげで15日間とも15%を超え大相撲人気も持ちなおしたようです。
翻って、未曾有の経済危機に襲われている経済界は、まさに「需要の蒸発」、周囲を見渡すと惨憺たる状況になりつつあります。この厳しい経済環境が当分続くとの見通しが大勢を占めていますが、GLORIOUS EXCELLENT COMPANYを目指す住友電工としては、「君子財を愛すこれを取るに道あり」の住友事業精神を堅持しながら、横綱朝青龍の精神力、集中力を見習って、企業体質の強化に努め、いつの日にか、新技術、新製品で社会を明るくできる日が来ることを目指していこうと思っています。
松本正義|
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2009年01月05日 15:43
新春をむかえて
みなさん 新年あけましておめでとうございます。
本年の正月休みは例年になく長く、私も9日間休ませてもらいました。
みなさんはいかがでしたでしょうか。
休みというのはいつものことですが、またたく間に終わってしまい、休み最後の日が近づいてくるとなんとなく憂鬱な気分になってしまいます。ところが本年はこの悲観的な社会経済状態を考えますと、早く職場に戻り会社の業績を落とさないよう、しかるべき手を打ちSTAKE HOLDERの方々にご迷惑をかけてはいけないとの気持ちが先に勝ってしまい憂鬱どころではありませんでした。世界同時不況、しかも私ども現役経営陣が経験した不況の中では、その影響は最大規模でかつ最速で進行し、どこを向いても出口が見当たりません。
近年の不況を時間的に追ってみますと、1973~75年の第一次オイルショックによる不況、1990年初めの日本の土地バブル崩壊後の不況、そして、規模においては前2者に及ばないと思いますが2002年前後のITバブル不況と私たちは度々大きな景気の谷間を経験しこれらを乗り切ってきました。
今回の世界同時不況に対しては、各国政府がことの深刻さに共通の問題意識を持ち協調スタンスをとり、このような事態における最悪のシナリオである保護主義政策を避けるべく協力していることは従来の不況と大いに違う点であります。
現時点では、実体経済への影響は、おそらく2009年中に及び、アメリカの住宅市場の健全化をベースに金融経済への信頼感が市場に戻るには未だ1年はかかるでしょうし、そこから、実体経済の担い手の一般消費者の財布のひもが緩むには更に1年掛かるとすれば早くても2010年の後半まで『忍』の一字、会社の内部体制をきっちりと固め、来る回復期に全力でスタートダッシュできるように経営の舵取りをすることが肝要と思っています。
安岡陽明学によりますと、本年、己丑(つちのと・うし)は「正々堂々と迷乱を治める年」とのことですが、我が住友電工グループは、住友400年の事業精神(萬事入精、信用確実、不趨浮利)を念頭におき、身の丈に合った組織、コスト体系を再構築し、今までグループが十分な解決をなし得なかった経営課題に人材再教育と併せ徹底的に手を入れ解決していくこととし、本年1月よりプログラムに従い実行に移し筋肉質の組織の構築を目指しています。
本年も、みなさま方のご支援、ご指導をよろしくお願いします。
松本正義|
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2008年12月26日 15:13
皆さま、良いお年を
松本です。
2008年は本当に変化の激しい年でした。
前半の好調が秋口より一変し、特に10月以降、市場から潮が一斉に引き上げてしまった感があります。このままどこまでこの状況が続くのかと不安に感じておられる方が多いのではないでしょうか。
しかしながら、私は、必ず「陽はまた昇る」ことを信じておりますし、そうしていかねばならないという使命感のようなものを感じています。
カラ元気と言われないように気をつけていますが、リーダーに元気がなくなったらおしまいです。新しい2009年を実り多いよい年にできるよう張り切っていきたいと思います。
おかげさまで、このブログも、アクセス件数が昨年対比で30%増加したとのこと、また、会社のホームページへのアクセス件数も10%程度増加したとの話を事務局から聞きました。来る新年も皆様と楽しい交流ができることを楽しみにしています。
さて、社会や経済に激震を与えた2008年もあと残り5日となりました。会社は明日27日から休みに入ります。新年は1月5日から仕事始めになりますので、今回は9連休と長いお休みになります。来るべきチャンスにそなえ、充電することも大事です。このブログも、この間はお休みにします。
この年末年始を利用して、私も、いろいろ当社グループの方針や戦略、そして具体的な次の一手を考えたり、新年早々に幹部の皆さんへの要望等をじっくり練るなど、有意義に過ごしたいと思います。
それでは、皆さまも、しっかり骨休めをしていただき、どうか良いお年をお迎え下さいますようお願いします。
松本正義|
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2008年12月24日 16:04
同好会タウンミーティング
先日、当社グループの主要なスポーツ同好会の監督を集め、同好会タウンミーティングなるものを開きました。私の大好きな陸上をはじめ、野球、バレーボール、テニス、サッカーといったスポーツの面々で、当社グループの主要拠点である、大阪、伊丹、横浜、東京、栃木の各事業所から11名の監督に集まってもらいました。
私は、常々、社員の皆さんに、会社を仕事の場だけではなく、スポーツや趣味などインフォーマルな活動の場としても大いに活用し自己実現を図って欲しいと願っています。こういった活動を通して、相互のコミュニケーションが円滑に進み、会社での日頃の業務もうまくまわっていくと信じています。
社員の幸福度、満足度があがれば、仕事の面でも大きな成果を出してくれると信じているのです。
今回は、集まってもらった11名の皆さんから、同好会の目標や活動をする上での課題、問題点、会社への要望事項をいろいろと聞かせてもらいました。この前ブログで紹介しましたように、日本の頂点を目指している9人制バレーボール部や、伊東浩司氏にコーチに来ていただいて指導を受け、今後の活躍を大いに期待している陸上部の話や、少ないメンバーで何とかやりくりして大会に参加しているチームの実情にも触れることができました。
グランドや体育館などの練習環境や、選手の補強、トレーナーがいないなどの切実な問題や課題についても意見交換することができ、私にとっても監督の皆さんにとっても、有意義な時間を過ごすことができたのではないかと思います。
それぞれ、家庭もあり、地域社会もあり、その上、仕事と同好会にと、勤務時間後や土日の休みも犠牲にした多忙な生活を送っている皆さんですが、好きなことをできること、それこそが人生の至福であろうと思います。
私もできるかぎりの応援をしてやりたいと思いますので、監督、選手の皆さんは、これからも、アスリートとしての能力、技術の向上とその育成、そして、大会での成果を目指して練習に精進して欲しいと思います。
松本正義|
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2008年12月12日 09:22
住友電工大阪バレーボール部、櫻田杯優勝
当社大阪製作所の男子9人制バレーボール部が全国大会で優勝し、三宅監督、後藤コーチ、池ノ上キャプテン、東選手、岸本選手(いずれも当社社員)が、勝利報告に来てくれた時のことを話したいと思います。メンバーは写真を見てもらったらわかるように、並んで写る私との背の違いは明瞭で、中には190センチを越えるものもおり、社内でも目を引く存在です。社長の私に会うということで緊張した顔をしていたように思いましたが、皆、胸を張って私の質問に答えてくれ頼もしく感じました。
ここで、ちょっと、PRをかねて読者の皆さんに大阪製作所のバレーボール部についてご紹介をしようと思います。9人制バレーボールの全国レベルの大会は、7月の実業団選手権大会、10月の国民体育大会、11月の全日本総合選手権大会、そしてシーズン最後に12月の櫻田記念実業団選抜大会(櫻田杯)と4大会あります。
今回の勝利報告は、先日の12月6日(土),7日(日)に新潟県の長岡市で行われた第23回櫻田杯で全国大会では06年の全総合以来、櫻田杯としては10度目の優勝を果たすことができ、久方振りに選手たちからうれしい報告が届きました。当チームは、9人制の世界では、国内トップクラスの実力を備えていると自負していますが、実績でも97年から2006年まで10年連続で毎年、先ほどお話しした4大会のうち、いずれかの大会で優勝を果たす強豪です。しかし、残念ながら昨年度は、一つもタイトルもとることができず、無冠で終わり、その記録がストップしてしまいました。聞くところによると、昨年末は監督もキャプテンも責任を感じて、辞めると言っていたようですが、捲土重来、厳しい練習に励み心身を鍛え直し、チームワークを磨きあげ、今年最後の大会で無念を晴らすことができ、大満足のようでした。
先ほど、国内トップクラスという話をしましたが、実は、3年前の櫻田杯で優勝し、翌06年4月に韓国で開かれた日韓交流戦に日本代表として出場し見事優勝しましたので、その実力はアジアでもトップクラスということでしょうか。もしも9人制バレーボールの世界大会が開かれたら、かなり上位にいけるのではないか勝手に考えています。
