2008年07月23日 08:57

山形銀山温泉の旅


 昨年、株主総会を無事終えた直後に、仲良し四人組が夫婦共々、北海道釧路湿原に遠路足を伸ばし二泊三日の旅を楽しんだことは、このブログに掲載致しました。


 そして今年は、山形銀山温泉旅行を企画し、昨年同様株主総会終了後の7月5日から6日にかけて“なんでも放題”旅行を実行しました。
 四家族のまとまりと日頃のお付き合いの気安さから、言いたい放題、飲み食べ放題、そして遊び放題でありますが、ストレスの多い日々を過ごしているせいか、お互いの立場、気持ちを十分理解しており、お神酒もはいりますと話しは尽きず、とても有意義な旅行です。
 幹事役は順番で担当することにしています。


銀山温泉にて 日程の構成は大体決まっており、男性組には必ずゴルフがはいり、その間ご夫人がたは観光と相成ります。それ以外の時間は、夫人連共々名所旧跡を訪ねることにしています。


 今回のメインプログラムは、大正浪漫の雰囲気が漂う銀山温泉泊、400年の歴史があった銀山の見学、そして“五月雨をあつめてはやし最上川”の最上川下りでした。
 この芭蕉の「奥の細道」屈指の名句、実は、“五月雨をあつめて涼し最上川”がオリジナルで、長逗留した尾花沢での連句会にて、発句として主人の手厚いもてなしへの感謝を表現しており、それに応じた主人の“岸にほたるを繋ぐ舟杭”という脇句も、芭蕉の逗留をほたる<光>に見立てて洒落ています。


佐藤錦さくらんぼ狩り 我々も、もう少し舟杭に繋がっていたいところでしたがそうも行きません。
 夫人連は、他に佐藤錦さくらんぼ狩り、“閑さや岩にしみ入蝉の声”と1015段の石段を登りたどり着く立石寺(山寺)も日程にはいっており、大変タイトな内容でした。


 流石、私ども年代が旅に求める多様性を象徴しているようで、ただ苦笑するばかり。


銀山川をバックに ここで、銀山温泉について少し記してみます。
 花笠音頭の発祥地尾花沢にある銀山温泉は、川巾5~6mの清流銀山川の両側に木造の三層四層の旅館が14軒、軒を連ねています。こぢんまりとして長湯治もできる旅館もあり、日も暮れますとガス灯がともり、タイムマシーンに乗って大正時代に戻った様な気分になります。大正時代は勿論経験したこともありませんので、“本当か”と問われれば、確信をもって“Yes”とは答えられませんが、現代的でないことは確か。
 宿泊客が涼を求めて石畳を散歩する下駄の音が、部屋の中まで聞こえ、昔懐かしいかじかの声が、山あいの夏の夕べを演出してくれました。
 ちなみに、私どもは一番古い『能登屋旅館』に土曜日に宿泊しましたので、銀山温泉街が主催する正統花笠音頭の踊りを、銀山川にかかる橋の上で夜の更けるのを忘れて楽しんだ次第。
 以上、命の洗濯旅行の報告と致しましょう。

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2008年01月28日 09:42

倉敷にて


 ちょっと前ですが、倉敷にプライベートで行く機会がありました。
 自宅から比較的近いということもあり、センチメンタルジャーニーと書くほど大げさではありませんが、25年ぶりに訪問した倉敷という街は昔のままで殆ど変わっていませんでした。記憶の断片から紡ぎ出される強い親近感を感じてしまいます。


 今回、家内と二人でアイビースクエア等々、倉敷美観地区のそぞろ歩きを楽しみましたが、倉敷川に沿って、白壁やなまこ壁の屋敷や蔵を見ていると、月並みな表現ですが、江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になってしまいます。こういう古い町並みを保存するために懸命に努力されている関係者の方々には頭が下がります。


ロダン「カレーの市民―ジャン=ダール」(写真提供:大原美術館) さて、倉敷でわたしが是非とも訪問したかったのは、「大原美術館」です。
1930年に開館した日本最古の西洋美術の美術館ということですが、その名に冠するように希代の実業家大原孫三郎(現クラボウ第二代社長)により設立された美術館であります。
 門をくぐると本館正面右手のロダンの「カレーの市民」にまず圧倒されます。


 続いて入室すると、エル・グレコの代表作とも言える「受胎告知」はあまりにも有名ですが、セザンヌやモネ、ルノワールといった印象派、以降のゴーギャンやマティスひいてはポロックといった現代画家に至るまで、画家で親友の児島虎次郎に命じて、確かな見識のもとに集めた素晴らしい作品を中心に展示されています。


