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技術論文集 SEI テクニカルレビューJanuary 2010 No.176

溶融塩からのモリブデン電析

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論文概要

中低温でのモリブデン電析浴として、新規な溶融塩である塩化N-エチル−N-メチルピロリジニウム−塩化亜鉛系の溶融塩について検討した。本系の2元状態図を作製し、当モル組成で最も低い融点を示し、その温度は45 ℃であった。次に熱重量測定(TG)により、230 ℃で塩の分解が起こること、また150 ℃における粘性率と導電率はそれぞれ75 cP, 22 mS cmであると判明した。またカソードリミット反応は電析物のX線回折の結果から、亜鉛の析出反応であった。更に、ニッケル基板に対し、本浴に0.9 mol%の五塩化モリブデンと3.0 mol%のフッ化カリウムを添加した150℃の浴から電位0.01V vs. Zn(II)/Znで、および0.2 mol%の三塩化モリブデンと2.0 mol%のフッ化カリウムを添加した200℃の浴から電位0.08V vs. Zn(II)/Znで平滑な金属モリブデンの電析膜が得ることに成功した。

執筆者

新田耕司 / 真嶋正利 / 稲澤信二 / 北川 寛 / 野平俊之 / 萩原理加 /

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