選手たちはプロ選手ではありませんので、日頃は、普通通りの仕事をこなし、仕事の終わった定時後や土日に練習をしていると聞きます。また、中には昼夜交代勤務もおり、夕方練習をしてから夜勤に入るメンバーもいます。日頃の体調管理には心をつかっているのだろうなと感じ入りましたが、住友の事業精神に「萬事入精」という言葉があり、仕事だけでなく日常のこと全てに誠心誠意あたることを社員に求めている、今回の成果は、その実践があってこそのものと頼もしく感じました。
最近は、下り坂の事業環境の中、あまりいい話がありませんでしたが、陸上で現役を自称している私と同様、日頃から身体の鍛練を通し、まさしく「文武両道」を歩む選手たちにエールを送ることができ、明るい楽しい時間を過ごすことができました。
松本正義|
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2008年11月28日 09:12
伊丹市中学生陸上教室(2)
さて、約2時間のトレーニングということではありますが、その内容は多彩であり、特にスプリンターを目指す中学生にとっては、新鮮な内容であったのではないでしょうか。
全身を鍛えて、主に瞬発力をいかに養い且つそれを引き出すか、まさしく第一人者が教えてくれるわけですから、一言一言を自らのものとして、大きく心身ともに成長して欲しいと感じました。
まだ、中学生ということで、身体の成長度合いは様々ですし、これからまだまだ大きくなっていく子も多いと思います。今回の教室で身につけた正しい鍛え方により、陸上選手として飛躍的に伸びていくことになれば嬉しいですね。
何人か既に素晴らしい素質を見せているように思えましたが、足、特につま先の使い方などを教わって、早速効果が上がった子もいたように思いました。
私もそっと参加しましたが、それなりに2時間付いていけました。マスターズ陸上で優勝という野望(!)のためには、このくらいでへばるわけにはいきません。この跳躍を見ればまだまだいけるのではと自負しています。
伊東さんが、「松本社長は、誰よりも力強い走りで驚きました」と誉めてくれたというのはお世辞でしょうが、「明日或いは明後日以降のお身体大丈夫でしょうかねえ」と気遣って下さったのは有り難いですが、杞憂であったことは報告しておきましょう。日頃の鍛え方が違います(笑)。
終了後は、伊東さんも交えて関係者で会食を行いましたが、こちらは、私が走ることよりもっと得意とする分野でありますので、気持ちよく楽しく過ごしました。今回の教室のご関係者やお手伝いに来てくれた当社の陸上部員等々、スポーツに打ち込む皆さんの真摯な熱情を感じながらの懇親会でありました。
伊東さんが自らのブログでご紹介してくれています。
最後に、今回の伊丹市中学生陸上教室の開催に際して、ご尽力頂いた全ての関係者皆さんにお礼を申し上げて、大盛会の報告としたいと思います。
松本正義|
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2008年11月26日 13:40
伊丹市中学生陸上教室(1)
プレスリリースをご覧頂いた方も多いと思いますが、中学生の陸上競技選手の競技力向上を支援するために、当社は伊丹市陸上競技協会と共催で、「伊丹市中学生陸上教室」を11月22日(土)に開催しました。
当社の伊丹製作所は、1941年に開設して既に還暦も超え、市最大の生産工場としての輝かしい歴史を積み重ねていますが、過去もそして現在もこれからも、地域に密接に繋がった活動を行い、地域社会の一員として愛される存在でありたいと考えています。
工場見学会や地域コミュニティ紙の発行、清掃活動参加や緑化推進などの地域貢献活動の一環として、地域スポーツの振興を図るために、今回の教室を共催致しました。
勿論、今回の教室の主役は、伊丹市の中学校6校から集まった九十人の陸上部の皆さんですが、とはいうものの、講師としてお見え頂いた伊東浩司氏に注目が集まるのは当然であります。
伊東氏は、ご紹介する必要もないでしょうが、「現」100m日本記録保持者、1998年12月アジア大会で樹立したその記録10秒00は、非アフリカ系選手としては、昨年カタールの選手に破られるまでは最高記録であったということからも、現役当時は日本というよりアジア最速スプリンターで『アジアの風』というニックネームにふさわしいご活躍でした。
現在は、甲南大学で准教授として学生を指導するとともにスポーツや健康について更に深く研鑽を積んでおられますが、写真の通りまだまだ現役として通用するような精悍なスタイルでありました。
わたしも「走る社長」としてそれなりに鍛えているつもりですが、さすがに二人だけで比較されると少々差があるかも知れませんね。
ご覧の通りで、当日は快晴で風もほとんど無く、この時期としてはベストな天候に恵まれました。会場となった住友総合グラウンドも、芝生部分を存分に使ってトレーニングを行うことが出来ました。
実際に行われた、伊東さんの陸上部中学生へのコーチングは、受講者にとってなるほどと思うところが非常に多かったのではないでしょうか。
もちろん、伊達にトレーニング姿をしているわけではありません。わたしもみっちり2時間に亘って、一緒にコーチを受けて参りました。その当たりの実際の様子は次回に廻しましょう。
松本正義|
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2008年11月13日 08:45
リーディングカンパニー「住友電気工業」
随分、大げさな題名で恐縮です。リーディングカンパニーと自ら名乗るのも少々おこがましいのですが、実は本の題名です。
このたび、出版文化社より、同社新書のひとつであるリーディングカンパニーシリーズで当社がとりあげられることになったというわけでありまして、折角ですからこの機会にPRしようかと思います。
今年から始まったシリーズですが、半年間に5社ずつでまだ10社にしかならないそうです。これから増えていくのでしょうが、早いうちに選んで頂いたのは気分が良いですね。出版文化社のご担当の方の見識に感謝します。
中味は、「住友電工のすべて」について簡潔にまとめるとともに、日刊産業新聞の俊英松尾聡子記者による「今」、鉄鋼非鉄業界のNO.1アナリスト山口敦氏による「先」、そしてグループ社員六人衆のほか、不肖私のインタビュー記事も掲載されています。
「業界屈指の技術力で世界へ 400年のDNAが進化を続ける!」と帯に宣伝されていますが全くその通りであり、住友電工はまだまだ発展途上、Glorious Excellent Companyを目指して、一層進化を続けていきたいですね。
なお、本シリーズは、主に就職活動・企業・業界研究等に使用でき、役立つ情報が盛りだくさんの新書シリーズとして、今後もパワーアップしていくとのことです。全国有名書店やAmazon等で購入可能ですので、興味ある方は是非ともお買い求め頂きますようお願いします。
■出版文化社 リーディング・カンパニーシリーズ 住友電気工業
<本稿は、事務局より松本社長にお願いして執筆頂きました。>
松本正義|
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2008年10月28日 08:50
中国の古都・杭州と西湖
私は、これまで数えきれない程中国に参りましたが、杭州は今回初めてでした。杭州は、中国六大古都に数えられる歴史ある街で、その起源は秦代にまでさかのぼり、呉越国又南宋の都として栄えた都市です。往時の面影が随所に垣間見えますが、なんといっても杭州の中心は西湖と言えます。
朝6時前後から東の空が明るくなってまいります。西湖が一望のもとに見えるホテルで、7階の部屋から明けていく朝の西湖をながめていました。山々を背景に朝霧が湖面を覆い静かに漂い、そして眼前から消えていく、とそこに、湖中の島、湖畔に点在する旧い塔や亭がうっすらと姿を見せて参ります。なかなか感動的でした。
早速、着替えをして地上に降り、限られた時間を有効に使うこととしました。朝早くから観光客が訪れ、声高に仲間と話をしています。きっと西湖の美しさに驚いているのでしょう。公園では太極拳を楽しんでいる人々、又黙々と散歩をする人達、ベンチに座って朝食をとっている人もあり、金曜日の早朝にしては、活気のある西湖のほとりでした。
私は白居易が杭州の太守として赴任したときに作った白堤(両岸は桃と柳が植えられており、春はきっと『緑紅に映ず』の風光明媚な堤が人々を楽しませてくれるのでしょう)を渡り、北宋の蘇東坡が杭州の知事として赴任した時に、白居易の真似をして築いた蘇堤も足早に渡って参りました。
両堤ともいやがうえにも西湖の景色を美しくあでやかなものとしています。柳、梅、桃、金木犀等いかにも中国らしい草木が植えられており、しかも清潔な湖畔の散歩道は、西湖を訪れる旅人の心をなごませてくれました。
西湖の美しさは、長い長い年月を掛けて中国人が自然と人との智恵を融合してきた結果なのでしょう。そうそう、西湖は、春秋時代の越の美女、西施(中国四大美人の一人、浙江省出身)の美しさにたとえて名付けられたと言われていることも忘れてはなりませんね。
では、七言絶句にて余興一題
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松本正義|
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2008年10月08日 15:40
2つの号外を見て
昨日(10月7日)のことですが、2つの号外が発行されました。お昼には日本経済新聞の『株価日経平均1万円割れ』、午後には各紙の『南部、小林、益川、日本人3氏がノーベル物理学賞受賞』という号外です。