 一つ一つの絵をゆっくりと鑑賞しながら廻っていると、大原翁の圧倒するような強い精神力が伝わってくるようであり、「儂の眼には十年先が見える」と豪語されつつも、奉仕の精神のもとに社員を家族のように愛し、この美術館を始め様々な文化事業、社会貢献活動に精力的に取り組まれた実業家の心意気に触れることができたようにも思いました。


 ちなみに、美術館で疲れた足には、隣接するカフェ「エル・グレコ」のケーキとコーヒーで一息入れるのも良いかも知れませんね。


 CSR、フィランソロピー、メセナ等々企業の社会との関係を示す言葉は数多く、あちらこちらで訳知り顔に解説されていますが、実際にこれほどの社会貢献がなされている都市は、世界でも多くはないでしょう。
 ここ倉敷の街には、口先だけでない本物の社会貢献の心がそこここに息づいています。

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2007年08月23日 09:32

高野山の参拝と宿坊


 皆さん、夏休みは有意義に過ごされましたでしょうか。
 長い日本列島、盛夏とはいえ、日により地域により様々な天候に巡り会うものですが、今年は本当に暑かったとしか言いようがありません。
 この16日には、ついに74年ぶりに、日本最高気温が埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市で40.9度と塗り替えられました。
 異常気象と一言で片付けるわけにはいきませんが、それにしても飛び抜けて暑い夏でした。


 さて、わたしは家族と一緒に、夏休みに高野山に参りました。
 世界遺産にもなっているので場所を知らない人はいないと思いますが、和歌山県の北東部、海抜ではわずか1000メートル程度でありながら、金剛峰寺を始めとする弘法大師の修行の場、日本の仏教の聖地である高野山への参拝は、本当に素晴らしい経験でありました。


 奥の院に続く石畳を踏みしめながら、巨大な杉並木に抱かれ、苔生した古い墓石に刻まれた歴史を想い、あわただしく流れていく日常から解き放たれてゆったりとした気分に時の経つのも忘れるほどでした。


 遍照光院という由緒正しい宿坊に泊まりましたが、約1200年前に弘法大師空海上人によって開かれた天下の総菩提所で、多くの文化財を残す別格本山です。のんびりと湯につかりながら世俗の汚れを落とし、そして美味しい精進料理を頂戴しました。(ほんの少々、般若湯も頂戴致しましたが)
 下界と異なり、清涼と静寂の小宇宙に我が身を任せきりながら、写仏そして朝の勤行と私にとっては生まれて初めての所業であり、心から今精一杯生きていることの有り難さを感じることが出来ました。


 本当に良い体験でありました。参拝を勧めて下さったY様にはいくら感謝しても、し足りないような気持ちがしています。まだまだ、関西では残暑も厳しいですが、心身リフレッシュすることができて元気に仕事に戻ることができました。


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2007年07月20日 09:30

釧路湿原の美


 松本です。
 先日、書きましたように株主総会が終わり、株主様をはじめstakeholderの皆様に、改めて業務執行の精励を誓ったわけですが、結果としてプライベート時間もあまりないほどに多忙にしていたこともあり、家内も同行で総会終了後の週末を使って、北海道に小旅行に行ってきました。


釧路湿原

 いつも集まる気のおけない友人夫婦3組と一緒ですから、本当に楽しく過ごすことができました。たまに、こういう完全オフの日程を作ってのんびりするのもいいものです。
 今回の幹事のF夫妻には本当に感謝です。


 場所は釧路湿原でしたが、わたしには初めての場所。
予備知識も少ないままで、塘路湖、そしてのんびりと『くしろ湿原ノロッコ号』で塘路駅から釧路駅を移動します。
「ノロッコ」は「のろいトロッコ列車」の意味だそうですが、時速30キロくらいで移動しつつ眺める湿原の美しさ!

 あるときは壮大に、あるときは幽玄に、千変万化の移ろいを見せる佇まいは、日本で28番目(最後)の国立公園と認定され、そして日本で最初にラムサール条約登録地となった、この湿原にふさわしい美しさでありました。


 旧の1000円札に描かれたタンチョウヅルはこの湿原で撮影された写真をもとにしたものだと聞いていましたが、実際にその地に立って、初夏の美しい植物を見ながら、本当に感動した次第です。


 2日目は、良くあるパターンですが男4人はゴルフ。
わざわざ北海道でゴルフをしなくても良さそうなものですが、まあリラックスして軽口をたたき合いながらのゴルフも楽しいものです。


 スコアは語るのは野暮、「言わずもがな」ということに致しましょう。  
命の洗濯とまで大げさなことは言いませんが、夫婦で心身ともにリフレッシュできた2日間でした。


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松本正義Profile

住友電気工業(株)
社長 松本正義


1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。

趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もあるスポーツマン。

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