住友電工ホームへサイトマップお問い合わせ
製品情報会社案内プレスリリース株主・投資家情報研究開発CSR活動

広報誌 SEI WORLD 2007年

Home > 会社案内 > 広報誌 SEI WORLD > 2007年 > 02月号 > Information File - 001

SEI WORLD 2007年 02月号(vol. 353)

「高強度複雑形状クラッチハブ」、「粉末アルミ製ロボット用波動歯車減速機
部品」が日本粉末冶金工業会賞を受賞

 このたび、「高強度複雑形状クラッチハブ」と「粉末アルミ製ロボット用波動歯車減速機部品」が日本粉末冶金工業会賞の新製品賞・デザイン部門と奨励賞をそれぞれ受賞しました。

 日本粉末冶金工業会賞は、1979年度に粉末冶金工業普及事業の一環として創設され、今回で28回目となります。当社は新製品賞・デザイン部門での受賞は3年連続となります。今回の受賞製品について紹介します。

高強度複雑形状クラッチハブ(新製品賞・デザイン部門)

高強度複雑形状クラッチハブ
賞状

 当社は、コンパクトでかつ高負荷に対応できる自動車用6速マニュアルトランスミッション用クラッチハブを開発し、2005年12月より生産を開始しました。従来、複雑形状で高強度が要求されるクラッチハブは、鍛造品の加工が主流でしたが、コストメリットの大きい粉末冶金法の特長をいかし、金型構造・成形技術の改善と材料および製法プロセスの工夫により、焼結化に成功したものです。

 合金粉末を高温焼結することで引張強度800MPa以上の高強度を達成し、耐面圧強度が要求されるボス端面には高周波焼入れをおこない、要求特性を満足することができました。さらにCNCプレスを用いての粉末移動制御すなわちパンチの作動制御を実施して、上3本、下4本パンチと3本のサイドコアーから構成される難易度の高いクラッチハブの粉末成形を実現しました。

 今後、油潤滑用の穴を有する高強度複雑形状クラッチハブの拡販に大いに貢献できるものと期待しています。

粉末アルミ製ロボット用波動歯車減速機部品(奨励賞)

 粉末アルミ製ロボット用波動歯車減速機部品には、波動発生のための高ヤング率、低熱膨張係数、被削性の改善が要求されています。本製品の材料は、Al-Si-Fe-Cu-Mgであり、本開発合金では、FeとSiがヤング率を大幅に向上させる作用と熱膨張係数を下げる効果をもち、鋼に近いヤング率、熱膨張係数を示しています。また、急冷凝固効果とFeの複合添加効果により、初晶Si粒径が約3μmに抑えられており、溶性アルミ材を切削する際のチップの逃げ面摩耗量が約1/4となり、高精度切削が必要な本部品にとって量産しやすい材料となっています。

 この結果、減速機の部品に要求される軽量化への対応が可能となり、今後市場の拡大が期待されます。

 
焼結製品事業部Webサイト http://www.sei.co.jp/pmp/

焼結製品事業部

02月号トップへ
ページトップへ

(C) 2011 Sumitomo Electric Industries, Ltd.
サイトのご利用にあたって個人情報保護方針