後者は、日本人の受賞は6年振り、小柴(物理学賞)、田中(化学賞)両氏以来ということで、思わず快哉を叫びたくなるニュースでありました。受賞内容は、日本のお家芸とも言える素粒子研究であり、湯川、朝永両博士以来の輝かしい歴史に新たな栄光が刻まれたことには、深く敬意を表したいと思います。
新聞等で読んだだけでは理解するにも苦労しますが、南部氏の発見した「自発的対称性の破れ」は質量の起源などの理論的説明につながるもので、その後も数十年間に亘り、米国在住で第一線の研究者として活躍してきたとのこと。
そして、小林、益川両氏は、小林・益川理論により素粒子のクォークが6種類あることを予言し、現在の素粒子物理学の3つの基本的な力を説明する標準模型の確立に大きな貢献をなしたと書かれています。
クォークは、物質を構成する基本粒子で、その当時は4種類が予言され、残り1種類は見つかっていない状況であったにも拘わらず、一気に6種類を予言したという魅力的な説明を聞くと、両氏の柔軟な発想に感心します。
昨今では、クォークのさらに先、それを構成する基本的単位を弦と捉える南部氏が提唱した弦理論をもとに創り上げられた超弦理論(超ひも理論)などにより、宇宙の始まりや4つの基本的な力の統一といったテーマへの挑戦が進んでいるとのことで、凡人にはなかなか理解困難な分野ですが、日本人の研究者のさらなる活躍に期待したいところです。
という素晴らしいニュースに引き替え、前者の号外は少なからず憤然として眺めるしかありませんでした。
本ブログでも再々注意喚起したサブプライムローンの破綻に伴う米国金融証券業界の経営不安は、グローバルな実体経済に対しても大きな悪影響を与えつつあります。
特に、日本経済に関して言えば、不動産バブルの教訓もあり金融関連にはさほどの影響は無く、また長期間に亘り緩やかな成長が続いていたことで、各社業績にも余裕があったであろうと思うのですが、そういった実態には関係なく、海外からのヘッジ売りの圧力は大きく、株価は全面的に下がり、とうとう情報バブル崩壊等により企業業績が悪化した5年前の水準、日経平均10000円割れにまで落ち込んでしまいました。
その当時も私はボードメンバーの一人であり、大変な事態が到来したと思いました。本当に「歴史は繰り返す」ですね。
当社の株価も全く冴えない状況で、経営者として忸怩たる思いがありますが、さすがにこのパニック売りの中で慌ててもどうしようもないので、全グループ社員に、「慌ててはいけない!」と、企業価値向上に向けた王道、すなわち企業体質の強化を徹底するとともに、業績確保に向けて取り組んで行くように指示しました。
技術立国という言葉がありますが、今回の受賞を始め、まだまだ日本には新しい技術創造への力が残っていると信じています。しっかりした技術基盤をベースにして、速やかに業績の向上に取り組んで参ります。
松本正義|
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2008年09月26日 09:30
ダイヤ新幹線時刻表
住友電工は、オリジナリティのある事業や製品、サービスを通じて、お客様にひいては世界に貢献することを、経営理念の中核に据えています。
その創業から現在に至るまで、世界に誇る新技術を数々生み出していますが、その中でも見た目にわかりやすいと言えば、人工ダイヤモンドにとどめを刺すかも知れませんね。
このブログでも、以前にテレビ番組との兼ね合いでダイヤの話をしたことがありますが、地球で産出される物質で最も硬く、最も熱伝導率が良く、最も熱膨張率が小さく、最も音を早く伝える物質『ダイヤモンド』。
そのダイヤを人工的に安定して造り出すことができるのが、我々住友電工です。
どうしてもダイヤと聞くと、宝飾用のダイヤを考えがちですが、われわれの主要製品は工具類が中心で些か美しさには欠けるかも知れません。
折角の人工ダイヤモンド、今回イメージ写真を撮影して、当社の高い技術のPR戦略の一環として東海道新幹線のポケット時刻表に載せてみました。
事務局によれば、『ダイヤ(モンド)のダイヤ(グラム)』と洒落たそうです。あまり上等の洒落とは言えませんし、本来ダイヤグラムは時刻表とは少々意味が異なりますが、時刻表だけに、ダイヤのように手堅く、早くということでお許しを頂き、ご愛用願えれば幸甚です。
ちなみに、10月以降のダイヤ編成に合わせたこのポケット時刻表ですが、主要新幹線各駅に配布されるとのことであります。他の会社のものも含めてランダムに提供されるとのことですので、是非、黄色いダイヤがお目にとまったときにはお手にとって頂きたいと思います。
松本正義|
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2008年09月24日 09:10
「テクノピア」を見学
当社グループの東海ゴム工業株式会社は、自動車用防振ゴムを中心に様々な事業に進出し、ユニークな製品と高い品質により発展している会社です。
その東海ゴムが7月末に竣工した技術研究所「テクノピア」を見学する機会がありました。
場所は、同社の本社である小牧市になりますが、約5800㎡の敷地に10700㎡の延べ面積のスペースを6階建てで確保し、これからの先端技術の開発、すなわち新事業創出・新価値創造拠点として、まことにふさわしい施設であり、経営陣の高い志を感じることが出来ました。
実際に研究者に聞いたところ、新しい建屋ということで種々の工夫もあって働きやすく、研究活動へのさらなる意欲が湧き、職場全体が活性化してきたとの頼もしいコメントも拝聴しました。
テクノピア・・・新技術開発のユートピア、というネーミングに負けないように、これからの研究の成果に大いに期待したいと思います。
中に入って、ショールームを覗きますと些か風変わりな(独創的なというべきかも知れませんが)2階への螺旋階段が目につきます。ピンと来た方も多いでしょうが、ワトソン・クリック両博士のDNA二重螺旋を模したものだそうで、この建物の建築にあたって、研究者にもチームの一員として加わってもらいアイデアとして出してもらったとのこと。
その意気や良しであり、高名な分子生物学者でノーベル賞受賞者の先輩二人に負けないような研究開発が行われることを期待したいですね。
この研究所は本社と主要道路をはさんでいるために、歩道橋も併せて設置したのですが、地域住民の皆さんも使用できるように設計し、「うたづみらい橋」と名付けて小牧市に寄贈しています。
地域に愛され、そして誇りと思ってもらえるような拠点になるように、関係者一人一人が矜持を高くして業務に取り組んで欲しいと思います。
松本正義|
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2008年09月17日 14:04
リーマン・ブラザーズ証券破綻の衝撃
突然に衝撃的なニュースが飛び込んできました。米国の第4位の証券会社「リーマン・ブラザーズ証券」が経営破綻、米破産法第11条を申請との情報は、米国の金融界の大ニュースというだけではなく、世界経済にとってもインパクトのあるものでした。
1850年にリーマン3兄弟が設立した老舗の証券会社で、南北戦争後の復興を支えたことで知られ、世界に従業員2万5000人、総資産額は68兆円にも及ぶ巨大証券会社であっただけに、正直なところあっけないほどに経営が傾いたと言わざるを得ません。
米国のサブプライムローン問題に始まる金融不安については、実体経済に大きな影響を及ぼす可能性があるということは、わたしも再々指摘してきました。
以降幾つかの金融会社が破産、個人消費に関しても、不動産はもとより自動車などにも買い控えが始まり大きな影響が出ていただけに、舵取りを誤ると大不況に突入する可能性が囁かれていた中でのこの決断には驚かされます。
折しも大統領選の最中で、ブッシュ大統領及び政権中枢の官僚らはレイムダック状態であり、救済に向けて大きく踏み出すという賭に出るわけにもいかず、個別金融機関救済に本腰を入れなかったとするうがった考え方もあります。
しかし、救済協議が本格的に始まった12日から、結果的にタイムリミットとなった、米国市場が開く15日朝までに日曜日も含めて、関係する官僚や金融関係者のトップが集まって協議を重ねて即座に結論を出す、というダイナミックでスピーディーな動きには、さすがに世界の経済を司るメンバーと感じました。
民間金融機関側は、救済するのであれば公的資金投入を軸とする政府の関与無くしては受け入れられないと主張したのに対して、財務省や連銀は最後まで認めなかったと報道されています。
その結論及びその後の進展が正しかったかどうかは、これからの米国経済が証明することになりますが、バブルに踊った日本が、その後の不況期の対策に失敗して『失われた10年』と言われる期間を過ごしたことを思うと、良きにつけ悪しきにつけ米国の金融政策には、より一層のスピードと厳しさが必要となることは間違いのないところでしょう。
しかしながら、企業経営者としてただ漫然と見ているわけには行きません。既にこの対策に対し、全世界的に株式市場や為替、原油価格等での反応が浴びせられています。
その動向をつかみ、出来うる限りの対策を打つのが我々の責務であり、素早い情報分析のもとで経営戦略を立案・実行していきたいと思います。
松本正義|
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2008年09月17日 10:16
A SMALL LUXURY HOTEL (英国IRにて(2))
英国IRに行ったときの話ですが、かねてから泊まってみたかったホテル「Dorset Square HOTEL」に宿泊しました。
わたしが以前にヨーロッパ地域の責任者であったことはこのブログでもご紹介しましたが、そのときの事務所が、まさしくBaker Streetにほど近いこのDorset Squareでありまして、このホテルももちろんその時代から居を構えていました。
当時はホテルに泊まる必要性はありませんし、その後も気にしつつも宿泊する機会には恵まれませんでしたが、意を決して今年は宿泊して参りました。
写真をご覧頂くとわかりますが、中は清潔ではありますが見事なまでの英国カントリーハウススタイルの調度で統一されており、過不足無いサービスと相まって一種独特の心地よさを醸し出しています。
バスルームはモダンな設備ですが、大理石とマホガニーがふんだんに使われていて高級感が感じられました。
このベッドで寝たのかと笑われそうですが、なかなか落ち着いて良いものです。自分では似合っていると思うのですが如何でしょうか(笑)
宿泊費はリーズナブルであるために、ビジネスパーソンで定宿にしている人も多いようです。わずか1.5ポンドでContinental breakfast それもかなり上等なものが提供されますし、夕食もmodern English cuisine が定評のようです。
DORSET SQUARE はもともとクリケットグラウンドがあった場所であり、軽気球が初めて飛んだ場所でもありますが、その名残で木々が美しく、落ち着く場所にあります。
このホテルは、『CITY SANCTUARIES BY SMALL LUXURY HOTELS OF THE WORLD』という冊子でも紹介されていますが、それだけの値打ちのあるホテルでありました。
わたしが以前から宿泊したいと思っていたホテルはまだまだ他にもあります。チャンスがあれば是非利用してみたいものですね。
松本正義|
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2008年08月27日 14:29
北京オリンピック閉幕
北京オリンピックもついにその幕を閉じましたね。
開会式からして、大変にユニーク且つ大掛かりなものでしたが、その後CGによる花火の放映や子どもの口パク等ある意味「偽装」が表面化してしまい、名匠チャン・イーモウ監督の作り上げた壮大なスペクタクルも、結果として若干の批判を受けざるを得ない結果になったようであります。
さて、オリンピック、全く見なかったという人はいなかったと思います。特に日本は時差が少ないので、リアルタイムで熱戦を見ることができましたね。
こうなると実際に中国に行くより、家での観戦が最高とテレビの前で釘付けだった方も多いでしょう。
今回のオリンピックも数々の名勝負名場面を生み出してくれましたが、皆さんの印象は如何でしたでしょうか。
日本選手団の金メダルは9個、いずれも素晴らしいものでした。
・男子柔道で、堂々連覇の内柴選手 お家芸の面目を保った石井選手
・女子柔道で、こちらも堂々連覇の谷本、上野両選手
・女子レスリングもお二人が堂々の連覇、吉田、伊調両選手
・水泳の北島選手の連続二冠には賞賛以外の言葉はいりませんね
・日本を感動させた上野投手の3連投、ソフトボールチーム
こうやって結果を残したメンバーを見ると、やはり才能がある上に、さらに努力を人一倍に重ね、勝負への執念を強力に持ち続けた選手に微笑むということでしょうか。
日本選手以外にも活躍が印象深い種目も多かったですね、世界中が瞠目したジャマイカの稲妻、ボルト選手の100,200mの世界新での圧勝や、アメリカの天才スイマー、フェルプス選手の五輪新8冠達成、あたりが筆頭でしょうか。
しかし、世界新連発の陰に隠れていますが、「鳥の巣」と呼ばれる陸上競技場や水泳の舞台となった「水立方」などが、その記録の陰の立て役者であることも事実であり、人間工学、自然工学に沿った、中国の技術の驚異的な進歩を目の当たりにして驚きでありました。
そして「やり投」競技について少々。
日本の村上選手が決勝に進めなかったのは本当に残念でしたが、ノルウェーの貴公子トルキルドセン選手が五輪新記録で二連覇という結果でした。第5投目90メートル超の大投擲に対し、ピトカマキ選手は本調子が出ずに3位でしたが、実力ではいずれ劣らぬライバルの名勝負は、まだまだ続くことでしょう。
出場した選手を筆頭に、世界中の国や人々が、この夏季オリンピックのスローガン「One World, One Dream」の実現に向かって進んでいくことを期待します。
ところで、中国は北京オリンピックを皮切りに2009年中華人民共和国建国60周年の式典、2010年の上海万博の開催、2011年の中国共産党建党90周年の式典と国家的な事業が次から次へとつづいていくわけですが、是非バランスのとれた国家として発展していくことを祈念したいと思います。
松本正義|
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2008年08月07日 08:58
北京オリンピック開幕
まもなく、2008北京オリンピックが始まります。
第29回の夏季大会であり、アジア地区ではソウル五輪以来の夏季五輪ということで、徐々に雰囲気も盛り上がって来たように感じます。
開会式は、8月8日(金)午後8時8分スタート。中国でも縁起の良い数字とされる「八」を前面に押し出したと言われていますが、本音では、もう少し後の開催にして、冷房等の電力事情を少しでも緩和させたい中国当局と、主要国が夏休みとなり、視聴者の数を稼ぐことが出来る7月下旬~8月上旬開催を希望したIOCとのせめぎ合いでの決着という報道が成されたようで、中国のエネルギー情勢の一端を垣間見ることができる開会日程のようです。
人権問題や大気汚染問題といった中国国家に関する問題点がクローズアップされて、聖火リレーへの妨害行為や逆に過剰なまでの保護が報じられるなど、開催にあたっての紆余曲折は過去の五輪に比較しても大きく、ボイコット等の可能性もありました。
しかしながら、開催される以上は、参加する選手及び関係者が最大限の能力を引き出せるように、安心してアスリートが競える祭典として欲しいものです。
幸い、鳥の巣と呼ばれるメイン会場の北京国家体育場を始め、突貫工事ながら施設は見事に完成したようですし、選手村にすでに入った選手からも食事を含めて好評の声が上がっています。
日本とは、時差が一時間であり、リアルタイムでテレビ観戦することができそうですが、特に米国の希望で午前中の決勝の競技も多いようですね。
そのためかどうかは知りませんが、録画機器、特にハイビジョン映像を楽しむためにブルーレイディスクのHDDレコーダーが良く売れているそうです。些か、国内景気も先行きが不透明なだけに、内需喚起の起爆剤になって欲しいものです。
日本選手団の成績は、もちろん大いに気になるところであり、大活躍を期待していますが、競技としてわたしが注目する「やり投」。
昨年の大阪国際陸上で優勝し、このブログでも絶賛したフィンランドのピトカマキ選手が、一旦8/8~18まで他のフィンランド選手団と同様に日本は香川県で合宿を行い、時差等のコンディションを整えて北京に臨むそうです。
是非とも、金メダルをとって欲しいものですね。応援します。
松本正義|
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2008年07月30日 08:55
FORTUNE誌の『GLOBAL 500』
今年も恒例のFORTUNE誌が選出する『GLOBAL 500』という世界の大企業番付が発表になりました。
全世界の企業をその売上高(2007年度)の大きさでランキングしたものであり、企業の総合力を表すものではないとは言いながらも、気になる番付であります。掲載されることで、少なくとも規模として認めてもらうことはできますし、何より順位の上下でこの1年間の企業の成長を計ることができるので、毎年注目されています。
今回の、住友電工の順位は383位。残念ながら、少々順位が落ちてしまいました。
昨年が344位、一昨年は366位ですから、概ね順調であった当社の2007年度企業業績から考えるともっと上位がねらえるのではと密かに思っていただけに、結果に対しては若干失望しています。
簡単に分析してみると、結果はドル換算での順位だけに、例によって為替が大きく影響を与えているようで、他の通貨に対してドル安が進行する中で、円だけはさほど円高に振れず、結果的には米国と日本の企業の相対的な低下が目立っています。そして、両国の経済環境がやや不安含みであったことも事実でした。
国別のランキングでは、断トツの1位、2位の両国ですが、ユーロ圏諸国、中国を初めとする新興国等の企業の伸びを見ていると、グローバル化の一層の進展とその中で経営の舵取りをいかに行うべきか、年々当社を取りまく環境は厳しくなっているとため息の一つもつきたくなりますね。
ランキングの周囲を見渡すと、住友電工はドル換算で9%超も売り上げを伸ばしているのに、世界企業では二桁の伸びが当たり前で、インドの銀行のように40%以上伸びたような企業も散見されます。
老舗企業ながらランキング外に落ちた日本企業もあるようですが、まだまだこれから頑張って日本の底力を見せていきたいですね。
その中で、
1位ウォルマート 2位エクソンモービル 3位ロイヤルダッチシェル 4位BP 5位のトヨタ 今回はここまでが、当社規模の10倍を越える巨大企業グループです。(去年は5位にGMがありましたが、9位に後退しました。)
「上には上」の企業グループですが、仰ぎ見ることはできます。
去年も書きましたが、わたしたちが目指すGlorious Excellent Companyの実現に向けて、事業規模の拡大は住友電工グループの健全な発展のために追求すべき最重要なテーマの一つであります。
これからも、このランキングに掲載され続けるように、そしてさらに上位で掲載されるように、グローバルな視野のもとに、経営努力を続けていきたいと思っています。
松本正義|
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2008年07月02日 08:47
このブログも1周年を迎えました
昨年の7月2日に始まったこのブログです。さて、いつまで続けることが出来るかなと思っていましたが、あれよあれよという間に1周年を迎えることとなりました。
ご愛読頂いている方がどれほどかは不明ですが、事務局によりますと、このブログに関して統計をとっており、できた当初のブログ全体のアクセス数が約3万アクセス/月、昨今では5万アクセス/月で、ちょっとしたものです、とのことでした。ちなみに英語版もコンスタントに1万アクセスはあるようです。
情報化と一言で言ってしまえばそれまでかも知れませんが、こういったブログという簡単なツールを利用することで、全世界の皆さんに、わたしが日頃から考えていること、感じたこと、目標としていること、等々をダイレクトに語り述べることが出来るというのは、ほんの数年前でもなかなか思いつくことが難しかったマネジメントの一手段であり、情報技術というものは活用して行かねばならないものだと痛感しています。
時折、思わぬ知人から、「あれ見たよ」と良い意味でも(そうでなくても)言われることがありますが、折角書き綴る以上は評判になるような内容となるように努力したいですね。
頂いたコメントも興味深く拝見していますが、WEB技術を利用したインタラクティブなやりとりを行っていると、私自身が海外赴任中に苦しんだ情報の発信や収集が本当に簡単になったと痛感します。
立場上、主に住友電工グループの社員や関係者に向けてのメッセージが中心になるとは思いますが、外部に積極的に公開したいものは、これからもしっかり発信していきたいと思います。事務局も張り切っているようです。
「Glorious Excellent Company」すなわち当社グループの理想の姿の実現に向けてこれからも努力して参りますし、その途中段階でのメッセージを硬軟取り混ぜて、このブログに足跡として残していきますので、2年目以降も是非ご愛読をお願いします。
松本正義|
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2008年06月16日 09:39
IWCC サイモン・ペイトン氏の思い出(1) ~機中にて~
6月3日に成田を発ち、シカゴ経由ボストンに向かう飛行機の中で、この原稿を書いています。
米国の複数の大口投資家へ、当社の現状と将来の姿を、私から直接、定性的・定量的に説明し、Q&Aもしっかりと行って、納得頂いて株を保有又買い増して頂くための会議を年一回開催しています。
これはIR(Investor Relations)の重要な活動の一つであり、株主資本主義の社会においては、大変重要な社長の仕事のひとつであることは、以前にも再々このブログで申し上げました。欧州・東南アジア等にも、同様に定期的に出張して説明会を開いています。
日頃、日本におりますと、様々な仕事が次から次へと入り込んできますので、IR室から事前に手渡された分厚い資料には十分に目を通す時間が無く、ざっと一読しただけです。時間がたっぷりあり、しかも誰にも邪魔をされない飛行機の中で丹念にチェックし、どのように説明するか、そのストーリーを練り上げて行くのです。
さて、窓外は真っ暗でザーザーというジェット音しか聞こえてきません。周囲の乗客の方々も静かに過ごしているようです。時々いびきが聞こえてきたりします。
ここまで書いてきて、ふとこんなことを思い始めました。
「そうそう、先日のIWCC国際会議出席時のウィーンのドナウ川エクスカーションプログラムの船旅の報告をすることになっていたな」
「日が経つと印象も薄れてくるし、どうしようかな」
「内容は違うが、IWCCの専務理事を1984年から2008年まで勤めた旧友のサイモン・ペイトン氏のことを紹介するのもいいかな」
「幸いドナウ船旅時に、雲ひとつない青空のもと緑したたるヴァッハウ峡谷を二人で満喫している写真もあるし」
ということで、典型的イギリス人紳士(?)サイモン・ペイトン氏を紹介してみたいと思います。
松本正義|
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2008年05月08日 15:24
写真撮影(2008version)
昨年の7月に掲載しましたが、写真撮影を毎年1回行うのは、社長の務めの一つです。必要に応じてマスコミに渡して使ってもらったりもしますが、特に、公式の書類や当社グループの刊行物に使われたりするものについては、どうしても古い写真を使い続けるというわけにはいきません。
今年は2008年度のスタート早々に、新たな写真を撮ることにしました。
なぜ去年より早く撮影するのかと言いますと、新年度からの社内報に載せる写真が欲しいという要望があったようであります。当社の12 VISIONもスタートしたところであり、ちょうど節目として良いかも知れません。
社内報掲載に当たっては、少々それらしいシリーズ写真を載せていきたいとの要望であり、今回は撮影カット数もぐっと増えました。少々疲れましたね。
これも前回申し上げたかと思いますが、プロの仕事は大変です。
しかし、わたしも撮影されるプロになろうと、カメラマン始め関係者の言うとおりに淡々とモデルをこなしてみました。
服装は全部で3タイプ 通常のスーツ姿、夏期用のクールビズ、そして工場ユニフォーム姿です。
今回も立ち姿、座った姿に様々なパターンを組み合わせての撮影となったのですが、聞くところによると納入してもらった写真は最終的にデータCD10枚組200カットに及んだそうです。
今後公式写真にどれを使用するかは事務局任せですね。
折角ですから、幾つか代表的な写真を掲載しておきましょう。
例によって「ちょい悪」なカットもありますが、今年も残念ながら死蔵することになるのではないかと思います。

松本正義|
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2008年04月28日 17:13
有意義なゴールデンウィークを
日本ではゴールデンウィークが始まりました。
今年は、11連休という人もいるかも知れませんし、4連休が一度だけという人もいるでしょうし、休み方も多様なスタイルになっているようです。
もちろん、このシーズンはかき入れ時で休む暇もないという方々が多くいらっしゃいますが、感謝します。皆さんのおかげで我々は安心して楽しく連休を過ごすことができるのであり、心から御礼申し上げます。
わたしは、この期間を利用して海外のグループ会社やお得意先を廻ることを行うことも多いのですが、今年は比較的のんびりします。
・・・ということにしておきましょう。実態はここでは内緒にしておきます。
一人一人にとってみれば、大事なお休みです。
過去のブログで書いたように、古典に親しんだり、好きな絵画鑑賞を楽しんだり、語学の習得に力を入れたりするような知的活動の時間をできる限り持ち、もちろん家族サービスや趣味も含めて、有意義に過ごしリフレッシュして行きましょう。
松本正義|
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2008年04月21日 09:11
稲荷祭にて(4月第一日曜日)
住友電工は111年の長い歴史を持つ会社です。もちろん「住友」で考えると400年を越える歴史があるわけですが、住友の銅事業の重要な要素である電線を中心に据えて歩んできた会社としての年月にも、他者に誇りうる様々な事柄が地層のように積み上がっていると自負しています。
先達が培ってきた当社の強固な基盤に新たな花を咲かせるのが我々の役目であり、今後も一層精進していきたいと思います。
お堅い話で始めました。そういう伝統を持つ当社、厳密には創業記念日は4月1日だと思いますが、4月の第一日曜日を「稲荷祭」と称して、創業記念日及び安全祈願の行事を行っています。
我々の実際の事業遂行にあたり、特に現場においては、SEQCDDの最初「安全」(safety)を常に念頭に置くべきこととして徹底はしています。しかし、できる限り対策を行っても、設備や人間の行動には不安全な芽が隠れているものであり、ゼロへの挑戦は続けるにせよ、真摯な気持ちで神頼みも行っているのです。
グループ会社なども含めて様々な場所でこの記念祭は行われますが、住友電工では、特に3つの製作所(大阪、伊丹、横浜)にて、敷地内に設置されている稲荷神社にて、安全祈願を行っています。
わたしも毎年いずれかの製作所にて祭主として安全祈願を行っているのですが、今年は大阪製作所に行きました。
厳かな雰囲気の中、玉串奉奠を行いつつ、しっかりと稲荷の神に無事故であるようにお祈りをしました。
一般には稲荷神社は穀物豊饒を司り、商売繁盛の神様とされているようですが、お使いの狐も含めて、とにかく当社グループの安全を見守って欲しいと強くお願いを致しました。
創業祭の一面は筆を改めましょう。
松本正義|
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2008年04月16日 17:42
造幣局桜の通り抜け
松本です。
今回はわたし自身が直接行った話ではなく、特に写真や実際の状況は事務局からの報告によるものですが、ご容赦ください。
大阪の春の盛りの代表的行事の一つ、造幣局がその敷地を開放して行う、「桜の通り抜け」が始まりました。
新聞やTVはもとより観光案内等でも毎年大きく取り上げられるのでご存じの方も多いと思いますが、造幣局が作成したパンフレットによれば、明治の初めに藤堂藩の蔵屋敷から移植された里桜がその始まりで、明治16年の当時の遠藤造幣局長の「大阪市民とともに楽しもう」との発案で始まったそうです。
こういう地域貢献、CSRの考え方が、当時から息づいていたのは素晴らしいですね。爾来125年、戦時中の一時中止をのぞいて続いてきた大阪を代表する行事として定着しています。
本年も一般公開は、4月16日(水)から22日(火)の間に行われていますが、残念ながら私自身は行くことがかないません。いち早く通り抜けてきた事務局の写真を見て、心慰めています。
平成20年の「今年の花」は「普賢象(ふげんぞう)」であり、花の中から葉化しためしべが屈曲して顔を出す姿が普賢菩薩の乗る象の鼻に似ていることから名付けられた名花です。
局内に14本と比較的多いので、じっくり楽しむことができそうですね。
今年も、ずいぶん多くの方が訪れることになると思いますが、なにしろ数百メートルの間に125種370本の桜、主に八重桜であり、満開で咲き誇る姿がそこここで間近に見ることができますし、美しさを満喫できます。
午前中から夜9時まで門を閉じずに開放する造幣局に感謝するとともに、一人でも多くの方に一度は是非足を運んで実際に見ていただきたいと思います。
松本正義|
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2008年03月28日 09:07
沖縄訪問
ちょっと前の話になりますが、沖縄に足を運ぶ機会がありました。
3月上旬に沖縄と聞くと、特に財界の関係者でピンとくる方も多いと思いますが、この時期に行われるダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントに合わせて、多くの財界関係者が、沖縄に足を運びそこで活躍されている様々な方々と交流するのを恒例且つ楽しみにしているのです。
琉球放送とダイキン工業が主催するこの大会ですが、LPGA of Japan の新年度の公式戦スタートということで、華やいだ中にも競技にかけるプロの想いが伝わってくる大会で毎年熱戦となり、本年も横峯さくら選手がリードを守りきれず宋ボベ選手の初優勝で幕を閉じました。
さて、このイベントに関して、沖縄の方々の傾ける熱意には本当にいつも感心しています。大会そのものについてはここでは触れませんが、前夜祭的なイベントでは、参加された様々な方々から、現在の沖縄の状況や今後の方向性、将来性などについて、大変に有意義な話を聞くことができました。
沖縄県というと、とかく日本の南西端且つ特殊な地域性を持つイメージばかりが先行してしまいがちですが、景観やアミューズメントといった特色を活かした観光立国はもとより、人を始めとする様々な資源を有効に活用することで、是非とも新たな発展に繋げていって欲しいと心より願っています。
一極集中ではなく、様々な都市・地域が特色ある発展を遂げる日本であれ、というのがわたしの持論の一つであることは以前にも述べましたが、沖縄はその先駆けとなって欲しいものですね。
ところでこの大会はプロアマ戦が行われます。わたしも参加しました。
同伴してもらった女子プロは米山みどりさんでした。昨年のディフェンディングチャンピオンですが、ゴルフは勿論人格識見も立派なプロであり、本年も活躍をお祈りします。わたしの成績はブログでは公表しないと宣言しましたので敢えて記しません。
米山さんはトーナメントではプロアマ翌日の初日に出遅れて最終日の猛追むなしく18位でした。・・・・同伴者として少々責任を感じますね(苦笑)。
松本正義|
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2008年03月24日 15:46
大相撲にて
大相撲大阪場所が終わりましたね。優勝は4場所ぶりに朝青龍でしたが、会心の笑顔で賜杯を久し振りに受け取っていました。色々あっただけに感慨深いものであったでしょう。
その抜群の能力は誰もが認めるところだけに、これを機会に一層精進して、誰もが認める大横綱となることを期待したいものです。説教臭くなって申し訳ないのですが、まだまだその土俵上での所作を見ていると、力量にふさわしいとは言えないような行為、どちらかというと「ワルガキ」みたいな動作が多いようにも見受けられましたので、敢えて苦言を申し上げる次第です。
と言いますのも、休日のテレビ観戦はもとよりですが、ある方からお招き頂いて、中日に枡席で実際に相撲観戦を致しましたので、その感想でもあります。
相撲を生で見るのは独特の楽しみです。
異形の力士が、花道を悠然と歩いて控えに入り、呼び出しの声に合わせて土俵に上がり、四股を踏み、塩を撒き、にらみ合ってを繰り返すうちに、みるみる上半身は紅潮し、鬼神が乗り移ったかのような形相に。
立ち会い、両者頭でぶつかり合おうものなら、ゴツッという鈍い音が館内に響き、突っ張りや張り手の音に度肝を抜かれます。
勝負が付いた後に、徐々に力士の姿から闘気が消え、上半身がすーっと白くなっていくさまは、実際に見ないとわからない相撲観戦の醍醐味ですね。
贔屓の力士を応援し、人気力士の動きに笑い、横綱土俵入りに溜息をつき、熱戦に息を呑みしていると、あっという間に弓取り式まで終わってしまいます。
相撲は、見て楽しいスポーツであり且つ荘厳な儀式でもあります。比較的安い椅子席でも十分に楽しめますので、是非一度生の相撲を味わって頂きたいと思います。
松本正義|
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2008年03月03日 09:37
ダイヤモンドは燃えますが
松本です。今回のテーマはあまり深く考えずに気軽にお読み下さい。
皆さん、『探偵!ナイトスクープ』という番組をご存じでしょうか?
関西では非常に著名な長寿且つ大人気番組で、金曜夜の23時台という遅い時間帯の放映にかかわらず、軽く視聴率20%を超えるという名物番組ですね。大阪の朝日放送の看板番組です。
そのナイトスクープで、世の中で最も固く、カットしたときの美しさから宝石として愛され、天然では希少な材料であるダイヤモンドを使ったテーマでの放映がありました。
(この番組は一部地域では、まだ放映前の可能性がありますが、ご容赦下さい)
かわいい兄弟の依頼、『ダイヤモンドを炭として使って七輪で焼いて国産松茸を食べたい』という難問を、タレントの松村邦洋さんが探偵として解決するというものですが、なかなか面白い放映でしたね。
ジュエリーナニワさん、そして安積さんという美しい女性の方から宝飾ダイヤモンドの寄付を受けて、最終的に住友電工ハードメタルをご訪問。
我々住友電工グループとしてお迎えして、実際に松茸を焼く場所も提供致しましたが、何より工業用の人工ダイヤモンドを松茸が焼ける程度に頂戴したいとのことで、関係者は目を白黒させながら対応していたようです。
放映されたものを拝見しますと、上手に編集頂いて大変に興味深く見ることができましたが、ダイヤモンドの寄付の代わりにPRをお願いして、「住友電工ハードメタル」と番組で連呼頂いたのは、少々厚かましすぎて視聴者の皆さんに耳障りだったかも知れませんがお許し下さい。何分宣伝慣れしていない会社なものですから。
幸いに、放映以降、住友電工ハードメタルには随分お褒めのメールがあったようですし、子供さんの純粋な好奇心とダイヤモンドを燃やすという科学的探求心の双方をかなえたことで、評判も良かったようですので喜んでいます。
種々の掲示板やブログ等で「住友電工ハードメタル」をPRして下さった方も随分いらっしゃいます。この場にて深く御礼申し上げます。
ダイヤモンドの炎を見て、世界一高価な松茸も食べたわけですから、出演した小林君もますます燃えて仕事をしてくれるのではと大いに期待しています。
最後に、いろいろ皆さんの感想を拝見していると幾つか、疑問が残されているようですので、成り代わりお答えしましょう。
Q.人工ダイヤって普通の宝飾用と違うものなの?
そんなことはありません。人工ダイヤとはいえ、炭素が結晶した本物のダイヤモンドです。硬度も全く変わりません。今回提供したダイヤは、超大型のプレスの中で高温高圧状況を作り、炭素粉末を人工的プロセスで正真正銘のダイヤモンドにしたものです。
Q.ダイヤモンドが燃えた後はどうなるの?
ダイヤモンドは純粋な炭素ですので、燃えると酸化して二酸化炭素になって空気中に放散します。今回の実験に立ち会った者も、基本的に最後は何も残らなかったと言っております。
Q.松茸以外も焼ける?
あれだけのダイヤで時間的に15分はゆうに燃焼状態を保持していたそうですが、酸素を常に供給しておかないと消えてしまいます。逆に言うと相当に注意しないといけないので、他の食材(具体的にはししゃも)を焼くことも考えたそうですが、先生から油のようなものが垂れると危険ということで松茸だけに留めたそうです。
Q.あれだけの量(約500カラット)、価格でベンツ10台分と言っていましたが、そんなに寄付して大丈夫?
私も放映見てあまりの気前の良さに驚きました(笑)
実際は製品として売るとそういう値段でしょうが、今回のダイヤは加工前の段階で、それと番組では伝えていませんが、若干不純物が混ざったもの、結晶化がやや上手くいかなかったもの、等々の加工に手間がかかりそうなので当面保存していたダイヤモンドの結晶だったとか。
それでも決して安くはありませんが、知的探求心のため、科学のためですから、良しと致しましょう。
但し、今回のロケで全部使用して当面はそういうダイヤはありませんのでね。
「是非わたしにもください~~」はご勘弁願います。
松本正義|
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2008年02月19日 09:12
美術鑑賞の楽しみ(2)
英国ロンドンに責任者として駐在し、自前の事務所を市北西部、名探偵シャーロック・ホームズ所縁のべーカー街とは背中合わせの一画を買い求めました。
売り主はリヒテンシュタインの商人、建物は地上5階地下1階ジョージ王朝風の150年前の建物でした。二代前の所有はプロヒューモ事件で倒閣に追い込まれたマクミラン元首相の私邸でもありました。
事業から日々の職場運営に至るまで、自分流に陰日向無く努力しておりましたが、ガランとした部屋には何もなく、従業員の志気をあげるためにも内装に少しは気を配る必要があるのではないかと気がつき、もちろんじっくり考慮した上ですが、果断実行、えいっと清水から飛び降りたつもりで、売りに出ていた絵画を数点購入しました。
実を言いますと、社内の購入手続きは踏んだものの、その当時とはいえ結構な価格でありましたので、冷や冷やものだったのですが、幸いあまり文句を言う人もなく、ロンドンオフィスを飾ることになりました。当時はその絵を見るたびに、「新たにビジネスにチャレンジするぞ」という衝動に突き動かされたものです。
そういう気持ちになる絵画というのはどんなものかと言われそうですから、ここで一点だけご紹介しましょう。
社長室に飾っているMontague Dawsonの油絵「The North America」ですが、この帆船の専門家の絵は非常に人気が高く、特にこの1mを超えるサイズはなかなかなものです。現在の価値はご想像に任せますが、まあ良い投資だったのではないかなと自賛しても構わないかも知れませんね。
この画家の作品は他にも購入しましたが、個人的にはこの作品が一番気に入っています。
ロンドンの事務所は今では転居しており、絵画の利用が難しくなったものですから、こうやって日本に持ち帰って活用していますが、その他の絵も含めて十分に購入した値打ちがあったと思っています。
松本正義|
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2008年02月15日 09:46
美術鑑賞の楽しみ(1)
先日、ご質問を頂きましたが、人間の無限の潜在能力を発揮できる分野のひとつである美術一般の鑑賞は常に心ときめくものを感じています。絵画につきましては見るのは嫌いというわけではありませんでしたが、積極的に美術館に行くとまではいきませんでした。
転機とはくるべくしてくるもので、1985年から7年間の英国駐在期間に絵画に大いに興味を覚えるようになりました。
英国での駐在はいろいろユニークな経験を積むことができて、わたしの会社生活の中でも記憶に残るものでしたが、その中で美術鑑賞がなぜ楽しみになったか、その一つのきっかけは、以前にも書きましたが当社の亀井正夫社長(故人)であります。
現地の責任者ということで、幹部来欧時の世話役も大事な仕事になりますが、亀井社長は多忙なスケジュールを縫って、美術館を廻るのを楽しみにしておられました。英国は大英博物館、ナショナルギャラリー、パリでは、ルーブル、オルセー、そしてオランジュリー美術館と寸暇を惜しんでという表現より、時が果つるまでという言葉がぴったりなほど、お好きな絵の前にたたずみながら楽しんでおられました。
絵画知識も十分でない若い駐在員にとって、まず社長が専門的な領域に達していると思われる知識でもって解説され、あとご質問がくるとなりますとどう答えていいのかとても困ってしまいました。
社長ご帰国後、来年のご訪欧時には、対等に絵画論とまではいかなくてもなんとかお答えし誉めて頂くべく、各国の美術館を訪問しカタログを集めました。喜んで頂こうと自分なりに努力をしたはずです。
不思議なことに勉学の過程で絵画の良さがわかり始め、興味の度合いが深まっていったと言えます。
社長業はかなり多忙なものです。今はふと本物の絵画を見たくなり、家内を誘って美術館に出向くことがある程度です。
日本で開催される洋の東西を問わず世界の名作展示会は、いつも芋の子を洗うようなごったがえしが常であり、十分にその良さを味わうことができません。予約制など設けてじっくり鑑賞できるシステムがあってもいいのではないかと思ったりします。
ご質問に即した答えになりませんが、どの時代とか誰がとか、どの地域が好きとか決めているわけではないにせよ、英国での経験もあり、やはり西洋美術のルネサンス期以降印象派に至るまでの作品に、ことのほか親近感を感じることが多いようですね。
英国駐在時代には、「目利き」をする必要もありましたが、その話と目利きした作品は次回に廻しましょう。
松本正義|
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2008年02月01日 10:34
大阪府知事選が終わって
1月27日に即日開票された大阪府知事選ですが、全国の注目を集める中、橋下弁護士がその抜群の知名度を生かして、圧勝しました。
全国の最年少知事の誕生ということになりますが、若さ、清新さとともに、やはり従来の大阪府政に対する不満を上手に汲み取ったということなのでありましょう。
心からおめでとうと申し上げるとともに、おそらく考えておられる以上に辛苦の道であると思われる府政の長としての業務に、地道にたゆまぬ努力を以て精励頂くことを期待したいと思います。
太田府知事の不出馬宣言以降、知事候補選びは迷走をしていたわけですが、今回の選挙の投票率は前回の40%台から48%台までに回復したようであり、府民の関心が高かったのは事実であります。
橋下弁護士の圧勝について、様々な方が分析しているのを興味深く見ておりましたが、やはり大阪府民から見たときに政治の世界というものに対する抜きがたい不信感があり、情報の開示、行政のクリア化を望んだという前回の市長選と同じ構図があるのではないでしょうか。
投票された結果を見ると、ばらつきこそありますが、男女を問わずあらゆる年代、あらゆる地域で橋下氏の支持が高い状況であり、大阪府政の閉塞感が見て取れるものでありました。
平松市長誕生の際にも申し上げましたが、悠長に勉強というわけにもいかない緊急状態の府政です。 相当に辛口のコメントをされているようですが、府の職員や府議会議員の信頼を勝ち得て、大阪府のあるべき姿を明確なビジョンとして打ち出し、その共有化に向けた働きかけ・コミュニケーション強化を図ることで協力体制を作り上げることが必要であります。
世評、大阪府と大阪市は二重行政、縄張り争い等も絡んで仲が悪いと揶揄されていますし、推薦政党が異なる首長になったことで、その傾向が強まらないかとの危惧も聞こえてきます。
大阪に本社を置く企業の社長として、そのようなことがこれ以上表面化することは好ましいことではありません。
財政の悪化が続く中で、府も市も協力しながら、何が本当にするべきことであるのかを明確に打ち出し、大阪をonly oneの存在として輝くように支える努力をして頂きたいと思います。
松本正義|
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2008年01月24日 09:59
新年賀詞交歓会での紹介パネル
松本正義|
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2008年01月09日 16:45
新春を寿ぎ
皆さま、新春あけましておめでとうございます。
良いお正月を迎えられていることと存じます。
わたしは、年末に仕事で中国に参りました。1本16万円と聞かされた茅台酒を少々いただきましたが、さすがにこのくらいの酒になると風格が違います。
神韻縹渺と漂うお酒の雰囲気に酔いながら、思わず再度の「乾杯(かんぺい)!」を所望してしまいました。
関西の三が日は幸いあまり天気が崩れることもなく、それなりに良いお正月だったと思います。初詣そして墓参にも行きましたが、寒いなりに光も差し、新年にふさわしい幕開けでした。
1月4日の仕事始め以降、年始の恒例であるご挨拶廻りに伺っていますが、ブログにも精力的に書き込んでいこうと思います。
本年もよろしくお願いします。
松本正義|
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2007年12月28日 10:03
皆さま良いお年を
松本です。
7月から始めたこのブログも、なんとか年末まで続きました。
結構心待ちに読んで下さっている方も多いようで感謝します。
事務局に聞いたところ、住友電工のホームページが、この間に大ざっぱに言うとヒット数が20万回/月くらい増加したそうですが、いろいろ増加要因のある中でもこのブログの力は大きいですと・・・
どこまで本当か内輪の話ですからわかりませんが、それでもいろいろな方から「あれ読んでますよ」と言われて驚いたこともあり、情報化社会の進展の中で、主にグループ社員向けと言いながらも、情報発信の役割は一定果たすことができたかなと喜んでいます。
わたしは明日からお休みを頂き、新年は4日からスタート致します。
ブログもその間はお休みして、いろいろ当社グループの方針や戦略を考え、幹部への要望等もじっくり練る有意義な年末年始にしたいと思います。
皆さまも、どうか良いお年をお迎え下さい。
松本正義|
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2007年12月25日 13:11
カレンダー
年末押し迫ってきましたが、皆さん新年に向けての準備にご多忙のことと思います。職場では仕事の棚卸し、そして家庭では大掃除、心も新たに清々しく新年を迎えたいものです。
日本独特の風習ということではなく、年末に世界中で行われる大きな仕事の一つが、カレンダーの掛け替えでしょうか。我々の会社も事業が多岐に亘っており、グローバル化していることも手伝って、この時期は、様々なカレンダーを頂戴します。
社長室にも某社から頂戴したものが飾られていますが、時折目をやるとなんとも柔らかな雰囲気がありまして、私見ですが特に日本企業のカレンダーは他国に比べて質量ともに凌ぐものがあるのではないかなと思っています。
住友電工でも、長年に亘ってカレンダーをお客様向けに製作していますが、最近はスタイルも安定しており、環境に優しいエコカレンダーであるとともに、どのような用途にも使いやすい二つ折りのカレンダーとしています。
毎年、優れた作品を生み出している日本人画家、美術家を紹介していますが、本年は藤本聡さんというイラストレーターが、和紙という日本独自の素材を使用した「和紙アート」作品を12枚、各月にふさわしいものを選んでいます。
透過性のある和紙を使って、日本各地の風景を描いた作品ですが、透明感のある作品からは、本当に光が感じられるかのように感じますが如何でしょう。
自画自賛で恐縮ですが、比較的評判が良く、心待ちにして下さっている方も多いようで、本当に有り難いことと感謝しています。
2008年のカレンダーには、住友電工グループの誇る独創的な新技術を活用しています。非常に細かい粒子にした「銀」、ナノ銀と呼んでいますが、そのナノ銀をカレンダーそのものにコーティングしています。バクテリアやウィルスといった微細生物の繁殖を顕著に妨げる効果が持続することになるのです。
銀の抗菌作用を生かしたカレンダーというのは、おそらく世界でも初めてではないかと思いますが、こういった画期的な製品をお届けできることを嬉しく思いますし、使って頂くお客様に喜んで頂けることを心から願っています。
松本正義|
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2007年12月17日 10:17
雨の御堂筋
師走となり押し迫ると、いろいろ片付けることや準備することが多くなりますね。大阪の街もようやく冬支度と言った様相です。
12月にしては、やや暖かい日々が続いているようですし、ラニーニャ現象の影響か西日本は記録的小雨ということでありました。いわゆる地球温暖化現象による環境の変化がひしひしと現われているのかもしれませんが、非常に皮相的に見ると、寒さが厳しい方が景気には良いシグナルとなる可能性が高いと思いますので、本格的冬に向けて寒気の訪れを待ちたいと思います。
その、地球温暖化の問題については、また話す機会があるかも知れませんが、今回は以前にご紹介した淀屋橋の今の情景をご紹介しておきましょう。
さすがにイチョウ並木も相当にその葉を散らしており、丸裸になってしまった木も出始めていますね。全部で800本と言われるこのイチョウと御堂筋を見ると、計画時の関一市長(関市長の祖父)の卓越した大阪の将来像の描き方に畏敬の念を感じざるをえません。そして、戦時中に軍の供出からイチョウを守った大阪市民の誇りが伝わってきます。
当時の6m道路を一気に44mにまでに拡幅する事業がどれほど大変なものであったか、そして併せて、地下には地下鉄御堂筋線の梅田=心斎橋間が、東京銀座線に次いで日本で2番目の路線として開通しています。大阪の以降の発展は御堂筋計画なくしてはありえませんでした。
理想を掲げ粘り強く関係者に交渉したであろう当時の関係者に改めて敬意を表したいと思います。
大阪市長選が終わり、来春早々には大阪府知事選が行われます。平松新市長、新知事にも、大阪発展の礎となるような骨太で雄大なVISIONを是非とも描いて欲しいものであります。
この写真を撮った時には、まさしく「小ぬか雨」が降っておりました。昭和46年に欧陽菲菲さんが歌った名曲「雨の御堂筋」ではないですが、「いちょう並木は 枯葉をおとし 雨の舗道は 淋しく光る」というところですね。
松本正義|
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2007年11月21日 16:08
大阪市長選が終わって
11月18日(日)に大阪市長選挙が終わりました。
平松邦夫氏が、現職を破って、本当に久し振りに、助役からではなく、純粋に民間出身として市政のトップを預かることに決まりました。
心からおめでとうと申し上げるとともに、これからの大変に厳しい、おそらく茨の道となるであろう大阪市政改革に対して、地道にたゆまぬ努力を以て精励頂くことを期待します。
わたしは大阪市民ではありませんが、当社は大阪市内に本社そして主力工場を構えています。大阪は住友揺籃の地でもあり、今回の選挙に無関心でいられるわけもありません。
関西財界は、関経連を中心に関前市長の市政改革への取り組みを評価して、その応援にまわっておりました。任期中、本人は関与していないのに、不祥事的なことが噴出しましたが、それだけ真剣に問題点に取り組んだ結果でもあるわけで、過去の為政者によるヘドロのようにつもった負の遺産を処理しようとした功績には、多大なるものがあったのではないかと思っています。
しかしながら、民意はさらなる情報の開示、クリア化を望んだというのが今回の結果でありましょう。
投票率は44%弱。決して高いわけではなく半分以上が投票していないのですが、それでも最近まれに見る数字であったのも事実であり、特に無党派層からの平松氏への期待の高さが伺える結果でありました。
閉塞する大阪市の現況に対して、若くバイタリティーもある平松氏であれば、きっと打開策を見つけてくれるのではという期待に応えるために、準備するための余裕時間は決して多くはありません。
早急に、信頼できるブレーンとともに、大阪市のあるべき姿を明確なビジョンとして打ち出し、そのために行うべき一つ一つのプランを、あるべき姿(出口)とそのための道筋(時間軸)を明確にして、実行に移して頂きたいと思います。
もちろん、市の職員や市会議員の協力は得なければなりませんから、ビジョンの共有化に向けた働きかけ、コミュニケーション強化も当然必要であります。
キャスターとして名声を博した平松さんであれば、こういったことを市民が納得する形で情報開示しながら進めることができるであろうという暗黙の期待があるわけであり、そのハードルは非常に高いことは間違いありません。
わたしは、市長職は行政の素人には無理などと言うつもりは全くありません。むしろいかに清新な風を市庁舎に吹き入れてくれるか、本当に楽しみにしています。「大阪市は変わった、それも良い方向に舵をきった」と言われるような平松市政を見ることを、大阪に基盤を置く企業経営者の一人として心待ちにしています。
松本正義|
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2007年10月02日 09:38
社長室の窓から <2>
前回にお話しした土佐堀川沿いの風景は、川向こうに、日本銀行大阪支店、住友生命のタワービルや朝日新聞、フェスティバルホール、遠くには関西電力本店ビルを望むことができます。歴史古く由緒正しい建造物から最新の高層ビルまで、大阪を代表するユニークな景観であります。
しかし、眺めているに連れて、一抹の寂しさが感じられるのは、いろいろに新しく立派なビルが再開発されて建築されていくのですが、ただの賃貸のオフィスビルが多く、新たな本社ビルは殆ど無い、言い換えれば本社機能の東京一極集中が激しいという事実を突きつけられたように思えるからです。
新聞記者からのインタビューでは、なぜ住友電工は東京に本社を移転しないのかと良く聞かれます。大阪に本社を置いていて何か良いことはあるのか?と。
良いことは残念ながらありません、と苦笑して答えていますが、しかし、悪いことがあるわけでもないのです。
あれだけ大きな米国でも、様々な大企業の本社は集中しているわけではなく、各州に分散しています。わたしがトップと親しくしている3Mなどは、本社はミネソタ州セントポールの郊外ですが、世界的な優良企業であることは誰もが認めるところです。
当社グループの関係会社は国内外併せて459社あり、そのうち256社が海外にて事業を行っています。売上も利益も海外の比率が年々大きくなっており、この傾向は強くなりこそすれ弱くなることはなく、グローバリゼーションの流れに沿って発展していかねばなりません。
ICT(Information & Communication Technology)の高度化を考えると、本部は日本(外国でも良いかも知れませんね)のどこにあってもいいということになります。どこでもいいということであれば400年強にわたり「住友」を育ててくれたこの大阪で報恩をしていくのが正しい姿だろうと思っているからです。
そう思って考えると、この景色には大いに不満があります。
良く言われることですが、大阪には「緑地」「公園」が少なく、川も改善しつつあるといっても汚れており、そして景観の





